Web版ひであき日記

2008年07月

  (未定稿)姫路競馬の存廃は如何!!
07/01 (火)

kouji.gif 事務所に支援者来訪。いろいろ話す。カンパもして頂く。本当にありがたいことである。昼食はまねきのあなご寿司。その後、姫路市議会03会のメンバーと広峰の姫路競馬場。姫路競馬は尼崎市にある園田競馬場とともに兵庫県競馬組合が運営している(兵庫県競馬組合は県・2市の一部事務組合で構成され、議会も設置されている)。ということで、売上向上等に取り組んでいる県競馬組合のK事務局長、F姫路管理事務所長、Y課長から当競馬場の運営、売上状況などいろいろ伺う。


売得金・利用者数等の推移グラフ[平成10〜18年度の売得金・利用者数(入場者数・場外利用者数・電話投票利用者数)のグラフ]


園田・姫路競馬の公式HP
兵庫県競馬組合の概要

姫路競馬は最も盛んだった時で年間54日の本場開催(ここでのレース開催)があったが、今年は18日の本場開催という。全国16地方競馬も経営はどこも厳しく、近年兵庫県競馬組合でも単年度赤字になることが多いが、ここはぎりぎり累積赤字にはいたっていないという。

「昔はここの売得金配分で本当に助かった」とは元姫路市道路局長で03会・H姫路市議の話。競馬法でも地方競馬は自治体財政に寄与させるために都道府県等に実施が許可されている。赤字になり一般会計等から赤字補填ということは本来してはならないのである。今年1月、競馬事業活性化委員会が「競馬事業の活性化に関する報告書」を兵庫県知事へ提出しているが、いま存廃も含めた岐路にある。

JRAの場外販売受諾(18年度に場外の売上が急増している理由)による経営寄与やインターネット、電話投票の状況、園田競馬との比率など様々な点について質問。私からも設置の経緯や土地利用等について確認。昭和23年に旧陸軍の城北練兵場の一部を姫路市が国から払い下げを受け、それを兵庫県に寄附採納し、昭和24年に姫路競馬が始まったという。市川水系の船場川の洪水対策として馬場の中央部分に調整池をつくるということが示されているがこの方針についても確認。


旧陸軍の城北練兵場とその周辺施設は今、陸上自衛隊姫路駐屯地、広峰小・広嶺中(以上後ろ)、姫路競馬場(手前)などへ



パドックもある



スタンド。老若男女の観客の皆さん。土日はJRA(中央競馬)が実施されるため、地方競馬は平日開催が基本という


今日の姫路競馬第2レースは162連敗中とマスコミ注目のエリザベスクィーンが出走。3着に終わり、163連敗になったという。敗れても大人気らしい。ちょうど時間的に、第9レース出走前。少し勝負してみる。中山競馬の有馬記念にかけて負けて以来何年ぶりだろうか。やはりはずれる。


メインの第9レースは「神河町特別」。町名を冠にする代わりに地域の名産品等を副賞としてつけてもらうのだという



視察終了後、姫路市役所。I市議から資料をもらう。その後、事務所。白城会(姫路西高同窓会)東京便りが届いている。姫路西高OBでこの7月に財務省の事務次官に就任する杉本和行主計局長のインタビュー記事も。そういえば、最近、新聞の政治面に人事が発表される官界の方で何人か知っている人の名前があった。杉本さんもそのうちの一人。本人から聞いたのだが、同校からは初めての財務省(旧大蔵)入りだそうだ。その方が事務次官とは凄いことである。官界では財務事務次官が最高位と見なされている。ただ主計局長の後任に杉本さんと同期の丹後さんが就いた。同期で次官2人という報道も多い。在任期間が心配である。そういえば、国土交通省でも赤穂、淳心学院出身で姫路市役所へも出向経験のある榊総合政策局長がこの度国土交通審議官に昇格されたとの記事も。運輸など旧省庁や建設技官とのたすきがけ人事があり不透明だが、次官昇格の可能性も少しあるようだ。

そういえば、母がよく自慢する山崎高校の母の同級生Aさんも今回の人事でも登場していた。こちらは某高検の検事長へ異動。高検の検事長は名目上、事務次官より上の天皇認証官。天皇認証官といえば、私が参議院にいたころ人事院総裁であった中島忠能さん、現レバノン大使の黒田義久さんも姫路出身。ちなみに黒田さんは私と同じ砥堀小出身でもある。天皇認証官といえば一つの勲章のようなもの。凄い人がいる。

  (未定稿)県都市計画審議会に出席!!
07/02 (水)

puri.gif 事務所で作業。その後、近所のガソリンスタンド。3円の割引カードを使っても181円。高くなった。

その後、神戸の県庁。その後、県庁近くの兵庫県農業共済会館。都市計画審議会。三田市ウッディータウン等の阪神間都市計画新住宅市街地開発事業の変更、阪神間都市計画用途地域の変更、東播都市計画公園の変更(大池総合公園の変更)、多可町の木くずごみ処理場(産業廃棄物処理施設)の敷地の位置についての許可等の案件処理。全て異議なく可決。しかし、都市計画の変更に時間や手間がかかるということを、時に行政の対応の遅さのように指摘する方もいる。よくわかる。審議会が年2回程度しか開催されないことは別にしても、全てが慎重かつ丁寧である。審議会の専門家委員となっている大学の教授陣、行政側の出席者にしても重厚。都市の姿や私有財産の価値にも影響を与えかねないということで重くなっているのだろう。いま行政側は代理出席が大半。昔ほどのことや非ずということだろう。何より私が委員である。昼食抜き。

その後、県議会会派控室。県企画県民部のM部長、企画財政局のA局長。幹事団とともにヒアリング。唸。その後、多くの書類等に目を通す。その後、F幹事長と懇談。その後、姫路へ。仕事帰りの来客に対応。相談に乗る。

  (未定稿)旧陸軍「城北練兵場」の姫路市への払い下げ価格は安すぎた?!
07/03 (木)

kocchi.gif 事務所。農協帰りのNさん来訪。ガソリン代が高いので自転車で行ってきたという。地域の防犯灯設置や宅地開発の話題も。また、保育園に通うお孫さんが鉄棒の逆上がりができたということで目を細めておられた。

その後、梅ヶ谷・北平野のAMAL(アマル)で昼食。美味。お薦めである。先だって神戸新聞に大きく登場していた「世界遺産のまち ひめじ国際短編映画祭2008の実行委員のHさんらと遭遇。ヤングマダム多し。

その後、その後、遅れていた「竹さん通信」の編集を再開。その後、21時ごろ営業帰りのTさん来訪。政治談議。

昨日の姫路競馬に関する日記、旧陸軍「城北練兵場」の姫路市への払い下げ価格は、1坪25円、26,267坪で669,808円であることが判明。当時払い下げを実施した大蔵省大阪財務局に対して当時の会計検査院が「著しく安過ぎる(著しく低価に失する)」と指摘!!

『全国に散在する旧軍用地の売渡に当つては、国は一般に財産税課税価格に日本勧業銀行調査の全国市街地価格平均指数を乗じた金額を基準とするものであるが、この指数により算出した価格は物納財産の売渡に当り算出した時価とほぼ同一程度のもので、いずれも一般市価にくらべ相当低いものと認められる。

しかして、元練兵場又は連隊敷地のような広大な軍用地を一括し集団地としてしかも公共団体等に売り渡す場合には、他の場合にくらべ多少低価となるのはやむを得ないとしても、本件売渡価格は右基準価格に対し姫路市渡しの分は17%から32%、若松市渡しの分は19%に過ぎず、(中略)いずれも著しく低価に失するものと認められる。

本件土地は、姫路市渡しの分は競馬場、若松市渡しの分は市営住宅地、又日本繊維工業渡しの分は紡績工場用地として利用するもので、いずれも市内にあり、すべて将来発展の見込があるものと認められ、特に一般の売渡よりも低価とする必要はなかつたものと認められる。」

会計検査院の昭和23年度一般会計検査報告「不当事項-大蔵省 国有財産の売渡価格が低価に失したもの」より

会計検査院の報告書は国会や中央省庁にこそ配られるが、当時の姫路市など自治体の関係者が閲覧したとは考えにくい。また当時の検査院が厳しかったとも思えない。こんなものが今公式HPに公開されているとは驚きである。最近よく取り上げられている「公文書館」は必要かもしれない。実は確認のため、城北練兵場を検索をしていて見つけたのだが、姫路競馬の歴史がまた一つわかって面白い。

  (未定稿)姫路駅南、商業施設の出店続く!!
07/04 (金)

acchi.gif 事務所。竹さん通信編集。一区切りしたところで事務所でチェックしてもらう。私も政治の世界にどっぶりつかって15年ほどになる。見えないところで目線がずれているかもしれない。当日記でもたまに指摘されるが、ずれていることがあると思う。気をつけねば。必要昼食はファミリーマートのファミチキ。

その後、関係者と情報交換。姫路駅南に進出予定の商業施設ほかいろいろ。延末(誤:西延末)の龍田紡績工場跡は2009年秋開店(予定)の(仮称)ロックシティ姫路SCへ。姫路市内初のシネマコンプレックスの導入を予定しているという。

同テナント募集説明会の案内

西延末にはヤマダ電機テックランド姫路西が来年1月末にオープン予定。地域の方によると児童の交通安全対策等課題があるそうだ。
兵庫県公報11ページ参照

姫路駅南はホテルや大型店の出店が続く。

その後、Fくんらと懇談会。公務員、一部民間企業のボーナス支給後初の金曜ということで姫路駅前周辺の飲食店はどこも盛況らしい。

  (未定稿)英会話…
07/05 (土)

kocchi.gif 播但線、新快速等で神戸。民主党兵庫県連。選挙対策委員会に出席。衆院選関係で党本部との意見調整が必要となっている課題も。私も副委員長だが難問である。

その後、県連常任幹事会。大会準備委員に指名される。頼まれれば断らないようにしているが、選対・財政・青年局・大会と多すぎる。終了後、県庁北の良友酒家。姫路のM代議士を囲む若手地方議員と昼食懇談。

