Web版ひであき日記

2007年10月

  本会議で播但線・播但道に関する質問が…
10/01 (月)

acchi.gif 朝の街頭演説。電車で県庁。本会議、一般質問初日。民主党・県民連合からは、当選1回議員として神崎郡選出の上野県議が初登壇。会派には私を含め新人議員が4人いるため、年間の4定例会に1人づつ登壇することにしている(私は最後になる予定)。

上野議員は神崎郡内で直面している「地域医療の確立と県の役割」「中山間地域における農業経営」など6項目について質問。大河内町長の経験者で答弁経験はあるが質問は初めてというが堂々としたものである。井戸知事から答弁もあった。

昼休憩時に万年青の弁当。その後、産業労働部ものづくり大学校開設準備室のS室長らが来訪。姫路に建設予定の「ものづくり大学校」の建設延期について説明。歳入不足、国の補助採択の問題などについて説明を受ける。誘致は姫路市議時代からの懸案であり、姫路市としてもキャスティ21地域の一等地を提供して施設の誘致に成功した。県市の共同事業である。次世代への投資でもあるものづくり産業の支援施設は速やかに財源を確保し、体験施設と教育施設の一体的な整備が必要である。

ものづくり大学/技術の継承へ兵庫の蓄積生かせ(神戸新聞社説2006/04/16)


その後、議員団総会。28日の各派代表者会議の報告。政務調査費透明化条例の今議会の提出について。本会議での提案理由説明を会派の議会改革委員会の掛水委員長に決定。

午後の本会議は引き続き一般質問。県職員の自殺に触れる質問がでた時には緊張した雰囲気も。本会議終了後、各会派政調会長会。国の関係機関あて提出する意見書について各会派の態度表明。その後、県の行革案策定に対する会派意見書の原稿作成。出席予定であった山陽特殊製鋼文化振興財団主催の「嶌信彦文化講演会」は残念ながら参加できず。

今日の本会議最後の藤本正昭議員(自民党・朝来郡)の質問に対する答弁の中に、播但線沿線に関係する情報があったので記したい(抜粋)

質問1「播但線の高速化について」

質問2「播但連絡道路の利便性の向上について」
(1) 雪対策について
(2) ETCの整備充実について

質問1「播但線の高速化について」(井戸知事答弁)
播但線の高速化については、特急はまかぜが老朽化してきたこと、非電化区間の寺前駅と和田山で普通列車との乗り継ぎを行わないといけないことなど、乗継・便数・速度等について課題がある。平成22年に余部橋梁が完成し、山陰本線で定時制が確保される。定時制の確保に合わせて播但線・山陰本線全体の利便性向上が必要。特急はまかぜへの新型高速特急車両の導入や普通列車の増便、乗り換え時間の短縮、駅前広場整備等の駅アクセスの改善を盛り込んだ「高速化等の利便性向上対策」を検討している。これら計画の実現可能性について地元市町とともに、できるだけ早期にJR西日本と協議・調整を始めたい。また利用者の更なる増加が求められており、但馬地域鉄道利便性向上対策協議会とか銀の馬車道ネットワーク協議会等と連携し、地域一丸となってラッピング列車の運行や集客イベントの開催等の利用促進策にも積極的に取り組んで播但線の高速化と利用促進につなげていきたい。

質問2「播但連絡道路の利便性の向上について」(井上県土整備部長答弁)
(1) 雪対策について
現在、播但連絡道路では冬期にノーマルタイヤで安全に走行できる道路管理を基本としているが、集中的または長時間の降雪により通常年で年2、3回程度の通行止めを行っているのが現状である。一方、昨年7月に和田山ジャンクションにおいて北近畿豊岡自動車道と接続し、本道路の高速ネットワークとしての重要性が増す中、南北幹線道路として冬期の確実な交通の確保が求められている。この対策としては冬期のチェーン規制が有効と考えられるが、チェーン着脱場の整備や安全な通行を確保しながら除雪するためには、拡幅が必要となるなど課題があり、早期の実現は困難な状況である。当面の措置として、豪雪により並行する国道312号も2時間以上通行止めとなる場合には、播但連絡道路の朝来から神崎南ランプ間の南行き車線を冬用タイヤ装着者に限り無料開放し、国道312号も冬用タイヤ装着車のみ運行可とする対策を講じる。また国道312号の最大のネック箇所である生野北峠においては、消雪溝や登坂車線設置など積雪降雪対策に平成18年度から着手している。今後とも但馬と播磨を結ぶ交通を確実に確保できるよう努力していく。

(2) ETCの整備充実について
無線ETCについては、今年度は福崎北・花田料金所、来年度は豊富・船津料金所に設置し、これにあわせ和田山料金所の1レーンをETC専用レーンとする。交通量の多い中国道以南ではすべてETCレーンが設置され、ETC利用者の約8割がノンストップ通行可能となる。その他のETC設置については、交通量が少なく、設置や維持・管理に多大な負担を要するため今後の利用状況を見ながらの検討とさせてほしい。

  駐車監視員制度が姫路署管内でもスタート!!
10/02 (火)

kumori.gif 昨日から民間委託による駐車監視員制度が姫路署管内でもスタート。主に姫路駅前周辺、国道2号線、姫路競馬場などで駐車違反の確認にあたることになっている。違法駐車はやめましょう。

県庁。臨時の議員団総会。本会議。本散後、総会。行革特の会派意見取りまとめ等。その後、姫路。ヤマトヤシキの梅の花。Yさん、Oさんという政治経済の第一線で活躍する若手との懇談会。その後、Hさんも合流。

  民主党・県民連合、政務調査費透明化条例案を提出!!
10/03 (水)

acchi.gif 民主党・県民連合として政務調査費透明化条例案を提出する日。県議会で議員提出議案を提出する場合、8人以上という議員数の法的要件があるが、提出すれば国会のように付託を止めることはできない。政策実現のために大変有効な制度である。

紆余曲折あったが、この条例案を提出することができたのは会派内で十分に議論を重ねてきた結果。議案提出の意義は、有権者向けに選挙等で主張した政策の実現にむけて動くということであり、公式な議会という有権者に見える場で議論されるということは、大変重要なことである。ただし、その実現可能性においても十分に議論した上でなければならない。提出時に少数であってもその後に多数の賛同を得られる場合があるので、少数である我々が提出することは否定されるべきではないが、絶対に過半数の賛成を得られないとわかっている内容をアピール狙いで出すことには、慎重であらなければならないということである。一部の有権者に受けても、逆に多くの有権者にはその手のパフォーマンスは逆効果である。有権者はその実現可能性も見ているからである。我々は政権を狙おうとする政党である。県民の代表である議員の過半数が賛同するような現実的な案を提示しなければ、単なるパフォーマンスで終わってしまう。

国会では、参議院民主党が議員立法で攻勢をかけている。参院選マニフェストで約束したものを法案化して提出しているわけで、公約実現のために当然である。地方議会でも、これまでのように行政の提出した議案を審議するだけでなく、議員立法を積極的に活用し、自らの公約実現に努力すべきであろう。この次は可決に向けた努力をするという高いステージに入るのだが、付託される総務委員会では議員提出議案に対する質問も予想される。そうした質問によどみなく答えることが、その実現可能性を認めさせるということになる。参院でも法案発議者が答弁者となるが、法案の中身について猛勉強しているという。「答弁のできない議員は大臣になれない時代になった」という話は自民党関係者からよく聞くが、政権交代の時代に入れば、民主党でも同じことである。

県庁。議員団総会。その後、本会議(一般質問3日目)。昼休憩時に再度、議員団総会。午後の本会議では一般質問終了後、我が会派全21名で提出した「議員提出第1号議案 兵庫県政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例(政務調査費透明化条例)」の提案理由説明を掛水すみえ議員が行う。同議案は他会派提出の政務調査費関連2議案とともに総務常任委員会に付託された。

本会議終了後、各会派政調会長会。座長からの最終提示案を確認し、提出者として署名。兵庫県議会では修正等を行ったうえで全会一致で合意したものと可決した請願による意見書を議決し、国の関係機関に提出する。

