Web版ひであき日記

2006年02月

  デジタルミュージアム??
02/01 (水)

kumori.gif 朝食後、ホテルをチェックアウト。タクシーで博多駅。そういえば、2011年開業予定のJR博多駅の新駅ビルの核テナント選びを巡って、JR九州と現駅ビルに入っている百貨店「井筒屋」とが民事調停中。今朝の新聞でも、交渉の内容等が報じられていた。井筒屋は、新駅ビルに継続出店する気だったが、JR九州が高島屋など他社と接触していることを報道で知って驚き、簡易調停を申し立てたという。

博多駅前の一等地にあるとはいえ、博多井筒屋は赤字続き(直近決算でも債務超過)で、JR九州側は、多額の新規投資が必要な新駅ビルへの出店は難しいだろうとみていたようだ。賃貸契約のため、立ち退き補償は別として、現テナントを優遇する義務はないようだが、さてどうなるだろう。いずれにしろJRの民間企業化がみてとれる事例である。のぞみで岡山駅。今回の視察では修理回復したパソコンを持参している。視察の間にも様々な意見提案や情報提供があるのだが、A5サイズのパソコンでは新幹線の揺れにも影響を受けて、作業もなかなか進捗しない。また作業をしていると時間が過ぎるのがより早い。

到着後、東口の駅ビルでえびめし。その後、(切符があったので)駅構内を通り、西口へ。先月、岡山駅西口の商店街に行ったのだが、一度東口に降りてしまったため、(切符がなく)駅構内を通れず、地下通路を使って西口へ向かったところ随分時間がかかった。来年2月には東西の橋上通路が完成する見込みという。岡山市議会事務局のTさんと合流。徒歩でK議員提案の調査事項「岡山デジタルミュージアム」へ。A副館長、K教育学芸課長からヒアリング並びに質疑応答。

岡山デジタルミュージアムは岡山市立。昨年夏に竣工したばかりの複合ビルの4、5階部分にあり、4Fは博物館仕様の展示室や講義室、5階はデジタル展示室となっている。岡山市で、昭和60年代からあった市立歴史博物館の建設計画を、1999年に就任した萩原誠司前市長(現衆議院議員/昨年衆院選の刺客候補の一人)がデジタル技術を取り入れる計画に大幅修正。議会における賛否両論の議論やその他紆余曲折あったものの、昨年の岡山国体開会式前日にオープンした。

このミュージアムが入っているリットシティビルは高さ81mの北棟(地上十九階、地下二階)と、高さ35mの南棟(地上七階、地下二階)で構成。延べ床面積は約55000uで、県内最大規模のビル。この他に、全日空ホテル、NHK岡山放送局、商業施設が入居。隣の再開発ビルにも、岡山コンベンションセンターやマンションなどが入っている。

このビルは再開発ビルで、民間のノウハウや資金を活かした”特定建築者制度”を活用して建設された(特定建築者制度とは、施行者以外の「特定建築者」に再開発ビルの建築を行わせるもので、併せて特定建築者が再開発ビルの保留床と建物敷地の持分を取得する制度)。 具体的には、大成建設が特定建築者となって建設し、ビルの保留床を取得。保留床のうちデジタルミュージアムとして利用する部分を岡山市が大成建設から取得した。文化財の展示室や収蔵庫、デジタル機器の整備を含めた岡山市の総事業費は約57億円。財源として地域総合整備債を活用したという(地域総合整備債は姫路市でもドーム系ホールの財源として想定されていた)。

■保留床−再開発事業により建築されたビルの床は、従前の権利者が取得(権利変換)するが、それ以外の床を保留床という。保留床を販売・処分すれば事業費の回収も可能。

現実の施設を見せて頂いたが、”デジタル展示”という言葉を聞いて私が想像するものと、現実は異なっていた。またそれを言葉で説明するのは簡単ではない。ミュージアムHPのデジタルミュージアムのコンテンツを見れば、施設に備えられていたものと似た内容となっている。現在のところ準備中が多いが、SimpleWalkerをみれば、”デジタル展示”という意味の一旦がわかるかもしれない。

デジタルミュージアムのコンテンツ
http://www.okayama-digital-museum.jp/contents/index.html

SimpleWalker
http://www.okayama-digital-museum.jp/simplewalker/index.html

調査資料

私が気づいた問題点としては、5階のデジタル展示部分は、市内居住者向けのもので市外の観光客は見込めないということ。また、機器の利用方法にしても、私の場合、個別に利用方法を聞かないとわからなかった。デジタル機器に不慣れな人に使いこなせるだろうか。4階の博物館施設については、市外の観光客を呼ぶような観光施設とするなら、国宝・重要文化財を展示することができる文化庁の公開承認施設の認定を受けなければならないだろう(基準を満たした仕様のため、承認を目指しているものの、複合ビルでの承認は全国でも例がないという。文化庁の話は姫路城関連でもよく聞く…)。あと、市長が変わってこれまでのような予算がつくかどうか。デジタル機器等のハード面の更新や拡充が不可欠な施設であるからである。いずれにしろ、一度利用してみないとなかなか説明も難しい。百聞は一見に如かずである。

