2003年9月24日
議会改革案を提出しました!!

  姫路市議会に当選してはや5ヶ月、臨時議会を含めて3回目の議会を経験しました。本会議、委員会に出席し、議会の様子を見ていろいろ気づく点はありましたが、最初から改革を言っても成果が全くなければ単なるパフォーマンスになりかねないということで、当選後3ヶ月は、過去の経緯や議会の仕組みについて思ったことをメモするだけにとどめていました。たまに活動報告(日記)で、気づいた点を書いてきましたが、そろそろ声を上げる次期だということで、まず議会改革に取り組むことにしました。予め当ホームページをご覧の方には7月に議会改革に着手すると約束していましたが、ようやくといった感じです。

議会は会派を中心に運営されていますし、その制度については国会で働いてきた関係でその仕組み理解しているつもりですが、これまで取り組まれていなかった(賛意を得ていなかった)ことを改革するわけですから、会派中心で動くことよりも、市民に一番近い目線を持った議員ということで、新人議員の皆さんに声掛けしようと思いました。そこで、2003年4月に初当選した新人議員の勉強会"03(ゼロサン)会"の皆さんに提案すると、8人全員がいいことだから皆で取り組もうとすぐに賛成してくださり、党派に関係なく超党派で取り組むことになったのです。今回の改革案は、議事録の情報公開や議案説明資料の事前配布、政務調査費の領収書添付など普通の市民感覚として「当たり前」と思うことに限定して提案しました。

経緯 (現在進行形)

7月7日 ホームページで議会改革について着手することを宣言。議会事務局にも通知ならびに協力要請。
8月12日 議会改革案草案を作成。
8月26日 先輩議員への説明並びにヒアリング開始。以降、順次拡大。
8月28日 他先進都市(神戸=議会情報公開度1位/全国オンブズマン調査)の調査(個人視察)、江東区・京都市・三重・山口県会など他都市の様子もヒアリング
9月2日 定例議会召集。議会改革案の説明並びにヒアリングを更に拡大。
9月11日 03会にて正式提案。賛同者を募る。
9月24日 03会メンバー全員で、大倉議長に対して、議会改革案を提出。
9月25日 新聞各紙に掲載。
同日、大倉議長より、03会役員に対して「委員会資料の事前配布については、議長権限として市長に対して申し入れる」との回答
9月26日 大倉議長より会派に対する協力要請。代表者から「説明すべきの指摘は当然だと思う。ただし、新人に全会派を説得せよ」というのは無理と回答。協議事項として取り上げるよう要望。議会内は、「真実を伝えず、議論をねじまげる新聞記者に報道させたことが許せない」「(この案によって領収書を添付すると)これまでの議員が不正に手を染めていたと認めるようだから反対」との噂も。
10月1日 議会運営委員会

提出の様子 (9月24日)

細野議員より提出(左写真)。議会側は大倉議長、小椋副議長(市民クラブ)、今川事務局長、藤尾事務局次長が対応。
大倉議長から「真に前向きに検討を進めたい」との回答(右写真に私もいます)

新聞各紙に記事掲載 (9月25日)

9月25日、読売・朝日・産経・毎日・神戸新聞各紙の姫路(播磨)版に議会改革案提出の記事が掲載されました。
朝日新聞 読売新聞

毎日新聞

産経新聞

神戸新聞

資料

03会議員が議長に提出した文書@

姫路市議会議長
大 倉 俊 已 殿
議会審議の拡充と市民への議会情報の公開について

日々市政の発展にご尽力されておりますことに敬意を表します。 また、平素は私たち新人議員に対しまして、ご指導、ご鞭撻を頂き、ありがとうございます。
さて、私たちも5月1日の任期開始以来、本会議・委員会での質問を通じ、議案の審査、市政の調査等に取り組んで参りました。数ヶ月と短い期間ではありますが、その中で私たちが気付いたことがありますので以下申し述べます。

