Web版ひであき日記

2008年01月

  謹賀新年!!
01/01 (火)

kocchi.gif まず実家。その後、伯父宅。おせち、お雑煮。餅7個。去年制限していた分、例年より多いかもしれない。反動である。今年は昨年クリスマスイブの火事のため、避難中の祖母も一緒。去年は年末にかけて不幸の連続であった。今年はいい年であってほしい。

その後、皆で病院の父のもとへ。父が病院で正月を迎えるのは2度目。脳の一部が死んでいるために病状も回復しないのだが、本人が一番歯がゆいと思う。元気が売りだっただけに尚更。「私がもっと強く言っておけば」「あの時こうしておけば」など、私にとっても今なお後悔ばかりである。

来客のため、夕刻から事務所。多くの方と懇談。

  早稲田の応援!!
01/02 (水)

hare.gif テレビで箱根駅伝を観戦。母校早稲田大学の応援である。近年シード落ちし予選会から出場するなど、力が落ちてきているので、応援している側からすれば寂しいのだが見てしまうのである。ちなみに関東では一般的にも大変関心が高いスポーツイベントである(視聴率に出ている)。姫路市立大津中、報徳学園出身のエース竹澤がケガで花の2区ではなく、3区にエントリーするという波乱もあり、今年も期待できないとか思っていると、いつの間にか往路優勝。大いに驚く。

実は、西脇工業の八木勇樹くん、須磨学園の中山卓也くん(元ダイエー中山竹通さんの息子さん)という高校陸上界でもトップクラスにいるである兵庫出身者が早稲田に入学予定。来年は全体で優勝できるかもしれない(早稲田大学競走部OBの県職員の後輩がそう言っていた)。ちなみに西脇市選出の東野としひろ県議の息子さん(明大)も学連選抜として2区を走っていた。兵庫は駅伝選手の供給源になっている。昼に雑煮餅5個。

竹澤健介くんのプロフィール(TBSホームページ)

午後もテレビでラグビーの大学選手権準決勝を見る。早稲田は帝京大と接戦。勝つには勝ったが、冷や汗ものだった。関東学院は大麻事件で欠場しているが、もし出場していれば危ないかもしれない。決勝の相手は慶応である。

  仕事始め!!
01/03 (木)

hare.gif M代議士事務所。年始のご挨拶を兼ねて党の街宣車に乗車。今年は衆院選も予想されるだけに気合が入る。手を振って下さったり、わざわざ玄関先に出てきて下さる方もいて恐縮。市内各地を巡回。播磨国総社の前も通ったが冷たい視線を感じる。途中、山田町のコムシコムサでナポリタンスパゲティ。美味。その後、親族の家で休憩。お年玉をあげる。

今日は街宣活動のため箱根駅伝の往路は見ることができなかったが、早稲田は9区で駒沢大の逆転を許し、2位だったという。残念だが大健闘である。

  姫路市新年交礼会!!
01/04 (金)

puri.gif 姫路市、姫路商工会議所主催の姫路市新年交礼会に出席。多くの方に新年のご挨拶をさせていただく。I市長、O商工会議所会頭、N市議会議長による挨拶など。その後、鏡開き。私も手締め発声のため登壇。ほぼ同時刻に兵庫県公館で兵庫県関係者の新年交礼会もあったが、他の県議も市の方に出席していた。


新年交礼会にて鏡開きの発声。右端が私。


「ひめか」による姫路菓子博の宣伝も


終了後、北平野のアマル。岩津ねぎと明太子のパスタ。美味。店主と懇談。その後、事務所。年賀状などを見る(選挙区内への年賀状の発送は禁止され、返礼のみ認められているのでご了承ください)。

  今年も”凶”でスタート!!
01/05 (土)

kouji.gif 常任幹事会を欠席し、しらさぎ大和会館。子供のころから知っている方の葬儀。苦しむことなく亡くなられたという。合掌。その後、播磨国総社。年末から不幸が重なっているため、参詣並びに今年の運勢を占うためおみくじを引く。結果は最も悪い凶。今年も出だしは悪い。気をつけねば。


播磨国総社のおみくじ


その後、はまもとで初コーヒー。事務所。作業。夜、R、Fくんと夕食懇談。その後、姫路西高校同級生有志と新年会。業界団体の話も聞けた。遅くまで。


はまもとのコーヒーカップは新年らしい椿柄?

  全国凧揚げ大会!!
01/06 (日)

某代議士から電話。共通の知人が某市の市長選挙に出馬する可能性があるという。先日書籍を発売して驚いていたが、更に驚く。

車で市川東岸の東阿保緑地。姫路市消防出初式に来賓出席。I市長、S副知事らの挨拶や消防功労者等への表彰など。その後、マーチングや飾磨消防団のはしご乗り演技、救助・放水訓練など。


飾磨消防団のはしご乗り演技 大の字


ヘリコプターは県内では県が2台、神戸市が1台保有しているという


終了後、幸町の長浜ラーメン。美味。その後、五軒邸のパオンで買い物。その後、姫路競馬場。全国凧揚げ大会を見学。日本玩具博物館のI館長とも懇談。ひめかストラップも購入。凧揚げを見ていると、お客さんから「食事ができることろはありますか?」との質問。全国から多くの人が集まっているので、地域の食べ物をPRするいい機会にもなる。なんとかしたい。また、競馬場といえば、兵庫県の船場川の洪水対策として、姫路競馬場の走路内側に洪水調節池をつくることを最有力案として検討している。


菓子博のPRたこ



網干みらい倶楽部と全国から集まった凧(場所失念)のランデブー


その後、事務所。知人のお父様のお通夜。その後、姫路サティ。Rが風邪のため、食材の買い物。夕食をつくる。鶏の鍋である。

夜、NHKテレビで中国の公立小学校の様子見た。小学5年のクラスの様子を追いかけたドキュメンタリーである。学校での成績至上主義教育、塾通い、親との葛藤など大変興味深い。最後に、中国共産党の党大会での胡錦濤総書記の演説の中に「行き過ぎた詰め込み教育から子供たちの負担を軽くしなければならない」との趣旨の発言を子供がみて溜息をついて曰く「負担を軽くするといったって私たちのカバンは重くなるばかり」。行き過ぎた日本のゆとり教育との対比が興味深い。

  新年最初の街頭演説!!
01/07 (月)

acchi.gif 車で山陽電車姫路駅前。朝の街頭演説。確か2002年の3月から始めたので、もうすぐ丸6年になる。寝坊してしまうこともない。決めてやればできるものである。新春の挨拶。