参考−萩原誠司岡山市長(当時)スペシャルインタビュー(日立HP)
http://cgs-online.hitachi.co.jp/special/special008/
当施設はそのコンセプトを含め強いリーダーシップを発揮した市長本人に負うところが大きい(ある方談)。

その後、新幹線で姫路。その後、市バスで市役所。議会控室。作業。その後、K議員の車に同乗させて頂き、県労働会館。連合兵庫姫路地域協議会定期総会。来賓挨拶の後、私も紹介して頂く。その後の議事では市議会増員選挙の推薦決定もあったようだ。退席後、徒歩で姫路駅。播但線で野里駅。高架下のグるヌイユ。Fくんと打ち合わせ、今後の相談など。ありがたい話も多かった。時間が足りず、また改めて話すことに。

そういえば、同級生が経営しているこの「グるヌイユ」も開店5周年を迎えたようだ。野里駅から30秒のところにあるリーズナブルな居酒屋といった感じの店。これからも多くの人に使ってもらい、10年、20年と続いていってほしいものである。

  断念
02/02 (木)

視察結果を少しまとめた後、Rの運転で実家。その後、姫路駅。その後、市バスで市役所。議会控室。自動交付機で住民票をとったり、郵便局で手続きなど。その後も来客対応など。その後、ある方と懇談。政治家向きの方で、前々から声を掛けていたが、環境ほか慮り、断念。

  とんど!
02/03 (金)

kumori.gif 車で市役所。議会控室。パブリックコメント制度について先輩議員からご意見拝聴。その後、自宅。その後、実家。その後、春川神社。母、R、妹Rと”とんど”に参加。昔は日が沈み始める頃から行われていたが、近年は早くなっているようだ。自治会の役員の皆さんがいこっている炭をとって下さったので、餅を焼く。小学生以来だろうか。持参したかつお醤油をつけて食べたが、美味しかった。お神酒も振舞っていただいた。感謝。帰宅後、疲れていたのかそのまま寝てしまう。

  生活力
02/04 (土)

kocchi.gif 4時ごろから自宅で作業。その後、播但線、新快速で神戸。M代議士事務所のK事務局長と同じ電車だったようで、タクシーに同乗させて頂き、県庁北の民主党兵庫県連。常任幹事会。

辻泰弘県連代表の挨拶の後、報告・協議事項の審議など。党員・サポーターの募集・拡大方針や地方議員擁立に向けた日程説明など。姫路市の増員選挙の話も少し出た。また、事務局長の交代も発表された。終了後、総支部大会について少し打ち合わせ。

その後、相楽園。滋賀県内の積雪のため新快速は大幅遅れ。快速・普通を乗り換えて姫路。その後、みゆき通りのハマモトコーヒー。その後、イーグレひめじ。行政書士で新たに弁護士資格を取得するために法科大学院に通っている先輩と四方山話。そういえば地方議員でも修士課程に通う人や資格学校に通う人を何人か知っている。前者は向学心からだが、後者は生活のためともいう。生活力のない専業議員は勝負が打ちにくい。よくわかる。その後、神姫バスで帰宅。

  香川を満喫!!
02/05 (日)

hare.gif R、雪之介とともに車で香川県在住の友人を訪問。これまで幾度となく声を掛けてもらっていたのだが、ようやく訪問。

瀬戸大橋を通って香川県へ。友人と合流後、琴平山、屋島などの観光地をはじめ、小縣家・山内という讃岐うどんの店にも連れて行ってもらった。いずれも店構えや内装には構わず、安くて美味いものを供するというB級グルメの殿堂のような店。感動。また、屋島でおみくじをひいたところ大吉が出た。今年4回目のおみくじだが、凶・吉・吉・大吉となった。これで今年のおみくじは打ち止め。友人も私のおみくじの考え方に驚いていた(笑)。日帰りではあったが、県外への旅行は久方振り。楽しい一日であった。

往復とも瀬戸大橋を利用したが、友人の話によると、橋が出来たことによって便利になったが、その反面、観光が滞在型から通過型へと変わるというマイナス面も生んでいるという。確かに屋島などホテルや旅館等の廃墟に驚いたほど。新幹線や道路の建設についても同様の話を耳にする。これも光と影かも知れない。

  雪や雨の降る日−多くの方と人と話す-
02/06 (月)

yuki.gif 播但線で姫路。月曜朝としては今年一番の冷え込みかもしれない。山陽電車姫路駅前にて定例の朝の街頭演説。2003年の選挙公約について話す。K秘書、Yさん、Iさん。途中、Sさんが仕事前に立ち寄って下さったのでヒアリング。演説終了後、来訪のKさん、Yさんとミスタードーナツ。文化振興関係の話で意見を求められる。

その後、市バスで市役所。議会控室。同僚議員と懇談。その後、徒歩で手柄のM代議士事務所。O秘書の車で飯田のさくららん。K秘書と合流。やきそばを食べつつIさんと懇談。私の体験も何かしら役に立つかもしれない。

その後、再度M代議士事務所。K事務局長、O秘書と党員総会について打ち合わせ。その後、雪が降ってきたため市役所まで送って頂く。その後、議会控室。日程調整、入力作業など。Aさんに携帯電話の機種変更について調べてもらう。夜、雪が雨に変っていたが、荷物も多くRに迎えに来てもらう。夕飯後、党員総会資料を作成。活動報告部分を作成するも記憶が曖昧。逐一データを確認していると時間だけが進んでいく。効率も悪い。夜半なんとかまとめメール送信。その後、視察準備。