意見書一覧

その後、新幹線で姫路駅。姫路キャッスルH。姫路市の「県予算編成に対する要望会」。新幹線を使ったものの結局間に合わず。その後、西播磨市町長会による「県の予算編成に対する要望会」。西播磨市町長会とは、西播磨県民局管内だけではなく、中播磨を含めた旧西播磨全自治体の市町長会。県民局の統合の話もちらほら聞こえてくるが、要望の話を聞いていても違和感がない。その後、西播磨市町長会との交流会。

帰宅してTVを見るとドラフト会議の模様が放送されている。ヤクルトに1巡目指名された仙台育英高校の佐藤由規くんが、両親やお兄さんに感謝して泣いている様子も。つられて落涙。世知辛い世の中。若いのに偉い。頑張ってほしい。

  総務常任委員会で議員初答弁!!!
10/04 (木)

panda.gif 県庁。控室で議員団総会。各会派政調会長会の報告、請願対応等について確認。620億円の歳入不足に伴う今年度の事業執行保留の件で異論続出。

議会報告より報道が先であったとかそうした本質以外の話ではなく、法人二税の見込み違いと総務省の地方債許可見込みの情報判断である。その後、総会に呼ばれたO財政課長から説明があったのは、国(総務省)が策定した地方財政計画でも税収の伸びを間違えていること(全国的傾向)、国(総務省)が地域再生債の起債枠自体をしぼったとの話…。

350億円の税収不足の一方で普通交付税は当初予算どおり。おかしいと思っていると、その代りに税収不足措置として「減収補てん債」の発行が160億円だけ認められるという。税収不足額の半分である。(減収補てん債とは、普通交付税の基準財政収入額の算定における収入額に対し、年度中途において実際の収入見込額がその額を下回る地方公共団体が、その財源補てん措置として減収見込額を限度として発行する地方債で、公共施設等の建設経費に充てるもの/後年度に80%の交付税措置)。税収不足が減収補てん債を含む交付税制度の中で是正されないのは、税収と普通交付税をリンクさせた予算編成ではなかったということだろうか。

その後、総務常任委員会。まず西宮市の中核市指定に同意する件、知事選挙マニフェスト公費助成条例など知事提出付託議案3案の審査。可決。その後、我が会派提出の政務調査費透明化条例案をはじめ3案の議員提出条例案が議題に。私が提案理由説明を行い、その後に出た他会派議員の質問に答弁させて頂く。国会の議員立法の場合、内閣提出法案に比べてより詳細な質問通告が前日までに必要であるが、県会はそうした例があまりなく未整備。今回は簡単な内容なので通告などなくても答弁できるが、こうした制度が本格的に実施されるようになれば国会のような条件整備も必要になってくるだろう。

結果としては、自民、公明が継続を主張したため、我が会派の案は多数決で継続審査となり残念な結果となったのだが、実は満足できる部分もあった。

県議に就任して間もないころ、ある先輩議員と意見交換をしたことがある。その際に議員立法(議員提出条例)の話になった。その方は積極派だったので驚いたのだが、「議員提出条例を出すのはいいが、提出者に名を連ねても内容を理解していない方もいるのでは?」と(敢えて)質問をすると、少し怒った感じで「鶏が先か卵が先かの議論だ」と切り返された。私もあまのじゃく。実は同じ考えであった。

正直なところ、地方議員になる前から議員提出による条例制定を地方議会の将来的な課題だと認識してきた。議会を変えるにはその構成員(議員)そのものを換えなければならないというのが持論だが、その構成員(議員)は議会に求められる機能に即して選ばれる傾向がある。数年前に横浜で「口利き」から「政策提言」議員へという言葉の入った自民党地方議員のポスターを見た。議員の役割を示した「 」内の言葉の対比と自民党議員のポスターということで強く印象に残っている。「口利き」から「政策提言」議員へとシフトさせていくには、そうした機能があることを有権者に認識してもらい、投票行動で反映してもらうことが必要なのである。その点で議員提出条例を出したり、議員同士が公式な委員会という場で政策論争をすることは大変重要である。

今回の条例改正案は、政務調査費の領収書(人件費除く)を全て提出するという内容的にはごく簡単なもの。国や他都市の制度や運用、県議会での過去の議論の経過等を調べ、現実的で他会派からの賛成も見込める成立可能な案にした。質問ではなく答弁という形で他会派からの質問に答えることができたことは、非常に感慨深いことである。以前なら議案の提出要件は満たしたとしてもそうした提起は最初から封印した。地方議会の場合、国会のような「つるし」制度もなく、提出されれば審議されることになるのだが、一定の調査・審議能力がない議会の場合、市民生活に影響が大きいようなものや人気取り的なものでも形式的な審議で成立してしまう可能性があるからである。また質問があって嬉しかった。成立可能性のない案には言及しないのも議会の通例だからである。私が議員になった大きな目的の一つは、いい議員が多く選ばれるための制度や活動の先鞭をつけること。その点で嬉しいのである。

その後、元全国都道府県議会議長会議事調査部長の野村稔さんを講師とした会派議会改革検討委主催の講演会。政務調査費制度スタートの経緯も。当初、議長会が作成した地方自治法の改正案文では政務調査費ではなく"議員活動費"という名称になっていたという。政務調査費については兵庫県だけでなく全国で監査請求が行われている。監査請求されたことが報道されただけで、議員にとっては大変なイメージダウンになるが、大阪市では市民団体によって全議員のほぼ全額が監査請求されている…。報道されるような悪い使途もあっただろうが、本当にほぼ全額が不適切なのだろうか。"政務調査費"ではなく"議員活動費"となっていれば、変わっていただろう。調査以外の必要経費が認められない条文となったことに、霞が関の地方議員不信があったことは言うまでもない。また、「議員提案に力を入れるより、監視・提言の充実を」という話も。今日は議員提案について多く記したが、本質は野村さんに言うとおりである。地方自治体は議院内閣制ではなく大統領制なのだから。

その後、議員懇談会。

  中播磨・西播磨県民局へ重要政策提言書を提出!
10/05 (金)

acchi.gif 北条の中播磨県民局。神崎郡選出のU議員と合流後、T副局長と面談。民主党・県民連合の重要政策提言を手渡す。その後、県政全般についての意見交換を行う。県政全般について詳しいのでいつも勉強になる。

終了後、テクノポリス(上郡町光都)の西播磨県民局。T局長と面談。行革の影響等について意見交換なども(私の不手際で重要政策提言書持参を忘れ、後日郵送)。

終了後、姫路市役所北の浪花でそば。U議員と四方山話。その後、事務所。少し作業した後、電車で県庁。夜まで作業後、姫路へ戻る。

  秋祭り、多忙な一日!
10/06 (土)

hare.gif 車で広畑区。新日鉄広畑労組の定期大会。朝8時スタートと早い。挨拶。その後、飾磨区中島。山陽特殊製鋼労組の定期大会。

終了後、飾磨区三宅の喫茶凱旋門。モーニングが有名らしいが、確かに量が多い。市幹部と県行革の影響について話す。

その後、飾磨区細江のホームセンターアグロ 姫路店で買物。そういえば自宅近所のエーモン砥堀店が破産手続きに入り閉店。子供の頃から使っているので寂しい…。

その後、飾磨区妻鹿常盤町。関電姫路第二火力支部定時大会。挨拶。その後、春川神社。地域の秋祭りに参加。今年は屋台の担ぎ手も多く盛況である。その後、神事など。


差し上げられる屋台と春川神社


終了後、事務所。少し休んだ後、地内町の浄蓮寺。I市議と支持者の皆さんの会合「さわやかトーク」にM代議士の代わりに出席。これまでの議員活動の報告や感想等について話がある。意見交換も。終了後、実家。R、母、妹らの夕食の残りを食べる。

  姫路市北部、秋祭りピーク!
10/07 (日)

puri2.gif セブン−イレブンで万引犯を追いかけ、逆に刺されて死亡したという事件で犯人2人を逮捕とのニュース。2人とも未成年という。買い物かごごと持ち出すという大胆な窃盗であり、逆襲した上、店員を死に至らしめるなど言語道断である。店員は正義感のある青年だったそうだ。ご冥福をお祈りしたい。私もセブン直営店勤務時代すなわち10年前に一度万引き少年を捕まえたことがある。小学生で「親がなく施設にいる」という言い訳をし、最初は疑ったものの事実だったので複雑な気持ちになったことを思い出す。