終了後、Yさんとフェスタの珈香王コーヒー店。新規事業について意見交換。その後、事務所。作業。

その後、播但線で姫路。東駅前町の神姫バス労組本部。新年旗開き。挨拶、県行革の説明など。その後、高校同級生で管理薬剤師のF嬢、その同僚と遭遇。十々でお好み焼きを食べつつ四方山話。その後、問い合わせなど。

その後、播但線で事務所に戻る。年賀状を見ていると、同日発送のもので正月に届いたものと今日届いたものがある。明らかに到着日がおかしい。民営化後の混乱はまだあるようだ。

夕刻、松下電器の姫路進出情報、オフィスアルカディア計画、保育園関係の陳情、要請など多数あり。夜、Rの風邪が続き、天ぷらそば、焼飯をつくる。私は料理をするのは好きだが(食器洗いは苦手)、改めてレパートリーがないのに気づく。

  連合、新年旗開き!
01/08 (火)

acchi.gif 朝食に焼きそばを作る。水の分量を間違いいつも失敗する。車で県庁。車中の大半に電話。車と電車と違うところは電話ができること。ただし、新聞や書類が読めない。

到着後、企画管理部のM総務課長から競馬組合についてヒアリング。その後、神戸メリケンパークオリエンタルH。連合兵庫の新年旗びらき。I知事らの来賓挨拶など。懇談。県庁で雑用など。

その後、姫路の事務所。作業、書類に目を通す。その後、播但線でホテル日航姫路。連合姫路の新春の集い。O議長の挨拶ほか、M、Y代議士、I市長らの来賓挨拶など。両副市長と県行革について雑談。多くの方と懇談。終了後、報道関係者、報道関係希望者と懇談。その後も懇談。遅くまで。

  政務調査会スタート!!
01/09 (水)

acchi.gif 県議会の政務調査会。政務調査会とは、年間数回、各会派ごとに行政当局の各部ごとに予算の執行状況等について説明を受け、質疑応答をする会議である。公式な会議ではなく、慣例で実施され、司会は各派の政調会長が務める。朝10時から17時前まで、それが今日から3日連続で行われる。年始に行われる今回の政務調査会は来年度予算の各部要求額ベースの内容や主要事業の説明がある(ちなみに予算要求ベースなので確定ではない、行革対象予算も不確定部分がある)。今日は、県土整備部(一部)、企画管理部、県民政策部、健康生活部(一部)の4部である。

県土整備部では、国道250号飾磨バイパスの完成(永世橋東・永世橋西・白浜松原の交差点渋滞解消)、国道2号の電線共同溝の整備、秋にも予想されるJR姫路駅の姫新・播但線の高架切り替えに伴う軌道・電気・通信・建築工事、JR姫新線の高速化事業本格化、姫路港の国内物流ターミナルの整備、姫路港のボートパーク整備推進など。

しかし、三木総合防災公園の事業計画も資料に記されていたのだが驚く。総事業費がなんと558億円。既に540億円の整備が終っており(進捗率97%)、今回の行革で一部計画が延期されるという説明だが…。整備された施設として昨年11月にオープンした大規模な屋内テニス場(愛称:ビーンズドーム)があるが、観客席1500席を有するセンターコート1面及びサブコート8面を有し、その全てが世界4大大会の一つであるUSオープンテニスが行われるニューヨーク・ナショナルテニスセンターと同じ仕様の樹脂系ハードコートという。センターコートは1時間につき 4200円という安い値段で利用可能らしい。558億円という金額には驚いた。

企画管理部では、公益通報委員会の設置、兵庫県公報の電子化(紙は最低限)、各県民局に配分され県民局独自の施策に充てる地域戦略推進費の3割カットなと。

県民政策部では、(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構の交付金の3割カット、健康生活部では、総合リハビリテーションセンター内に小児リハ病棟の整備など。

昼食休憩時に、会派の議会改革調査検討委員会。各会派から出された議会改革意見について議論。

政務調査会終了後、車で姫路の事務所へ。山陽道を通る最短コースで約1時間である。電車より30分早い。神戸新聞の取材対応。企業誘致、県政と市政の課題等について。その後、姫路駅前の采八。明日の大阪府知事選の告示を控え、大阪入りしている党本部時代の先輩と夕食懇談。家島は坊勢の魚を食べて頂く。

  政務調査会2日目(産業労働部、農林水産部、県土整備部[第2回]、病院局)
01/10 (木)

kocchi.gif 県議会の政務調査会2日目。ご案内頂いている成人式や新春の集い、新春旗開きなどは全て欠席である。産業労働部、農林水産部、県土整備部(第2回)、病院局。最後の病院局は政調会長に代わって副会長の私が議長役を務めさせて頂いた。何事もいい経験である。

産業労働部では、新事業・雇用創出型産業集積促進補助事業費(拠点地区進出企業の新規地元雇用者及び設備投資等への補助)26億円、姫路市のものづくり大学校(仮称)整備費(教育研修施設の実施設計)1億3200万円など。

農林水産部では、県立フラワーセンターの管理運営委託料(財団法人兵庫県園芸・公園協会)2億1532万円、野生動物の保護増殖・狩猟適正化・鳥獣被害防止促進1億3947万円、野生動物防護柵集落連携設置事業1878万円など。

病院局では、収益的収支に対する110億円の一般会計負担金(赤字補てん)のほか、県立新加古川病院整備事業費79億円・同固定資産購入費12億円、姫路循環器病センターのシネアンギオ(血管連続撮影装置)等高額機器の整備8億4100万円など。平成21年の供用開始が予定されている新加古川病院の開設にあたっては土地・施設整備に135億円、医療設備費で30〜35億円、電子カルテ導入に約10億円がかかるという。現病院の売却については協議中とのことである。

少し時間があったので、一次、二次の救急医療施設で手に負えない重症患者や救急現場で救急隊員により特に重症と判断された患者を収容する医療機関である三次医療施設(救命救急センターなど)の拡充について質問。病院現場と医療圏域施策は担当違いもあり、少し乖離もあったので、また改めて質問したい。
(昨日と同様、予算要求ベースなので確定ではない)。

途中休憩時に、会派の議会改革調査検討委員会。各会派から出された議会改革意見について議論。

終了後、兵庫駅西のポッサムチプ。議会関係者、報道関係者と夕食懇談。うち2人が個人ブログを開設しているということで食べ物の写真をとりまくっいる。後刻、見せて頂いたが、肉ばかりで笑ってしまう。その後、元姫路のSさんとも懇談。

