Web版ひであき日記

2010年11月

  (未定稿)環太平洋連携協定(TPP)に参加すべき!
11/01 (月)

puri.gif 山陽電車姫路駅前。民主党朝の街頭演説。M代議士が副大臣としての職務の関係で今日も既に上京している。ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問したことを受け、外務省の対応も必要となっているのだろう。日本は軍事面においては憲法で「国際紛争を解決する手段として国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使」を否定している国である。これまで優位にあった経済の面で確実にロシアや中国との差が少なくなってきている。こちらが相対的に弱くなり、切るカードもなくなってきているということであろう。前者を変えない以上、経済で頑張るしかない。

その点で貿易の自由化を目指す環太平洋連携協定(TPP)への参加について、菅内閣で議論されている。国内農業を守る観点で、与野党ともに参加に賛否両論があるようだ。議論は大いに結構だが、資源がない貿易立国の日本の結論は決まっているはずだ。資源がないという同じ状況の韓国が輸出産業に力を入れ、サムスン電子などは日本の大手電機メーカーを既に先行している。自動車や電機という製造業が日本の経済を支えているのは疑いようのない事実。雇用もそれによって産まれている。農業の戸別所得補償もその流れの中にある。法人税率の問題以上に手をこまねいていてはいけない問題。木を見て森を見ずであってはならない。

その後、JRで神戸の県庁。県庁にほど近い花隈町の暴力団事務所近くで爆発物が爆発したとの報道。けが人はなかったというが、恐い話である。議会控室で新行革プラン3年目総点検について当局から説明。少し意見を述べる。

その後、姫路の事務所へ戻る。昼食は三宮駅で野菜ジュース。久し振りに日中の電車で寝てしまう。夕刻、下寺町の姫路商工会議所。青年会議所の地域経済活性化予定者委員会。正式には来年スタート予定の委員会のため予定者委員会なのだが、自己紹介などの後、早速委員会の目的、姫路城大修理中の城にかわる観光振興について議論。その後、懇親会。姫路城の修理は姫路だけでなく西播磨全体の観光にも影響を与える。西播磨で連携する必要もあるのではという認識で一致。

  (未定稿)更なる勉強が必要!
11/02 (火)

mail.gif 事務所で作業、来客対応。自治会のNさんと懇談。その後、事務所同ビルの浜さき。ざるうどん。


浜さきのざるうどん


その後、JRを乗り継ぎ神戸の県庁。県議会議会運営委員会を受けて会派の幹事会。その後、議員団総会。議運報告等の後、来年度予算編成に向けた要望、政務調査費全領収書添付改革にかかる会派意見について協議決定。

その後、ラッセホール。I知事、両副知事、財政ラインの幹部と会派役員の意見交換会。散会後も若手役員と知事とで四方山話。勉強になること多し。私も経験や知識量で足りない以上、勉強しなければ話にならない。改めて感じること多し。

  (未定稿)県立姫路商業高校創立100周年!!
11/03 (水)

hare.gif 文化の日。井ノ口の県立姫路商業高校。創立100周年記念式典に来賓出席。明治44年に姫路市立姫路商業学校として開設され、その後、兵庫県に移管されている。主催者の校長、同窓会代表、在校生代表の挨拶のほか、Y副知事、M代議士らの来賓祝辞やらの挨拶なども行われる。生徒の皆さんの規律ある立ち居振る舞いや式典に臨む姿勢が大変素晴らしい。普段からの生徒指導がしっかりされているのだと思う。

姫路商業高校の沿革など


県立姫路商業高校






百周年記念事業プロムナードひやくの上に立ち、在学当時を懐かしく振り返るOB・OGの皆さん


終了後、校舎前で小中の後輩から声を掛けられる。転任してきたのは知っていたが、本校1年生のクラス担任や部活の顧問として頑張っているようだ。式典で私が来賓として紹介されたので驚いたという。確かに来賓席は歴代校長や政治関係者などベテランの方が大半。50歳より若い人はいない。こういった世界は特殊。世間の目とずれないようにしないと。

その後、自宅。沙羅や来姫の義母と一緒に姫路城近くの大手前公園。近隣で集中的に行われている各種イベントなどを訪問。


鉄筋に覆われた姫路城



全国陶器市。出店している友人のKくんによると今日が一番忙しいという



ひめじ福祉祭り。ダウン症の皆さんの踊り披露も



昼食は福祉のブースで売られていた「たこ焼き」



ところどころに和装の人も。「和服deひめじ」時代衣装でおもてなし〜歴史融合通り大作戦〜と題したコムサロン21を中心とした取り組み。和服を着て姫路に出かけると店舗でも様々なサービスが受けられるという


和服deひめじのHP

その後、イーグレひめじ。地下に授乳スペースもあるので利用させていただく。その間に私は屋上へ。


ひめじ手づくりてんこもり市が開催中。多くの人出で大盛況。多くは若い女性。この層が姫路の旧来のイベントと並行して実施されているのは素晴らしい。スローソサエティ協会のK理事長と意見交換。



「sana mayu mayu」のステージも


その後、姫路菓子まつり2010へ。地元銘菓の販売や、砂糖や水あめで作った工芸菓子の展示も。


姫路菓子まつり2010匠の館



杵屋のお菓子『沙羅』をモチーフにした工芸菓子



夢のお菓子絵画展の表彰式も


このほか姫路城皮革フェスティバルや抹茶処などをまわると日も暮れ始めている。広畑の西松屋、アカチャンホンポで買物。

  (未定稿)総務常任委員会の管内調査へ!!
11/04 (木)

puri.gif 車で県庁。今日から2日間、総務常任委員会の阪神地区の管内調査の予定。

移動用のバスに乗り込むと新聞各紙が置いてあり、アメリカの中間選挙でオバマ大統領率いるアメリカ民主党が大敗したということが大きく報道されている。オバマ大統領の支持率を日本で調査すればいまだに高い支持率となるだろうが、アメリカでの評価は失業率など経済面で低いようだ。

ところで、中間選挙は11月2日の火曜日に行われたので今朝の報道となっているが、なぜ火曜日なのだろうか。調べてみるとアメリカの大統領や連邦議員の選挙日は、法律で11月の第1月曜日の次の火曜日と決まっているという。休日にするかどうかは州によって違うようだ。議員の投票率は日本よりもかなり低いらしい。自動的に投票用紙が送られてくるのではなく、事前に選挙人名簿に自ら登録する必要があるなど面倒だからでもあろう。投票するのは権利であって行使するかどうかは自由という国である。

まず、県庁に程近い神戸県民局。総務室・県民室・神戸県税事務所・ハーバーランド庁舎経営室の調査。県税事務所が行う県税収入見込みと県の行革プラン・財政フレームにおける県税収入の見通しとの乖離について意見を求める。聞いた私が間違い。ここで聞く話ではない。


神戸県民局の幹部の皆さん


他のベテラン議員から政令市と県のあり方について意見が出る。神戸県民局の存廃については新行革プラン策定の際に議論が出ていた。行政の企画部会案として提案されたが神戸市選出の議員を中心に強い異論が出て、結果としてなくなった。

神戸市民の県税納付額は多いが、行政サービスの多くは政令市である神戸市で実施されているという古くて新しい課題がある。前原代議士が政令市の県議不要論を昔取り上げて、政令市選出県議から総スカンを食っていた。県と政令市の役割について整理するだけの力ある政党や省庁は未だかつてないということで何も進んでいいない。もちろん中核市選出県議も大いに関係がある話である。