午前中、私の住む地区の秋祭り。巡行に同行し屋台を担ぐ。途中、小玉神社の屋台と練り合わせ。その後、子供会・自治会・婦人会・消防団の合同昼食会で挨拶。その後、着替えて仁豊野のマリア病院。仁豊野地区は泡子八幡神社の屋台が病院敷地内で休憩中。入院患者さんも見物に来ている。父も昨年の入院中はその太鼓の音を聞いたことだと思う。知人のほか同級生も多し。自治会役員の皆さんに挨拶。名物のおでんを頂く。美味。


同級生と


その後、豊富地区の甲八幡神社。こちらは姫路市北部最大規模の祭り。祭り命の従兄弟が棒端をつとめている。親族の席から伯父・伯母らと見物。


旧薮田村の屋台と甲八幡神社


参考リンク「播州祭り紀行」さんのHP

  3連休最終日、神戸へ
10/08 (月)

mail.gif 車で神戸。県庁北のラッセホール。兵教組結成60周年祝賀式典に同僚議員らと出席。I知事ほか来賓挨拶など。その後、神戸国際会館の喫茶サン。打ち合わせ。その後、神戸市役所。その後、元町のジュンク堂書店。その後、RELAXでマッサージ。久方振り。その後、くにきや。美味。元気回復。

  政調費透明化条例、継続決定!
10/09 (火)

kouji.gif 県庁。まず幹事会。意志統一。その後、議員団総会。議運報告、本会議議事等の最終確認、行革特で開陳する会派意見の最終確認。県議団ニュース原稿について私から事務連絡など。

終了後、本会議。各委員会での付託議案の審査を受けて各種議案の採決。民主党・県民会議が提出した政調費透明化条例は継続の賛成多数で継続審査に決定。

各議案の審議結果等はこちらから

本会議終了後、米八の弁当。その後、行革特別委員会(第4回)。各会派からの意見開陳(民主党意見は藤井政調会長から発言)。委員長によると、今後は行政当局の企画部会案が10月中にまとまり、市町意見や有識者会議の議論を経た上で、11月中旬(10何日か20日ごろ)に再度当行革委員会を開催するということである。

その後、県議団ニュース10月号の原稿を作成。県庁を退庁し、神戸国際会館。I知事の政治団体「新生兵庫」の講演会。大ホールが立ち見状態である。講師の川勝平太先生(元早大教授・現静岡文化芸術大学学長)の話も10年ぐらいぶりに聞かせてもらう。知事のパーティーは案内があり、初めて参加したが、知事の力というものがよくわかる。

その後、姫路。Yさんと呉服町の十七八でおでん。昔、父に連れてきてもらった店。東来春が短期休業中とのことで他の店のシュウマイが入っていると教えてもらう。

  総務常任委員会の管外調査、関空から青森へ
10/10 (水)

acchi.gif 2泊3日の予定で総務常任委員会の管外調査。早朝Rに姫路駅まで送ってもらい、神姫バスターミナルから関西空港。空港内の自由軒でカレー。有名店だが…。

JAL便で青森空港。バスで青森市立「国際芸術センター青森」。ここは国内外のアーティストが滞在しながら創作・研究活動を行うアーティスト・イン・レジデンスプログラムや市民が実際に創作活動を休験できるワークショップなどを実施している。

その後、青森県議会。青森県では県有施設の総合的・戦略的な経営管理について、施設維持管理費の適正化、施設の長寿命化等に資する取組みなどファシリティマネジメントを導入している。

■ファシリティマネジメント
(1)ファシリティマネジメントとは、行政サービスの向上に努めながらも、できる限り少ない経費で、最適な施設の経営管理を行う手法
(2)取組みの概要
 青森県では平成16年度から、県有施設の総合的・戦略的な経営管理について、施設維持管理費の適正化や施設の長寿命化、施設再生と用途転換に資する取組などファシリティマネジメントの導入に向けた取組を推進している。
(3)取組の背景
 青森県が所有する施設は、棟数で約4、400棟、延床面積で約228万uの膨大な量となっており、その維持管理費は県の歳出においても相当のウエイトを占めていた。また、平成24年度には、従来の建て替えの日安であった築後30年を経過するものが全体の半数を超える等、施設の老朽化が進み、これに伴う維持・保全に係る経費も増大していくことになる。厳しい財政状況において、これらの膨大な量の施設をいかに効率的に維持管理し、あるいは、有効に利活用していくかが喫緊の課題となっていた。
(4)取組の具休的内容
@施設維持管理業務適正化
維持管理業務実態調査を実施し、清掃業務等委託について、仕様・積算基準の標準化等による適正化を延べ70施設において試行。
・維持管理業務委託実態調査(平成16年度〜)
全256施設/全業務委託(平成15年度実績)を対象
・清掃等業務委託適正化の試行
委託仕様・積算方法の標準化/積算プログラム作成/参考数量の公開
A施設情報システムの整備
各施設の建物や設備の概要等の基本情報や、光熱水費等の維持管理情報のー元的管理と情報共有を図るためめ施設情報システムを87施設で稼働。施設基本情報及び維持管理情報の電子データ化 ※廉価なASP方式
B普及啓発活動
ファシリティマネジメント研修会を6回開催し、民間事業者、NPO、市町村・県職員にファシリティマネジメントの理解と必要性について普及啓発を実施。
C具体的手法の確立
ファシリティマネジメントを導入する上で必要となるコスト推計や評価ツ−ルを検討。LCC(ライフサイクルコスト)試算手法/施設評価手法
(5)民間施設への外部展開
ファジリティマネジメント推進の外部展開として、民間事業者が民間施設(空きピル等)のコンバージョン(用途転換)事業を展開し施設再生市場の 創出を目指すビジネスモデルの構築について、建設産業等の企業グループによる「既存建築物再生・活用研究会」の立ち上げ支援を行い、施設再生プロジェクトの事業化に向けた産学官の連携及ぴ情報提供等を図った。

(6)取組の効果
平成16年度と17年度の2か年で、次のとおりー定の成果を得ることができた。
@ これまで施設ごとに行っていた清掃委託業務を標準化し、統―的に遅用したところ、約2億6千万円を削滅。
A 県有施設の中期保全計両、施設財務シミュレーション等に活用するライフサイクルコスト試算手法や施設の安全性、利便性及び屎境保全等の機能的な側面から評価を行う施設評価手法を開発。
B 民間事業者、市町村・県殲員を対象とした講演会等を開催し、延べ約500人の参加を得るなど、ファシジテイマネジメントの考え方の普及。

  管外調査2日目、青森から函館へ
10/11 (木)

puri.gif 総務常任委員会管外調査2日目。青森駅前の再開発ビルAUGA。青森市が進めるコンパクトシティ構想の中核施設でもある。随分昔、青森の朝市を見学したことがあるが、再開発で様変わりしている。駅前は韓国からの観光客で一杯。直行便を利用した観光客が多いという。

青森市コンパクトシティHP
AUGA(アウガ=津軽弁の逢おうよの意)

その後、青森駅からスーパー白鳥で函館駅。バスで函館市地域交流まちづくりセンター。市民交流やNPOなどの市民活動の支援、地域のコミュニケーションや街づくり活動をサポー卜している施設。NPO法人「NPOサポートはこだて」が指定管理者として運営している。


指定管理の実情等について熱心に語るMセンター長と議会事務局のSさん


(1)施設の特微
@ 情報発信、市民交流、市民活動支援の3つの機能を備えた施設1階には、観光や定住などの相談を受け付けるインフオメーションコーナー等を設置。2階には、ギヤラリーの機能を持ったフリースペースや、25人程度の会議ができる研修室を設置。3階には市民団体向けの貸しオフィス等を設置し、3つの機能を複合的に発揮することで街のにぎわいや潤い、人の流れを創出し、函館市の酉部地区の活性化を日指している。

A 大正12年に建設された建物をリニューアルして活用
大正12年創建の丸井今井呉服店函館支店として建てられた建物(景観形成指定建築物)を、平成16〜18年度にかけて改修し、再利用した施設(昭和37年に同店が移転後、函館市が買上げ、平成5年まで水道局が使用)