  政務調査会3日目(企業庁、健康生活部[環境]、警察本部、教育委員会)!!
01/11 (金)

kocchi.gif 県庁。政務調査会3日目。企業庁、健康生活部[環境]、警察本部、教育委員会。今日も教育委員会は私が担当。


政務調査会の模様。中央が私


企業庁では、洪水ハザードマップにおいて浸水想定区域とされた姫路市の船津浄水場の浸水防止擁壁・内水排除ポンプの設置(2ヵ年)、播磨科学公園都市の企業立地促進法に基づく基本計画の策定について、数値目標として「企業立地件数26件、製造品出荷増加額362億円、付加価値増加額131億円、新規雇用創出人数910人」が掲げられている。

健康生活部[環境]では、環境大臣会合(サミット)等開催関連事業費2500万円、姫路の緩衝緑地帯建設費の元利償還費の一部負担1280万円など。

警察本部では環境大臣会合(サミット)の警備費として3億4600万円が計上されている。その財源としては国庫支出金があるのは8622万円のみ、残りの2億6000万円余りは一般財源である。テロ対策や治安対策として金属探知機や装備の購入、職員の旅費などがかかるというが、サミット本体が行われる洞爺湖と違ってあまり知られていない。効果があがるようにしないといけない。また、行革関連では、兵庫県警察互助会に対する公費負担の廃止をはじめ、照度300ルクス以上となる場所の電球をはずすことで光熱費をカットするという。今日の説明も、コピー用紙を使わず、学校のプリントで使われていた”わら半紙”を使っている。現場捜査力を落とさず、経費削減をするというが、士気は下がらないのか。同じ削減比率の一律適用という手法の弊害である。正直かなり心配である。

教育委員会では、考古博物館の予算減のほか、35人学級編制の小学4年生までの拡大が予算化された一方、行革の影響でスクールアシスタント、ALT、施設維持費等の予算削減があるなど教育予算総額は削減されている。

途中休憩はあるものの、議会内に缶詰なので、新年旗びらきや各種シンポジウム、各種理事会を欠席している。議会中でもないのに、何がそんなに忙しいのかと言われるなど一部お叱りも頂いているが、準公務であり重要なのでお許し頂きたい。

政務調査会終了後、控室で遅くまで作業。途中、ある方から差し入れを頂く。感謝。

  教育界について考える
01/12 (土)

kocchi.gif 姫路市教育会館。姫教組の新春旗びらき。M・Y両代議士、姫路市議会のK文教委員長をはじめ市議団の皆さん、N中播磨教育事務所長、S副市長、A教育委員長、M教育長ら教育関係者ら多くの来賓も。挨拶の中で県行革について説明。多くの方と懇談。砥堀小学校時代の恩師とも懇談。

最後にOBから強烈な挨拶があり、会場の雰囲気が一変。現在と当時の違いというか。いろいろ考えさせられる。

  気分転換と家族サービス!
01/14 (月)

hare.gif 成人の日で3連休。気分転換と家族サービスも兼ねて岡山県の日生。山陽道で行けすぐである。カキで有名な日生だが、”かきおこ”なるカキのお好み焼きを名物にした町おこしに取り組んでいるということで、お店に向かうも大行列。あきらめる。磯なる地元の店で定食。道の駅などでお土産を買いつつ帰宅。

夕飯も私が担当。自分が好きなホイコーロー(回鍋肉)をつくる。ネットで作り方を調べたのだが、個人でレシピや料理の写真を公開している人が多い。内容に違いもあり迷うが、オーソドックスなものを参考にする。手前味噌だが、成功。


ピーマンを入れたのだが、入れない方が味がすっきりしていいと思う

  苦情対応!
01/15 (火)

acchi.gif 事務所で作業、来客・陳情対応など。その後、姫路市関係者、旅行代理店、飲食業、服飾関係者と懇談会。生活に関する苦情も聞く。その後、報道関係者と四方山話。自宅まで送って頂く。感謝。

  県議会行革特、「新行革プラン第一次案」に対する各会派意見開陳!!
01/16 (水)

kouji.gif 車で県庁。Hさんから県政への要請対応。衆院選に関する噂話も(笑)。その後、県議会行財政構造改革調査特別委員会。I知事をはじめ、両副知事、理事らも委員会に出席。今回は新行革プラン第一次案に対する各会派の意見開陳が行われる。民主党はF政調会長が代表して発言。午後も各会派や無所属議員などの意見開陳が実施される。意見開陳終了後、I知事から「2月下旬を目途に第一次案を確定し、残る分野については第二次案として5月ごろ取りまとめる。来年度上半期には全体案を確定したい」との方針説明があった。

今後、県民局再編を含め条例改正が必要なものもあり、9月議会での議決を考えているのではないだろうか。

最後に委員長から、投資事業に対する考え方など、各会派間で隔たりがあるものもあり、それらについては両論併記とすることが提案され、了承された。休憩時に元町鯉川筋のお好み焼きサンスポー。焼きそば定食。

その後、電車で姫路。駅前のホテル日航姫路。播磨政経懇話会の新春パーティー。神戸新聞の関係者を中心に、県や播磨の市町長のほか会員の面々が集合。会員は企業の方がほとんどである。


姫路商工会議所会頭、副知事や播磨の市長らによる乾杯

  阪神・淡路大震災1.17のつどい!!
01/17 (木)

kocchi.gif 県庁。控室で作業。生活保護の相談も。連帯保証問題など様々な課題も。その後、HAT神戸。ひょうご安全の日推進県民会議「1.17のつどい」に出席。HAT神戸周辺は、緊急時の避難路等を歩き当時をしのぶメモリアルウォークのゴール地点でもあるので、ゼッケンをつけた多くの方が参集している。

式典では、黙祷や主催者、来賓挨拶等のほか、淡路島で被災した新成人2人が、震災の経験と教訓を次世代や国内外の人に伝えていきたいと宣言したり、神戸市立小学生の献唱のほか、河田惠昭同会議企画委員長が「1・17ひょうご安全の日宣言」を読まれた。最後に私たちも人と防災未来センター南側の献花台に、白いカーネーションで献花。

献唱の際には、来賓後方の席からすすり泣く声が漏れていた。普段頑強な同僚議員も涙を溜めていた。6400人もの方が亡くなっている。13年たったからといって癒えるものではない。姫路市の小学校休給食でも災害時に提供するアルファ米の米飯を出すなど、震災について子供のころから考えさせるいい取り組みも報道されている。

その後、県庁西の洋食レストラン・マルシェ。カツカレー。ペースト状にした野菜や果物でカレーを作っており、小麦粉を使っていない。ピリッと辛い。カツはかなりの厚み。B級グルメのチャンピオンを目指していると店の看板に書かれているが、まさにその通り。秀逸。カツカレー好きのB級グルメの方には一食の価値ありである。