その後、神戸市東灘区向洋町の神戸ベイシェラトンホテルのアーケード。NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンターの“輝く私”神戸RICステーション。仕事と子育ての両立支援について。事務の内容詳細は同NPO法人のHPに譲るが、こうした社会貢献活動ができるのも外資系企業P&Gが財政面で後援しているからだろう。日本企業の社会貢献についてはメセナやスポーツなど後退している感はあるが、利益率の高い外資系企業などは余裕もあるのだろう。また、税以外でも寄附によって社会貢献をする文化が欧米ではあるという話も。しかし、姫路の学童保育の状況について神戸に比べて遅れているとの意見が寄せられているとの逆指摘を受ける…。




NPO法人【仕事と子育て】カウンセリングセンターの“輝く私”神戸RICステーションのHP

その後、尼崎市田能の園田競馬場。まず園田・姫路競馬を運営している兵庫県競馬組合の幹部から経営状況等について説明を受ける。今年は去年に比べて売上が落ち込んでいる。昨年は地方競馬最大のレースJBCが兵庫県で開催されたためという。







その後、競馬場へ行き、現場を見つつ質疑応答、意見交換など。


パドック



加古川「くつ下」・香美町「松葉ガニ」特別レースの看板。県内企業や市町等がスポンサーとなっていることがわかる。実は少しの商品を提供することでレースのスポンサーになれるという話も。





その後、尼崎市昭和通の尼崎商工会議所会館。阪神南県民局の総務室・県民室・西宮県税事務所の調査。



阪神南県民局の幹部の皆さん


所管は尼崎市・西宮市・芦屋市。芦屋市と西宮市は人口が増加傾向にあり、県内自治体の中で個人県民税1位が芦屋市と2位が西宮市と所得階層も高い。一方、尼崎市の人口は減少傾向にある。ベテラン議員から阪神南県民局と阪神北県民局をわける理由は何かという質問もでていた。中核市が2市あり、率直に事務は限られているという話も出ていた。行革の中で統合を考えるべきではないか。

また、県民交流広場事業を実施する校区の比率が低い西宮市についての指摘も。西宮市が既に公民館などの施設整備等を終えているからという理由が答弁されていたが、それならば無理に施設建設などを勧める必要はない。更なる議員側の指摘に目標まで明言されていたが驚いた。そんなものは不要である。

そもそも最終年度でも申請していないのにさらに二次募集や頼んで実施してもらっていることに違和感を覚えている。率先して目的をもって実施した校区とこれから頼まれたから計画する校区の内容の違いなど担当者ならわかっているはずである。

この予算は法人県民税の超過課税が財源であり、他の予算と経理区分されているとはいえ、貴重な県民の血税であることにかわりはない。「母屋でおかゆ、離れですき焼き」の論理と全く同じではないか。

終了後、先輩県議が県はお金があるなと自治会役員から指摘されたという話をされていたが、行革で人件費まで削っているのに。お願いして予算を使ってもらう事業なのか。行革で進めている事務費のインセンティブ予算(節約が善)の考えなどは実際は全く浸透していないのではないか。どうやらここだけではなく全県民局で同じ話のようで寂しい話だがこれが現実なのだろう。これで更に行革か…。本末転倒だ。

  (未定稿)県民交流広場事業の検証!
11/05 (金)

kocchi.gif ホテルを出発し、伊丹市下河原のNPO法人日本レスキュー協会。




救助犬の訓練の内容等について現場で説明と実践訓練を見学。また災害救助犬等の育成及び派遣等について説明や意見交換、パキスタン大地震の災害に派遣されたときのニュース映像なども見せていただく。当NPO法人は国や自治体等の補助ではなく、企業や個人の寄附や会費等で成り立っているという。





災害救助犬と警察犬の違いは特定の臭いを追うのではなく、人間の生体反応を探す能力が求められること



地震倒壊したビルを想定した瓦礫の山



瓦礫の中の生体反応を見つけ吠えて見事に被災者を発見



人懐っこい救助犬ラブラドールのリキ





その後、宝塚市栄町のNPO法人宝塚NPOセンター。


今日はサンテレビのカメラクルーが同行。議会広報番組の撮影



ボランタリー活動の支援や運営状況について説明を受ける


その後、宝塚市旭町の阪神北県民局。総務室・県民室・伊丹県税事務所の調査。伊丹県税務所の自動車税の滞納にかかる独自の催告の取り組みが成果をあげている。全県への拡大を提案。お金があるのに税を払わない悪質な事案に対してはタイヤロックなど厳しく対処すべき。


阪神北県民局の幹部の皆さん


その後、神戸市北区八多町の八多ふれあいのまちづくり協議会。県民交流広場事業を利用してつくられた「ふれあいステージ」の活用、大人と幼稚園・小学校・中学校の生徒との連携、文化祭実施の取り組みなどについて話を伺う。県民交流広場事業の成功例として賞もとっておられる。ここのような取り組みに使われている県民交流広場事業はその目的を十分に果たし、納税された方も納得して下さると思う。これまでで一番素晴らしかった。


県民交流事業を利用してつくられた「ふれあいステージ」での歓迎太鼓



ふれあいステージに隣接する茅ぶきの施設で説明を受ける



下校途中の子供たちで賑い、活用されているという「ふれあいステージ」


今年度の管内調査は全て終了。総務常任委員会に所属したのは今年で2回目だが、県下を2巡したことになる。各地の県民交流広場事業もみせていただいた。広域行政を担う県が本来市町の役割であるコミュニティー・校区単位に入って全額県費で事業を実施する役割にないことは既にわかっていること。小学校区ごとに1300万円の予算を確保するということ自体も無理がある。また、住民団体主導ではなく、市の公共施設改修予算に充当されているような事例が議会でも取り上げられていたが、こうしたことも駄目だろう。

しかし、そうしたことを抜きにして事業だけの評価をするなら、その予算の効果の地域差が大きいというのが実感である。今回のような大変意味のある成功例も多くみせていただいたし、一方で空き教室のようなところに大型テレビやカラオケセットがぽつんと置いてあったところもあった。見ていないところの差はさらに大きいと思われる。

県民交流広場全県オフィシャルホームページに下記のQ&Aがある。

Q.施設は整備済みであるため、活動費のみ申請できますか?
A.県民交流広場事業の助成は、施設整備を重点としつつ、整備された施設の利活用の立ち上がりを支援するため、補完的に活動費の助成を行っていることは前述のとおりです。また、県では、ソフト事業を助成する事業も別に行っています。
 このため、県民交流広場事業では、建物の工事や備品の購入といった整備がなく、活動費のみの助成申請はできません。
県民交流広場全県オフィシャルホームページ

つまり、既に施設があり、新たな施設等の整備が不要な地域でも施設整備を実施しなければ県民交流広場事業の活動費の助成もないということである。昨日の日記の末尾でも触れたが、昨日の西宮市のように施設が既に整備されているところは実施率が高くならないのは当然で、逆に申請しない西宮の実態は評価すべきである。

それでは施設があってもなお勧めるのか。予算があるからといってまた執行率が低いからといってなぜ事業実施(施設整備)のお願いに何度も足を運ぶのか。お願いして実施してもらう施設整備にどれほど多くの成果を期待できるのか。今年度が事業の最終年度で翌年の予算確保の必要もなく、執行率をあげようと努力するインセンティブは何か。私なりに考えたが、『財源を余らせてはならない』仕組みだからではないかという結論になった。

つまり、執行率が低くなり、財源を余らせると、『5年間の超過課税をする必要がそもそもなかったのでは』と納税者側から言われる可能性がある。この事業については収支を他の会計と区分する会計(特別会計)となっており、特にその財源は一般税率よりも高い超過課税分となっている。また5年間の徴収期間が定められ使途も特定されている。途中での軌道修正も難しい。