まず、議会での審議について、新聞等の報道はごく僅かで、市民の皆さんに私たちの活動があまり伝わっていないのではないかということがあります。「議会だより」の発行を通じた広報や本会議会議録の作成・公開が一定の役割を果たしているとはいえ、議論数ヶ月後の公開であり、速報性という点で充実しているとはいえない状況だと感じています。傍聴に来ればいいという意見もあるようですが、平日の昼間に議会を開催している以上、多くの市民の皆さんが傍聴に来られるわけではありません。
また、議案審査につきましては、本会議の総括的な質問・答弁を踏まえ、付託後引き続き行われる委員会審議で更なる深い議論が行われることが期待されております。本会議の質問・答弁内容について議員個人でメモを取るなど議論の把握に努めておりますが、正確な答弁を引用して委員会で議論を進める必要があり、全ての議論を把握することは議員にとって極めて難しく、公平な議論内容の速やかなる把握の必要性を感じています。

一方、委員会審議については、市民の皆さんにその審議内容が公表されておりません。内容を知る手段として、傍聴もしくは情報公開条例に基づく請求をしなければならないということは市民に開かれた議会とは言えない気がします。更に、その性質上、詳細な数値や資料に基づく議論をしなければならないことも多くありますが、議案についてのデータや資料が委員会当日に配布されたり、口頭で報告されたりするだけで、議論の深まりが見られないことが多々ありました。

更に、議員は所属する委員会以外の委員会に付託された議案についても、賛否を決めなければなりません。会派内で議論するのは当然として、全委員会の議論内容を総括的に知る手段がなければ、委員長報告ではじめて議論内容を知るということにもなりかねません。委員会は同時刻開催のことも多く、全ての委員会を傍聴できる訳でもありません。少数会派に所属する議員はなおさらのことです。
他方、近年特に透明性が要求されている政治とお金の問題もあります。私たちは議員報酬のほかに条例に基づき政務調査費を支給されております。いわば市民の税金である公金を使う権限を与えられているわけです。ところが、その使途については領収書が義務付けられていないなど、公金の執行として適当かどうか疑問を感じざるを得ません。

つきましては、上記に指摘した点を踏まえ、別紙の通り要望させていただきたく存じます。改めて申すまでもなく、私たち新人議員のみならず、議会制度の充実、市民の政治参画に寄与すると確信しておりますので、宜しくお取り計らい下さいますようお願いいたします。
姫路市議会議員

阿山 正人  井上 和郎  梅木 百樹  北野    実

久保井義孝  竹内 英明  西本 眞造  細野 開廣

03会議員が議長に提出した文書A(要望書)

要望書
1.本会議−会議録速報版の作成・公表
本会議の質疑・質問を引き続き開催される委員会審議に有効に役立てる為に、可及的速やかに本会議会議録の速報版を議員または会派に配付する。また市民に対してはホームページ、市政情報センター(市役所1F)等で公開する。

(現状)神戸市内の民間業者に録音テープをデータ化させる作業を委託しており、データに基づいて別の印刷業者に製本を委託している。次回の定例議会開会一週間前(約2〜3ヶ月後)に全議員に配付、市民にもホームページ、市政情報センター等で公開している。
2.委員会−会議録の作成・公表
委員会の会議録要旨を速やかに議員または会派に配付する。また市民に対してはホームページ、市政情報センター(市役所1F)等で公開する。

(現状)理事者側の提案・説明を含む全文の議事録については作成していない。議会事務局員がテープ起し等の手段で質問・答弁・要望事項のみを要点筆記している。事務局長・委員長の決裁を得た上で、記録文書として保存している。議員からは要望があった都度、閲覧・コピーさせるなどしているが、市民には公表していない。ただ、情報公開条例の公開対象にはなるとの認識はある。
3.委員会で配付される議案説明資料の事前配布
議案についての説明資料については可能な限り事前に資料を配付されるよう、議長より理事者側に要請していただきたい。

(現状)委員会当日の机上配付で議論の深まりが困難であると思われる案件が多々見られる。
例:姫路地域任意合併協行財政シュミレーション報告書、パブリックコメント要綱など
4.政務調査費−報告書への領収書添付
政務調査費については原則として領収書を報告書に添付するものとする。