【特定非営利活動法人NPOサポートはこだて】
 道南に暮らす人々のまちづくり意識の酸成と、民間非営利括勁の振興を図ることを目的に、道南で地域活動を行ってきた団体の代表者等を中心に設立
 [活勣内容]函館・道南地域における、民間非営利活動のための情報発信、活動支援、交流・違携促進、学習様会の提供等の活動

 情報発信機能を持たせ、函館市の観光や歴史、祭り、定住、不動産などの各種情報を提供する。観光客が無料で気軽に立ち寄り、観光や定住などめ相談を受け付けるインフオメーションコーナーを設ける'ほか、喫茶を併設した休憩コーナーも配置。

[2階]
 市民交流の拠点とし、ギヤラリーの機能を持ったフリースペースや、25人程度の会議ができる研修室2つを配置する。フリースペースは1日1万円で貸し出し、市民と観光客がゆったりと絵面や芸術品を鑑賞できるような空間とする。研修室は1時間500円で利用でき、文化活動や美術、工芸などの各種講座を開くことができる。

[3階]
 3階はNPO(民間非営利団体)やボランティアなどの公益的な市民活動を支援する場。市民団体向けに約4平方メートルの貸しオフィス(月額3000円)を8室備え、まちづくり活動の拠点機能を持たせている。

常勤職員4名、非常勤職員4名で年間の人件費が約1600万円という切り詰めた指定管理者運営費の問題等について質問。その後、現場見学など。北海道への移住事業もあわせて行っているという。その後、函館空港。飛行機で札幌丘珠空港。

  管外調査3日目、北海道の行革を学ぶ!
10/12 (金)

box.gif 総務常任委員会管外調査3日目。スーツの下は半袖。明日にも初雪かという札幌である。暑がりの私でも少し寒い。

ホテルを出発後、バスで札幌市の札幌コンサートホール「キタラ」。 概要のヒアリング並びに質疑応答。兵庫県の芸術文化センター(西宮市)とほぽ同規模の収容能カを持つ。北海道ではなく札幌市の施設である。

その後、北海道議会。「北海道の行財政改革」について。今回の管外視察はこれがメインの内容であろう。組織体制や定員管理のほか、行財政運営システムなどの見直し、施策の見直しによる歳出の削威・収入の確保について、ヒアリング並びに質疑応答。18年度決算が出揃った段階で、実質公債費比率で兵庫県より悪いのは北海道だけである。

北海道では平成16年に道政財政立て直しプランを策定し、赤字再建団体への転落を回避するとともに、10年後の平成26年度において収支均衡を図り、持統可能な財政構造の構築を日指したが、歳入面での臨時財政対策債等の一般財源の減少や、歳出面で老人医療費負担金等の義務的経費が増加したことになどプラン策定時に予想しえなかった事由が生じ、収支不足額が拡大したことによって、翌17年には早くも見直さざるを得なくなったという。年度内の平成18年2月に新たに北海道行財政構造改革推進本部で「新たな行財政改革の取組み」を決定したという。

基本的考え方としては、平成19年度に予想される1,800億円の収支不足の解消に向け、持続可能な行財政構造の確立に向けた抜本的改革を突施するため、今後2年での歳出の大幅な削減と歳入増を目指すというもの。

北海道「新たな行財政改革の取組み」

この資料を見てもわかるが、兵庫県の行革との最大の違いは、「道財政の中長期収支試算」(P37)という基礎的な収支の見通しについてである。北海道では道税収入が全く伸びないということを前提としてシミュレーションしている。一方、兵庫県の場合は、内閣府の経済成長率のデータ同様、年間3%を超える税収増を前提とし、10年後(平成30年)の税収は19年度の1.4倍にもなることになっているのである。どちらが実態に即したものだろうか。その他、議会、特別職等の行革取り組みについて質問など。

その後、札幌市生涯学習総合センター「ちえりあ」。市民の生涯学習を推進する「生涯学習センター」、若者が集う「青少年センター」、教職員の研修や教育相談を行う「教育センター」、リサイクルヘの理解啓発を進める「ジサイクルプラザ」の4つの施設からなる複合公共施設。札幌市は道内人口の3分の1を占める政令指定都市。道の財政が悪化する一方、人口・経済の集中で札幌市は道内一極集中の様相である。日本の縮図と言えなくもない。とはいえ、道内全体の雰囲気はよくないそうである。ほど近くにある「白い恋人」のテーマパークは閉鎖中。お土産を扱っている店舗には替わって「私の恋人」なる似たようなお菓子が並んでいる。

終了後、バスで千歳空港。夕刻、JAL便で神戸空港着。会派の先輩議員Kさんに明石駅まで同乗させて頂く。感謝。その後、新快速で姫路。神姫バスで姫路市民会館。途中、帰省途中の高校同級生Fくんと遭遇。物々交換。

播磨芭蕉忌フェスティバルに遅れて出席。挨拶。福崎高校のN先生の講演を拝聴。姫路と芭蕉のつながりはあまり知られていない。大変勉強になる。その後、懇談会にも出席。


増位山随願寺に保存されている芭蕉像

  県立考古博物館オープン!
10/13 (土)

acchi.gif 姫路バイパスを通って播磨町。大中(おおなか)遺跡を中心とした県立考古博物館開館のオープン記念式典・内覧会に出席。大変立派な施設である。I知事、Y県会議長らの挨拶、テープカットなど。その後、内部を見学。遺跡出土品の復元している様子なども見ることができる。


テープカットの模様



古代の甲・鎧


終了後、加古川市溝之口の喫茶パラーディオ。久方振りにかつめし。かつめしを知らない人もいると思うが、加古川のいろは食堂で約50年前に誕生した食べ物で、今や加古川の名物とも言うべきもの。カツカレーのカレーの代わりにデミグラスソースがかかっているものと言えばわかりやすいかもしれない。つけ合わせはボイルキャベツ。


パラーディオの牛かつめし


その後、野里の花北大和会館。萩原幽香子元民社党参議院議員の告別式に参列。全国初の女性小学校長であり、その後、姫路市の教育委員長や参議院議員を1期務められた。幼児教育の充実にはぎ保育園を創設された。昔、選挙を一緒に戦ったという民主党のF参議院議員やN元代議士も参列されていた。お孫さんが萩原ただすけ姫路市議である。

  灘のけんか祭り!
10/15 (月)

hare.gif 山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。その後、市役所北玄関近くの喫茶ボギー。その後、飾磨区清水の姫路市教育会館。神姫バス労組定期大会。挨拶。その後、事務所。

その後、白浜方面へ。灘のけんか祭り(松原八幡神社秋季例大祭)へ。土日に関係なく毎年10月14(宵宮)・15日(本宮)に行われる。私の事務所から播但道を使えば20分ぐらいで着く。見物。今回は初めてお旅山からも見物させて頂いた。TVニュースでも報道されているが、播磨最大の祭りである。


旧八家村の屋台



お旅山からの風景


その後、事務所。作業。

  総務常任委員会、人事委員会勧告をどう扱うか
10/16 (火)

kouji.gif 県庁。総務常任委員会(閉会中調査)。人事委員会事務局から今年度の人事委員会勧告の内容について報告。その後、質疑。過去に人事委員会勧告を勧告通り実施しなかった例や管理職手当削減後の官民較差等の問題認識等を確認。

他の委員からは行革との関連を問う声も出るが、それは人事委員会ではなく知事や議会(長)が判断することである。しかし、労働基本的の制約される中での人勧制度である。民間との比較を物差しに使う以上、上げ下げに関係なく政治的に運用することはよくないと考える。歳入不足の議論や行革と人勧は別に考えなければならないということである。

平成19年給与勧告等について(県人事委員会)

その後、県民政策部地域協働局ほか各課から説明など。交通安全対策について質問。昨年度の兵庫の事故死者数は256人。うち105人が高齢者でこの数は全国一という。交通事故多発地域対策の市町との連携、道路予算への反映について質問。