国の事業仕分などでも指摘されているが、使途が特定目的に限定される特別会計、余らせると過大だったと批判される超過課税の2つの問題点が絡んでいるのではないか。超過課税自体はほとんどの他府県でも実施しているだけに、法人納税者側に立てば、最終年度に施設設備の執行率をあげるより、これだけ使いましたと正直に報告するほうが誠実だと思うが違うだろうか。もしくは、新規に無理をするより成功している団体に追加の運営費を出したほうがよほど費用対効果は高かっただろう。超過課税を負担している法人納税者が全ての事業の検証することは不可能。納税者の立場に立つ議会の役割でもあったのだが…。

いずれにしろ、こうした5年間の超過課税を財源とするような特別会計型の事業実施にあたってはより慎重に導入の目的や事業予測、事後の検証をすることが必要だったと改めて思う。また、チェックする責任が県議会にあったということだ。

しかし、本体は財政難の本県で、潤沢な予算を使い切ろうと努力している特別会計があるのは本当におかしなことではないか。昨日も使ったが、塩爺のこの表現「母屋でおかゆ、離れですき焼き」。まさか本県財政にあてはまるところがあったとは。不覚。

移動の途中、企画県民部のY総務課長から県が発表した不適正経理等について説明を受ける。会計検査院の検査等により判明し、県独自でも調査したという。「預け金」「一括払」「差替え」などの不適切な会計処理が行われていたという。特に業者に対する「預け」がまだあったことには驚く。私的流用につながりかねない。

先輩議員曰く「議会にも批判が来ると思うが、チェックできるのか」。行政内部でこうしたことを行えないようにチェックする体制や仕組みををつくるよう求めたり、ルールを決めることはできても、実際の納品等のチェックは内部でしかできない。しかし、他県等での事件化が報道された後の平成20年度にも行われているのは驚く。

その後、県庁へ戻る。その後、姫路へ戻る。

  (未定稿)ビデオ流出問題に考える…
11/06 (土)

kouji.gif 自宅に来客。事務所へ行き作業。事務所のテレビが故障したままだったのだが、調べてみると事務所の雨漏りによる水滴がテレビ内部を直撃していた…。私が東京で使っていた20年前の14インチのブラウン管テレビを持って来たものの、画面が小さすぎて事務所には不向き。来年の7月に現在のアナログ放送は終了する。省エネ家電につくエコポイントも12月に入ると減るらしい。今月中が思案のしどころ。

そのテレビでは、尖閣諸島の漁船衝突事件のビデオのネット流出事件が大きく報道されている。情報管理もさることながらこのビデオの内容なら事件当初に公開しておくべきではなかったか。フジタの社員拘束が起こって以降は難しかったと思うが。いずれにしろこうした形でのナショナリズムの発露は、私の体験としては初めて。ユーチューブに投稿した名前もsengoku38。極めて政治的であり、APEC前の時期を選んでいる。また新聞やテレビという大手メディアではなく、ネットを通じた公表というのも情報社会の大きな変化を感じさせる。先日は警視庁の外事関係の機密情報がネット流出していた。内部告発というか合法的な手段ではなく、国家の情報が漏れるというのは恐ろしい。こうしたビデオの流出行為を賞賛する声も一定あるようだ。世が世なら軍政が待望されるかもしれないような状況でもある。政治主導の揺り戻しでもあるのだろう。政治に強さがなく、怖くもないから足下を見られている。政治主導への国家権力の移行期間に小沢外しで重しもなくしている。

しかし、改めて思うが、政治の世界の人材の枯渇は与野党の議論をみていても顕著。与党の支持率も減少しているが、野党の支持率があまりあがっていない。我が国に有為の人材がいないのではないはず。政治の世界に人材が入って来ない理由を次世代は考えないといけない。右肩上がりの経済が終わり、人口も減少傾向に入る中で、時間はそう残されていない。

この事件が大きくなったのは、前原前国交相という普通の国論者の対中観と仙谷官房長官という旧来の外交の担い手に知恵を借りていた人の考えがまるで違っていたこと。これまでの政権だったらすぐに国外退去としてして事件を大きくしなかった。今回曖昧にしてきたものを普通の国に一歩近づけたことは間違いない(下記リンク参照)。しかし事件に火をつけた前原前国交相は内閣改造もあって影響力を行使できなかった。無責任の謗りも免れないだろう。

時事ドットコム:Foresightコンテンツ−新潮社ニュースマガジン

  (未定稿)陸上自衛隊姫路駐屯地、創立59年記念式典!
11/07 (日)

kouji.gif 峰南町の陸上自衛隊姫路駐屯地。創立59年記念式典。式辞の後、M外務副大臣や事業仕分け人を務めた兵庫10区選出のO代議士らの来賓の祝辞。


松本たけあき外務副大臣



岡田やすひろ代議士





国会議員は与野党に関係なく全員来賓として挨拶をしていたが、整列している隊員を前に野党議員の尖閣諸島問題に対する強い政府批判の挨拶が強く印象に残った。観閲席の一部から拍手も起こっていた。この国は自由な発言のできる国であると改めて思う。

その後、観閲行進、訓練・装備品展示など。駐屯地は多くの人出で賑わっていた。


観閲行進の模様


その後、エサを全く食べなくなって入院中の実家の柴犬モモに黄疸が出てきたということで病院から連絡があり母や妹らと駆けつける。血液検査で肝機能の障害を示す高い数値も出ており、肝硬変の疑いがあるという。先生からは薬が効いたとしても肝機能の回復は容易でなく今後厳しいとの話も。


体重が落ちて元気のないモモ


モモは実家の旧の私の部屋で生まれ、現在11歳である。母は自宅に連れて帰りたいという思いもあるようだが、食欲がないので点滴を続けなければ危険である。人間にすると60、70歳ということだが頑張ってほしい。皆落涙。

  (未定稿)民主党に厳しい逆風!
11/08 (月)

puri.gif 山陽電車姫路駅前。民主党朝の街頭演説。尖閣問題でのビデオ流出事件後初の街頭演説ということで通行中の市民の皆さんの反応が心配。夏の参院選前に菅総理が消費税増税を持ち出した時、街頭配布したビラを目前でビラビラに破られたことがある。今回も知人からも厳しい指摘を受けた。当然だろう。今後も民主党の一人として厳しい批判を受け止めることになる。

その後、安田の姫路市役所。市議会控室を訪問。市議の面々に県行革について説明、懇談。その後、市役所内のいくつかの部署を訪問。意見交換など。決算が継続審査になっているようだ。来年4月には市長選もある。四方山話も。

その後、事務所に戻る。昼食にレトルトカレーLEE辛さ×20倍。その後、播但線等で神戸の県庁。各会派政務調査会長会にN政調会長、I副会長と出席。議会の議決対象とする基本計画等についてT政策室長らから説明を受ける。その後、控室。先輩議員と打ち合わせ。

その後、議員団総会。まずK副知事、A企画県民部長らから「新行革プラン3年目の総点検」について説明を受ける。質問等はいずれということだったが、県議の面々も収支不足がさらに拡大し、1645億円にもなるということには驚いていた。決算審査の際の財政状況の審査の際には収支不足が315億円に改善されていることを前提に給与カットの復元等の議論をしていたという。突然の下方修正に驚いていた。

  (未定稿)県収支不足1645億円へ再拡大の見通しを公表!!
11/09 (火)

kouji.gif 昨日公表された兵庫県の第2次新行革プランについて、神戸新聞の一面トップで大きく報道されている。現行の新行革プランを進めても収支不足がさらに拡大し、1645億円にもなるというもの。新行革プランの実質初年度の収支不足が1200億円だったが更に拡大している。後日詳細を書くが、プランの実行で315億円まで縮まっていたはずがとんでもないことになっている。