  横須賀市の入札改革!!!
02/07 (火)

box.gif 電車で遭遇した某金融機関支店長と話しつつ播但線で姫路。私の周辺では少し離れた後輩の結婚が続いている。駅到着後、南口改札前で市議会総務経済委員会の委員と合流。入札改革先進都市で日本一進んでいるとも言われる横須賀市の入札改革・電子入札について視察予定。

新幹線に乗り込むもパソコンを開く力なく、同僚議員と話したり、眠ったりしつつ新横浜。横浜線に乗り換え横浜駅。京浜急行に乗り換えて横須賀中央駅。市役所までの商店街を歩く。歩きタバコのポイ捨てが道路に多く残されるなど、失礼だがお世辞にもきれいな街とは言えない。途中、横須賀市議会事務局から紹介頂いたという志んどうで昼食。とんかつ。

その後、徒歩で横須賀市役所。議会事務局のKさんと合流。議会委員会室。姫路市議会の委員会室に比べて、広さは2倍、天井もかなり高く、いい環境である。委員会議事録も全文筆記で各委員会の質疑応答もすべて個別のマイクを通して発言するという。

その後、入札業務全般を所管する財務部契約課のO総括主幹から話を伺う。横須賀市の工事発注の基本的な考え方や各種データ等をパワーポイントを使って説明してもらう。

(入札改革の理由)
●数多く寄せられていた談合情報に対し、市長が次のような決断をしたのがきっかけ『談合が起きてからの対応ばかり繰り返していても、それは不毛だ。市民の信頼を取り戻すためには、そもそも談合ができないような入札制度、入札手続にしよう』(この発言はそのままHPにも記載されている)。

(工事発注の基本的な考え方)
●全ての工事入札を条件付き一般競争入札で実施
H10年7月指名競争入札をやめ、条件付一般競争入札を導入。指名競争入札をやめることが何よりも重要。
※条件付き一般競争入札とは、指名競争入札と違い、入札条件を満たしていれば、誰でも入札に参加できる入札方法。横須賀市の場合、工事の発注は上下水道等の事業を含め全て契約課に一元化している。
H9年度に入札1件あたり応札した業者は平均9.2社。H10年の一般競争導入以降、16.7(H10)→22.6(H11)→18.0(H12)→18.3(H13)と約2倍の応札業者数に(競争の拡大)

(透明性・公平性・競争性の確保)
●市による独自の業者のランク付け(A〜E)を廃止し、「経営事項審査」に移行(H11年4月)
市独自のランク付け(市の主観点数)では評価の客観性が担保されない(外部圧力等を含め恣意的なランク付けにもなりかねない)ことから、経営事項審査という客観点数を資格審査として活用することに。
※経営事項審査とは、公共工事を受注しようとする建設業者について、その業者の規模、財務内容など経営に関する事項の審査を建設業法に基づき国土交通大臣又は都道府県知事が行う制度(建設業法第27条の23第1項)

●発注規模に対応する入札参加の要件は、経営事項審査の総合評点(客観点)による。
入札参加の技術的要件(経営事項審査結果通知書の総合評点[客観点])については、該当する業者登録数が概ね30〜80社程度参加できるように設定する。

●官民、民民の接触排除
入札関連の情報はHPで公開。入札は郵便で(H11年6月)→電子入札(H13年10月)
官民の接触がなければ官製談合は不可能。また、どこの企業が応札するかわからなくすれば、談合の可能性が少なくなる。HPでの公開が難しい設計図書類も民間のコピー店で販売。
※H10年以降、市に寄せられる談合情報はなくなった。

(工事成績とインセンティブ)
●市内事業者対象の工事入札のうち、概ね半数程度の案件は、過去の工事成績を入札参加条件に設定。
優良工事を施工した業者名を公表すると共に、優良工事を2回以上行った市内業者に対しては優遇措置を講じる。

(契約後のチェック)
●工事成績の公表
公共工事の請負工事成績評定を、H15年4月より市政情報コーナーにおいて公表。

●設計書内訳の公表。市政情報コーナーにおいて公表。

(その他)
★市内業者(法人市民)への発注を優先する
施工可能な市内業者が競争性を確保するに十分な数だけ存在する場合は、市内業者に発注する。工事入札の場合、約8割が市内業者だけしか入札できない条件をつけている。ゼネコン、JX(共同事業体)等を含む市外業者が入札可能な工事は約2割(件数ベース)。※この考え方は以外に知られていない。

●登録業者訪問制度
一般競争入札の導入により実体のないペーパーカンパニーやブローカーの参入が増えることが予想されたため、業者登録の実態を確認するため職員が事務所を訪問。事務所がなかったり、転送電話対応にしている例を発見することもあったので指名停止処分とするなど対応。