元町駅近くの日精でカレーそば。多汗。



その後、議会関係者、報道関係者と夕食懇談。楽しい会となった。帰りの新快速で寝てしまうも姫路止まりでよかった。

  パチンコ強盗…
10/17 (水)

kumori.gif 事務所で作業。管外調査のとりまとめなど。HP更新も遅れている。さぼっているつもりはないのだが、限られた時間の中で、誰かに任せることの配分比率を更に増やさなければならない。市議時代は自分で行っていた日程管理や連絡調整については事務所に任せているが、対外関係の部分も誰かに負担していただかねばならないと思うのだが…。

その後、姫路キャッスルH。昼食後、播磨政経懇話会。元NHKアナウンス室長の山根基世さんの講演。みのもんた氏と一緒に紅白の司会をされた方でもある。いじめ問題などを見ていると子供はことばでのコミュニケーションができないから暴力に向かうという。退職後は民間団体をつくって言葉について取り組んでいるそうだ。


山根基世さん「言葉で人を育てる」


その後、事務所。中播磨県民局のK県民担当参事ら来訪。播但線、青少年非行問題についてヒアリング。意見交換など。その後も作業。人事課長から県職員逮捕の連絡。パチンコ店の強盗容疑という。大いに驚く。

  03会、井上和郎前姫路市議逝去!
10/18 (木)

acchi.gif 事務所で作業。来客対応、作業など。その後、夜、飾磨大和会館。故井上和郎前姫路市議のお通夜。姫路市議同期当選で03会のメンバー。党人だが、当選後初の「私は、ことしの4月の選挙によりまして飾磨校区から選出されました」と議場の爆笑を誘うなど、党人らしからぬ、普段は党のにおいがしない方だった。在職中から体調はよくなかった。2期目に出馬せず引退し、療養されていたようだが、残念である。合掌。

その後、事務所。その後、Iさん主催「人脈を拡げる会」に出席。

  スプリング8供用開始10年!
10/19 (金)

puri2.gif 雨天。事務所。役員当番のため、県庁。連合兵庫の会長交代にともなう日程調整など。昼食は県庁西の洋食マルシェ。カツカレー。美味。急いで食べて軽くやけど(苦笑)。


マルシェのカツカレー


その後、車で三宮、元町方面へ外出。その後、臨時の会派幹事会。11月議会の本会議質問者、予算編成申入れ、国への陳情等について協議、決定。 その後、日航姫路。SPring-8[スプリング8]供用開始10周年記念式典に出席し、ノーベル化学賞の野依良治先生の講演を聴く予定であったが、役員会が長引き間に合わず。残念。その後、事務所。作業。

  秋祭りシーズンに“このしろ寿司”
10/20 (土)

hare.gif 姫路市文化センター。母校増位中学校の文化発表会。合唱コンクールを来賓観賞。その後、姫路駅前のすし宗。秋祭りシーズンに旬を迎えるこのしろ寿司。脂が乗って極めて美味。東京では小肌というが、このしろはその成長したものである。


このしろ寿し


その後、イーグレ姫路。「ひめじ若者サポートステーション」を見学。「働く自信がない」「自分が何をしたいのかわからない」「相談相手がいなくて」という悩みを持った15歳〜35歳までの若者を、相談業務や講座などを通じてメンタル面とキャリア面の両方から支援するところ。また、そういった子どもを持つ保護者・親のために、相談に乗ったりや意見交換の場を提供する場。普段わからないが、困っている方は非常に多い。

その後、姫路市民会館大ホール。ひょうご消防のつどいに出席。兵庫県下の消防本部・消防団の幹部が共に集い、永年にわたり消防業務に従事してきた消防職員・消防団員の功績を讃えた表彰を行うとともに、幹部の研修を行い、士気の高揚と知識・技術の研鑽を深めることを通して消防人の強固な団結と消防機関の連携体制を確立することを目的として開催されている。I知事の代理としてS副知事から表彰状や感謝状が手渡されたが、厳かな雰囲気である。私の知人も親子賞を受賞されていた。壇上で一言挨拶。第2部にはNHK解説委員の山ア登 氏による講演「地域の防災力を高める」も。

その後、喫茶はまもと。コーヒーとともに新聞で見た新商品「ツナ・クロックムッシュ」を食べる。これまでのベーコン入りと2種類に増えたが、私はベーコン派のようだ。F店長もよくご存知だった(笑)。


ツナクロックムッシュ

  片山善博前鳥取県知事の講演!!
10/21 (日)

hare.gif 車で姫路市青山のホテルサンシャイン青山。Y県議会議長の就任祝賀会。会派のS幹事長、K副幹事長らと共に会派役員として出席。

その後、姫路バイパスを使って明石市。魚の棚商店街の某で明石焼。唸。その後、明石市民会館。片山善博慶大大学院教授(前鳥取県知事)の講演「地方分権の課題と道州制」を会場最前列中央で拝聴。鳥取県の鳥取自立塾で勉強させていただいたこともあるが、片山知事は尊敬する政治家である。



終了後、喫茶モンデンで主催者のAさんと懇談。その後、帰宅も体調芳しからず。

  民主党姫路総支部の幹事会
10/22 (月)

kocchi.gif 山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。終了後、事務所。作業。その後、県庁。会派の正副政務調査会長打ち合わせなど。昼食抜き。

その後、姫路。手柄の松本事務所。民主党姫路総支部の幹事会。M代議士から国政報告など。私からは県の財政悪化顕在化の原因等について報告。その他打ち合わせ。 その後、市川台の王将。餃子など。

  総務常任委員会の管内調査(但馬・丹波)!!
10/23 (火)

acchi.gif 総務常任委員会の管内調査(但馬・丹波)初日。県議会では、各常任委員会ごとに1年間で県内各地を回り、現地調査をすることになっている(国会ではこうした仕組みは制度化されていない)。但馬・丹波地区は2泊3日。広い県内を実感する。

電車で県庁。集合後、バスで近畿自動車道を北上。北近畿豊岡自動車道の山東PA(パーキングエリア)。併設されている道の駅「但馬のまほろば」へ。 北近畿豊岡自動車道 春日和田山道路の開通により、大阪や神戸から但馬地方へのアクセスが便利になったという。但馬地域選出の先輩議員などは播但連絡道を使わなくなったそうだ…。

その後、PA内にある朝来市の「埋蔵文化財センター埋蔵文化センター」へ。道路整備に伴う遺跡調査により発掘された銅鏡などの埋蔵文化財を保管、展示している。県が整備費の4分の1を補助。ここで昼食。近所で働く人も来ていて盛況。高速道路のPAだが、PAにとどまらない複合拠点施設。街の生き残りをかけた必死さが伝わってくる。


朝来市の田中副市長から説明を受ける。生野や和田山を含む朝来市は東洋経済新報社の住み良さランキングで県内1位という


その後、朝来市消防本部。高機能消防指令センター。県内で同様の設備を持つのは現在のところ姫路市、神戸市と3市だけという。消防長から総務省消防庁の「消防本部の広域化方針(所管人口を30万人程度とする)。」についての意見も聴く。30万人となると、但馬・丹波全域を併せても難しく、相当ハードルが高い。高機能消防指令センターの高い設備投資額を考えると、今後の他地区での導入は広域化後とするなどの対応も必要では。合併した市町などでは合併特例債の充当など財源確保は難しくないようだが、結局のところ、非効率な投資にななりかねないからである。自治の時代だけに各市町が決めることであるのだが…。


高機能消防指令センターに119番通報の電話がかかってくると発信元付近の住宅地図が表示される。GPS付き携帯も同様。救急は管外搬送が約50%という


その後、豊岡市但東町の市庁舎。市庁舎(旧但東町役場)を「県民交流広場」事業費用を使って改装・整備し、地区の公民館として利用している。合併前の旧山東町では町議会として使われていたスペースという。


ダンス教室などもできる広いスペースの元本会議場

  管内調査(但馬・丹波)2日目!!
10/24 (水)

puri2.gif 総務常任委員会の管内調査(但馬・丹波)2日目。まず豊岡市の但馬県民局。まずN県民局長から職員不祥事についてのお詫び。「パチンコ店強盗という反社会的凶悪事件を起こし…」。他の委員から綱紀粛正や厳しい指摘が相次ぐ。