第2次新行革プラン(企画部会案)の概要
第2次新行革プラン(企画部会案)の全体版

歳入増の想定が見通し通りいかなかったことが主な原因と記されているが、公表案の冒頭には国への責任転嫁ともとれる原因が書いてある。国の成長率見通しが小泉内閣以降間違い続けてきたことは誰でも知っており、県議会でも何度となく指摘し改善を求めてきたはずで話にならない。私がこれまで何度となく警告してきたことは関係者はよくわかっているはずである。下記の予算委員会での質問以前から、新行革プランの策定時には行革特別委員会でも見通しが甘いと指摘してきた。政権交代で交付税が増額され一息ついたはずが、再度の歳出削減が必要となった。

財政フレームの見直しについて(県議会予算特別委員会平成21年3月4日竹内質問と答弁)

国の交付税特別会計の借金は33兆円と返すあてもなく増え続けているが、国の地方財政計画を補完する役割の地方交付税とはいえ国税の一定比率を集めたものにすぎない。税率でも変えなければ国税と地方税の増減傾向に大きな差があるはろうはずもない。先送りの手法は結果として次なる世代に更に大きなつけとなる。収支不足の再拡大はそれを意味しているのではないか。今手が付いてない退職給付にしても今後どうなるかわからないということだろう。行革審で民間企業の経営者の方が「リストラや給与カット等の改革は短期集中型にしないとモチベーションが戻らない」という趣旨の発言をしておられたという話の説明を受けたことがある。県民局の再編等を含む大ナタをふるい県民の方にの目に見える改革をする必要も感じる。今回、全国紙の報道と神戸新聞の報道量の差が非常に大きいことに驚いている。県民の方にあまり知られないまま終わりなき行革が続くことを懸念する。

終日、諸活動。昼食は白浜のローソンでピザまん、野菜ジュースなど。夜、高校の同級生Mくんと夕食懇談。

  (未定稿)平身低頭…
11/10 (水)

puri.gif 終日、諸活動。多くの方と懇談、意見交換。話をしていると必ずのように民主党、菅内閣の話にいきつく。八ッ場ダムの話までされるともはや黙るしかないほどである。平身低頭。昼食はセブンイレブンでカレーまん、野菜ジュース。

夜、姫路キャッスルホテル。青年会議所の卒業例会の準備。その後、東雲町の支援団体の会合へ参加。民主党に大変な逆風が吹いていること、失った信頼は簡単に回復しないこと、統一選への影響も甚大なこと等について説明を受ける。まさにその通りであると思う。その後、ホテルへ戻り、卒業生例会へ出席。卒業生それぞれの味のあるスピーチが聞けた。終了後、北条のMUA。卒業祝賀会の受付事務など。民主党の話のほかは市長選の話題が多い。県の行革については言及がない。少し寂しい。


  (未定稿)民主党に対する厳しい声!
11/11 (木)

acchi.gif 終日、市内を中心に諸活動。ここ数日ある件で企業の方々を中心に話す機会が多いのだが、参院選後半の消費税の時よりも明らかに民主党に対する批判が強まっている。ビデオを流出させたとされる海上保安官についても話題になっているが、英雄視されているようだ。腑に落ちない話だが、世論が大きく動いているということだろう。こうしたことが評価される原因をつくったのも全て結果責任。

しかし、政治主導下における幹部公務員と政治家の責任のあり方について、この際一般論を言って何の意味があるのか。早速、野党やメディアに大きく批判されている。こうした民意とかけ離れた話が出るたびに血圧が上がる。直接有権者と接する機会が多い民主党の地方議員は批判を一身に受けているだろう。意見を聞き伝えることぐらいしか何もできないが、しっかり体制を立て直してほしい。昼食は五島軒のレトルトカレー。

今日で沙羅が生まれて丸3ヶ月。すくすくと育ってくれている。今日は疲れて沙羅が風呂に入る前に先に寝てしまった…。実はこの間夜泣きがあっても私の目が覚めることはない。眠りが深いのか、無神経なのか。私はほとんど役に立たず、出産時についで再び応援に来てくれている義理の母におんぶに抱っこの状態である。首長の育児休暇の話題も出るが、批判があっても率先してやろうという姿勢は良いと思う。

  (未定稿)感謝!
11/12 (金)

puri.gif 終日、諸活動。訪問を中心に、来客、陳情・苦情対応など。民主党は期待はずれという厳しい声をいただくこともあり今日も平身低頭。そんな中でも応援してくださる方も多い。活動はもちろん資金面でも応援して下さる方もいる。多くの人に応援していただいている。改めて感謝。

昼食は事務所で大根おろしをたっぷりかけた夢前町産の細うどん。この大根おろしの辛いこと。辛味大根ではなく、普通にスーパーで売られていたものということだが、食後1時間ぐらい口がしびれていた。驚きの辛さである。


夢前町産の細うどん


夜、JRで神戸の元町。捲土重来を期すMさんを囲む会。懐かしい面々と当時を振り返る。Mさんの近況報告も。先輩県議や国政、報道関係者らも合流するなど盛り上がる。国政は混乱しているが、しっかり前を向いて頑張ろうと意識合せ。

  (未定稿)秋のイベント・行事へ!!
11/13 (土)

puri.gif 沙羅を連れて山田町の姫路市農業振興センター(旧園芸センター)。姫路市農林漁業まつり。姫路の農林水産物の展示即売のほか、鳥獣被害対策のPR、鳥取県の物産PRのブース、地元自治会や婦人会などのお好み焼き、焼きそば、イカ焼きなどの販売コーナー、ふれあい動物園、子ども木工教室、紙飛行機大会なども。会場周辺は午前中船津交差点から渋滞。毎年人気が高まっているイベントである。

大根や白菜など地元産の野菜などを購入したほか、捕獲した鹿のハムなどを試食。


農業振興センター



多くの人で賑わっている



漁業のブースも人気



花の販売も


その後、播磨国総社。ひめじ祭り「霜月大祭」。神姫ひかり幼児園の園児の皆さんによる和太鼓、よさこいソーランの披露。I市議が最前列写真撮影をしている。お子さんも参加しているようだ。七五三の日ということもあり、着飾った衣装の家族連れも多い。


和太鼓披露


その後、大手前公園へ。「姫路食博2010」が開催中。入るなり見える大行列に驚く。前年までの規模より格段に大きく、参加者も多い。今回は『B-1グランプリ出展団体コーナー』があり、今年の厚木大会にも出展した全国の有名ご当地グルメも。ひるぜん焼きそば、津山ホルモンうどん、黒石つゆやきそばなどなど14団体が参加している。


メインステージでは佐用町の新キャラクター「コロたん」がお披露目中。佐用の新名物「鹿コロッケ」は人気で既に売り切れていた。残念。



ひるぜん焼きそばと人気を二分していた大行列の津山ホルモンうどん



黒はんぺんと魚粉が特徴の静岡おでん



青森県黒石市の黒石つゆ焼きそば。ソース焼きそばに和風出汁をかけている。まさにB級だ。



千姫様との記念撮影コーナーも。ボランティアスタッフの方に撮影してもらう



多くの人出でも会場は落ち着いており、こうしたステーションの確保でゴミも散乱していない


会場の多くの人出や賑わいに正直テンションが上がる。会場で竹内さんの得意分野とある市議に声を掛けられたが、個人的な趣味もさることながら街の賑わいに資するというのは嬉しい。B−1グランプリ誘致が早くも効果をあげている。賑わいの裏で食文化協会や行政関係者などが汗をかいていることも知っている。感謝したい。今後も来年のグランプリ開催まで五月のプレイベントなどが予定されているが、様々な課題を乗り越え、食文化を通じた街おこしにつなげていきたい。