●独占禁止
市内業者対象の発注については、手持ち工事件数が4件を超えないことが入札条件。

●予定価格の積算根拠と「希望価格」制度
対象となる工事の専門性が高く工事可能企業が少ない場合や市外・準市外業者しか入札できないような案件の場合、競争原理が働かず、談合される可能性も否定できないため、市担当部局で積算した設計価格ではなく、設計価格に一定率(事業部局でなく契約課で定める)を乗じて、希望価格を設定し、これを予定価格(上限価格)としている。
※横須賀市の場合、積算した設計価格を市場価格ではなく、”定価”とみている。競争原理が働かず、定価で談合される可能制がある工事の場合は、あらかじめ定価より低い希望価格を設定するということである。

●電子入札の他の自治体との共同運用
システム運用コストの削減。他都市との切磋琢磨。恣意性排除。

●工事入札以外への適用拡大
物品等も電子入札−工事以外でもシステム運用は可能。順次拡大している(HPあり)。

●電子入札は入札正常化の必須アイテムではない
郵便入札等の入札改革で事務量が膨大になり、職員の業務量が増大した結果、電子入札を導入してシステムを自動化しようということになった。※電子入札を導入する際に指名入札廃止等の仕組みを入れなければ意味がないということ。

その後の質疑応答など。
Q.落札率が下がると、手抜き工事等で工事品質も下がるのでは?
A.市の技術検査員が検査しているが、『落札率と工事品質は全く相関関係がない』というデータが出ている。
※姫路市や国の場合も同様のデータあり

Q.入札改革の効果は?
A.入札改革後、(予定価格と落札価格の差である)契約差金が毎年20億〜33億円と約2倍に増えた(金額1桁訂正)。

Q.特に電子入札導入の効果は?
A.電子入札導入には、システム機器導入等の初期費用に1億2千万円とランニングコストが毎年約1800万円かかった。ただし、入札担当職員を6人から4人へ2人削減。1800万円/年の削減効果。残業代が、それまで1人約600時間超/年だったものが、約100時間/年に減少。896万円/年の削減効果。また、システムを共同運営する自治体からシステム利用料が入るため、あと何年かで初期投資分も回収できる見込みである。★談合対策(入札正常化)だけが目的なら電子入札の導入は必須ではない。

Q.入札改革前後の建設業者数、従業員数の変化は?
A.倒産が増えたということはない。入札についてのコストダウンが業者のほうでも進み、市役所に来る必要もなくなった。メリットがあったと思う。

Q.低入札価格調査制度を導入していないのはなぜか?
A.市の調査能力に疑問があるため。代わりに、低いものから10番目までの入札金額の平均を市場相場価格と想定し、その90%の金額を下回る金額については(ダンピング受注になりかねないので)入札を無効とする最低制限価格制度を設けている。※予定価格からの計算は不可能。

Q.希望価格制度を予定価格とするより設計価格そのものを下げればいいのでは?
A.国の補助金をもらっている工事が多いので、国の積算基準を使って設計価格を決めなければならない。市単独事業なら独自の基準を使うことも可能では。

Q.首長や議員の口利きとの関係は?
A.口利きする余地が一切ない。指名制度がないし、発注情報等を含めた全ての情報を公開しており、公平性が担保されている。また、入札情報等はシステム内で自動化されており、改札前は契約課の職員であっても知ることはできない。

Q.なぜこのような制度が導入できたのか?
A.市長が中央官僚出身でしがらみがなかったことが大きかったのでは。

私が市会議員に立候補する前に、ある編集者の先輩から、横須賀市の入札改革についての資料を頂いたことがある。当選後、入札改革については市議会でも度々言及している。この横須賀市の場合、優れた制度をつくっただけでなく、実際の運用で生じた問題点等も改善しながら、更によい制度になっている。公正取引委員会の元主席審判員で桐蔭横浜大学法学部の鈴木満教授がブレーンであることも有名な話。その鈴木教授は「首長のやる気でできる」と語っている。

(参考)データ・リンクなど
入札改革のあゆみ
入札改革の効果
工事検査評定書(例)
工事契約のページ(電子入札の擬似体験も)
横須賀市入札の広場(契約課)
姫路市経理課HP

その後、防災センター「あんしんかん」へ。ビル地下の免震構造を見せて頂いたり、地震体感コーナーで実際に機器を使わせて頂くなどした。小泉総理の自宅が徒歩20分ぐらいのところにあるという。その後、ホテルにチェックイン。夕食後、街を歩くとMPの腕章をした憲兵の姿がちらほら。横須賀は米軍基地の街だが、先ごろの米軍兵士による殺人事件の影響で外出制限がかかっている。どぶいた横丁なる市内随一の繁華街では売上が激減している店が多いそうだ。山口県の岩国市では米軍基地移転問題に関連して、経済効果に主眼をおいた基地誘致推進派の商工会議所会頭と慎重派の市長の意見が対立しているという。何を優先するか。立場によって違うということだろう。

あんしんかん新聞

  宝塚市長、逮捕!
02/08 (水)

kouji.gif 横須賀の駅売り新聞を読むと、社会面に宝塚市長の逮捕が掲載されている。パチンコ出店規制に便宜を図ってもらうことを意図した業者からセルシオを贈られたという収賄容疑。業者側は贈賄の意思を認めているというが、市長は「賄賂ではない」と主張しているという。