その後、再び党県連。県内総支部の選対合同会議。その後、知人の中国人Lさん、Sさんらと懇談。北京の話などをしているのだが、先の戦争の話になる。この時ばかりは相当な感情移入があり、厳しくなる。

その後、姫路。みゆき通りのハマモトコーヒー。その後、Rと合流し夕食。その後、呼び出しがあり本町のイーグレひめじ近くのビル。絵画・写真合同展の打ち上げに途中参加。外国人が多い。Dさんから観光行政等についての陳情、苦情その他いろいろ。

その後、Dさんほかテネシー州出身のアメリカ人Cさん、某町職員のAさん、京大出身というHさんらとホサンナ。Cさんは某高の英語教師ということで皆さん英語で会話している。私も参加するも単語がすぐに出てこない。携帯インターネットで調べるが追いつかない(笑)。久方振りに楽しかった。しかし自分が多くのことを忘れていることがわかる。困ったものである。

  (未定稿)兵庫県医師連盟主催「医療政策討論会」!!
07/06 (日)

puri.gif 昨5日、東証一部上場の真柄建設(金沢市)が民事再生法の適用を申請し、裁判所から保全命令を受けたとの報道。真柄建設(株)は姫路市市之郷で建設中の姫路警察署移転・新築工事[14億8千万円]を受注したJVの中心企業。実は少し前から朝の街頭演説中に、真柄建設について株価が額面割れしており、警察署の建設は大丈夫かとの情報があり注意していた。工事に与える影響など要調査である。

姫路警察署の完成予想図(丸正建設HP)

第二神明の明石SAで昼食。たこ焼き、たこ・鯛めしおにぎり。

その後、神戸・三宮駅近くの兵庫県医師会館。兵庫県医師連盟主催の民主・自民・公明3党による医療政策討論会。民主党からは前政調会長の松本たけあき衆議院議員、元参院厚生労働委筆頭理事の辻泰弘参議院議員が出席。まず各党の施策発表。


松本たけあき衆議院議員



辻泰弘参議院議員


次いで、県医師連盟プロジェクト委員会の橋本委員長を座長、神戸新聞の糸野論説委員をコメンテーターとする各党のパネルディスカッション。医療財源、後期高齢者医療制度などについて。自民党は西島参院議員、森山衆議院議員が出席。医療財源として消費税を増税し財源とする考えを示す一方、公明党の赤松衆議院議員は党として現時点では消費税の増税はできないとの考えを示した。民主党からは、定率減税の廃止強行以降、消費税上げを政策からはずしたこと、国民に増税を求める前にムダの排除が先ということを主張した。後期高齢者医療については全く議論がかみ合わない。

また、その後の質疑応答では、参加医師から与党側に大変厳しい指摘や医療事故や刑事裁判との関連で設置が検討されている(仮称)医療安全調査委員会についてなど活発な議論が行われた。しかし、医療の現場で苦労している方々の生の声は尖っていた。

言い訳として医療崩壊の責任を厚生労働省や官僚に着せるような意見がでることがある。それは瑣末な話。医療問題などの根本的な問題は、政権や政権政党など選挙で選ばれたものが責任をとるべきもの。年金・社会保険庁の問題もそうだが、責任を矮小化するために、スケープゴートを見つけてきて批判し、政権与党の責任をうやむやにして何が議院内閣制だ。しかし、県単位の討論会だが、ほとんどが国会の第一線で医療の議論ができる人間が出席。各党の主張がよくわかった。真に政権交代が必要だ。


神戸新聞の糸野論説委員、県医師連盟プロジェクト委の橋本委員長



松本、辻両議員


終了後、神戸国際会館。その後、たじま屋南京町店。大阪出身、神戸在住のジャーナリストO氏と夕食懇談。その後、買物など。

  (未定稿)「真柄建設、民事再生法申請」の影響!!
07/07 (月)

hare.gif 山陽電車姫路駅前。朝の街頭演説。ビラを配っていると、真柄建設の民事再生法の申請に関連して、以前から私に対して指摘されていた方(ちなみに利害関係者ではない)から、それみろとは言われなかったのだが、ご指摘の通りであり、不明を詫びた。とはいえ何もできなかった。一般競争入札において経営審査等の基準をクリアした上で入札し、落札した企業を、経営に関する噂や風説をもとに契約を見直すのは難しいからである。上場企業の場合なら、経営安定度合の市場評価として株価を一つの物差しと見ることは考えられなくもないが、これとても人為的に株価に介入できるし、非上場の場合もあり現実には難しい。

真柄建設(株)は県警の姫路警察署新築工事だけでなく、県立新加古川病院(加古川市神野町)もJVを組んで受注、昨年7月から建設中(2009年2月の竣工を予定)。その後に建設や契約を所管している県土整備部の担当部局に問い合わせをしたが、申請後初の平日で相手方も混乱しているのか、直接の担当窓口である県内の営業所レベルでは十分対応できない状況のようだ。民事再生法の申請自体は契約解除条項に該当しないというが、工事に遅れが出ないようにしっかり対応しなければならない。

真柄建設の『再生の方針』(下記HPリンク参照)によると、「民事再生手続において、受注内容等の「選択と集中」を行って、抜本的に収益構造を改善させる予定であり、また、主要取引銀行である北國銀行の協力・支援も得られる見込みでありますので、自主再建も十分可能であると考えております。そのほか、スポンサー企業による資本参加あるいは事業譲渡による事業再建も視野に入れて、柔軟に対応していく所存であります」ということなので、債権者集会等の動きも見ながら、今後の状況を注意深く見守っていきたいと思う。

民事再生手続開始申立てに関するお知らせ[真柄建設]

終了後、フェスタの珈香王珈琲店。その後、同地下で明石焼き。小麦価格の高騰で20円値上げし390円。私が高校生の頃は270円だったと思う。


明石焼き。私は、ソースだけ、ダシだけ、ソースをつけてダシにもつけ、と3バージョンで食べます。3つめは姫路独特の食べ方だそうです。いつも姫路外の方に勧めていますがあまり喜ばれません


その後、郵便局。諸手続き。その後、事務所。昨6日、西宮市選出で日本共産党兵庫県議団団長の都築研二兵庫県議が亡くなられたとの訃報連絡。私の当選後最初の本会議場の議席が、役員として最後列だったため、都築議員の隣だった。6月議会の前半は車椅子で本会議に出席されていたが、その後容体が急変されたのだと思う。共産党5議員の中で唯一の男性、団長という責任感だろうか、入院される直前の議会でも共産党議員の質問等に他会派からヤジが飛ぶと、ヤジを返しておられたのが印象に残っている。ご冥福をお祈りしたい。

昼食はマクドナルドのビックマック。その後、印刷会社のTさん来訪。父の小中学同級生でもある。定年後も元気に働いておられる。打ち合わせ。事務所も気温上昇のため先週の金曜からクーラーをつけているが、28度で頑張っているものの暑い…。少し休む。

  (未定稿)新行革プラン企画部会案(第二次案)公表される!!
07/08 (火)

kocchi.gif 北条の姫路労働会館。関電労組姫路地区本部の定時大会。T参議院議員ほか衆院候補予定者など国会関係、県から中播磨県民局のI地域振興部長、姫路市からは新部局 商工観光局のI局長が来賓出席。「地方議員の姿が見えない」という声が出るというT委員長の挨拶を聞き、背筋を伸ばす。県施策について少し説明しつつ挨拶。

今日、県の第2次新行革プランが公表された(正式には「新行財政構造改革推進方策企画部会案(第二次案)」。主な内容は下記リンク参照)。しかし、10県民局の存続には驚く。これは既に示されていた「現在の10県民局を2009年度に5県民局(阪神丹波、東播磨、西播磨、但馬、淡路)、1県民センター(神戸)に再編」という施策で第二次案の中で改革の中心とみられていた。後退したと見られるだろう。第三者に審議される前の企画部内の段階で取り下げられたという点も厳しい。

最近、大阪府の行革ばかりが注目され、大阪府議会も取り上げられている。住民の方と話をしても橋本知事や大阪行革の話をよく持ち出されるのだが、兵庫県議としては内心忸怩たるものもある。3兆円予算規模の大阪より2兆円予算規模の兵庫県の方が単年度の収支不足額が100億円多いという点、実質公債費比率でも大阪がワースト8であるのに対し、兵庫はワースト2という点からみても兵庫の方が深刻な財政難である。これから県議会行財政構造改革調査特別委員会で審議される予定だが、私は今年も引き続き委員となっているのでしっかり議論したい。

概要版

全体版

その後、姫路市役所。諸手続き。機構改革による部局の移動多し。市議会。I副議長が元気に仕事をされていた。T議長と市民クラブの面々は行政視察中という。議会事務局で雑談。私と似たようなシャツをきている人がいると思ったらFくんが私と同じ店でシャツを買っていたという事実が判明。私の場合、格好かまわずであるし、だらしないからか服装や格好を注意されることも多いのだが、同じ服をきても細くてスタイルのいい人が着れば似合うということがわかった。

その後、事務所。昼食。セブンイレブンで買い求めたレトルトカレーLEE辛さ30倍。唐辛子の種類としてはハバネロより辛いというジョロキアのソースを入れると辛さ45倍になるという。昔は10倍でも辛いと思ったが、いまこれぐらいでは普通になってしまった。際限なく辛さを追い求める人もいるらしい。私もこのあたりで止めておかないと。事務所で作業。夜、R、母、妹Mと夕食懇談。父も小康状態を保っているようで安堵。

  (未定稿)大分県教育委の事件に困惑!
07/09 (水)

box.gif 朝食に焼飯をつくる。たまにどうしても食べたくなる。
「みのもんたの朝ズバ」でみのさんが怒っている声が聞こえたと思ったら、大分県教育委員会の問題である。自分の子供の採用を教委幹部2人に依頼し、各百万円の商品券を渡して逮捕された教委課参事(元小学校校長)・教頭夫妻、実際に点数を水増しした教委幹部。教員の給与水準や処遇は他の公務員よりも優遇され、それが年金を含め生涯に及ぶのだから、2百万円程で採用してもらえるなら安いものと思っていたのだろう。しかし、点数のかさ上げという話は出ても、合格基準を超えていた人の点数を下げたということは聞いたことがない。