その後、県庁。調査。その後、姫路の事務所。Yさんから新規起業について相談あり。その後、事務所隣の唐々鍋まるよしのA社長と話す。新たな辛い鍋のメニューを登場させたそうで味見させてもらう。相当辛いが美味。

  県財政、今年度にも赤字転落の危機!!
01/18 (金)

acchi.gif 車で県庁。会派幹事団・行革特委員協議。O財政課長から地方交付税補てん、赤字補てん債発行について、国の地方交付税法等の改正案について説明を受ける。要は、19年度、国・地方共に過大な税収見積りをし、それに見合った過大な歳出予算を執行しているが、実際の歳入が少なくなることがはっきりしてきたために、財源不足分(歳出超過分)を起債(借金)して次世代へ先送りをするということ。特に問題のある赤字地方債の発行である後者は戦後2回だけの特例措置である。

民主党内には、税収見込みを誤ったという政府のミスが起因であることから、赤字地方債の発行は認めないという意見が一部にあることも承知しているが、兵庫県に適用すると、赤字に転落する可能性がある。現行制度では地方財政計画という形で政府の責任が重いことから(地方自治の観点からは国の責任にするのは賛否両論ある)、責任問題は別として民主党にも法改正を認めてもらわなければならない。戦略なき赤字転落はリスクが大きすぎる。この法案は衆院再議決の3分の2の対象にもならないだろうから、民主党本部、特に参議院の対応を含め、赤字転落の可能性のある自治体の話を聞いていただかないといかない。ということでまた上京しなければならない…。

その後、議員団総会。その後、総務常任委員会の閉会中審査。県民政策部、企画管理部、その他部外局の来年度予算要求額説明など。政務調査会と重ならない部分について、具体的には議会費の行革取り組みについて質問。行革にあっては議会も例外というわけにはいかないからである。現在、各派代表者会議や議会運営委員会で議論されている議員報酬等の問題を除き、財政当局の設定した一般管理費で目標要求金額2億2800万円を実際には1200万円下回る2億1600万円とするなど努力しているという。とはいえ、他の部局と比較すると比率的に弱い。職員定数の30%削減も言われているので、議員定数の大幅な削減が必要である。一方で議会機能の充実は今後益々重要であるが、定数削減は機能強化に寄与することも多い。これが最も重要である。

昼食は佳苑の中華弁当。その後、企画管理部のM総務課長からヒアリング。その後、都市計画課から広域都市計画基本計画策定スケジュールについてヒアリング。

その後、幹事団緊急会議。道路特定財源についての対応について。34年間ほぼ議論なく延長されてきた暫定税率が国民の議論の俎上に上がった。本来、一般財源化するのがいいと思うが、原油高に対する時限的措置として一度暫定税率を廃止するという選択も現行の特定財源を10年継続する政府案よりはるかにいい策である。

その後、議会運営委員会・各会派代表者会議を受けて、議員団総会。各会派代表者会議等の説明、予算特別委員会の委員確認など。私も予算特別委員に就任予定。
総会終了後、予算委員予定者打ち合わせ、担当部局の割り振り。また忙しくなりそうである。その後、姫路の事務所。姫路市議会関係者と意見交換。その後、国交省姫路河川国道事務所の関係者と楽しく対決。

  姫路早稲田倶楽部総会!!
01/19 (土)

kocchi.gif 本町のイーグレひめじ・ミレ。姫路早稲田倶楽部総会。元姫路市議のY会長の挨拶や会計報告等の総会の後、懇親会。元会長で昭和17年商学部卒業のK先輩が最年長出席として挨拶。学徒出陣の際に大学総長が言った「生きて帰って来い」という趣旨の挨拶をいまだにきっきり覚えているという。病気にはなることもあるが、姫路中学の同級生とも毎月クラス会を開いているそうでなお軒昂である。すばらしい。

今回は駅伝の竹澤の話や山陽特殊製鋼の駅伝選手獲得秘話、ラグビー大学選手権優勝、サッカー日本代表の岡田監督の話など、早稲田復活の話で盛り上がる。

その後、最後まで残った私より若い面々と遅くまで。少し前までは私の世代が最年少グループだったが、平成17年卒業という後輩が参加するなど、時代も進んでいる。少し前に慶応OBの面倒見のよさの話を姫路の方から聞いた。私も後輩の面倒を見ていかなければならない。


Y会長から差し入れられた「早稲田125周年記念地ビール」


なぜ125年を区切りにしているかといえば大隈重信候の人生125歳説という。私にも相応の寄付が求められている(笑)。

  衆院選の争点は政権交代(制度)が必要かどうか
01/20 (日)

kouji.gif 自宅にてTVで政治番組を見る。ガソリン税等の暫定税率を10年間延長し、道路特定財源を確保することで、10年間で59兆円という国土交通省の道路整備の中期計画を担保するという話だが、本当にこの話を衆院選の争点にするならどうなるだろうか。争点となるのは解散や任期満了時の国民生活の課題である。郵政解散のように解散を仕掛ける側が誘導することもあるし、消費税など野党の有利な争点で争われたこともある。先の衆院選は郵政民営化というわかりやすい単一争点によって、衆院3分の2以上もの議席を与党に与えた。世論のわかれたテロ特措法の延長問題でその力を使われ、直近の参院選の民意は簡単に覆された。様々な課題がある。個別案件も見つつ、本質的な争点は政権交代が必要かどうかであろう。

その後、延末。Ecrans de Harimaの新年会。姫路の観光振興について提言を受ける。地域のパパさんソフト新年会。地域の課題等について陳情を受ける。

  行革申し入れの準備でばたばた!
01/21 (月)

yuki.gif 山陽電車姫路駅前。砥堀周辺でも、山はうっすらと雪化粧しているが、平地には雪は見られない。M代議士、I市議とともに朝の街頭演説。M代議士に上京陳情の件で相談。県精神障害者家族会連合会のH会長から各種要請。その後、車で県庁。阪神高速の北神戸線は一部通行止め。有馬周辺に積雪があるという。

今日は控室の幹事団当番。当番とはいってもいつもは説明のための当局の来客程度だが、今日は行革申し入れの文書作成、出張議員との連絡等で終日ばたばた。民主党担当のM、S両政務調査員と打ち合わせなど。