政治資金パーティー券の購入や個人献金などの合法的な寄附であっても「提供された利益がその(職務権限や働きかけ)内容と対価関係にあったといえるかどうか」で賄賂性が判断されるという高裁判例がある。対価としての献金は受け取らないという姿勢が大切ということだろう。

また紀子様御懐妊という報道も。力のある小泉内閣でなければ女系天皇を認めるような皇室典範の改正できないことという思いでリーダーシップをもって取り組んでいたというが、難しくなったと思う。総理大臣であっても全て思う通りにはいかないということだろう。

京浜急行や横浜線などを乗り継ぎ姫路。途中、重慶飯店で麻婆豆腐のランチ。美味。その後、市バスで市役所。視察結果まとめ。大変勉強になった。HPにUP。その後、Rに迎えてきてもらう。

  竹さん通信5号、編集開始!
02/09 (木)

acchi.gif 播但線、市バスで市役所。竹さん通信5号の編集に取り掛かる。限られた紙面に何を載せるか。毎回悩む。途中、来客など。

その後、Kさんと市政懇談会。3つの奨学金をもらいながら苦学して大学を卒業したという苦労人。今は恵まれた境遇にあるようだが、世の中の不合理に物申してほしいと思う。その後、Nさんと懇談。影響力を強く持つ方だけに、こちらからも要望しておく。この方と話していると時間が過ぎるのが早い。いつの間にか深夜…。

  平穏な一日
02/10 (金)

車で姫路駅を経由して市役所。議会控室。来客対応、関係各所訪問など。竹さん通信編集作業など。

  建国記念日の結婚について
02/11 (土)

puri2.gif 事務所で作業。播但線に乗り遅れ、タクシーで手柄のM代議士事務所。民主党姫路総支部幹事会。党員総会の事前調整、新役員体制の確認など。議案作成を担当したが、異論もなく概ね認めて頂いた。その後、灘菊。意見交換会。その後、タクシーで南町。フラッシュバック。Sくんの結婚式二次会。その後も引き続き懇談。そういえば、建国記念日に結婚した(する)方について3組目。人の結婚記念日を覚えるのも変だが、覚えてしまった。

  地域「夢トーク」に考える
02/12 (日)

hare.gif TVで政治番組などを見る。サンデープロジェクトの皇室典範改正問題など勉強になる。皇室典範に関する有識者会議にも参考人として出席された京都産業大学の所教授が、公開された「参考資料」だけでも大変貴重な資料であると言われていた。政府のHPでも公開されているので、興味のある向きはどうぞ。私は知らないことばかりだった。簡単に結論を出す話ではない。

皇室典範に関する有識者会議のHP
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/

播但線で野里。花北市民センター中ホール。姫路市主催の増位中学校校区対象の地域「夢トーク」。砥堀・水上・増位の各小学校区ごとに地域の歴史や文化を紹介した上で、そうした内容の看板を設置したり、小冊子にして配布する計画も説明された。その後、地域の諸課題発表という形での要望会。花北モールの活性化、播但線高架下の防犯灯設置、市川河川敷の清掃や立木対策、学校通学路の安全対策等について。市長や総務局長、企画財政局長から回答があった。

今日は、自治会や各種団体の長の方が集まっておられたが、その他、地域の歴史や文化を調査したという増位中学校の生徒さんも参加。最後に、市長に直接質問があった。中学生の時に「姫路市では駅前の開発を進めているが、財政は大丈夫か?」というもの。若い世代が、将来の財政・年金破綻や先送りに敏感になっていることは承知しているが、中学生からこうした意見が出たのには驚いた。どこかのアンケートか何かで「明るい未来がない」という回答をした小中学生が増えているという新聞記事を見たことがあるが、こんな世の中でいいのか。最後に、感想を含めて挨拶させて頂いた。

その後、播但線で姫路。みゆき通り。立ち寄ったところで新人研修の現場に遭遇。勉強になる。その後、イーグレひめじ。その後、播但線で帰宅。先日始まったトリノオリンピック中継を見る。メダルの期待があった選手もあまり成績がよくないようだ。世界の壁は厚いということだろうか。

  平成18年度予算の骨格判明!
02/13 (月)

acchi.gif 播但線で姫路。今朝も寒い。今年もコートなし生活を続けているが、同僚議員からは「若い」とかいわれる。慣れるものである。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説会。M代議士が、官製談合と官僚政治について話をされたので、私も似たような話をする。K県議、T秘書、Yさん、Iさん。その後、みゆき通り脇のカフェ・サンティスタ。懇談。

その後、市バスで市役所。議会会議室で平成18年度予算大綱説明会。I市長、I企画財政局長らから予算概要等の説明を受ける(詳細は掲示板にてUP)。その後、会派控室。昼食は出前弁当。唸。議会運営委員会を受けて、会派市民クラブ総会。2月議会の提出予定議案の説明並びに意見交換。予算全体の印象、合併特例債の活用、給与条例の提出時期、その他いろいろ議題になる。その後、配布された議案、予算書に目を通す。

その後、K議員の車に同乗させて頂き、県労働会館。連合姫路地域協議会の役員との懇談会。予算の説明ほか、4月に予定される増員選挙等についての意見交換など。連合としては、大塚恒彦香寺町議会議長の推薦を決定したようだ。その後も様々な案件について懇談。その後、新幹線百番街の海。T副議長と遅くまで話す。