その後、下寺町の商工会議所。姫路西高同窓会「白城会」の総会。その後、卒業生で元フジテレビプロデューサー、芸能事務所ワタナベエンターテインメントの会長である吉田正樹さんの講演会。「笑っていいとも」をはじめ、「めちゃ²イケてるッ!」「笑う犬の生活」「爆笑レッドカーペット」などを担当した業界の有名人である。講演では「トリビアの泉 」のスタート秘話なども話されていたが、姫路西高や日本社会、姫路の観光についても言及される。


姫路西高30回生の吉田正樹さんの講演


まず最近の日本社会の競争力低下について。東京の社会で生きていると、慶応幼稚舎からエスカレーターで慶応大学を出て親の会社を継ぐといった世襲社会があり、一定の安定した社会を形成している。こうした恵まれた階層では、東大をはじめとする国公立大学に行くより、青山学院や慶応大学に幼少から入っておき、人脈形成をするほうがいいという考えが支配的。東京の上流階級には、競争をせずとも安定した生活ができる世襲社会があり、貧富の差が固定化してきている。こんな日本社会では中国などの競争社会で生きてきた人たちと勝負をしても勝てない。

また、近年のアジアの芸能市場では、韓国が市場を席巻し、日本は二流の扱い。日本でも韓国の人たちの活躍は知っているがアジア全体でそう。家電分野でも韓国が先行してきているのは芸能文化を通じて若者に韓国が先進的な良いイメージを先行させている効果が間違いなくある。戦後の日本の若者がアメリカの映画や音楽に影響を受け、アメリカの生活文化に憧れを抱いたように、ベトナムや中国の若者の中で韓国のダンスや音楽、韓流スターに憧れがある。日本が技術で先行してもイメージというもので巻き返されるのである。日本がカッコ良いと思わせないと買ってもらえない。

姫路もかっこいいと思わせないといけない。私が姫路出身と何度も言ってきたのに、神戸出身とテロップで間違われた。東京では兵庫というと神戸なのである。姫路は放送局も新聞社もない。自前で発信する手段がない。姫路の食博も行って来たが、個々のステージは面白いが、少しばらばら。プロデュースする側が目的をもって意図して企画することが大切。また、姫路城が閉ざされるのはいい機会と捉えるべきである。一度城を忘れたほうがいい。アメリカのミッキーマウスをみてほしい。アメリカにどれほどのお金を支払ってきたか。ただのネズミである。これからはベトナムや中国にモノを売るよりサービスを売っていかないといけない。iphone等で成功を収めているアメリカ・アップル社の経営者スティーブジョーンズの話「stay hungry stay foolish(ハングリー、馬鹿であり続けろ)」ではないが、何もないところから始めるべきだ。

東京大学法学部に入ったが、姫路西高は基礎学力が高くても活かしきれていない。姫路の人は焼もち焼。人が成功しても否定から入る。総理大臣を出すとか、野球のイチローのような人が出るように偉い人を素直に応援しようという雰囲気がない。坂本龍馬にしても当時は土佐藩内でも当時は馬鹿なことをいうと思われていたが、100年後大河ドラマにまでなっている。バカに見えても皆で応援しようという雰囲気が大切。東京白城会に参加し、後輩らの就職等の相談も受ける。野心や夢を持って頑張ってほしい。これから映画に進出することも考えている。姫路で何かあれば協力をお願いするかもしれない(文責竹内)。


その後、例年と少し趣向を変えてフルート演奏


その後、懇親会。少しずつ若手の参加も増えている。私も挨拶の機会をいただいたので、活躍する同級生の一人を紹介。日経新聞2010.8.5付けの「経済教室」という大変大きな記事に講師として出稿していた一橋大学准教授の野間幹晴くんである。先輩方も後輩の活躍振りを聞き、大きな拍手をしてくださった。今日の講演ではないが、頑張る人を応援する世の中にしたい。

その後、実家。沙羅のお食い初め。こんなイベントがあることすら初めて知った(笑)。関東では多いのかな。


もちろん飾るだけで沙羅が食べることはできません



ぐっすり眠っています



昨日退院した実家のモモ。お裾分けを少し口にするなど少しだけ元気が戻っています。頑張れ!!

  (未定稿)福岡市長選、大敗!!
11/14 (日)

kouji.gif 福岡市長選挙で民主党推薦の現職が敗れ、元民放アナウンサー(36歳)の新人が当選。自民党と公明党は推薦していなかったが、当選した新人を実質支援していた。驚くべき大差での敗北である。国政と地方政治は別ではなく、政権に対する批判が明らかに出ている。候補者としてはどうすることもできなかったと思う。運命とは言え可哀想だ。

しかし、36歳で政治経験もない政令指定都市の市長の誕生には驚く。私と同じ年齢である…。千葉市長選挙で31歳の若手市議が当選した例はあるが、収賄容疑で現職市長が逮捕されたからであり例外的だった。今回の新人の場合、祖父が大分県豊後高田市の元市長であり、「日本に夢と希望を与える政治家になりなさい」と言われていたという。凄い話である。

  (未定稿)来年度の予算編成に対する知事申し入れを実施!!
11/15 (月)

puri.gif 播但線で姫路駅。山陽電車姫路駅前で民主党の朝の街頭演説。県の第二次行革プランについて話す。

その後、JRで神戸の県庁。県議会控室で会派の幹事会。その後、会派の全議員で来年度の予算編成に対する知事申し入れを実施。会計検査院の調査で見つかった県の不適正な会計処理について再発防止策の徹底等を求める。


会派の中田幹事長より井戸知事に対して申し入れ書を手交



永富政調会長から個別り予算要望について説明


さらに議員から知事に対して追加要望。その後、知事から回答等が示される。

その後、昼食に長崎の出前弁当。その後、議員団総会。会派調査行程の提示など。その後、記者クラブ。当初予算編成に対する知事申入れに係る記者発表。記者の皆さんの質問に私も補足回答。

その後、東播用水土地改良区の理事長ら役員から事業の説明を受けた後、意見交換。




その後、国の予算編成等に対する兵庫県の提案資料を受領。九州新幹線みずほ・さくらの姫路駅停車についても含まれている。知事に直接要望した事項でもある。みずほについては政令指定都市に限定という厳しい状況だが、観光面では是非とも停車がほしいところである。

その後、他党関係者、県関係者らと夕食懇談。ショッキングな話も。その後、姫路青年会議所の委員会役員と来月の委員会の下見を兼ねて訪問など。

  (未定稿)諸活動!
11/16 (火)

puri2.gif 午前中、諸活動。党派大逆風だが、そんな中でも大変力強い私に対する支援の話も。感謝。昼食は友人のMくんと神屋町の三好でオムそば。美味。




連合姫路地域協議会。A事務局長と懇談。県行革の話題も。その後、中播磨県民局。陳情。その後、企業訪問など。

夜、事務所でFさん、Sさんよる演奏会の練習。Fくん家族、Yくんらと見守る。その後、実家の母や妹らも参加しての懇談会。

  (未定稿)県議会総務常任委員会!!
11/17 (水)

puri.gif 沙羅、19日の生後100日を前にBCGの接種。大声で泣いたそうだ。Rによると、見るからに痛そうな注射だったという。

神戸の県庁。県議会総務常任委員会。まず先日明らかになった「預け」などの不適切な経理処理について説明がある。実態の調査はこれからという。「預け」が経理担当者の独断で可能だったとすれば問題で、更に大きな問題につながりかねない。また、業者もおかしいと思っていたと思うし、県には監査制度もあるが、会計検査院という国機関の指摘がなければわからなかった。そもそも使い切らなければ翌年以降予算が減らされるということもあろう。いずれにしても再発防止策が重要。単年度予算主義の弊害を回避するために明許繰越という制度があるが使いやすくするのも一案であろう。