昨日になって、他の学校の現職校長や教頭3人が自らの昇進に関する金銭授受について、警察署に行って事情説明をしたという。それも市の教育長が警察署まで”付き添い”で行ったという。自首なのかも知れないが、独特の異質性が感じられ、唖然とする。

私が市議になって初めて受けた陳情は、市営住宅の入居依頼だった。これについては、それ以降も何度も同様の依頼があり、県議となった今でも断続的に続いている。「衆人監視のもとでの厳正な抽選で決まっていますよ」と何度説明しても、信じていただけない方もいる。

職員採用についての依頼を受けることもあった。父母からの依頼、本人から、はては祖父母の方が孫の将来を案じてというものもあった。議員の口添えがあれば有利になる、子や孫の将来のためと思って親心で依頼されたのだと思うので無下に門前払いにせず、一応話を聞き、現実の採用過程について十分調べた上で、必要に応じてどんな人が採用されているかや倍率など自分のわかる範囲でお答えするのだが、大半の方が政治や行政にはどこか裏があると思っておられるので、私の説明には満足していただけないのが実情である。大分では県議枠というものがあるというような報道だが、私の知らない世界があるのかも知れないが、私には無理である。

今の政治や行政の信用度の低さやこの種の事件が日夜報道されている現実からいえば、口添えを依頼しようとする方だけがおかしいとも言えない。結果としては何の役にも立たないので「あいつは選挙のときだけお願いにきて、いざとなったら役に立たない」と吹聴されることもある。辛いが、この図式も議員になる前からわかっていたことなので、言われるのは仕方ないと思っている。しかし、今回のような事件が起こると他県であっても我々の信用度もまた低下する。「やはり裏はある」と思う人が増える。また、役立たずと思われるのである…。

その後、歯科医院。先日ある店で食後にガムをもらったので噛んでいると、ガリっという音とともに奥歯の銀の詰め物がとれた。いつ詰めたものかわからない相当古いものだが、内部は虫歯になっていた。ガムに感謝である。神経に近いということで麻酔をし、その後に歯を削ったり型取りをしてもらった。少しずつ歯の残りが減っていくので心配すると、舌で歯の穴を触ると特に大きく感じるものなのだという。私はまだ大丈夫な方だそうだ。しかし、世の中には歯磨きなしでも虫歯ゼロという人もいるらしい。歯は個人差が大きいのかも知れない。

その後、事務所。原稿作成、編集作業、来客対応など。昼食抜き。

  (未定稿)国際ビジネスフェアin姫路へ!!
07/10 (木)

acchi.gif 手柄の県立武道館。播磨国際協議会、(財)ひょうご産業活性化センター、市内3信金、姫路商工会議所などが主催する「国際ビジネスフェアin姫路」の開会式に来賓出席。初の開催でヤエガキ酒造のU取締役を実行委員長として準備を進められてきたそうだ。

姫路・兵庫の企業だけでなく韓国やベトナム、中国などの企業も参加していた。特に有力企業の購買担当者が多忙であることもあり、1日だけの開催ということだが、商機につながり、姫路の活性化につながれば素晴らしい。案内人して下さるスタッフの方が同い年で共通の知人もいることもあり、県だけでなく姫路のことも見ていて下さいね、と。もちろんである。会場では旧知の方がなぜか受付にいたり、妹Mと同じ書道系列のFさんが英語ボランティアとして活動されていたので驚く。今年から某高校に勤められ、書道部の顧問をしておられるそうだ。

会場内では実際の商談や展示なども。


テープカットは兵庫12区のY代議士、I姫路市長、U実行委員長、S兵庫県副知事(写真右から)



商談風景



展示の様子。ショーワグローブ(株)と光テクノ(株)


その後、飾磨。船場川の安全対策関係で陳情があり、現場訪問。関係者と打ち合わせ。その後、姫路市役所。市議会。NHKやその他のニュース報道を受けて混乱している様子。兵庫県第2次新行革プランについて簡単に説明。今回は姫路市に対する影響は少ない。




その後、市之郷の姫路警察署新築工事現場。真柄建設の下請けをしていた企業(工事代金の一部未払いがあるため債権者)の経営者の方から苦情を頂いたのだが、工事作業はストップしている様子。入口に「告知」と題する真柄建設の代理人弁護士9名連名の張り紙。債権者だからといって重機等を勝手に持ち出したりしてはならず、もしそうした場合は刑事事件になるという内容の張り紙である。文章は債権者の気持ちを逆なでするような表現。私は民事再生法や会社更生法を申請した企業の債権者になったことはないので一般的かどうか知らないが、以前の債権(下請け代金)を相当程度カットされる下請け企業の立場からすれば、腹立たしいと思う。

その後、事務所。その後、仁豊野はマリア病院近くの秀壱。その後、事務所。高校野球2回戦で東洋大姫路高校が北条高校に敗れたという。大いに驚く。姫路西高校は出石高校に逆転勝利したようだ。その後、事務所で作業。夜、十二所前のラーメンがら喰太。鶏がらのダシ。今回はこってり極太麺を注文。極めて美味。


  (未定稿)衆議院解散はいつか?
07/11 (金)

hare.gif 事務所で作業。その後、姫路市北西部へ。諸活動。多くの方と意見交換など。衆院選の解散時期等についても聞かれるが、こればかりはわからない。最短なら、サミット終了を受けた今週末のマスコミの世論調査の結果で少し支持率が上昇することが考えられるので、それに小幅な内閣改造をして、更に支持率を上げ、秋に解散。サミットでは目に見える成果はないとはいえ、失敗もなかったことで支持率が5%ほど上がる可能性があると私は見ている。それほど支持率があがらず、来春を逃すと任期満了に近づき、党内から追い込まれて総辞職、新総理で解散ということになるかもしれない。

昼食は町田の平野屋で冷やしおろしうどん。2度目の訪問だが、冷やしにすると腰が更に強くなり秀逸。隣席のM代議士のK秘書がカツ丼どんのセットを美味しそうに食べている。私もカツ丼セットにしたかったのだが、今日も「太った」とか「いいものばかり食べているのでは」といういつもの声を聞いたのでぐっと我慢…。


平野屋の冷やしおろしうどん


その後、姫路西バイパスから神戸の県庁。議会控室で政務調査員のMさんから政令指定都市と県との関係についての調査要求資料の受領。意見交換など。想定と少し違っていた。その後、県民文化局芸術文化課。S課長に兵庫県後援関係の書類を提出。

その後、県庁北の民主党兵庫県連。他の県議、神戸市議、川西市議らと党県連大会準備委員会。県連大会、パーティーなどについて協議、決定。その後、姫路。相当以前から延期が続いていたMさんを囲む会。懇談。

  (未定稿)佐用町の瑠璃寺”ヒメボタル”!!
07/12 (土)

kocchi.gif 朝昼兼ねて自宅にてイトメンのチャンポンめん(袋ラーメン)をつくる。卵を入れるといい。父が好きだったので、私も子供のころから食べており、東京にもたまに送ってもらっていたほど。昔は、袋ラーメンでは珍しく5円玉入りの「当り」もあった。イトメンは龍野のメーカーなので姫路近辺でしか見かけないよう気もするが、全国で勝負しても売れると思う。

312号線沿いの洋服の青山。スラックス3本。綿町のヤマトヤシキ、みゆき通りなどで買物の後、はまもとコーヒー。姫路市立美術館で開催中の「アメデオ・モディリアーニ展」を見に行ってきたという産経新聞の記者Kさん、Yさんと遭遇。聞けば、Yさんはモディリアーニが好きで大阪から来たという。大阪の国立国際美術館でも別の「モディリアーニ展」が開催されており、両方鑑賞した方には記念グッズ(絵はがき)が進呈されるらしい(詳細はここをクリック)。大阪の同展も見られたのだが、「姫路の美術館はやはりきれいですね」としみじみ語っておられた。

そこで神戸新聞を見ていると佐用町の瑠璃寺で”ヒメボタル”が舞っているとの記事あり。Rがホタルを見たことがないというので驚く。別に都会育ちではないのだが…。ということで夕飯後、見に行く。

私の子供のころは実家前の溝にもホタルがいた。今もいるのかわからないのだが、ゲンジボタルより少し小ぶりのヘイケボタルだった。今、佐用で見頃なのはヘイケボタルよりまだ小ぶりの”ヒメボタル”という。先日、夢前・安富町選挙区の市議の方々からこの名前を初めて聞いてばかりで、私も見たことがない。砥堀から播但道、中国道山崎インター経由で勇んでデジカメを持って行った。

瑠璃寺周辺は夕立の後。車のエンジンを止め、寺の前を流れる清流を見つめると、淡い光がいくつか見えた。ほんの数匹である。しばらくすると、瑠璃寺の関係者の方が来られ、少し前まではゲンジボタルが多くいたが(今日は2匹ぐらいしか見つからなかった)、先週あたりからヒメボタルが見頃らしい。また、ヒメボタルは川ではなく、山側を見ればいいという。なんと川ではなく森の中に多数の淡い光が点滅している。これには驚いた。携帯サイトで調べると、ヒメボタルは陸生。オスは飛ぶものの、メスは飛ばないという。輝きは本当に淡く、どこか幻想的。しかし、あまりにも淡い光で、私のデジカメでは撮れなかった。いい夕涼みになった。