その後、姫路の事務所。作業など。その後、姫路市外出身のHさんと懇談。正月の親孝行の話を聞かせてもらう。素晴らしいし、こういう人は信用できる。

  行革申し入れ&議会の定数削減も不可欠!
01/22 (火)

puri.gif 姫路市北条のまねき会館。JR西労組姫路支部の新春の集い。乾杯の挨拶。県税である軽油引取税の暫定税率について話す。揮発油税(ガソリン)ばかりが注目されているが、流通・輸送コストに関係の深いディーゼル車に使われる軽油も本則では1リットルあたり15円のところ、暫定措置が17円10銭あり、合計32円10銭の軽油引取税が課されている。また最近増えたように感じる列車の遅延について様々な話を伺う。納得。

その後、市民クラブのT市議に姫路駅まで送って頂く。感謝。その後、県庁。県民会館の地下食堂でやきそば。その後、議会控室。打ち合わせ。その後、幹事団全員で知事応接室。I知事に新行革プラン申し入れ書を提出、意見交換。S、I両副知事同席。地方交付税法改正関係の上京陳情についても説明。



終了後、記者発表。記者からは議員報酬等の行革関連の質問のほか、道路特定財源にかかかる地方影響分の質問も多い。他の都道府県の地方議員の中には道路特定財源の維持を求める議員もいる。党内の異論を報道するのがメディアの役割の一つであり、予想されたことである。

その後、幹事会。地方交付税法改正にかかる民主党参議院への陳情、兵庫県議会特別職報酬等審議会の設置について議論。議員報酬のカットだけでは、削減効果は限定的である。職員30%カットという行政の行革に合わせて、思い切った議会の定数削減が不可欠である。

  道路特定財源の暫定税率維持集会に民主党参院議員が出席?
01/23 (水)

kouji.gif 事務所で調査、作業。昼食はおにぎり。その後、地元のH自治会長さんから地域の安全確保について説明を受ける。その後、父の高校同級生のTさん来訪。意見交換。姫路駅まで送ってもらう。

その後、電車で民主党兵庫県連。選対委員会。衆院選の状況説明、地方選挙の公認・推薦の確認など。本部で推薦決定されている兵庫9区のMさんも挨拶に来られる。

その後、姫路へ戻る。事務所の新人Yさんの歓迎会。食べ物に好き嫌いが多いらしい。その後、姫路時代大変お世話になったMさんが姫路に立ち寄られるとのことで会いに行く。関係者と共に懇談。

今日、東京で道路特定財源の暫定税率維持を求める集会があったらしいが、民主党の国会議員も3人出席していたという。特に大江康弘参議院議員という人が派手な言動を繰り返している。議論はいいが、決定には従わないと、規律が保てなくなる。比例代表の票は個人名記載であっても理論上党の票である。言動には責任を取ってもらわなければならない。

  兵庫県財政のため上京、陳情!!
01/24 (木)

kocchi.gif 地方交付税法等の改正に係る国への陳情のため、Rが作ってくれた弁当をもって播但線で姫路駅。新幹線改札口に行くと姫路市議会の新総合計画策定調査特別委員、同行職員の面々が集結。大分市に視察に行くという。偶然である。私はのぞみで東京。車中で民主党県議団役員と合流。

その後、参議院。議員会館ではなく参議院内の議員食堂でカツカレーを食べつつ打ち合わせ。議員や秘書ら何人かの知人と遭遇。その後、民主党・新緑風会控室など少しだけ参議院を案内。その後、議員会館の辻泰弘参議院議員事務所。議員と合流し、まず参議院総務委員長室。

高嶋良充委員長に兵庫県財政の置かれている現状についてS県議団幹事長から説明のうえ、法案の可決を要請する陳情。委員長からは「一度配った地方交付税をもう一度国へ戻せと言われたら地方は怒って当然。兵庫県は特に影響があるだろう。民主党が地方いじめをするということはいけないし、反対して喜ぶものはいないだろう。委員長としても意見を上げている。しかし、税収見込みは政府の責任。答弁を見ながら、党の役員会で賛否を判断していくことになる」。この件で、地方から電話での陳情はあったが、直接の陳情は初めてという。

このほか、法案が付託される参院総務委員会の理事である加藤敏幸、内藤正光、那谷屋正義参院議員、地元選出の水岡俊一参院議員を訪問。その後、役員会メンバーである輿石東議員会長、直嶋政行政調会長ら参院党幹部を訪問。那谷屋議員以外は知り合いのため、私が一緒に入ってくると議員も秘書も一様に驚かれる。私と兵庫県議会議員団がつながらないのであろう。私も何か面白い感じがする。

輿石議員などは、ひとしきり説明を聞いた後で「竹内くん、あなたがこなくてもわかっている」。直嶋議員とも内緒の話。最後はNC部門会議ではなく、党代表、代表代行、幹事長、政調会長らだけの役員会で賛否を決める方針ということなので、これを聞いて少し安心である。しかし、暫定税率の問題で与党が強行な議会運営をしてくれば何があるかはわからない。与党が地方を人質にとった動きをしていることに国会で反発があると思う。与党は敢えて反対させる戦略を持っているかもしれない。国会は一寸先は闇。声を聞いていただいた上で判断はお任せしなければならない。

その後、民主党本部。松本たけあき民主党税制調査会副会長から、道路特定財源問題、特に地方関係分について説明を受ける。古本伸一郎(愛知11区)、大串博志衆院議員(佐賀2区)の税調事務局次長も同席。その後、質疑応答。松本代議士のことは良くわかっているが、同席された方も説明が明快で極めて優秀。これからの政治家には政治の討論番組やTVの国会中継などで国民向けの説明能力も重要になる。大切な人材である。


高嶋参院総務委員長



輿石民主党参院議員会長



直嶋民主党政調会長



松本たけあき代議士、古本伸一郎(左)、大串博志代議士(右)


その後、党本部。国民運動本部、国際局を訪問。旧知の先輩職員が休職から復帰されていてびっくり。いろいろ話しこむ。その後、再度参議院議員会館。遭遇する先輩諸兄と四方山話。

その後、日本銀行のIくん、元三菱商事でインテグループ社長のFくんほか旧知の面々と久方振りに懇談会。日本の一流企業から外資系企業に転職する人たちの動きやスカウト手法、報酬額、有名弁護士の高額相談料など東京らしい話も聞かせてもらう。

よく格差社会が取り上げられているが実態を聞くと更に驚く。グリーン車に乗る中学生もいる。一方で公立小中学校で就学援助を受けている割合が4割という自治体もある。しかし、東京ではこの状態を是認している人が多い。これまた驚きである。