姫路市の来年度予算の資料

  福祉、ホームレス自立支援
02/14 (火)

acchi.gif Yさんの車で保城。パソコン故障ということで修理を依頼される。ハードディスク自体が動かない…。私では役に立たない。

その後、市役所。議会控室で作業。その後、同僚議員と議会会議室。職員組合のF委員長、S副委員長からヒアリング。その後、姫路市介護サービス第三者評価機構のT理事長、賢明短大のT講師と意見交換会。ホームレスの自立支援や福祉全般の問題について。Tさんとは久方振りに会ったのだが、お互い変化を指摘しあう。私の方が変ったらしい…(笑)。その後、控室。作業。その後、ある案件で相談を受ける。

  ジェロントロジー?
02/15 (水)

acchi.gif 車で市役所。控室で作業。本会議質問に向けて少し書類に目を通す。その後、S社関係者のKさん来訪。質問を受ける。その後、N先輩とともに、財団法人国際児童交流財団ウェーブ二千(夢の学校)のY事業開発部長が来訪。Yさんは元早稲田大学ラグビー部の元主将で学生日本代表のメンバー。明石出身という。国際交流に造詣の深いKさんにも同席頂き、日豪友好青少年国際交流や特に「ジェロントロジー(人口の高齢化によって起きるさまざまな変化や問題を解決するために、医学・心理学・生物学・経済学・政治学・社会学などの自然科学、社会科学を統合することによって生まれた学問。人の加齢にかかわる諸問題を総合的視野に立って探求する)」について教えて頂く。外務省の日豪交流年認定事業の紹介など。姫路市とアデレード市が姉妹都市であることを外務省から紹介されたという。何らかの協力ができればと思う。

その後、一旦自宅。その後、播但線で姫路。関係者の方と市政懇談会。これまでも何度か懇談しているが、今回は真面目な話に限定。予算の評価から、機構改革、その他様々な点について意見交換。私の政治スタンスや言動等についてもアドバイス頂いた。簡単に言えば、飛ばし過ぎないようにということ。ありがたいことである。契約期間−38年と4年の差。ここに求められるものの差がある。

  子どもたちの演技に感動!!
02/16 (木)

puri.gif 車で豊富のH保育園。ひなまつり発表会(劇と演奏)に来賓として出席。今回で4回目となるが、毎回感動している。今年も映画にもなった「北の零年」など大人も考えさせられる題材が選ばれていた。また、同級生の娘さんNちゃんも立派にドラムを叩いて演奏していた。大きくなったものである。来賓の関係者の方とも懇談。集団教育の適正人数について。

その後、車で夢前町のウエルサンピア姫路。到着後、車内で弁当。その後、会派市民クラブの本会議代表質問・一般質問打ち合わせ会並びに予算勉強会。質問予定者から項目の説明と意見交換。

  合併特例債の記載事業判明!!
02/17 (金)

kocchi.gif 朝刊各紙の姫路市の来年度予算についての記事、論評などに目を通す。その後、作業。その後、車で市役所。議会控室。作業、来客対応など。その後、合併問題調査特別委員会。合併特例債の起債事業について資料が出された(HP掲示板参照)。旧姫路市の適用部分は大半が県施行の都市計画街路事業(幹線道路等)である。その後、調査。

その後、残業を終えた管理職の方が来訪。長時間懇談。いろいろ教えて頂く。その後、車でA。契約案件の処理。その帰宅途中、二号線で警察による検問。免許証提示を求められる。自分が運転している途中の検問は数回しかないが、何もないとは言え、緊張するものである。

  松本たけあき代議士「春の集い」にて
02/19 (日)

kocchi.gif 鎌を持って春川神社。自治会の下草刈り作業。笹が多い。その後、消防団の訓練。S副団長から若手の正団員に発破。その後、312号線沿いのジョイフル。懇談。消防団に入っていると、小学校の先輩・後輩らと話ができる。小学校当事の昔話もつい先日のことのようである。

その後、自宅。TVで早稲田VS東芝府中のラグビー観戦。体力差が徐々に出て完敗。そういえば、私も小学生当事通っていた「姫路ラグビースクール」も生徒募集をしているようだ。

姫路ラグビースクールのHP
http://www.geocities.jp/himejirs/

その後、播但線に乗り遅れ、タクシーで姫路キャッスルホテル。松本たけあき「春の集い」。700人近い参加者で盛況。耐震偽装問題で全国的に有名になった馬淵澄夫代議士(民主党政調副会長)が飛び入り参加。なんと6児の父親でもあるという。馬淵代議士の国会での追及の様子をTVで見た地元(奈良)に住む幼稚園児の娘さんが、奥さんに「パパが恐い顔をしている」と言ったというが、「何も悪いことをしていないのにマンションに住めなくなって、引越ししなければらなくなった幼稚園の子がいる。そんなことの原因をつくった人に怒っているんだよ」と奥さんが子供さんに教えたところ納得したという。