その後、管内概要について説明ならびに質疑応答。但馬県民局管内(旧但馬国)の人口は昭和25年の266,849人がピーク。最新の平成17年国勢調査では191,211人(全県の3.4%)に減少している。県税収入は県全体の1.5%。大学等進学率は53.3%(県平均58%)。人口減少という過疎地の厳しくそして最も難しい課題がある。

管内では、農村漁村部の人口減少や後継者不足に対応するため、市町と連携して主に農村漁村部の男性と都市部の女性の出会いの場を創出する「こうのとりの会事業」を重点的に実施しているが、平成11年度からの累計で成婚にいたったカップルは28組(但馬管内、全県では91組)あるという。

私からは自動車税滞納対策について質問。昨年度導入したタイヤロックの効果やタイやロック前の最終通告としての但馬県民局オリジナルの催告文書について。タイヤロックを通告すると、納付または分納の約束をとれる例がある一方、それでも滞納の1割弱が実際にタイヤロックになるという(昨年導入以降4台のロック実績。うち1台はロック以降も納付なしのため公売となる可能性あり)。また、県では土地以外の動産のインターネット公売も導入している。公売額の3%を経費としてヤフーに支払うことになっているが、当県民局ではギターや溶接機など11件が公売にかけられ、予定価格を上回る回収が得られたものもあるという。ネット公売には運搬・査定方法等に問題は残るが、税の公平性を守るためにも、差し押さえや公売については積極的な導入が必要なのは言うまでもない。

その後、但馬文教府、生活科学センター。


故 阪本勝元兵庫県知事による「但馬文教府考」(但馬文教府の名称の由来)


但馬文教府は昭和38年設立の文教施設。生活科学センターでは女性団体の皆さんが料理実践をされていた。

その後、県立コウノトリの郷公園。プライベートでも何度か来たことがある。


県立コウノトリの郷公園HP



研究施設で説明を受けた後、質疑応答。


他の委員からこれまで実施してきたコウノトリ野生復帰事業関連経費について午前中に質問があったのだが、その回答も。昭和40年以降、兵庫県が74億9000万円[うちコウノトリの郷整備費47億円]、他に豊岡市が5億5700万円の計約81億円という。施設を目当てにした観光客の増加、平成17年には秋篠宮ご夫妻による放鳥という皇族の来訪や大きなマスコミ報道もある。また、小学生などこどもたちの関心も高く、自然を大切にすることや子育ての大切さなど教育や家庭分野でもいい波及効果があるという。また、施設周辺では野生のコウノトリが住むことができる環境をつくるために、無農薬・減農薬によるコメ作りを推進している。無農薬のコメについては+50%、減農薬の場合は+20%で農協がコメを買い取ってくれるという。

その後、繁殖ゲージも見学。コウノトリの郷のコウノトリはロシアから譲渡された6羽からスタートしているので、今後の保護・増殖のためには、他の血統との交配が必要で他の国との交換等も実施している。近いうちに韓国コウノトリ研究所に譲渡する予定もあるとのことである。





その後、篠山市へ。途中、母からある事件を伝える電話。心配させる…。

  但馬・丹波地域の置かれた厳しい状況
10/25 (木)

kouji.gif 総務常任委員会の管内調査(但馬・丹波)3日目。 まず篠山市の兵庫陶芸美術館。乾館長から概要説明。その後、質疑応答。その後、施設見学。私のように陶芸に素養のない人間が見ても難しい。



その後、篠山市立四季の森生涯学習センター。県議出身の酒井篠山市長の挨拶。



旧多紀郡4町が平成の大合併第一号として合併した篠山市だが、大変厳しい財政運営をしているという。合併特例債の償還時期を迎えているのである。合併特例債の起債に対して7割の交付税措置があるとはいえ、3割は自己負担である。また、ハコモノを建設した場合のランニングコストは基本的に全額自己負担。これが効いてくる。

加えて、兵庫医大篠山病院の撤退問題も起こっているという。病院側は必要な補助金をつけないと撤退すると通告してきている。市としてこれまでの3倍の補助金の提示をしても合意してもらえないという。そもそも丹波地域で勤務してもいいという医師が少ないという(下記記事参照)。来てもらうにはそれなりの待遇も必要ということか…。報酬・待遇面は市場原理。株式会社の参入や混合診療は認めない。こんな中で国が取れる施策は医師数を増やすしかないのでは。

篠山病院存続問題 期限迫り交渉大詰め(丹波未来新聞20070920)

医師を呼べる地域に 篠山病院存続問題(丹波未来新聞20070830)
記事の内容には驚かされる。

施設内の大規模な調理研修施設


その後、丹波県民局。


丹波県民局の幹部職員の皆さん


丹波県民局管内は、旧多紀郡4町が合併して篠山市となり、旧氷上郡6町が合併して丹波市となり、2市となった。柏原局長の挨拶では「最大の課題は人口減少…」。人口は昭和22年の146,000人がピークで、最新の平成17年の国勢調査では116,055人(全県2.1%)と但馬と同様に減少している。大学等進学率は49%(県平均58%)。

県税収入は全県の0.9%。平成13年以降の6年間で管外から進出した企業は5社のみという…。県内の工場新規立地は全国一だったというのに、ここは無関係といっても過言ではない。昨日の但馬県民局と同じく、大変厳しい状況である。いずれの地域も大きく合併を進めているにもかかわらず、財政の好転等も聞かない。人口や社会資本整備、税財源の地域偏在を現在の県(域内)で補正しようとしても現在の47都道府県体制では財源や規模の点からも限界がある。三位一体改革や地方交付税の減額で地域間格差が広がっている。国土の均衡ある発展を言うつもりはないが、少し路線修正しないと、一極集中・勝ち組だけが更に勝つ歪な社会になってしまう。小西県議からパンの差し入れ。感謝。

その後、丹波市黒井地区の「しろやま交流館」。総務常任委員会として集中的に調査している県民交流広場事業(法人県民税[法人税割]の超過課税収が財源)により建設された施設である。地縁団体による登記建物等の質問あり。


しろやま交流館


管内調査で多くの現場や事例をみているが、当事業は地域や主体による差がかなり大きい。地域活性化に効果を上げているところもあるし、単なる施設整備に終わっているところもある。今回は当地域のモデル事業で地域活性化につながる成功事例であった。

昔、竹下内閣がバブルの頃、ふるさと創生事業として全自治体に1億円ずつ配ったことを思い出す。1億円の金塊による観光客誘致や1億円のトイレ建設、また基金として積立てた市などその使い道は様々であった。いまバブルではなく財政難の県である。当事業は一度凍結し、財政好転の後、再度実施する地域を募集するという方針転換をはかるべきではないか。行革しなければならないというところに追い込まれているのに、この事業をそのまま続けるということは無理がありすぎる。ある方は、当事業は後になればなるほど、無理に事業をすすめるところが出てくるという懸念を持っておられた。これが正しいと思うからでもある。

その後、県庁へ戻る。その後、北野の六甲荘。姫路西高同窓会「白城会」神戸支部の総会。会長から特にご招待いただいたので出席。私が最年少の参加だった。校歌、応援歌をうたう。


再任された県庁OB鷺澤会長の挨拶


終了後、三宮。新たに神戸ポートアイランドに進出した兵庫医療大学の教授、市議と様々な課題について懇談。

  決算特別委員会の審議入り!
10/26 (金)

acchi.gif 県庁。今日から県議会の決算特別委員会の審議入り。県会の場合、予算・決算の審議については、特別委員会を設置して審議する。委員会は定数23。ともに1年に1回の審査があるので任期中に4回。つまり23×4=92(県議会定数と同じ)となり、各議員が任期中に各1回程度所属することができる。

国会は常任委員会であり常設であることを除けば県会と似ているが、差し替え制度があり、誰でも質問できる。姫路市議会では、決算については一般・特別・公営企業の各分野ごとに3つの特別委員会を設置し、全議員が毎年いずれかの委員会に所属することになっていた。地方議会という大統領制の統治機構の場合、後者のように決算重視の仕組みをつくった方がいいのではないか。