佐用町の瑠璃寺



山門階段

  (未定稿)松本たけあき代議士主催、医療問題セミナーへ!!
07/13 (日)

puri.gif 日曜だというのに朝6時前に起きてしまい、仕方なくTBSテレビの政治番組「時事放談」を見る。民主党の渡部恒三最高顧問、自民党の森元総理が出演。早大雄弁会の先輩後輩である。生放送でなく、事前に収録された番組であるが、政局を語らせる質問が多く、政治記者の取材や放送前の記事化もOKにしているため、新聞に取り上げられることも多い。少し前から司会を担当している御厨貴東大教授の司会振りはまだたどたどしいのだが、スクープを狙って一生懸命解散時期や内閣改造などの政局に関する質問をしている。

森氏は派閥の会長をやめ、派閥の略称こそ町村派となっているが、実質的な権力を握ったままである。政策は別として人間関係で永田町の世界を勝ち上がり総理にまで登りつめた人である。総理としてはきつかったが、キングメーカーとしては未だ存在感がある。

渡部最高顧問が、(野党に内閣改造の権限はないがと断った上で)国民のためなら内閣改造で官房長官にはやめてもらいたいが、政権交代という真の改革のためには、変わらずにそのまま留任してほしいと言って笑いを誘っていたが、官房長官が内閣改造のポイントではないか。舛添厚労相の大臣留任へのアピールが報道され、顰蹙をかっているようだが、支持率向上のための改造なら官房長官の交代がポイントだろう。森氏はどう判断するのか。

その後の報道2001、サンデーモーニング、サンデープロジェクトと見ていると、いつの間にか寝てしまった…。

その後、朝昼を兼ねて花田372号線沿いの丸亀製麺。冷やしおろし醤油うどん。讃岐うどんは香川県で3回ほど食べたことがあるが、この店のうどんは腰があり、負けていない。オープンから相当経過しているが今だに昼時は行列である。今日は知っている人が3家族もいて驚く(笑)。

この丸亀製麺は姫路市内でもよく見かける(株)トリドールが経営。同社は1985年に加古川で焼鳥屋トリドール3番館を開業。これを皮切りに、現在焼鳥トリドールだけでなく、うどん、お好み焼き等にも進出している(本社も神戸へ移転)。同社のHPを見ると丸亀製麺は相当前に東京にも進出しており、今は全国に出店ラッシュをかけている。勢いのある会社だ。


冷やしおろし醤油うどん(並)


その後、同じく花田のヤマダ電機。携帯電話のコーナーに立ち寄ると数年前に比べて相当値段が上がっており、最新機種は電話本体だけで5万円台が中心。料金の値下げがどんどん進んでいると思ったら、本体価格が高くなっていた…。

その後、病院の父のもとへ。いつもの如く熱が出ており、氷枕、抗生物質の点滴中である。気管切開部分からの痰の流出も。父は既に言語機能を失っているが、首のうなづきと目の動きでほんの少しだけなら意思表示ができる。目と口の動きで「ひであき きょう やすみ」と。その通り!!

その後、関係者からの連絡で急遽事務所。県の医療に関する資料をピックアップ。自宅で着替え。

その後、姫路商工会議所。Y市議、相談者の方と面談。難問である。その後、松本たけあき事務所主催の「一緒に考えようセミナー」。中谷病院のN院長先生と松本たけあき代議士の医療制度等についての対談。司会はI市議。県の施策も説明せよとのことだったので、県立病院の経営状況について少し話をさせて頂く。参加者の方は1病院を除く他の全病院会計で赤字、そのトータルでは約64億円という赤字額(2006年度決算)を聞いて一様に驚いておられた。新聞を見ても県政の情報自体が少ないし、病院事業のこともあまり知られていない。まず住民の方に情報を提供することが大切だと改めて思う。

N先生は、高知医科大を卒業後、神大付属・県立柏原・新日鉄広畑病院を経て、現在の職にあるという。医療施策についての国の取り組みの遅れや後期高齢者医療制度を厳しく批判。また、公立病院の経営については、官民双方に勤務した経験から、民間病院が厳しい経営努力を重ねているのに対して、公立はまだまだ甘いのではという厳しい指摘をいただいた。

  (未定稿)相続税増税のごまかし!?
07/14 (月)

hare.gif 山陽電車姫路駅前。定例の民主党朝の街頭演説。M代議士、I市議、O秘書、ボランティアのOさん。M代議士に続き、昨日の医療問題セミナーについて話す。

その後、事務所。昼食はHさんと事務所隣の浜さき砥堀店で昼食懇談。かつ丼。ご飯を少なくと注文すると怒られる。そんなことでは仕事にならない、と。…。


かつ丼


今日の来客は4名。衆院解散・医療問題などの意見交換、竹さん通信打ち合わせ、公民館関係の陳情など。アイスコーヒー3杯。

夜、花北のD。合掌。幼なじみの旧姓Tさんと久方振りに会う。弟さんも大きくなっていた。連日訃報が入っている。D会館に勤めるMくんに聞くと、やはり気温の上がる夏場は多くなるいとのことである。

勉強になったサイト-「結局は金持ち優遇の相続税増税でいいのか」経済アナリスト森永卓郎・日経BP

「黒田サミットin姫路」「播磨の黒田節まつり」のご案内!!

  (未定稿)暑い…
07/15 (火)

hare.gif 歯科医院。型取りされ、成型された銀を詰めて治療完了。その後、花北のD。合掌。その後、ガソリンスタンド。2年振りのオイル交換。

その後、事務所。その後、花北の姫路サティ。2Fの東風でとんかつ定食。その後、事務所。作業。暑い。

夜、花北のD。合掌。その後、事務所。その後、播但線で姫路。十二所線沿いの八起。内々環状西線の道路拡幅のため、立ち退かねばならないようで、廃業の可能性もあるようだ。「50年やっているんでね。よく働いたよ」とは女性店主の声。別の場所で続けてほしいと要望しておく。Nさんと県政懇談会。いろいろ話す。その後、県議会関係者のTさん合流。遅くまで。途中、電話で県立大学に関する行革二次プランについて陳情など。

  (未定稿)終日、警察常任委員会!!
07/16 (水)

hare.gif 県庁。警察常任委員会。県警の交通施策について、F交通部長から説明・質疑応答。

警察常任委配布資料

私からはその他の案件で質問。

1真柄建設の民事再生法申請による新姫路警察署の建設中断問題・工期の遅れ等について。O総務部長の答弁では、県土整備部を窓口に、真柄建設が引き続き工事を実施する意思があるかどうかを事情聴取した上で、最後まで工事が担えるという確実な担保がとれた場合に工事続行となることなどが説明された。駄目な場合は、別途発注するという。

2姫路ゆかたまつりの警備結果、市条例改正の徒歩暴走族取締り効果、今後の警備方針について。M生活安全部長が答弁。事前対策等も奏功し、警備は成功であったのではないか。ただし、市条例改正条項での直接検挙はなかったものの、検挙者2名(公務執行妨害1、ワイドショーカメラマンへの暴行1)がでた。午前2時を過ぎたあたりで混乱もあった。改正条例に触れないように単独で乗り込んできた徒歩暴走族もいた。昨年より非常に少なかったものの祭りが完全に正常になったとは言い難い。来年も今年同様の警備体制で臨みたい。22日に姫路市や関係機関と反省検討会を実施するので担当者を出席させる、とのこと。

委員会終了後、三宮のセンタープラザのgange(ガンジ)。カツカレー。


ガンジのカツカレー


その後、元町のタカトラ。その後、県警本部。警察常任委員の施設見学会。


県警本部正面


まず留置視察委員会室、面会人室、参考人室。いずれも本物を見たのは初めて。その後、交通管制センター、通信指令センター(110番通報集中管理)。更に開催中の警察装備資機材開発改善コンクールへ。硫化水素警報機も。屋上ヘリポートや雑踏警備広報車を見学。


交通管制センター。県内信号3359機の約50%をここで制御できるという。


県内の現在(16日14:15現在)渋滞ワースト10の表示も。姫路市内が2箇所表示されていた。
国道250号線 西行き 今在家東〜思案橋
国道250号線 東行き 夢前グランド〜正門前4
原油高騰の影響か県内の渋滞は減少気味という。


警察装備資機材開発改善コンクール



硫化水素警報機



昨年導入された雑踏警備広報車



屋上ヘリポート



神戸港を望む


その後、議会控室。作業。その後、O県公安委員長、O警察本部長、総務部長以下全部長、参事官らと意見交換会。うち警察庁採用キャリア出身者が4人。いずれも私より年上である。本部長からゆかたまつりの警備についての話やまつり当日、本部長だけでなく公安委員長も姫路視察に来られていたという報告も。ゆかたまつりの正常化は私が選挙で訴えた公約の一つ。県警全体で重点的に対処して頂けたことは何よりありがたい。そのほかいろいろ話す。12,000人組織の幹部の話である。勉強になる。

その後、姫路。Kさん、Aさんに駅前の事務所に呼ばれ、聴取を受けたので協力。その後、自宅まで送ってもらう。

  (未定稿)新行革プラン第二次案に異論続出!!
07/17 (木)

kouji.gif 事務所。その後、山陽道で龍野。たつの市はつらつセンター。事務所から20分と少しで到着。姫新線姫路上月間電化促進期成同盟会の総会。会長を務めるNたつの市長から冒頭の挨拶。「平成2年に発足した当期成同盟会だが、平成18年度から4年間かけて高速ディーゼルエンジン化のための工事を実施し、新型車両を導入することになっている。平成22年3月からは増便運行を開始、それを2年間の社会実験とし、その後に本格増便をする予定である。(”電化”ではなく高速ディーゼル化であることから当期成同盟会の名称を)”電化”から変更すればという話もあったが、現在の規約の目的には電化が明記してある。規約改正を含めて検討”は”していきたい」。

その後、西播磨県民局長の挨拶や県会議員の紹介(Y前県会議長(たつの市)と私の2名が出席)、姫路市のI市議会副議長、N新副市長、たつの市、佐用町関係者、JR西日本のT姫路鉄道部長ら構成団体役員の紹介をはじめ、新型車両のデザイン提案、会計報告、新年度の事業計画など各議案が了承された。