その後、県民交流広場事業の現状についても説明がある。先日当日記で書いた通りの論理で質問。県下829小学校区の同事業の実施率は76%となっている。市町ごとの実施率を尋ねると、100%実施の市町も多くある一方で30%未満の西宮市や加古川市というところも。最終年度で実施率をあげようと現場は努力しているが、そうであってはならない。施設整備や備品購入が必須の事業であるため街づくりの拠点が既にある地域では必要ないところもって当然である。予算上は一律に確保しているかもしれないが、実施率をあげることを目標に事業をお願いするなど本末転倒である。と私の後で他党のベテラン議員も同じ趣旨で質問された。実際多くの議員がそう思っているし、担当の方も大きく頷いておられたのでよく理解されていると思う。しかし、指摘するのが1年遅かった…。

その後、ファミリーマートで買い求めた富士宮焼きそばまん、ファミチキ、野菜ジュースを立ち食い。その後、県議会控室で某代議士秘書、他都市の県議選立候補予定者と面談。県議会の状況について話す。私も若手とはいえ政治歴の年数だけをとれば古株のようになってきた。今の若い人たちにとれば発想が古いかもしれない。

その後、幹事会および会派内行革検討委員会。会派意見の申し入れ案について協議。収支不足があり、財源がないというなら歳出削減か歳入確保かいずれかの施策をとるしかない。適正な歳出規模というなら県民に独自の歳入確保をお願いすべきだが、他の自治体ではむしろ逆に減税を取り入れるところが出てきている。愛知県知事選挙の争点にもなるようだ。増税を持ち出した参院選時の反発は私にも予想以上のものだった。減税をとても言える状況ではなく、歳出削減にさらに取り組まなければならないということだろう。しかし震災復興に多額の投資をしたというなら災害に備える基金等の設置や負担は別途お願いするなどのことも考えたほうがいいのではないか。兵庫県の場合、国では実施していない給与・報酬カットも率先している。景気の底割れや法人関係税の更なる落ち込み、指標の適正化などで実質公債費比率の想定以上の上昇もないとはいえない。いずれにしても行革が必要である。

夕刻、県公館前を通る。陽も沈みかけ、ライトアップされた公館がきれいだ。




その後、駐車場を出ようとした時にポールで少し車をこする。こちらに傷がついただけなのでまだよかったが…。一応免許を取って15年無事故だが運転は上手くない。気をつけたい。

  (未定稿)「秘密のケンミンSHOW」『カラ弁』に『うどん焼き』!!
11/18 (木)

puri.gif 明るい場所でみると自動車に塗料がついているので修理してもらうことに。修理中、事務所の若い子育て中の女性に年金・財政・人口問題など様々な政治課題について質問される。また聞かせてくださいと言われる。政治に関心が低い層とされる若い人が政治に興味を持ってくれることはより嬉しい。

その後、事務所で来客対応、陳情対応など。昼食は西中島の真実。黒マー油ラーメン。




午後、M代議士の奥様、K秘書が来訪。沙羅を抱いてもらい、子育てについて色々話を伺う。

夜、Rの体調不良により、夕飯を担当。コープで買物の後、豚、卵、きくらげの炒めものなど。

テレビをつけると「秘密のケンミンSHOW」のスペシャル番組が放送中。「天童市に住む山形県民の小学生は、給食の時に家から空っぽのお弁当箱『カラ弁』を持ってくる!?」「香川県民は、『焼きうどん』のことを『うどん焼き』と言う!?」などが取り上げられている。

私の小学生時代は姫路でも米飯用のカラ弁を持って行っていた。今はどうなのだろう。また、自宅では昔から「焼きうどん」だったが、学生時代から使っている姫路駅ビルフェスタの地下食堂をはじめいくつかのお好み焼き屋さんでも昔から「うどん焼き」である。面白い。

また、番組後半のタレントさんたちの出身地の地酒や焼酎、名物食材などを持ち込んでの居酒屋トークも楽しい。テレビを見ながら私も焼酎を飲み、一緒に飲んでいるような楽しい気分になる。沙羅も元気にしている。

その後のニュースで大学野球の神宮大会で早大野球部がドラフト1位トリオの継投で優勝したことが報じられる。実力と運もある人だ。仲間を大事にする発言など人間性もいいのだろう。斎藤くんは早稲田にきてよかったと発言していたが、そういえば、今日の日中も大学の話題が出ていた。毎年母校がスポーツで活躍してくれるので卒業しても楽しめる。これはありがたいことだ。

  (未定稿)二階町商店街「畳座」へ!!
11/19 (金)

puri.gif 終日、諸活動。昼食は横須賀海軍レトルトカレー。

夜、西二階町商店街。NPO法人姫路コンベンションサポートが企画運営する「畳座西二階町」。今回は同商店街にオープンした七福座の1周年記念でもあるという。多くの団体など参加していたが、私も3つの団体から声がかかるなど知人の参加も多い。多くの方と懇談。


西二階町商店街



畳座の様子


その後、夢前町の夢乃井。企業の忘年会。挨拶の後、多くの方と懇談。いつもお世話になっている。感謝。

  (未定稿)秋真っ盛り!
11/20 (土)

hare.gif 知人の来姫まで沙羅を姫路城へ散歩に連れていくなどして過ごす。天気も良く、気温も高く、紅葉も楽しめた。


三の丸広場のイチョウと本格的に覆われてきた姫路城



大手前公園では植木市が開催中


その後、H市議の市政報告会。これまでの取り組みについて報告がある。M代議士のほか私も挨拶の機会をいただく。奥様のお披露目も。大変多くの方の参加で盛況だった。

  (未定稿)尼崎市長選挙投開票!!
11/21 (日)

puri.gif 日曜の午前中は報道番組を見るようにしているが、政治については見る気にならない。国会、予算委員会の議論をこどもたちが見て政治の世界に入ろうと思うだろうか。自らが自らの職業を不人気にさせ、さらに質の低下を生む。情けない限り。

沙羅を連れて父のもとへ行き、諸報告。少し元気がない。その後、高校の同級生や企業の知人など多くの同世代の方と会う。自宅を建てたり、子供が学校へ入ったり、いろいろな話も聞く。先日家庭より仕事を優先している趣旨の話をしていた後輩の弁護士夫婦がかなり仲睦まじくしていた。そういえば「俺は子育てをほとんどしてこなかった」という話を武勇伝のように話される男性も結構いるが、実際はみんな結構やっているのかも知れない。今日は朝晩の食事をつくったが、夜の食事の味付けが濃すぎて失敗。多くを自分で食べる羽目になりカロリーオーバーである(苦笑)。


朝のピザトースト


夜、前兵庫県議の稲村和美さん(38)が尼崎市長選挙で早々と当確の速報。女性市長では全国最年少ということで大きく報道されている。出口調査の結果でも過半数を超えるなど圧倒的である。事業仕分けの実施や財政健全化などの政策が公約としてインタビューで語られている。民主党の主張と同じような施策であるし、県議時代の投票行動も多くが同じであった。一方で、同時に行われた県議補選では自民党が2位以下を引き離して1位になっている。前市長との関係や尼崎特有の投票行動もあろうが、政策云々以上に民主党というものに逆風が吹いているということだろう。

昨日の畳座で当日記をご覧いただいている方から「雪之介」の話題が出ていたとの報告をRから聞く。実は今日は雪之介の6歳の誕生日でもある。そういえば沙羅の誕生で雪之介の登場が減っているが、変わらず元気である。