逆に歯科医は余剰が出ており、廃業に追い込まれるところも出ているという。

  東京→名古屋→姫路
01/25 (金)

mail.gif 新宿の東京都庁。議会関係者と意見交換。その後、新宿竈本店、麺屋武蔵でラーメン。その後、京王百貨店で買物。その後、東京駅から新幹線で名古屋。駅構内のキオスクのレジに行列。駅に併設されている高島屋もかなりの賑わい。名古屋が元気というイメージをもっているからだろうか。活気があるように思える。司法関係者のHくんと夕食懇談。兵庫県の行革では教育費にも切り込んでいるという説明をすると、兵庫県内に住んでいたこともあるHくんは「優秀な教員確保なくして日本の未来はない」。全く同じ意見である。会社で使うというお気に入りの場所にも連れて行ってもらった。感謝。

帰り道、偶然、河村たかし代議士と遭遇。やはり名古屋である。その後、新幹線で姫路。

  食・地の座→松本たけあき「福岡政行、二木啓孝氏」新春政治セミナー!!
01/26 (土)

acchi.gif 車を修理に出す。購入後長くなるが何度か少しずつ車をこすってきている。そのあたりの板金修理である。代車を借りる。

手柄のM代議士事務所。民主党姫路総支部の幹事会。県会、県内の衆院選情勢について報告など。終了後、M代議士とともに隣接の灘菊酒造敷地で行われている「食・地の座」味覚の展示場へ。食・地の座は、播磨産の食材で地産・地消を行うことを目的として活動をされているそうだ。夢季庵のくさぎ飯・猪肉汁定食を食べる。くさぎ飯とは、そこら辺に生えているくさぎの葉を茹でて悪臭を取り除き、まぜご飯にしたもの。美味。

食・地の座HP


これまでなかった播磨産の砂糖をつくるために、サトウキビの栽培から取り組んでいる夢前夢工房の衣笠愛之さん(右)。汁を搾り、釜で煮詰めた糖蜜を抽出し、精製実演をしている。


銀の馬車道プロジェクトの展示コーナーも。会場で中学校の同級生Mくん一家とも遭遇。家族で訪れてもいいイベントである。多くの知人が訪れていた。

その後、事務所。作業、資料整理など。その後、姫路市商工会議所。「松本たけあきを育てる会」の新春政治セミナー、政治評論家の福岡政行白鷗大学教授の講演会。朝日放送の「ムーブ」のコメンテーターも務めているジャーナリストの二木啓孝さんも登壇。大連立構想や安倍総理辞職などの政界の裏話から大阪府知事選、衆院選情報まで様々な話。


私が司会を務める


終了後、講師らと慰労懇談会。福岡先生には早大鵬志会のM先輩が福岡先生の本の編集を担当していた縁もあり、竹さん通信にも写真を使わせて頂いたこともある。その後、淳心学院出身者の青年会議所の会。様々な方がいて面白い。政治について興味のある人も多い。いろんな世界の方と話せるのはいいことである。

  「山口つよしを励ます会」新年交礼会!!
01/27 (日)

kocchi.gif テレビで政治討論番組を見る。その後、サンシャイン青山。山口つよしを励ます会の新年交礼会。I知事ほか、兵庫12区の各市町長ら多くの来賓をはじめ、支援者の皆さんで盛況。山崎町の方から私の母の実家を心配する声も掛けて頂く。ありがたい。


挨拶に立つ山口つよし代議士と奥様


その後、芦屋市に転出したTさんのお気に入りという辻井のMOMA。懇談。その後、Rと父のもとに。母が先に来ている。父は相変わらず痰が止まらない。肺に管を直接入れられた時の父の表情は、自分では過去に経験したことのない苦悶の表情である。通常、体は全く動かないのに、管を入れたときだけ痛みで反射的に体が大きく動く。一部に脳梗塞の再生医療の報道もあったが、父の場合、発症から時間がたち対象外である。治るという希望が見えなくても頑張らなければならない。父は治りたいと思っていると思う。

大阪府知事選挙では20時の投票締め切りとほぼ同時に、橋下徹氏の当選確実の報。民主党が推薦した熊谷氏は公務員である阪大教授の身分を捨てて立候補してもらったが、残念なことになった。閉塞感漂う大阪のような自治体における選挙は、党派より「変えてくれる」可能性のある候補者に票が流れる傾向がはっきりした。これだけの大きな得票差は組織や運動量の差を越えるものであると思う。敢えて記せば、小沢代表の国会欠席騒動も得票減に影響したと思う。

しかし、橋下氏は当確後のインタビューで現年の税収等の収入に見合う予算編成を行うという「府債発行を原則認めないという方針」を出したという。これまで世代間の負担均衡の名の下に、多額の起債で財政運営をしてきた。借金を先送りすることで、結果として、日本は先進国の中で最悪の財政状態になっている。世代間不均衡となっている現状では、思い切って先送り起債を整理し、プライマリーバランスを黒字にしなければ、次世代の負担は重くなるばかりである。すぐさまできるかどうかは別として一つの考えだと思う。注意深く見守りたい。

  過去の責任を現在、未来の人たちがとる!!
01/28 (月)

kocchi.gif 播但線で姫路。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。M代議士は衆院予算委員会の質問のため上京。NHKTV入りである。姫路駅でカレー駅そば。何度か書いたが、カレー駅そばは駅構内では新幹線改札前の店舗でしか食べられない。高校の食堂で食べていたカレーかけラーメンに味が似ており美味。小麦や原材料の高騰により値上げしたという貼り紙も。

県庁。幹事会。会派総会を前に打ち合わせ。その後、県庁北のい草製麺所。とろろぶっかけうどん。某国会議員夫人と遭遇。驚く。

その後、会派総会。地方交付税法改正要望結果、各派代表者会議の結果について報告。新行革プラン策定にあたり、県議会の歳出削減も課題になっている。そのうち県議報酬削減について各派代表者会で議論されている。以前から職員給与の減額率を10%と主張している会派があるが、その会派は議員も同じ削減率を示したという。誰も報酬の削減を望んではいないし嬉しくもないが、それでは示しがつかないと思う。

今回の新行革プランのように一律のカット率を適用して歳出削減をする方法を安易な手法だと批判してきたが、同じように職種や責任度に関係なく給与等にも同じカット率を適用することも、これまた同じく、いやそれ以上に安易な方法だと思う。財政運営に関与せず、またその権限がなかった人や非管理職の人からすれば、納得のいかない人も多いと思う。

今回の財政悪化は、過去からの財政運営に起因する問題で、財政悪化を招いた責任は、今以上に過去にある。一方、過去に責任のあった人で、現に報酬や給与をもらっていない人には給与カットの影響や責任は及ばない。年金問題でも社保庁のように想像を絶するような杜撰な運営があっても歴代長官にも法的には責任はなく、一部のOBや職員の寄付やボーナスの自主返還という形式的な問題で処分もなく終ってしまった。国の場合、ほぼ同じ政党が政権を担っているので、責任を曖昧なまま終わらせなければ、自分が火の粉を被ることになることもあろう(政権交代のメリットはこのあたりでも出てくる)。