県議団当番。来年度予算編成にかかる知事申し入れの意見集約。その後、会派幹事会。国(総務省)要望、予算要望打ち合わせ。その後、大倉山のもっこす総本店でチャーシューメン。トラック運転手のYさんがいつも薦めるので行ってみたが、そのチャーシューの量に驚く。

その後、県庁2号館の兵庫県政記者クラブ。国(総務省)要望内容等の発表。その後、議員団総会。議会運営委員会・各会派代表者会議の報告、国(総務省)要望の説明など。その後、姫路の事務所。作業。その後、Kさんの快気祝いなど。

  播磨科学公園都市→姫路→たつの!
10/27 (土)

puri2.gif 播但道・播磨道を通って播磨科学公園都市(上郡町光都)。芝生広場にて開催の「ふれあいフェスティバル(第19回兵庫のまつり)」オープニングセレモニーに来賓出席。兵庫12区の山口壯代議士、井戸知事らの姿も。初参加だが驚く。規模が大きいのである。詳細は下記HPに譲るとして、姫路菓子博のイメージキャラクター「ひめか」をはじめキャラクターも集合し、Milky Hatによる姫路菓子博イメージソング「We Love Sweets」の披露も。

式の後、各プースを回る。食系は佐用町のホルモン焼きうどんをはじめ、各地の名産が並んでいる。ひょこむ鍋というメニューも。他に、兵庫県立工業高校の各ブースのほか、本当に様々な展示があるので時間をかけて見学。午後には伊勢正三さん、太田裕美さんらのコンサートもあるという。


ひめか(姫路)・はばタン(兵庫)・トリピー(鳥取)・ももっち(岡山)のほかに、円心くん(赤松円心・上郡町)などのキャラクターも



相生産業高校の自動シャボン玉発生装置


ふれあいフェスティバル2007のHP

その後、近くの県立西播磨総合リハビリテーションセンター。ここでもひょうご福祉まつりが行われている。ここは神戸市西区の県立総合リハビリテーションセンターと同じく、社会福祉事業団が運営している。西播磨病院のほか、人材の育成や交流の場となる研修交流センター、障害者スポーツの普及振興などを目的としたふれあいスポーツ交流館をY次長に案内していただく。外側から見たことはあったが実際に中に入ったのは初めて。県産木をふんだんに使った病室をはじめ自然環境を活かした園芸療法などの取り組みの説明を熱心に聞く。


県立西播磨総合リハビリテーションセンター


その後、事務所へ。私の事務所は姫路の北東部である砥堀にあるが、高速道路を使うと実に近い。事務所にM社長が突如来訪。公約の進捗状況を尋ねられたり、地域の懸案課題についての話を伺う。その後、作業。

その後、実家。その後、再び西播磨はたつの市へ。 龍野町のエデンの東。古い町屋を利用した喫茶店である。関西を中心にピアノ弾き語りで活動をするシンガーソングライター梅谷陽子さんのコンサート。FM GENKIをはじめラジオ、ケーブルテレビのリポーターとしても活動中。

終了後、農業の世界で有名なKさんと農政ほか様々な点で意見交換。その後、コンサートに誘って下さったKさん、Sさんらと太子町のとりどーるで夕食懇談。

梅谷陽子さんのブログ

  国際交流フェスティバル、兵庫芸術文化センター管弦楽団金管五重奏 in 船場本徳寺!!
10/28 (日)

puri.gif 神姫バスで大手門前。大手前公園は工事中のため、家老屋敷跡公園で開催の国際交流フェスティバル。多くのボランティアや実行委員会の皆さんの協力で運営され、すっかり定着している。大手前公園よりこちらの方が雰囲気がいいかもしれない。


家老屋敷跡からは姫路城がよく見える



ステージではフィリピン人の皆さんのバンブーダンス


ポーランドの郷土料理やインドネシアのカレーなどを食べた後、神姫バスで船場方面へ。喫茶MUCでアイスコーヒー。その後、船場御坊本徳寺へ。歩いていると街宣車から私の名前が呼ばれ、大いに驚く。船場御坊で歴史と出会えるまちづくり船場・城西の会主催「船場御坊 秋の調べ」が開催されるのだが、その宣伝をしている車中に知人が乗っていたのである(笑)。

船場の合唱団コールブリューメによる合唱、琴陵中学校吹奏楽部、兵庫芸術文化センター管弦楽団(佐渡裕芸術監督)に所属する金管五重奏が出演。今年度新たに始まった姫路市の提案型協働事業でもあるため、市の方も何人か来られていた。県の芸術文化振興について、芸術施設の偏在(阪神地区に集中)をカバーするような派遣制度の拡充を総務常任委員会で提案したばかり。いい取り組みである。


コールブリューメの皆さん
天井に架かる本徳寺の揮毫は有栖川熾仁親王



兵庫芸術文化センター管弦楽団の金管五重奏の演奏


その後、徒歩で姫路に戻り、ハマモトでコーヒー。その後、マッサージに行くも肩が軽い。肩は凝ってなかったようだ。演奏の後だけにリラックスできていたのだろうか。驚く。

  県財政にかかる陳情のため、上京!前防衛次官の証人喚問も傍聴 
10/29 (月)

box.gif 播但線で姫路。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。終了後、フェスタの珈香王珈琲店。その後、姫路駅新幹線改札前でカレー駅そば。姫路駅の駅そばは有名だが、天ぷら駅そばよりカレー方が好きである。構内では新幹線改札前にしかない。

新幹線で東京へ向かおうとすると姫路市のM理事と遭遇。障害者自立支援法の見直しについて、国レベルで関わっておられるようだ。途中、新神戸・新大阪から他の県議団役員が合流。今回の上京は兵庫県財政の歳入不足について、国の配慮を願うための民主党・県民連合議員団の役員としての陳情である。芝野幹事長、藤井政調会長、小池副幹事長、吉本政調副会長、そして私の5名。出張続きだが疲れたなどと言っていられない。

東京駅到着後、永田町の参議院議員会館へ。まず県選出の辻泰弘参議院議員・民主党兵庫県連代表の事務所で打ち合わせ。議員会館の中華弁当を食べた後、県連所属各参院議員を訪問。その後、参院総務委員長室。総務委員長は参院の与野党逆転後、民主党の高嶋良光参議院議員となっている。


高嶋委員長と総務省の面々に要請


芝野幹事長、藤井政調会長から「1.地方交付税の充実確保」「2.地方債についての配慮」「3.地方財政健全化法の財政指標・基準」について要請並びに説明。高嶋委員長は、先日の総務委員会でも震災の影響が今なお残る兵庫県の財政状況とそれに対する国の支援についての自民党議員の質問を例に出し、超党派で取り組むことができる課題とし、今日は中身を知っている実務者の皆さんを呼んでいるという挨拶。総務省の自治財政局財務調整課のA課長、同財政課のH企画官、同地方債課のS管理官が同席されており、それぞれから要望に対する回答を伺う。

H企画官から1について「財務省は厳しいといっているが、交付税を含めて一般財源が確保できるよう努力したい」。S管理官からは2について「兵庫県は地方債が財政を圧迫しており、相当無理をしているということは聞いている。資金手当は(交付税措置がない)全て自前の(発効すれば更に財政を圧迫することになる)行革推進債となるので、どの程度行革の効果があがるのか聞いていきたい」。A課長からは「自分も埼玉県の課長時代、行革に取り組んだ。埼玉だけでなく全国で行革に取り組んでいる。兵庫県の場合、震災の影響はあると思うが、災害復旧債など交付税措置されるものは(実質公債費比率等の)算定からは除外している。また、将来負担比率を心配しているということだが、これも災害分は抜いている。見ているものは見ている。それを抜いて数値化したものを指標でみている。それ以外は読み切れないものなのだが、それをどうするか悩むが、技術的には考えるのは難しいが、国会からも地方の意見を聞くように言われているので、11月にも各県と意見交換したいと考えている」。

高嶋委員長から「兵庫県は震災の関係で行革を既にしてしまっているのでは」という助け船発言もあったが、「兵庫県知事さんには(総務省は震災の影響など)見ているものは見ていると言っている。(今後も資金手当としての)退職手当債が相当多額になることが見込まれ、起債要望が集中している。財政の状況を見ている」との回答であった。