先日、奈良県警の嘱託警察犬に初挑戦で合格したロングコートチワワの桃ちゃん(メス7歳)が報道されていたが、同じ犬種の雪之介も実は嗅覚が優れている。とはいえ、何でも誰でも吠えかかるし、いたずら好きなので警察犬は無理…。


誕生日の雪之介

  (未定稿)諸活動!
11/22 (月)

puri2.gif 終日、諸活動。夜、姫路キャッスルホテル。石見としかつを励ます集い。政治資金規正法に基づく政治資金パーティーである。来春の市長選挙について支持者から3選出馬の要請も。


正式には市議会本会議での表明となるのだろうが決意を固めているのがはっきりわかる挨拶をされた石見市長



姫路商工会議所の三宅会頭による乾杯の発声



東京からとんぼ返りで駆けつけた松本たけあき代議士



散会後、ホテルクレール日笠。青年会議所のMさん、Kさんの卒業式。40歳で卒業というルールである。
昨年の研修特別委員会時代に大変お世話になった。優しい先輩である。







その後、上場企業のY専務と意見交換会など。

  (未定稿)好天に恵まれた秋の祝日を満喫!!
11/23 (火)

hare.gif 勤労感謝の日。保城グラウンド。少年野球チーム増位ベアーズの親子大会。


第一試合は母親チームとジュニアチームの対戦



私と同世代でもあるお母さんたち。ソフトボール経験者も。最近は野球チームに入る女の子も増えているそうです



毎年この親子大会を楽しみにしておられるのがわかります。気合の入ったスイングも見られました


その後、書写の天台宗無量壽山阿弥陀寺。大根焚(たき)に参加。大根焚で煮込んだ大根を食べ菩薩様にお参りすると無病息災となるという。


阿弥陀寺は平安時代に開かれた古刹。戦火で焼失したが室町幕府4代将軍の足利義持によって再建された。


N住職に寺の案内をしていただく。秘仏「六臂如意輪観世音菩薩」も見せていただいた。


天台高僧の書かれた「忘己利他」の掛軸



私の知人も大根焚のお手伝いをされていました。紅葉もきれいです



書写塗りの綺麗な朱色の器で大根膳をいただく。聖護院大根と油揚げを甘く炊いた大根焚と大根の葉をまぜたご飯など。甘く煮込んだ大根が美味。


寺には昼ごろになると大勢の人が駆けつけ賑わっていた。テレビや新聞の取材も入っていた。

その後、増位ベアーズの親子大会に戻る。バーベキュー大会に途中参加。挨拶など。監督、コーチや保護者の皆さんとも歓談。増位中の同級生も2人いるなど懐かしい昔の話もできる楽しい会である。

その後、実家の柴犬モモの様子を見に行く。食欲があまりないようで痩せている。心配。

その後、手柄の灘菊酒造前蔵。杜氏夫妻主催の「初しぼりを味わう会」に参加。出来たてでまだ発酵ガスが出ているという初しぼりの生酒を試飲させていただく。まさに生きているお酒である。友人たちも多く参加していたため案の定というか飲み過ぎる…。

  (未定稿)北朝鮮砲撃事件!!
11/24 (水)

puri.gif 昨晩から北朝鮮の韓国延坪島の砲撃事件の状況等の報道が続々。死傷者が多数出ているようだ。韓国軍も反撃したようだが相手の被害は不明。突然の砲撃の理由として、北朝鮮の3代にわたる世襲に軍内部の反発を抑えるためとか、アメリカを交渉のテーブルにつかせるためとか専門家による分析がなされている。先日のウラン濃縮のための遠心分離器の公開に続き、周辺諸国に恐怖を与えているのは間違いないところ。しかし、アメリカがこれによってテーブルにつくと考えているのだろうか。これまで外交でアメリカを翻弄したこともあるし、こうした脅迫外交により一定の成果をあげてきた。

しかし、国内の食料・燃料不足は経済制裁によってさらに厳しくなり、言論の自由も何もない専制政治は何も変わっていない。一方で、周辺諸国の生活や暮らし振りの情報は一定入っている。国民の不満はたまっているのは間違いないだろう。対外的な攻撃が一定のはけ口となるのは間違いないがどれほどのものなのか。食糧援助のための南北赤十字会談を前日に控えての行為だったという。意表をついたつもりだろうが、実際は相当追い詰められているのではないか。そろそろ内部から崩壊するような気がする。中国は北朝鮮を守る姿勢を崩していないが、いつまで持つだろうか。

昼食は312号線のガストでハンバーグ。夕飯の買物や調理は私が担当。キムチ・かき鍋。コープ砥堀店では何人かの方と出会う。皆さん夕飯を何にするかは悩みの種だそうだ。たまの料理でレパートリーに限りがある私などの想像より本当に大変だと思う。今日は、ある新婚ほやほやのGさんも仕事帰りに買物に来ていたので話すが、旦那さんから「俺は毎日カレーでいいよ」と言われているという。新婚ほやほやらしい話で焼ける話だが、現実はこうもいかないかも…。


ガストのハンバーグ

  (未定稿)実家の愛犬モモ、倒れる!
11/25 (木)

kumori.gif 終日、来客・陳情対応など。昼食はNさんと事務所並びの浜さき。鴨汁付けうどん。


鴨汁付けうどん


夜、事務所で多くの来客と懇談。皆元気そうである。妹の友人らの演奏の練習も。途中、妹から連絡。実家の愛犬モモが危険な状態との連絡。混乱している様子なので私も駆けつける。病院に連れて行くと肝臓の状態が改善されておらず危険との診断。肝臓はかなり悪くなってから症状が出る臓器。今や手術できる体力もない。母はこれ以上の治療等はかわいそうとの思いもあるようだが、点滴にかわる緊急の皮下補液をしていただく。とはいえ足もふらふらで立つこともできない。見るからにかなり危険な状態である。なんとか帰宅。

  (未定稿)モモ、旅立つ!
11/26 (金)

puri.gif 早朝、実家の妹からモモが死んだという電話。夜眠ったまま朝方息絶えていたという。昨晩の段階から厳しいとわかっていたが…。落涙。モモは母犬モカの子として11年前に実家の2階で生まれた。玄関の前の犬小屋でいつも番犬として家を守っていた。父が元気なころは父が、父が倒れてからは妹Mが散歩に連れて行っていた。散歩の途中、事務所に寄って、よくおやつをおねだりされたものである。今年の夏に一度食欲がなくなり、夏バテだと思っていたが、実際は肝疾患だったようだ。母犬モカは13歳。衰えたとはいえ病気とはあまり縁がない。母犬より先に旅立ち親不孝だと母は言うが、それも運命だったのだろう。これまでありがとう。モモ。当日記を書いていても涙止まらず。


生前、元気な頃のモモ



スポニチの愛犬コーナーに応募し掲載された写真。母モカ(左)と娘モモ


きれいに洗ってあげた後、母とRで名古山斎場に連れて行き火葬してもらう。姫路市の場合、ペット(小動物)の火葬は、名古山斎場、清水谷斎場、家島小動物火葬場で受け付けているという。

その後、神戸の県庁。控室でY総務課長らから提出予定の補正予算案の説明を受ける。国の補正予算財源を見込んでの県補正予算案。一括交付金で使途自由であればさらに使い勝手がいいのだが、縛りは以前よりましになったもののまだある。その後、議運を受けて会派の幹事会。その後、行革についての知事への申し入れ。知事は海外出張中のため両副知事に提出。その後、記者発表。予想された厳しい質問が飛んでいた。その後、会派の議員団総会。ビジョン課などから議会議決基本計画等の説明と質疑。その他案件多数。