いずれにしろ、税収等の裏付けがなくても、起債(借金)により財源を確保して、大きく事業展開したつけは、その手法が使えなくなるほど財政が悪化した時にいる人がそのつけや責任を負うことになる。これまでの予算・決算の議決の責任の重さを考えれば、予算編成権者の知事に次いで責任が重いのは議会であり、それははっきりしている。職員の削減率を超える削減率が必要というのは当然である。私は過去の議決に関与していないが、残念ながら議員の場合は、そのツケが回ってくることを知っていてここに入ってきたので責任は当然共有すべきという意見もあろう。いずれにしろ過去の責任を被っていくのは今いるものである。しかし、次の世代にも同じことを経験させてはならない。その負の連鎖をここで断ち切らなければ、将来不安を常に感じる世情は変わっていかない。ということで、職員給与の削減率を踏まえ、その責任度合いに基づき、議員報酬はそれを上回る削減比率を提示するということで協議決定。

新行革プランは今後11年間の計画だが、現状ではプライマリーバランス(県債収支を除く真の収支バランス)が大きく崩れ、歳出過剰となっていることから、県債の発行という先送りの財源対策を行って当面収支を均衡させ、何とか収支不足を解決したような形になっている。先送りがかなりあるということである。そのため、11年後の実質公債費比率でも19.7と現状(19.6)からの改善はなく、国の許可がなければ起債ができない起債許可団体のままである。これから10年間厳しい財政運営しても、この状況が続くというのは、大変暗い話である。いずれ道州制が現実の話になってきたとき、立場が悪くならないようにしなければならないとも思う。

その後、行財政改革特委理事会を受けて、議長、知事に特別委員会の中間報告を提出。ひょうご県民交流の船、兵庫県青年洋上大学事業など、自民、民主が廃止または凍結というほぼ一致したものを除き、意見の異なるものについては両論併記となった。

行財政構造改革調査特別委員会の中間調査報告書

その後、これまでお世話になったKさん、Sさんの送別会(途中、大阪に転勤したはずの新聞記者Aさんに遭遇。大いに驚く)。別れ際、いつの間にか雪が積もっている。なみだ雪だろうか。

  与党、暫定税率維持のために”つなぎ法案”提出!!
01/29 (火)

box.gif 車で県庁。雪のため阪神高速の北神戸線が一部通行止め。遅れられない会議がある時は、電車や姫路バイパスを使わず、播但・山陽・神戸淡路鳴門・阪神高速・新神戸トンネルという時間が確実なルートを使っているが、このルートは雪が降っても影響を受けず一番強い。

今日から1泊2日で総務常任委員会の管内調査。今回は神戸、阪神北、阪神南の3県民局を回る予定で、今回の調査で全県民局を回ったことになる。

まず、中央区中山手通の神戸県民局。神戸県民局は政令指定都市神戸市の区域を所管するため他の県民局より所管事務が少ない。総務常任委員会では企画県民部、神戸生活創造センター、県税部の事務概要を所管する。今回は特に来年度の県税収入の予想、特に個人所得と企業収益の見通しについて3県民局に同じ質問を行う(回答は明日一括して記載)。

その後、中央区脇浜海岸通の「人と防災未来センター」。見学は姫路市議時代に続いて2度目。近年、外国人の来館が増えており、特に韓国人の来館者は年1万5千人にもなるという。


震災の語り部が子供たちに自らの体験を踏まえて話をされている


その後、中央区港島中町の県立生活科学研究所。行革でも広域連携等の取り組みが指摘されていたが、予算・人員、規模等の面でも広域で取り組んだ方がメリットが大きい。以前から他府県との話し合いを進めているもののなかなか進捗しないという。

その後、垂水区塩屋町の自治研修所。行革特別委員会では他会派から施設売却も検討すべきという意見も出ていた施設。周辺を見渡しても洋館や大きな家ばかりの高級住宅街である。発言を聞いたときはぴんと来なかったが、納得。施設、研修風景の見学。他の議員は、昨年毎日新聞でも取り上げられた「特別研修」のことをいろいろ話していた。まだまだ知らないことも多い。


県内の市町若手職員の研修風景。研修というと居眠り風景を思い起こすが、皆まじめである


その後、K県議に垂水駅までおくって頂く。快速で三宮。国会議員、若手県議と夕食懇談。衆議院では与党が議員立法で暫定税率維持のためのつなぎ法案を提出したようで、国会情勢が緊迫している中だったが、様々な課題等についてざっくばらんに意見交換。充実した会。その後、阪神で甲子園。

しかし、与党のつなぎ法案の提出には驚く。租税特別措置法の改正案を内閣として提出しておきながら、同じ趣旨の法案を議員立法で提出し、1日だけ審議して参議院に送付するという手法である。参院の審議結果を見通した上で、衆院の3分の2の再可決での成立を想定した法案であるが、参院不要法案の側面もあり、参院自民党でも王道ではないと発言する幹部の声が新聞にも載っている。

どうも衆院の自民党は以前から秘策として準備をしていたようで、参院自民党が求めていた租税特別措置法改正本体の1月中の衆院採決をしなかったのも納得できる。議員立法だから、福田総理はじめ閣僚の出席は不要。幹事長を中心に党で考えたことで、内閣とは直接的な関係もなく、傷もつかないということだろう。

日本の国会では、議員立法の場合、閣僚が国会に出席し、答弁する義務はない。つまり、内閣が提出した法案と同じ内容の法案でも議員立法で出せば、大臣は国会で答弁する必要がないということである。議院内閣制のもとで与党と内閣の立場を都合よく使い分けるこの方法は、王道ではないというよりむしろ禁じ手だろうが、実は法的には何の問題もない。

しかも、こうした手法に対して少数である野党の取りうる手段は限られている。審議拒否や物理的抵抗で国民世論を喚起するしかないのである。野党が抵抗せず唯々諾々と採決することが、結果として、こうした手法の乱発をもたらせば、国民の不利益につながる。言論の府なのに残念なのだが、野党が他にとる手段はないのである。与党もそれを知っていて、こうした手法をとる。負の連鎖を断ち切るのは政権交代という民主国家の王道をいくことではないか。

  来年度の税収予測−現場の声−??
01/30 (水)

kocchi.gif 総務常任委員会管内調査2日目。ホテルをチェックアウト後、尼崎市道意町の尼崎港管理事務所。尼崎閘門(通称尼ロック)を視察。本来、建設常任委員会の所管だが、高潮等の災害防止を担っていることから、尼ロック(閘水門、陸閘施設)や河川の内水排除のための排水機場を視察。所長の話が面白い。