最後に、被災者生活再建支援法について高嶋委員長に別に要望。「政争の具にすることなく、今国会で通すよう頑張りたい」との決意表明を受ける。

その後、総務省。党職員時代以来久方振りである。 増田総務大臣が多忙ということで二之湯政務官に陳情。民主党から、辻泰弘参院議員、加藤敏幸参院総務委員会理事、水岡俊一参院議員、衆議院議員秘書、兵庫県東京事務所次長らが同行。


二之湯政務官に陳情する県議団と国会議員団


二之湯政務官は「兵庫県は法人二税の増収の恩恵はないのですか。これ以上行革の目玉はないですか、人件費とか?兵庫県も瀬戸内は大都市あるが、北は過疎地域ばかりで大変でしょう。以前には豊岡の方で台風被害もあったでしょ」など。F政調会長から「北は限界集落もあります。台風被害もなんとかやっています。行革もやっています。兵庫はレアケースなんです」と。しかし同席されていた自治財政局の担当者の方が「(都道府県を)横に並べて兵庫県だけ別というわけには。北海道では人件費1割カットしていますし。大分起債を抱えてしまっている。95%や80%交付税措置される復旧関連債等は除いている。それを除いても多いのではないですか。きちっと財政指標を見ておかないといけないのでは」と反論される。二之湯政務官から「震災は兵庫県の責任ではない。天災やな」という助け船もあったが、担当者は「95%交付税措置される災害復旧債だけでなくそれ以外の部分も抜いている」と再反論。二之湯政務官「そういえば(政務官の地元の)京都府も基金はないな」また「知事というたら、(政府)税制調査会でもいっつもしゃべっている。しゃべりすぎじゃないか」。ということでタイムアップとなった…。

陳情終了後、衆議院へ。ちょうどテロ対策特別委員会で守屋前防衛事務次官の証人喚問が行われているということで松本剛明代議士の紹介で傍聴(国会の委員会は議員の紹介がなければ傍聴できない)。局長時代に国会答弁しているので慣れているのであろう、前次官は堂々と証言している。態度も次官級。接待も堂々と受けていたのだろう。第一委員会室の入口は大勢のメディアでごった返していた。

その後、衆議院第一議員会館。兵庫県選出の土肥隆一代議士に要望並びに説明。その他の県選出各代議士にも要望書を届ける。


土肥隆一代議士と県議団


県の歳入不足見込み報道の後、歳入欠陥が生じた真の理由は何か、また「行革目的で虚偽の発表をしているのでは」といったような訝しがる声も県市の関係者から聞いたことがあるのだが、国関係の方からも同様に聞かされた。税収の見込み不足は仕方ないにしても、当初予算に計上した起債が総務省に認められないなど通常考えられないことが起こっているからである。終了後、他の議員とも話したのだが、知事、財政担当の部長、財政課長が総務省出身という総務省にとっては近い存在であるはずの兵庫県に対して、担当レベルでも兵庫県の主張が通っていないことがわかった。心配である。

終了後、旧知の代議士の事務所へ。その後、秘書、党職員時代の先輩と夕食懇談。そこで但馬牛が美味しいという話をすると興味をもってもらったので私が買って送ることに。美味しいのは神戸牛だけではない。夜遅くまで懇談。後日「無理は禁物。もう私たちも若くないのですから…」というメールが…。県議の中では最年少と若いが、永田町周辺では秘書団を含めれば中堅である。新人秘書として入ったころから知っているがもう何年だろう。政策だけでなく雑用も運転も何でも秘書としててきぱきと仕事をこなしている。おまけに子育ても頑張っているいうから素晴らしい。私も負けていられない。

  東京で活躍する面々に刺激を受ける!!
10/30 (火)

kouji.gif 赤坂のホテルで朝食の後、東京駅・新丸ビルにほど近いインテグループ本社。F社長、K取締役と懇談。F社長は私の早大時代の友人。加古川東高出身という兵庫つながりで、学生秘書時代にあまり学校に通わなかった私をフォローしてくれた恩人でもある。最大手商社を経て、M&Aを扱う会社を立ち上げ、白陵高校出身の公認会計士のK取締役、あの情熱大陸でも取り上げられた有名なA弁護士と3人で会社を経営している。丸の内の一等地で会社を立ち上げるというだけでも凄い。何かをやる男である。頑張ってほしい。

その後、新丸ビルに立ち寄る。食べるのが憚られるような高価なチョコレートを売る店も。どんな材料を使えばこの値段になるのか…。

その後、永田町へ。衆議院議員会館。他党の某代議士と懇談。当選前に話して以来だがら久方振りだが、元気そうである。自信が漲っている。

その後、友人のY秘書と衆議院第二議員会館の食堂。カツカレー。と田中康夫参議院議員の姿も。その昔、彼の食生活等に関する日記を見て、自分も真似てホームページで日記をつけはじめた。2001年のことである。体言止めの文体や独特の言い回しは彼を真似した(笑)。同じ食堂で食べているのは感慨深い。食堂では奥田事務所時代以来の知人とも遭遇。「太ったね」といわれる(苦笑)。

その後、参議院の議員面会所売店。いつぞや当HPでも紹介した永田町限定キティストラップの購入を頼まれていたのだが、売り切れ・入荷未定。残念。

その後、早大鵬志会の先輩、北海道11区の石川知裕代議士と懇談。明日、国土交通委員会で緊急地震速報導入に関する気象業務法の改正について質問するという。HPにUPするためのU秘書による写真撮影も。早大鵬志会の現役女子学生Tさんもインターン生として議員会館で勉強中。政治家ではなく司法試験を目指しているそうだ。

石川先輩のHP

その後、衆議院第一議員会館の会議室。議員会館建て替え中のため仮設なのだが立派。姫路市議会市民クラブ(私の市議時代の所属会派)の国会研修に同席させて頂く。勉強会をセッティングしていただいた松本たけあき代議士、財務省ナンバー2の杉本和行主計局長の挨拶。主計局長がわざわざ来られるというのは驚き。実は杉本さんは姫路西高出身なのである。財務省では官房長→主計局長→事務次官というのが最近の人事の流れと聞く。期待は高い。

その後、財務省主計局のS課長補佐による「国の平成20年度予算のポイント」、国土交通省住宅総合整備課のT専門官による「まちづくり交付金と地域住宅交付金について」、総務省自治税務局のK専門官による「地方税ついて」、厚生労働省出身の(財)医療経済研究機構のH主席研究員による「これからの医療改革の方向」について説明と質疑応答など。これだけの実務者による勉強会の機会はそうはない。大変勉強になった。





終了後、会館内で松野頼久代議士と遭遇。新進党時代に一緒に仕事をしていた。私が県議になっているというと喜んでくれた。

その後、衆議院本館へ。民主党役員室で元同僚職員と懇談。小沢代表と福田総理の党首会談があったということで、大変だったらしい。途中から、幹事長も国対委員長、おまけに随行の職員も退席させられたということで、会談内容については2人だけが知るということらしい。そのほか四方山話。その後、上京の際にはいつもお世話になっているI先輩と夕飯。

その後、丸の内線で東京。新幹線最終で姫路へ。のぞみなのでほぼ3時間。便利になった。今回の上京は中身が濃く、大いに身のあるものだった。

  姫路活動開始!
10/31 (水)

acchi.gif 昨日の日記で書き忘れたが、東京ではセルシオ、クラウンなどの高級車のタクシーがたくさん並んでいた。一緒に食事をした葛飾区議のKくんによると、不景気によりタクシー台数が増加し、差別化の考えが生まれてきたという。話は変わるが、東京では、KY(空気読めない)とかいう言葉が普通に使われていた。驚く。

砥堀事務所に姫路市社会福祉協議会のM副理事長、D課長が来訪。社会福祉協議会のボランティアセンター機能について説明を受ける。独居老人が増えたり、地域社会の人間関係が希薄になる中、ボランティア活動の側面支援をすることは大変重要である。県行革についても意見を伺う。

その後、捜査関係者のNさん来訪。世情について意見交換。その後、昼食は下寺町のラマーマンでハンバーグ。不動産会社のOさんと打ち合わせ。その後、事務所にて出張中の資料等に目を通す。夜、HP更新。



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