T姫路鉄道部長の話では、現在100q走行に耐えられるまくら木のコンクリート化やカント修正とよばれる軌道改良を行っており、工事後の新型車両の導入によって、姫路〜上月間で10分程度、姫路〜播磨新宮間で3分程度の時間短縮(最速時間の比較)となるということである。

姫新線軌道改善事業の概要(資料)

議事終了後、佐用町のケーブルテレビで放送された「姫新線軌道改良工事の模様」という番組を皆で見る。リポーターがいつぞや一緒に活動をした知人。驚く。


姫新線軌道改良工事の模様


終了後、カーナビは山陽道利用を進めるも節約して姫路バイパス経由で神戸。途中、玉津インター付近で昼の渋滞に巻き込まれる。時間とお金どっちが得だったか…。県庁西のマルシェでカツカレー。秀逸。NTTのHさん(私の高校時代の英語の先生のご子息でもある)と遭遇。2日連続でここに来ているという。私も毎日でも食べたい。そういえば、姫路西高は昨日高校野球で負けたようだ。残念。


マルシェのカツカレー


県会控室で会派の月例総会。重要政策提言の内容精査、本会議質問者の各期協議について。その後、7階大会議室。「行革推進方策第二次案(第二次行革プラン)」について、企画県民部の幹部らに対する質疑。先輩議員から県民局体制の現状維持や外郭団体の統廃合が限定的であったことに厳しい意見が続出。驚く。第一次プランでは総じて議会側は抵抗勢力であったからである。

「県民局の数はそのままだが、中間的な部長や担当参事は大幅に削減する」という話も。これについて”名より実をとった”(実質的な人員の削減数が多いため、機能・コストも削減される)と県関係者の話として新聞報道されていたが、局長数はそのままだが中間管理職は減らしたなどといっても、内部でいうのはいいが、リストラ"姿勢"としては外向きに自慢できる話ではないのであるが…。県民局の総合事務所機能は引き続き標榜するが、中身はスリム化するという話も無理がある。辛い。

外郭団体の統廃合については、県民局の統廃合が県議や所管市町からの統合反対の声のような”外圧”がなく、”内圧”だけであることを考えればさらに厳しい。過去に責任のない入庁したばかりの若手職員までが給与カットを実施するところまで追い込まれている中で、ごく一部の特別職を除けば、昨年度末までに退職した人は管理職手当のわずかな減額があっただけで退職金を含む特別な給与の減額措置はなかった。また、今何かを問われることもない。近々退職する世代を含め、再就職先の受け皿となっている外郭団体には今後も負担を求められる現職以上に、団体の整理統合による役員ポストのカットなどに切り込んでいかなければ、近々再就職する予定のない現役の職員はやる気をなくすのではないか。

先ごろ国の経済成長率の下方修正が報道されたが、当県の税収見通しは国の成長率見通し(上げ潮路線に基づく甘い見通し)にあわせて計算されているため、県税収入予測も近いうちに下方修正されると思う。これからの税収が右肩上がりが続くと予測していること自体がそもそもおかしいと何度も取り上げているが、結局のところ、計画途中で更に支出をカットしなければならなくなる。下方修正などとなれば、給与カットの終了等もタイミングが難しくなる。今いる人だけがいつ終わるともしれない給与カットなどで財政悪化の責任を共有していくことになりかねないのである。

先進国では日本とイタリアだけが突出した財政赤字国家であるが、これは「今さえ、自分さえよければいい。現世利益」という発想の政権運営によって築かれたものである。インフラ整備など将来世代との負担の共有化が必要などと言い続けて、結果として、いま投票権のない将来世代に過度なつけを押し付けている。国の財政赤字は、いずれ将来世代が過去の負担のツケを負わされるという形で清算される。清算する時点では、税をはじめとする国民負担率は上昇し、その頃に資産を築きあげている人は租税回避地に資産を移したり、国から逃れるかもしれない。現に財政破たんした夕張市から他都市へ転居する市民が想定の2倍に達していると報道(北海道新聞)されている。社会的弱者は残らざるを得ないという。

大阪府ではないが、過去の受益者もある今こそ、急いで過去の受益者を含めて清算する必要があるのではないか。急激な改革が痛みが大きいというが、過去の受益者にも一定の負担を求めることは、急激な改革でも何でもない。モラルハザードの解消にもなる。

私からは改革の手法等についての意見と平成17年に事業をスタートさせたばかりのカーネギーメロン大学日本校の運営財団(県出捐金1億円)の事業廃止などについて責任の所在を含め質問。しかし、大阪府をみても議会はそれぞれ支持者や支援団体があり改革の抵抗勢力となるのが一般的である。それが行政内部案である企画部会案の段階で、骨抜きとか生ぬるいとかいう表現がでていることは心配である。しかし、辛いのは、県民局の統廃合の必要性など、ここに来ている人も誰に言われなくてもわかっている話であろうことである。その方々に向って言ってどうなるのかなどと考えたら、終ってしまう。この世界では結果は変えないものの、反対意見や苦情などを自由に出させ、それを何度か実施して満足させる所謂”ガス抜き”というものがある。国会でも与党内の了承を得るためのガス抜きなどはよく知られている。よくガスが抜ける人は一般的にはいい人であるらしい。ここはいい人が多いのだが一致結束、結果を出せるようにせねば。

その後、姫路・手柄のM代議士事務所。その後、秘書団と飾磨方面。住民の方の陳情に対応。その後、同級生Nくんが姫路に帰ってくるというので訪問。日産スカイラインGT-R34というスピードの出そうなカッコいい車で帰ってきたので、なぜか写真を撮る。今度乗せてもらうことに。


日産スカイラインGT-R34


その後、身内の祝い事で野里、国道312号線沿いのグランブルー。昼に何度か行ったことがあるが、夜も美味。

  (未定稿)「アリとキリギリス」「退職手当引当金と退職手当債」!!
07/18 (金)

puri.gif 朝食に焼きそばを作る。水を入れすぎていつも麺がやわらかくなるのだが、今回も同じ失敗をする。多く作り、食べ過ぎて昼食抜き。

事務所。先月病気のため入院、手術し、このほど退院した伯父夫妻が来訪。退院後も厳しい食事制限が課せられているようだ。病院のことなどいろいろ話を聞く。

その後、Fくん、更にNくんら来訪。仕事を手伝ってもらう。久方振りに妹Rも来訪。その後、陳情、要望などを受ける。

新聞夕刊を見ると、大阪府議会は予算案の修正案提出を前に深夜審議の予定らしい。議会の賛成を得るために、修正して少し顔を立てるということだろう。しかし、大阪府や府議会のことばかりが報道されて、いい思いはしないのだが、やはり同じ行革に取り組む兵庫県議会議員としては注目せざるを得ない。

今回は、給与・補助金等の減額率を緩めるという修正のようだが、その財源として「退職手当債」という起債(借金)を増額するかどうか。私の見るポイントである。

橋下知事は選挙公約もあり、就任当初は退職手当債の起債をためらっていたはずである。ただ、この退職手当債が、直接的には退職金の支払い原資で、先送りの意味が強いものであっても、地方債の区分としては建設事業債の一種[建設事業費の枠内でしか起債できない/建設事業費のための起債とすれば、(一部メリットを受ける)後世の負担を正当化でき、地方財政法の趣旨にもそんなに反しない]とされていることから、単なる借金の先送りではないと言い訳を考えて、この発行を認めたのだと思う。しかし、今回修正して退職手当債の起債額を更に増やすというのはこれまで支持してきたような府民の受けも悪く、政治的にも辛いはずである。

民間企業の経営者の方から見れば、定年退職が一般的な公務員の場合に、「どうして退職金の引き当てが済んでいないのか」と疑問に思われるかも知れない。上場企業などでは、多額の退職金を支払うことが明白であるのに、相応の引当金を積んでいるか、明確な財源がなければ、リスク不備として監査が通らないこともあろう。

地方自治体でも、退職予定者数やその退職手当の必要金額は当然計算している。ただ、その退職金財源を「退職手当債」に頼るところと、頼らないところがある。1退職者に備えて事前に準備をしておくか、2多くを銀行に借金して払い、その借金を利息とあわせて銀行に長期間返していくかである。少し例えは違うが「アリとキリギリス」のようなものである。

実は、国は2006年から10年間、「退職手当債」の発行を許可することとしている。団塊の世代の退職が増えるなどという理由である。発行が許可されるのは今後の人員削減案などを示した自治体に限るとはいえ、これまでの引当不足は不問であり、発行に手を挙げた自治体も多い。

平成20年度の退職手当債の取扱いについて(総務省自治財政局地方債課長)

兵庫県もこの退職手当債を使うことにしたほか、行政改革推進債などとあわせて建設事業債の充当額一杯まで起債し、更に建設事業に裏打ちのない純粋な借金先送りである赤字県債の発行に追い込まれた。

引当の有無を「アリとキリギリス」の物語におきかえると、現時点は(引当てをしなかった)キリギリスの方が楽しそうに見えていたのが苦しくなり始めた状態といったところか。この物語では、季節が冬を迎えた段階(1年以内)でアリが頑張って働いてためた食糧があり、キリギリスを逆転するということになっている。財政の世界では1年で大きな差がつくことはない。次世代になってはじめて大きな差となることもある。

退職手当債など発行しないほうがいいのは明らか。大阪府は過去の財政運営から大きく舵を切り、成熟した先進国のように、プライマリーバランスの黒字化を前提とした財政にすべく改革を進めているように見える。それが今後どうなるのか。都道府県議会にそんなに差はないと思う。橋下知事の姿勢や手法には要注目である。

  (未定稿)3連休初日!
07/19 (土)

hare.gif 中地の姫路市勤労市民会館、飾磨区清水の姫路市教育会館で労組の定期大会に来賓出席。挨拶、県政の説明も少し。終了後、一緒に出席していたT参議院議員のM秘書を姫路駅に送る。

今日は党県連臨時常任幹事会、総合選対会議と党関係の会合が開かれたが、党本部の赤松選対委員長が出席して衆院選についての方針や県内の具体的な方針等を説明。兵庫1区についても説明、報道される。