尼ロック


その後、尼崎市東難波町のアルカイックホール。阪神南県民局企画調整部・県税部・県民生活部から事務概要の説明並びに質疑応答。


阪神南県民局


その後、西宮市高松町の県立芸術文化センター。震災復興事業として整備され平成17年オープン。建設費は200億円(敷地は阪急からの無償・有償賃貸契約)。昨年の大中小ホールの全ての年間稼働率は90%を超えているが、総事業費31億円のうち、県一般財源・基金から16億円の拠出を受けたという(18年度)。新行革プランの実施により来年度は1億5000万円の補助金削減となるとのこと。

公立のホール施設で黒字というのは困難であり、一定の補助は必要だが、交通、立地的に受益者の地域偏在性が強いことから、一般財源の負担比率やその額については少し議論が必要であろう。全県民が利用者となるような大型のホール施設や県内の広域拠点に整備すべき施設は除き、ホール施設は基本的に基礎自治体がつくるべきものであると思う。


すばらしい音響の県立芸術文化センター大ホール


その後、宝塚市旭町の阪神北県民局。企画調整部・県税部・県民生活部から事務概要の説明並びに質疑応答。
各県民局県税部の20年度の税収見込みについて3県民局で質問したが(昨日の日記でも記載)、いずれも個人所得は19年度並みかやや増加傾向、法人所得は神戸で19年度並みか少し増加の可能性、阪神南(尼崎・西宮・芦屋市)では材料費の高騰により、今年度より伸び悩む可能性もあるというものであった。

19年度並みということは19年度の当初予算より割り込むということである。企業収益の同行やデータには表れない現場の情報などについても本庁に上げ、予算割れしない税入見積もりになるようにしてほしいということを要望しておいた。

しかし、阪神北(伊丹・宝塚・川西・三田市、猪名川町)の税収の伸びは特に高く、県民局全体の税収を押し上げ、県全体の平均を大きく上回っていた。個人所得税から個人県民税への税源移譲のメリットを大きく受けている。特にこの地域は大阪通勤圏であり大企業のサラリーマン住民の比率も高い(阪神南の芦屋や西宮市も同様の傾向あり)。税源移譲のほか大企業の収益回復の影響も大きく受けている。

三位一体の改革で県全体ではマイナスの影響を受けているが、ここ阪神地区では他の自治体との比較という意味においては、強くなった自治体もあるということだろう。自治体間格差の動向にも注意が必要である。

管内調査終了後、県庁へ。K県議、調査課の議会事務局のO副課長と打ち合わせ。その後、若い人に心配をかけていることがわかり反省。

その後、姫路の事務所。行政書士のTさん来訪。夕食懇談。Tさんは仕事以外にも趣味や異業種交流など様々なことに取り組んでいるらしく、ブログも公開している。食事の写真も撮っている。最近ブログをつけている人が多い。先日知り合ったHさんも「実は」とアドレスを教えてくれ、私のHPにリンクをはってくれた。私はこの「Web版ひであき日記」をつける以前に、「僕はこんなものを食べている」という立花隆の「ぼくはこんな本を読んできた」という本の題をパクってB級グルメ日記をつけて楽しんでいた。最近のHPではラーメン、カレー、洋食、焼肉など、専門的なHPが増えた。神戸在住の方の「焼肉の罠」というHPなど、道を究めているというか、見ているとつい行きたくなってしまうのである。

  姫路警察署庁舎工事の安全祈願祭!!
01/31 (木)

acchi.gif 事務所。直嶋正行党政調会長の参院予算委員会質問を見つつ作業。参院出身の閣僚に参院審議を形骸化させる「つなぎ法案」の受け止め方を聞いていた。今回のつなぎ法案、答弁については与党の考えと齟齬はなかったが、実際のところ、参院議員の受け止め方は与野党を超えて複雑だと思う。参院は野党が過半数とはいえ予算委員長は自民党。予算委員会の審議も微妙なバランスの上に立っている。

その後、姫路市大善町の九所御霊天神社。建設予定の姫路警察署庁舎工事の安全祈願祭。姫路署のY署長を筆頭に、H中播磨県民局長、地元県議、姫路市関係者、施工業者の皆さんなど。もし計画が1年遅ければ、今回の行革の影響で移転が延期されていたという。今の姫路署の中に入ってもらえば、この移転が無駄か必要かわかる。

現姫路署を視察した、箱物等には厳しい掛水県議(民主党・県民連合)のHPコメント。(2005年2月2日)

これから本当に厳しい財政運営になってくる。必要な投資であってもできないということがないように無駄なものを削ぎ落とさなければならない。


姫路警察署予想模型。中央の高いビルを中心とした一角が姫路警察署。後方左はJR山陽本線・新幹線高架。手前左は姫路市すこやかセンター、手前右はホームランドーム。


終了後、姫路市議会。市民クラブ控室。他党の議員を含め意見交換、依頼案件の報告など。その後、手柄のM代議士事務所。陳情対応。

その後、姫路バイパスを通って県庁。幹事団当番。その後、県庁北の佳苑から出前。牛バラ肉のかけご飯。肉好きの人におすすめをきいたので肉が多い…。

その後、中国製冷凍餃子による中毒疑いについて、県健康生活部生活安全課のK課長から説明を受ける。報道では、中毒症状発症から公表までが遅れたのではないかという論調も見られる。しかし、事実関係が明らかになり、科学的にも証明されてから公表するか、中毒疑いの発生時点で公表するかは、大変難しい問題である。危険の拡大阻止、消費者の安全を確保するためためには、疑いの段階でも公表し、製品撤去まで一気に持っていく方がいいことはわかっている。ただし、食品衛生の問題は、雪印食品が廃業に追い込まれて以降、企業の死活問題にもなっている。過去には結果として根拠のなかった疑いで倒産に追い込まれた企業もあった。議会内の世間話でも「今日は餃子は売れないだろう」という話も出ていた。行政は消費者の味方でありつつも、生産者も守らなければならない。報道がどういう傾向になるかも予想できる。そうした中でも説明できる強い信念も必要である。結果として判断が間違うことも予想できる。間違いが少なくなるようにしなければならないが、ゼロにできない大変難しい問題であると思う。

その後、遅くまで県議会控室で作業。その後、姫路の事務所。F、Y両氏と播但線野里駅高架下のグるヌイユ(増位中同級生Mくんの経営)。最近の諸情勢について意見交換。



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