会場内では、多くの方に声を掛けて頂く。市長と協力して市政をよくして下さいねという声も多く聞いた。気持ちは同じだと思っている。また、私に期待して下さる方が多いということも改めて実感。頑張らないといけない。散会後、K。Hさんと幼児教育、政治について議論。遅くまで。

  姫路市定例市議会開会!!(〜3/24)
02/20 (月)

acchi.gif 播但線で姫路。朝の街頭演説。新年度予算や高架事業、議会予定について話す。雨が途中で雪に変わるなど冷え込む。M代議士、K県議、O秘書。終了後、ミスタードーナツ。Kさんと懇談。その後、市役所まで送ってもらう。

議会控室。市議会本会議。I市長の所信表明演説の後、S、Y両助役による議案の提案理由説明。行政の場合、予算に裏付けらた施策が大半のため、所信表明による新規施策の発表は難しい。ということで特段の新事実はない。市議会の招集日に間にあわなかった条例改正もある。議場で包括外部監査の結果報告書も提出された。社会福祉事業団と社会福祉協議会についての監査結果(内容は今後、市監査事務局のHPで公開される)。しかし、報告書が提出される度に、この報告書が上限1900万円の契約で作成されているということを考えてしまう。これまでオンブズマン団体の評価では厳しい結果だったが、今年はどうなるだろう。

その後、会派控室。同僚議員と打ち合わせ。その後、関係各課の方々が来訪。その後、作業。その後、M社のW部長代理と懇談。その後、市役所南のちゃんどら。N労の執行委員の皆さんと懇談。コンプライアンスについてほか。激しい意見も出ていた。

  人間塾
02/21 (火)

kocchi.gif 播但線で姫路。市バスで市役所。議会会議室。市民クラブ、創夢会の合同役員会。意見交換。その後、同僚議員と打ち合わせ。ファミリーマートで買い求めたハバネロ肉まん。

その後、議会会議室。某課長と意見交換。予算の評価ほか諸々。時間があまりなくまた改めて機会を持つことに。その後、質問内容について少し調べる。その後、車で坂田町の姫路商工会議所。NPO法人コムサロン21の人間塾。辻本美波さんの講演。講演を受けて、参加者の方々と意見交換など。ニート・フリーター対策、中村天風さんやお城のそうじ等についての話題も出ていた。

  消化不良の党首討論…
02/22 (水)

kouji.gif 車で所用をこなしつつ、市役所。議会控室。質問内容等について調査など。今回も多くの方から意見を伺っている。重要な提案も多い。ただ今回の質問は10分程度と短く、最後の方の登板のため、内容については限定的。いずれにしろ直前まで考える必要がある。昼食はファミリーマートで買い求めた豚まん、野菜ジュース。記者クラブで懇談。網干に建設予定の新美化センターについて。市議会では建設前から話題に上り、委員会では突っ込みすぎた議論も行われているほど。公設民営方式(DBO方式)が採用されるほか、HPでも要求水準書の内容や質問内容など様々な情報が公開されている。地元でも話題になっているようだ。内閣府のHPでも事例が紹介されている。

(仮称)姫路市新美化センター整備運営事業
http://www.city.himeji.hyogo.jp/shobunjo/bika/

内閣府 民間資金等活用事業推進室のHP
http://www8.cao.go.jp/pfi/iinkai.html

15時からNHKテレビを見る。前原代表と小泉総理の党首討論。党首討論(正式名称は衆参「国家基本政策委員会合同審査会」。党首と委員長以外の発言権はない)は、私の参議院国会対策委員会にいた時にスタートした制度。国対では私が担当し、事前の与野党交渉にも陪席した。小渕総理は菅代表と論争が嫌いでよく与党側が日程を先送りしていたことを思い出す。小泉総理は嫌ではないのだろう。昔は社民党や共産党の持ち時間もあったが、議員数の減少により枠を失っている。

今日ほど国民の注目が高いことはなかったが、口座名や番号等の情報とその振込み記録等の調査との条件闘争で終ってしまった。国民の皆さんには、結果的に消化不良をおこさせてしまったかもしれない。

「国会は男女を入れ替える以外のことは何でもできる」私が国会対策委員会に配属された時に、上司から言われた言葉である。元読売新聞記者の大谷さんも先日のTVで指摘していた。民主党が言っている国勢調査権や秘密会という条件は、口座等を明らかにすれば記録などすぐ消去することが可能だという、ある意味で信じ難いことも起こりかねないという危惧である。

そう言えば、先日、TVで予算委員会を見たある方から「予算委員会は予算についての質問をする場ではないのか?」と聞かれた。実は昔から国会では予算についての質問はほぼない。予算案の詳細は既に野党にも説明されているほか、部会といわれる質問の場もある。野党側にとっても既に「知らない」「わからない」ことは消化されているほか、衆議院では予算の修正は法的にできないとされるため、野党の質問等で修正されることもありえない。だから国政全般の事項について、総理や各大臣に論戦を挑む場になっているのである。