昼食は市役所北西のシャンカル。日替りチキンカレー50辛。昼に市役所北玄関前のボギー、夕刻に二階町のハマモトでコーヒー。夜、大津イオンで買物。セール中。ネクタイを2本購入。


カレーとナン

  (未定稿)イオンと姫路
07/20 (日)

hare.gif テレビで政治番組を見る。民主党では党代表選挙の話題が中心。野党の党首自体には権力がないことはここで何度か触れた。野党には権力がないのだから、党首と対立しても、党内人事で干されるぐらい。民主党なら政治生命を奪われることもない。テレビや新聞、雑誌に発言する場合は、それがどう取り上げられるか、対外的な影響はどうなるか、そんなことを理解したうえで発言してほしい。皆が好き勝手言ってバラバラなどと国民から見られればどうなるか、である。自由な発言や思想が許されている国で、これまでの生き方が違う全員が全く同じ考えの政党などありえない。そう見える政党があれば、それは何か別の規律があるところだろう。今の日本に必要なことは小手先の改革や政策変換ではなく政権交代。理屈より政権交代自体であり、それを国民の皆さんに先進国なら一般的であると見せることである。最近、「議論は自由だが、決まったことは皆で守る」と岡田副代表が言っているが、その通りだと思う。衆院選に向けて、いまバッジのない多くの新人候補者が汗をかいている。他へ悪い影響が出るような発言は願い下げである。

その後、飾磨のリバーシティで買物。昨日も大津イオンに行ったのだが…。夏休み初の日曜ということで子供連れが多い。また20日は安くなる日らしく相当な混雑である。歩きやすい靴を購入。昔はビジネスといえば底の硬い革靴ばかりだったが、最近は歩きやすい少しカジュアルな靴を履く人も増えている。

しかし、大津イオン、飾磨のリバーシティ、延末のロックシティ(マックスバリュ)と規模が少しずつ違うイオン系列のショッピングセンターが増えている。姫路市内のドミナント化を進めているのだろうか。イオンは三重県四日市市の岡田屋と姫路市で昭和12年に創業したフタギ(洋品店)などが合併して発展した会社。その後、イオンが発展していく中で姫路の拠点機能を縮小し、今や西日本カンパニーの西播事業部を置くだけになったが、系列のマックスバリュ西日本の本社は姫路のままである。昭和45年のフタギ・岡田屋の合併から39年。イオン全体で旧フタギ時代の入社組はごくわずかに残るばかりになったという。私もマックス関係者の集まる席では何度か要望したのだが、マックスバリュ西日本の本社は是非姫路に残してほしいと思う。

中地の王将で昼食。そういえば中学時代、増位中バレー部で最後の大会に負けた後、ここで送別会をしたことを覚えている。ファミレスのような内装に変わっている。その後、自宅。その後、車で市内。M代議士の校区世話人会。打ち合わせなど。

  (未定稿)白浜海水浴場へ!!
07/21 (月)

hare.gif 白浜海水浴場で行われている「海ありがとうフェスティバル」(姫路こころの事業団主催)へ。畏兄Yさんも手伝っておられた。


砂浜のモニュメント作成



ステージパフォーマンス



スイカ割り風景



松本たけあき代議士の挨拶も


この夏一番の天候で雲一つない青空。暑過ぎるぐらいの天候だが、参加者の皆さんは楽しそうである。またスタッフの方から県政のことについていろいろ聞かれたので説明。

その後、東駅前町の十・十でお好み焼き。美味。その後、事務所。その後、Tさんをピックアップ。手柄のM代議士事務所。民主党姫路総支部の幹事会。党代表選、原油高・物価高対策について意見続出。特に原材料高が電力業界や運送業界など原油高が直接影響する業界のほか、地方の零細企業の経営を厳しくしている現状についての実情報告も。福田首相は物価高に関心がないようだが、ガソリン代や物価の値上がりに関心を払える、つまり庶民の生活に関心を持てる目と耳を持たなければならないという声も出ていた。私からは兵庫県の第二次行革プランについて説明。

その後、たまっていた新聞に目を通すと、大阪府の橋本知事の予算修正案等の記事も。退職手当債の増額はしなかったようだ。黒字予想分を歳入に充当したほか、議会の報酬削減等を財源にしている。自民・公明の与党会派は手放しの喜びようだが、他の会派も賛成せざるを得ないようなうまい落とし所である。政策ブレーンはいると思うが、運営プレーンも別にいるのかな。

夜にも住民の方から相談の話あり。

  (未定稿)太子町長選挙告示!!
07/22 (火)

kumori.gif 今日告示の太子町長選挙の出陣式の模様を関係者から伝え聞く。昨日も関係者からいろいろ伺ったばかり。町長選挙では世論調査もない。新旧住民が入り混じる太子町の場合、旧住民中心の口コミ情報も精度が高くない。町長や町議会議員の選挙期間は5日間と短い短期決戦。予想が立てにくい。投票は27日(日)。

大阪府議会では民主党も予算修正案に賛成することを決めたとの情報。府議会では知事就任からかなり対決姿勢を出していたと聞いているが…。修正案の内容が当初から提出されておれば民主党は反対したと思う。絶対評価ではなく相対評価したということ。地方議会はこの傾向が顕著。しかし、このシナリオを書いていた人がいるのだとするとさすがである。

事務所。昨晩陳情のあった現場の視察に2回。指摘の通りの状況に驚く。早速対応。途中、車で走っていると小中の同級生Mさんと遭遇。2人のお子さんと食パンなど多くの買物の荷物を抱えている。いろいろ話した後、「ガソリン代なんとかならへんの!」。先日もガソリン代高騰のため買物回数を減らしているという主婦の方の話を聞いた。そういえば、内閣府の経済成長率試算が今日の経済財政諮問会議に提出されたが、2008年度の国内総生産(GDP)成長率見通しは実質1.3%、名目0.3%。半年ほど前の発表で実質2.0%、名目2.1%。大幅な下方修正である。2011年には名目3%を達成できるという予想もあわせて発表されているが、数値に誰も何の責任もとらないのだから、楽観的というか目標として立てているということだろう。こんな数値を前提に税収見込みを立てれば、国のプライマリーバランスが大幅な赤字予想に転落したようになってしまう。兵庫県より悪い実質公債費比率の北海道は成長ゼロ・税収増なしで税収見通しを立て、行革計画を立てている。国の見通しが甘いのは皆わかっている。そんなものにお付き合いする必要はない。

その後、事務所で作業。

  (未定稿)アメリカの政治任用!
07/23 (水)

puri.gif 事務所で作業。その後、姫路キャッスルホテル。播磨政経懇話会。三井物産戦略研究所主任研究員の渡部恒雄氏の講演「今のアメリカがわかる〜大統領選挙を読む〜」。渡部氏は東北大学歯学部出身で歯科医師を経て、アメリカのシンクタンクに勤務したという変わった経歴を持つ。民主党の渡部恒三最高顧問のご子息でもある。


恒三先生のような会津なまりはほとんどない


大統領選挙については最終的にオバマ候補が勝利するという予測だが、それはそれとして、アメリカの政治任用の仕組みと政権交代のメリットやシンクタンクが政治任用閣僚・官僚の受け皿となっているアメリカ社会の構図などについて改めて勉強。

小沢代表は将来、政治任用以外の官僚の国会答弁を廃止する意向を持っている。小沢・小渕の自自連立の時に合意された政府委員制度の廃止(副大臣・政務官制度の導入)は小さいながら日本の国会制度史上最大の改革といってもいいほど。日本でなじむかどうかは別として、選挙で責任を取るもの、またはそれが任命したものが権限を持つという政治主導の流れは当然のことだろう。日本でもシンクタンクを人材の受け皿にしないといけないが、そこにお金が入る仕組みをつくることが必要。政治任用とセットで考えなければならない。

拙論中[自民・自由両党の自自連立政権樹立を決めた小渕・小沢党首会談合意文書] 別紙9参照

その後、呉服町の喫茶ミチ。様々な相談に乗る。悩んでいたことがすっきりされた様子。安堵。その後、事務所。陳情等を受けて、観光、警備、道路関係の関係機関への問い合わせなど。

その後、事務所。県議会情報誌「はい、県議会です」が届く。裏表紙は民間の医療機関や自費出版の全面広告。広告収入で議会広報費も節約している。

その後、播但線で姫路。マイクロバスで姫路キャッスルホテル。バスにバッチリメイクの女性が多数乗り込んでくるので訝しく思っていると、到着後、IKKOさんのディナーショーが本日開催と判明。S社長によると、発売後すぐ完売。当日までキャンセル待ちをするという方も多数という人気ぶりという。美容関係者も多いようだ。お客さんの中に知人Mさんを発見。驚く。企業経営者の方を中心としたOさんを囲む会。夢前町のY市議から姫路城と置塩城の関係などについて話があった。その後、県立大学の在り方等について意見交換。終了後、若手の業界関係者と懇談。遅くまで。

  (未定稿)関西広域連合から道州制へ!?
07/24 (木)

kocchi.gif 事務所で作業。暑い。そういえば市議時代、ある方の葬儀でエコスタイル姿で参列している県首脳を見たことがあり驚いたことを覚えている。県の場合、行事案内に「エコスタイルでの出席をお願いします」ということが明記されているものもあるほど徹底されている。私も6月から9月のクールビズ(エコスタイル)期間は、県議会本会議や冠婚葬祭等を除きクールビズの服装(ノーネクタイ・半袖シャツ)にしている。暑い中、スーツにネクタイで外を歩いている営業マンを見かけるが、いつも偉いなあと思っている。昨日理容Mで散髪をしていると、政治家は夏でもちゃんとスーツを着て、ネクタイをしめないといけないとの話をされていた…。国会議員の場合、クールビズ期間中でもスーツにネクタイの服装をして、会合に出席する姿をよく見かけるが、Mさんのような声も多いのだと思う。昼食は312号線沿いの久助で冷やし山かけうどん。美味。