その後、姫路時代にお世話になったM社の大阪駐在のSくん、Hさんが沙羅の誕生を祝うとしてわざわざ神戸に来てくれたので夕食歓談。ありがたいことである。

  (未定稿)民主党兵庫県連大会を開催!!
11/27 (土)

puri.gif 神戸の民主党兵庫県連。県連選対委員会。統一地方選候補者の公認・推薦について審査。上申決定など。その後、ラッセホール。同県連常任幹事会。公認・推薦の上申のほか、県連新役員の推薦委員会結果についての報告など。


常任幹事会


その後、昼食弁当。その後、県連所属議員から政府内に入った松本たけあき外務副大臣、市村浩一郎国土交通大臣政務官の報告。



松本たけあき外務副大臣



市村浩一郎国土交通大臣政務官


その後、県連大会。


県連大会。松本たけあき県連代表は副大臣就任のため代表を退任することに



来賓の井戸知事



同じく神戸市の矢田市長



同じく連合兵庫の村上会長代理



新代表に就任した水岡参院議員



最後に統一地方選の候補らが壇上に上がりガンバロー


その後、代議員のMさんほか関係の面々と夕食懇談。

  (未定稿)妹の結婚式!!
11/28 (日)

hare.gif 妹Mの結婚式。まず父の入院している病院へ。妹が病院に無理をお願いして時間外、別室での面会を実現させてもらった。院長先生はじめ看護師さんや皆さんからも祝福していただく。父も泣いている。言葉を発することはできないが嬉しいのだろう。父の代わりは私が務めることも報告。これで私を含め3人の子どもが結婚した。肩の荷がおりたと思っているかもしれない。


父に報告する妹



結婚式



披露宴で演奏していただいたクラリネット演奏。私の事務所で何度も練習してもらいました



沙羅も初めて結婚式に参加



妹の書道の師上月先生からいただいた書「携手共进(手を携えて共に進む。※进は進の中文)」

  (未定稿)判別調査へ!!
11/29 (月)

puri.gif 山陽電車姫路駅前。朝の街頭演説。昨晩、サンテレビで県議会リポートが放映されたようだ。去年は一定の反響があり驚いたが、今年はどうだろうか。

その後、会派の班別調査に参加する姫路駅から新幹線で岡山。他の議員と合流し新山口。今回は農業、環境、地方行政の担当班に配属されている。まず農業の6次産業化に関連して、萩市の明石(あけいし)自治会が中心となり、地域住民だけで出資・設立した株式会社明石インター直売所を訪問。農業の6次産業化とは、農業という第1次産業だけでなく、食品への加工(2次産業)や販売(3次産業)もあわせて行う取り組みのこと。同社は2年間直売所を試験的に運営した上で、今年4月には道の駅「萩・さんさん三見」を開設し、びわ等をはじめとする特産物の生産から消費者への販売までを一括で行っている。まず「萩・さんさん三見」を見学。野菜や魚、萩焼などの直売所と鯖島食堂がある。


道の駅「萩・さんさん三見」



鮮魚コーナー



野菜コーナー



萩焼のコーナー



鯖島食堂


その後、市立三見公民館へ移動。道の駅の駅長でもあるK社長から会社設立に至った経緯や苦労話などをうかがった後、質疑応答。企業機密の話ばかりで記せないが、現在のところ順調に推移しているという。農協出身ということで農作物に特に思い入れがあり、従前から地域の農業振興のためにこうした事業がやりたかったという。他の道の駅も片っ端から視察に出かけたそうだ。


質疑応答の様子



記念写真


その後、萩博物館。まず萩市議会のM事務局長から挨拶を受け、萩市の概要について説明を受ける。平成の合併以降毎年千人ほどずつ人口が減少しているという。




その後、同市まちじゅう博物館推進課のY課長から萩市の歴史的風致維持向上計画推進事業、『萩まちじゅう博物館』について説明を受ける。『萩まちじゅう博物館』とは萩のまち全体を博物館としてとらえ、萩のお宝を保存・活用しようという新しいまちづくりの取り組み。この中核施設として、萩開府400年の記念日である2004年に開館。萩博物館は萩の自然や歴史、民俗、文化などあらゆることが学べる機能を有する。

管理運営は、博物館学芸班と事務局、NPO法人萩まちじゅう博物館の会員である萩市民が協働で実施している。同NPO法人は会員数177人(女性94人、男性83人)、事務局は5人の体制で、活動組織は20班で構成。まち博おたから情報班・まち博情報発信班 ・外国語班・花と緑の推進班・民話語り部班・研修班・松陰記念館班・ガイド班・守衛・清掃班・受付班・ショップ班・レストラン班・天文班・海洋班・陸上生物班・あい班・歴史班・レコード班・古写真班・民具班で活動している。


古地図を参考にまちづくりの概要について説明を受ける



萩市内の道の駅の分布


熱心な話に圧倒される。危機感の表れでもあるのだろう。その後、意見交換。その後、博物館内を案内していただく。

その後、産経新聞山口支局のK支局長と意見交換。わざわざ現地まで来ていただく。現地の観光施策等について説明を受けた後、意見交換など。

  (未定稿)判別調査2日目!!
11/30 (火)

puri.gif 山口県の班別調査2日目。ホテルをチェックアウト。ホテルの各部屋に学校の副読本「松陰読本」が置いてあった。地元では松下村塾の創設者吉田松陰のことを松陰先生と呼んでいた。松陰先生は29歳の生涯だが人材を輩出するという大事をなしている。最近無為を感じることも多い。私ももう少し志を持ちたい。


ホテルの各部屋においてある学校の副読本「松陰読本」


その後、山口市仁保の株式会社秋川牧園。1997年に農業の会社として日本で初めて株式上場をした会社。生産のみならず加工、流通を含めた農業の6次産業化を実践している。また、農薬・化学肥料・抗生物質等の薬物・化学添加物に頼らない安心で安全な健康食肉、健康加工食品、健康鶏卵、健康牛乳、一般健康食品等の製品を生産し、食に対する明快な理念を持っているという。生協や直販の比率が高いようだ。業務内容等は下記HPへ。


秋川牧園


株式会社秋川牧園のHP

会議室にてA会長から会社の説明等を受けた後、意見交換。







農業の6次産業化の考えを実践する会社の運営形態などの資料を示しながら説明を受ける(下記経済産業省のHPに同じ資料あり)。また、日本の農業に競争力のない理由、新政権の国産飼料米施策、耕畜連携、農家戸別補償、養鶏業等についても意見交換など。生産者が適度な利益をあげることができないと後継者も新規参入も減ってしまう。生産だけの収入では厳しいところも多い。生産以外の利益を受けてもらうために加工や流通を行うグループ企業に出資してもらう方法がある。従業員も同様と。ステークホルダーに適切に利益が配分される仕組みを作っているという。

経済産業省中国経済産業局HPより


その後、食品加工現場、直売店を見学。



秋川会長を囲んで記念撮影


その後、山口県議会へ行き、山口県の3公社廃止等の行革について調査を考えていたが、先方が議会中ということで無理だった。仕方がないことである。

新山口駅から岡山駅で乗り換えて姫路。みゆき通りには姫路ウイントピアが点灯している。




はまもとコーヒーで少し休憩。このお店を紹介していただいたNTTのYさんと久方振りに邂逅。その後、下寺町の姫路商工会議所。青年会議所の公益組織推進委員会予定者委員会。新年の予定事業の協議など。Rに迎えに来てもらい帰宅。会派の調査で事務局を担当したこともあり、少し疲れた。



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