久助の冷やし山かけうどん


その後、播但線・新快速で県庁。議会控室で同僚議員と懇談。その後、北野の六甲荘。そういえば、阪神淡路大震災の後、六甲荘前の神戸電子専門学校の教室を借りて寝袋生活を送っていたが、この角でボランティアメンバーの一人が車をぶつけたことを思い出す。

関西広域連合研究会。地方自治や道州制、広域連合の事務に詳しい総務省出身のMさん、姫路西高出身のNさんを講師に勉強。道州制についてはメリットとして行革と地方分権があげられ、若手議員を中心に賛成論者が多い。私も選挙公報にも明記した。知事が道州制に反対なことはよく知られているが、分権には賛成で、国の出先機関が行っているような広域的事務の受け皿としての広域連合の結成においては中心的立場にある。関西の財界などでは東京に対抗するため道州制の導入を切望する声が大きい。

関西広域連合ができたとして、市町村・都道府県・国の体制が、市町村・都道府県・道州・国となってしまっては屋上屋になる。ボトムアップは時間がかかる。国の道州制の動きがどうなるかも合わせて注目したい。

道州制については権限や身分と関係する省庁側は相当抵抗することが予想されるが、国の事務を外交・防衛や金融などに特化させてもいいと思っている国会議員は実は多い。それだけをしたい国会議員もいる。道州に移譲される事務の族議員は抵抗するだろうが、そうした守旧派は今の選挙情勢では弱いと思う。散会後も懇談。

「広域連合を経て道州制へ」関経連が関西モデル実現を提唱(産経新聞7月17日)

  (未定稿)旧友Gくん来姫!!
07/25 (金)

kocchi.gif 312号線沿いのマクドナルドでメガマフィンをピックアップ。事務所で食べつつ作業。朝昼兼食。依頼案件への対応。私も様々な相談をもらうが、資格が必要な相談に対しては私は他に資格をもっていないので必要に応じて有資格者の紹介もしている。

そういえば、わが国の弁護士数を増やすという施策について、先日、日弁連が見直しを申し入れていた。訴訟・係争事案が増えているとはいえ、確かにこれまでにない数の増加である。競争も始まっているようで、東京で企業法務をする先輩は欧米に留学したし、同級生でも日本の弁護士資格だけでなく弁護士需要の旺盛な中国に更なる活動の場を求めるため、留学する人も出でてきた。有資格者を増やせば競争は激化するが、弁護士空白地に活動の場を求める人もいるだろう。メリット、デメリット双方ある。私も引き続き頑張りたい。

その後、本町の姫路市民会館。労組支部の定時大会。挨拶。その後、事務所。遠方より夏休み休暇中のGくん来訪。相談の現場視察に同行してもらう。先日から重点的に対応している案件。踏み込んで対応。

その後、事務所。留守中に企業関係者が来訪し相談があるとのメモ。近所の案件のためすぐに対応。写真撮影、関係者から事情聴取など。アドバイスなど。その後も依頼案件多し。明らかに無理なものもあるが、きちんと説明したり、聞くだけで満足して下さる方もある。役立たずといわれても仕方がない。

その後、Gくんの希望で事務所スタッフとともに伝心望。東京の三軒茶屋で有名になっているというカレー鍋の元祖がこの店らしい。初めて。皆満足している様子。その後、姫路おでんも食べたいということで 「姫路おでん探検隊」のHPで見つけた麒麟のおでん。Gくんを知る他の友人諸兄にも声を掛けたが、皆夏風邪などでダウン。30代の男性に風邪でも流行っているのだろうか。Gくんはやはり元気でその食いっぷりもいつもと同じく豪快である。衆院選の課題等についていろいろ教えてもらう。


生姜醤油だけでなくカラシもつく。タケノコが珍しかったようで喜んでくれた

  (未定稿)政治家には体力も必要!!
07/26 (土)

hare.gif 拙宅に泊ったGくんを見送った後、増位本町の姫路サティで買い出し。場所がら知人も多い。挨拶など。洋菓子の田中屋が移転していたので驚く。確か旧ニチイのオープン時からあったのでは。よくおやつにアイスなどを買ってもらったものである。寂しい。

その後、白浜のヤマサシーサイド。姫路早稲田倶楽部のビアパーティー。毎年の開催だが参加が恒例となっている。今年はY姫路市議から市政報告、私から県政報告もさせて頂いたのだが、県の実質交際費比率が大阪より悪いワースト2位と説明すると、大半の方が知らなかったという反応。大阪府政と兵庫県政の報道量の差があること、過去に責任のある関係者は財政が悪いということを積極的に広報することもないのであまり伝わっていないのだろうか。議員報酬カットなども大阪府だけと思われているようで、寂しいことである。


盛り上がるビンゴゲーム


今年は若手の参加も多く、行政、企業、メディアなど各界の出席者も。Sくんのように今後全国レベルで活躍が期待される人材とも懇談。最後はビンゴゲームで盛り上がった。役員の面々、若手でもTくん夫妻らが準備や調理などに汗をかいてくれている。ありがたいことである。稲門関係者は是非参加を。その後、飾磨のリバーシティで少し休む。ここでも多くの知人と遭遇。多くは、姫路みなと祭への参加を予定しているという。その後、私も姫路みなと祭へ。


多くの人出で賑わう飾磨埠頭



姫路市消防艇による放水パレード


関係者やスタッフの皆さんと話す。熱気と人出で汗びっしょり。多くの皆さんの活動でこのイベントも成り立っている。いいことである。その後、豊富町のH保育園。大盆踊り大会。


本格的なやぐら組み



挨拶する私



たくさんの打ち上げ花火も


ここでも多くの保護者の方から声を掛けて頂いた。保護者の中には小中高の同級生も結構多い。子供と一緒に綿菓子の行列に最後まで並ぶなど皆しっかり親をしている。終了後、園長先生はじめ、H市議、関係者の皆さんと懇談。今日は別のバーベキュー大会にもお招き頂いていたのだが、時間的に参加できなかった。この場を借りてお詫びしたい。確か昨年も7月末の日曜は同じような日程だったような気がする。この仕事体力も必要。今日はお酒が入ることもあり、Rも終日同行・運転もしてくれたのだが感謝である。

  (未定稿)トクメン 105歳の刑務所ボランティア!!
07/27 (日)

mail.gif 日曜朝の政治番組を見る。内閣改造が取りざたされている。改造する側のメリットとしては、入閣待望組の希望をかなえて与党内の求心力を上げること、人心一新となり新大臣等のプロフィールなどが報道され、支持率アップもある。安部内閣の多くの閣僚を引き継いでいるため、現在の内閣は居抜き内閣などとよばれ、自らを支える人ばかりでもないだろう。与党内の調整や国会召集、テロ特措法の再議決、衆院解散時期など複雑な連立方程式を考えた上で、内閣改造となるのだろう。やはり自民党内でも森元総理の動きが注目されている。しかし、新聞報道を含めても方向があまり見えない。本当に福田総理のもとで解散総選挙となるのだろうか。

朝昼食を兼ねてそうめん。その後、本町のD。合掌。その後、イーグレひめじ。先日30代の男の夏バテを当日記に書いたが、私も体調不良に…。過信は禁物である。夜、太子町長選挙の投開票に注目。約53%と低めの投票率。現職の首藤町長が勝利。

その後、深夜のよみうりテレビ「トクメン 105歳の刑務所ボランティア」を見る。姫路少年刑務所の篤志面接委員 黒田久子さんの活動を伝える番組である。

「刑務所で、受刑者に俳句や絵画を教えたり仮釈放前の心構えを説く篤志面接委員、通称トクメン。手弁当で、受刑者と社会の架け橋となっている。姫路少年刑務所の黒田久子さん(105歳)は全国におよそ1800人いるトクメンの最高齢。51年の間に3200人の“心”に向き合ってきた。篤志面接委員は受刑者が社会に出てから関わりをもつ保護司とは異なり、あくまでも刑務所内の活動にとどまる。結果は見えない。まさに一期一会で、黒田さんの善意が必ずしも相手の心を変えるとは限らない。それでも受刑者の更生と再犯のない社会を願い刑務所に通い続ける老齢トクメン。その「志」を伝える。」
ナレーター:室井滋 =再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」(以上、番組HPより引用)。

黒田さんは共立女子大を卒業後、教師となり、関東大震災では教え子が亡くなられたという。今は性犯罪の撲滅に取り組んでおられ、再犯率が高い同犯罪受刑者専門の医療施設をつくることが願い。私も何度か直接お話を伺ったことがあるが、本当に凄い人だ。

  (未定稿)全国に豪雨被害、姫路では落雷で一人亡くなる!!
07/28 (月)

ame.gif 金沢などで川が氾濫するなど大雨被害が出ているとの報道。私の事務所周辺は雷雨。私の事務所は強い雨が降ると雨漏りがするので困る。他の災害に比べてあまり大きく報道されていないが、姫路市網干区では今日、落雷により1人が亡くなった。最近、このあたりではよく雷がなる。昔は落雷の被害や恐怖を教えられる機会もあったが最近あまり聞かない。落雷も怖い。

神戸の都賀川では突然の豪雨による鉄砲水で4人死亡との速報。神戸は六甲山と海のごく狭い平野部を切り開いた都市。温暖化により亜熱帯化している影響とあわせて鉄砲水となったのだろう。

病院で診察。念のため明日検査することに。その後、ある夫妻が来訪。最近取り組んだことに一定の成果が出ているようだ。安堵。絶食。

  (未定稿)キャリア官僚の人事!
07/29 (火)

kouji.gif 事務所で作業。途中、病院。受付に従姉がいて驚く。他にも知人などの声を掛けられ困惑。消化器系の検査。初めての胃カメラも。胃カメラを嫌がる理由がわかったが、昔に比べればはるかに楽になったらしい。膵臓もみてもらったが、結果的に他の消化器系も含めて全て異常なし。結局、何が悪かったのかわからないが、肝臓に相当脂肪がついていると診断された。先週あたりはいくら飲んでも酔わないほどで自分でも驚くほど快調だった。今更そんなことがあるはずもないのだが…。好事魔多しではないが、調子に乗らないようにしたい。

前兵庫県警本部長のS警察庁警備局長の辞職が発表され、驚く。昨年8月に同ポストに栄転されたばかり。警視総監の交代に伴う幹部人事の一貫だが、定年前に警察庁を去ることになったということだろう。キャリア官僚の場合、同期との出世レースの結果、ごく一部を除いて定年まで残ることはできない。強制ではないもののそれに近い勧奨で辞職を求められる。そうした定年前の人をどう処遇するか。これは天下りとは別に考えないといけない(民主党は定年までの雇用を提言している)。先日ある若手キャリアと話したのだが、心構えとして向上心を持っている人や国のあり方に関わっていきたいと考えている人の割合が多く、これが他の公務員との最大の違いと言っていた。次官レースが同期1人という大変厳しい競争倍率であることを考えれば、厳しい競争社会ということはわかった上でキャリアになっている。それに敗れて劣ではない。外郭団体等で暇をかこつ人もいるようだがこんな無駄なことはない。先日書いた政治任用のシステムや受け皿シンクタンク等にその受け皿機能を持たせることができればと思のだが。

竹さん通信の校正終了。納品時期等についてTさん、Fくんらと打ち合わせ。その後、来客対応。夜、仕事帰りのYくん来訪。いろいろ懇談。食事再開。体重は78キロほど。今後は体重制限も厳格に課したい。

  (未定稿)「避風塘 ふじた」オープン!!
07/30 (水)

puri2.gif 事務所。Fさんと神戸の都賀川水害について意見交換など。私の亡き祖父がもっていた家計図の中に、過去に近所を流れる市川で水死した祖母の親族の記載があった。そんなこともあってか祖母は父の子供のころ、市川で泳いではいけないと言っていたという。父があまり泳ぎが得意でないことを私が問うたところ、そんな答えが返ってきたような記憶がある。しかし、私は父に川で泳ぐなとは言われていないし、川が怖いところだといわれた記憶もない。親族を失った祖母と私の川に対する危険意識は全く共有されていない。今後、洪水の警報装置を拡充・整備する話も持ち上がると思うが、意識をまず高めたい。昼食は312号線沿いの久助。冷やしおろしうどん。美味。

その後、中播磨県民局。総務常任委員会の調査にM県議とともに地元選出議員として陪席。


質疑応答の様子


中核市である姫路市と県の関係を問う質問や原油高に伴う企業業績の悪化に伴う県税収入の減少等について質問あり。前者は良好のようだが、後者については、平成20年度の税収見込み(当初予算ベース)が個人県民税の税源委譲による増を踏まえ微増と想定しているが、20年1月末現在の景気動向で企業収益を判断したものであることから、原材料高は減収要因として織り込んでいるものの、現在のような原油高は想定外であるため、厳しくなるとの見通しが示された。終了後、北条口の成田珈琲。買物ついでにUさんと懇談。その後、事務所。竹さん通信発行に関する雑務。

その後、昨日、安田3丁目にオープンした「避風塘 ふじた(フェイフォントン フジタ)」。オーナーシェフのFくんは私の姫路市立増位中バレー部の同級生である。私の事務所にも以前に相談にきてくれていたのだがようやく開店となった。彼は、自分の店を持つことを夢に、全国各地の店やホテルなどで腕を磨いてきたほか、姫路に帰ってきてからは、いくつかの仕事を掛け持ちし、早朝から市場でアルバイトをするなどして開店に向けた準備を進めていた。

店名は、大阪・北新地の広東料理の名店「避風塘 みやざわ」で「料理の鉄人」にも出演したオーナーシェフ宮澤薫さんの右腕として修行し、店名に「避風塘」を使うことを認められたもの。「避風塘」とは、香港の漁民が台風を避けるために船を停泊させる場所のことで、避風塘の船上で漁民たちがつくる新鮮な魚介類の料理を避風塘料理と呼ぶらしい。ふと立ち寄って料理を食べてもらいたいという気持ちが込められているそうだ。お値段は北新地に比べかなりリーズナブル。酢豚など単品が800円程度だった。開店時の混乱でお客様に迷惑をかけてはいけないとし、まずは口コミで広まることを願い、チラシや雑誌での宣伝等はいまのところ行っていないそうだ。ランチもあり、当面は日替り1メニューだけ(1000円)という。今のところメニューはやや少ないが、お客さんのニーズに合わせてどんどん増やして活きたいと語っていた。事務所に来たときもそうだったが、何事にも前向きであることが凄い。繁盛してほしい。


色鮮やかな酢豚


「避風塘 ふじた」
姫路市安田3丁目108−1 やすだタウンプラザ
旧グスターレ、エビス水産西すぐ

  (未定稿)警察常任委員会の県内調査(初日)!!
07/31 (木)

hare.gif 警察常任委員会の県内調査のため、車で県庁。途中の高速出口で渋滞。かなり余裕をもって出ていたためなんとか間に合う。節約と思って途中で通行料金の安いルートに変更したことが失敗だった。遅れていたと思うとぞっとする。

まず、神戸市須磨区妙法寺にある兵庫県警「機動隊」へ。

機動隊は県警警備部に属し、警備実施の中核部隊として、集団不法事案、テロ、ゲリラに対する治安警備のほか、台風・地震等の災害警備や雑踏警備などを行っている。Y隊長以下幹部から活動概況のヒアリング。機動隊は現在194名、平均年齢は32歳。20代が58%を占める。希望して入隊する警察官も多いという。最近の大きな任務としては、洞爺湖サミットへの派遣やG8環境閣僚会議(神戸)、ゆかた祭り(姫路)に伴う警戒警備などである。その後、質疑応答。私からは、ゆかた祭りの警備体制について、機動隊が暴走族との第一線に立つ一昨年までの警備方法を敢えて後方警備に変えた警備の方針転換について、現場の考えを確認。昨年の沈静化はこの方針転換が奏功したと言われている。今後も機動隊は最悪・最後の砦として後方警備にあたるということである。

その後、庁舎内やレンジャー隊、潜水隊の訓模模様を視察。


平成17年完成の機動隊庁舎



訓練開始。



レンジャー隊の庁舎駆け下り訓練。
レンジャー隊は、山における遭難事故等に対し、遭難者の救出・救助活動を行っている。



綱渡り訓練の様子



潜水隊の訓練風景。
潜水隊は、海や河川等での水難事故発生時等に、被災者の救出・救助活動を行っている。

機動隊に入隊した隊員はレンジャー隊か潜水隊のいずれかに所属することになっている。



水深5メートルのプール内で潜水具を身につける訓練。水底では、まず耳の空気抜きをし、鼓膜が破れるのを防ぐ必要があるという。このほか、実際の現場は水中の視界がほとんどない場合もあり、水中めがねに黒い幕をはって視界ゼロで捜索する訓練や低い水温でも活動できる訓練も行っている。



庁舎内の食堂。スタッフの女性に聞けばの隊員は全員男性で独身も多いことから食事には気を使うという。今日の昼食メニューは隊員に人気のカレー。いいにおいがしている。


その後、神戸市西区の神戸西警察署で神戸西署・垂水署の合同署状概況調査。昼食をはさんで明石署。調査。更に瀬戸内海をわたって淡路島へ。淡路署・洲本署・南あわじ署の3署合同調査。県の財政難による行革の影響が警察の現場に如何に及んでいるかという課題を中心に各署で質問。

過去の議会での私の質問に対しては、電気やクーラーなどの光熱費、コピー用紙などの消耗品費など一般経費関係は徹底的にカットするが、現場捜査力・執行力に関するものはカットしないとの県警の方針説明があった。今回、捜査車両の必要台数の確保や整備費をはじめ、捜査旅費の確保など現場の貴重な話をきかせて頂いたが、警察から追われる人や敵対するような組織が聞けば喜ぶような話があってはならないのは当然である。ある署などでは給与カットの決定後、全署員を集めて理解を求めたという。警察の場合、労組や政治的な職員団体のように自らの主張を代弁・交渉してくれる団体がつくれないし、交渉権もない。代替措置として整備されている人事委員会勧告制度(官民較差調整)も、議会の議決を得さえすれば、勧告内容は無力ならしめることができる。かといって財政運営に関わってもいないし、権限もない現状とはどういったものなのだろうか。給与カットが士気に影響を与えるようなことはないと各署長が口をそろえるが、結果として県民の安全・安心が犠牲になるようなことだけは避けなければならない。私たち議会の役割も重要だ。

また、今日訪問した署だけの比較でも、地域により刑法犯の犯罪認知件数に大きな差があること、また1人あたりの警察官の負担が勤務地によって大きく異なる現状がデータ上はっきりしたため、驚く。特に警察署員1人あたりの年間刑法犯認知件数は約14件(最高)、約4件(最低)と署により3倍もの差があり、業務の平準化という観点から問題があると感じた。各署の配置や定員を実情により即したものとする必要性があるということである。また、検挙率にも大きな差があったが、同じ基準で検挙率の差が大きいなら改善に向けて努力してほしい。後で他の委員からいろいろご意見もいただいたが、同一賃金・同一労働という業務の平準化は昔からの私の主張。ご理解願えればと思う。
警察常任委員の役割とは何かと考えながら調査一日目を終えた。県議になるまでは、ある種昔聞かれた交通違反関係の噂話のほか、不祥事等が起こったときには警察常任委員会で陳謝するのだろうなというぐらいの認識はあったが、他は漠然としたものであった。

警察は上意下達の組織であり続けなければならないが、客観的またボトムアップ的な考えも入れておかなければ組織が硬直化してしまう。しかし、そうした外部の考えは外上部から供給しなければ流れていかない。公安委員がその役割を担うことを期待されていると思うが、私たちのような直接公選の警察常任委員も有権者の皆さんの声を代弁していかなければならない。12000人の膨大かつ重要な任務を十数人の警察常任委員で見守っていく。それが私たちの役割。



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