その後も控室で作業。来訪者あり。合併関連事務や今後の方針について説明を受ける。少し嫌味な質問もしてみる。その後、懇談。私のHPでの主張内容をよく知っておられ、いろいろ指摘されるので驚く。私なりの思いや現状分析を伝える。初めてゆっくり話したのだが、多くを話した。その後、車で実家。その後、ふじ政。市政懇談会。到着するやいなや党首討論や民主党について苦言を頂く。党に所属していると、国県市に関係なく意見を頂く。特にミスや不祥事の場合に批判を受けることが多い。私なりに国政の経験もあり、説明や反論できる部分もあるが、他の議員は大変だろう。国レベルの判断が地方に影響を与える部分も多い。しっかり対応してもらわなければと思う。今日夕刻来られた方の話も。真面目という言葉が真っ先に出ていた。私の月旦も間違っていないようだ。

  夜の意見交換
02/23 (木)

kumori.gif 質問通告前日。懸案事項もあり、各種情報もあるのだが、まず15分という枠と質問順位で制限が多い。また、今回の場合、昨今の国会の情勢もあり、データや根拠を確認し、現状をよく調査した上で質問しなければならないとも思う。そうなれば、何を言うか。難しい。朝昼食を兼ねたグラタン。

その後、車で市役所。議会控室。資料等に目を通したり、視点を変えるために、多くの人と懇談。その後、来訪者と打ち合わせ。その後、同僚議員と質問打ち合わせ。その後、質問内容をほぼ確定し、過去の本会議議事録等で確認。最近、議会の本会議記録のHPがよくダウンしている。サーバーに問題があるらしいが、早期の改善を望みたい。その後、某所。様々な案件の意見交換会。参考になる。その後、作業。

  皇室問題の真相を読む…
02/24 (金)

acchi.gif 車で市役所。12時が質問要旨の通告締め切り。迷ったが、別紙のように次世代育成支援と教育、行政の公平性・透明性等について通告。その後、飾磨区のファミリーマート。懇談。

その後、姫路キャッスルホテル。久方振りに播磨政経懇話会の例会。Yさんから出席率が低いという指摘を頂く…。なぜかこの勉強会と他の日程が重なっている。今日は明治学院国際学部の原武史教授の講演「皇室問題の真相を読む」。後継問題についてその課題や背景にある問題を含め話を聞く。表現の自由が保障されている現在でも皇室問題はテレビや新聞などのメディアや大手週刊誌でもある種の自主規制があるという。確かにテレビ等では聞けない話だったし、ここでも書きづらい話であった。また、自らの見たことでもないので、真実性についてもわからない。

その後、ホテルの喫茶室でTさんと懇談。姫路市議会議員の増員選挙の情勢について。既に事前の活動がヒートアップしているようだ。当選後の会派入りの話を含めて様々な情報があるが、その背景等についても伺うことができた。

その後、再度市役所。質問内容についての問い合わせに対応。国会では「質問取り」とか「レク(チャー)」いう言葉が使われていたが、ここでは「ヒアリング」という。後者は質問者側の用いる言葉ではない。質問は3月7日午後の本会議となる可能性が高いようだ。質問まで1週間もあるのでこの間に何か動きがあるかもしれない。

夜、某氏来訪。懇談。民主党が混乱している。永田議員に対する情報提供者は匿名でないが、真偽は定かでない。情報提供や内部告発などというものはどこの世界でもあるが、情報源の秘匿を大前提として提供者もリスクを背負うことによって一定の真実性が担保されるという。匿名ではリスクのほか真の意図もわからない。正義の告発にも一定のリスクが必要ということだろう。

  増位山随願寺
02/25 (土)

kocchi.gif スポニチの「見てみてウチの子」というコーナーに実家の犬モカ・モモ親子の写真が掲載された。父が応募したようだ。親バカだが、なかなかよく映っている。

天候がいいというのでR、雪之介と増位山随願寺へ。先日、開基した僧 恵便のことが新聞でも取り上げられていた。姫路藩主榊原忠次の廟所のほか、鬼追いや梅林でも知られる。私の通った砥堀小学校では、そうめん滝を経由して登る遠足コースとして、生活体育では歩こう会のルートとして、また子供の頃は実家裏の有明から近所の先輩たちに連れられて登った。「播磨路や糸の細道わけゆけば砥堀に見ゆる有明の月」(873年 在原業平)。そういえば、選挙前の年にも2回登った。そこで偶然出会った人に、「これも何かの縁」と応援して頂いたことも。懐かしい。夜、書道教室を終えた妹Mと夕食懇談。

  夜回り先生−水谷修さんの講演会
02/26 (日)

panda.gif TVでサンデープロジェクトを見る。前原代表や野田国対委員長も中継出演している。大変な向かい風だが当然である。国会の場合、自分のことを棚に上げたり、根拠のない話をすれば逆バネが働く。当たり前の話。残念だ。

パソコンに向かうもトラブル。その後、実家。R、母、妹Mと手柄の文化センター。白鳥ライオンズクラブ主催の夜回り先生こと水谷修さんの講演会。講演開始30分前に到着したものの大ホールはほぼ満席で小ホールでもモニター中継されるほど。参加者以外にも相当数の応募があったが断ったというほどの人気で、遠くは静岡から駆けつけた人もいるという。御祖父さんが宍粟市山崎町出身だそうである。

講演は、水谷先生が進学校から横浜の歓楽街にある定時制高校に異動になり、放課後「夜回り」をするところから始まる。暴力団との縁切り話から、薬物中毒やリストカット、売春によるエイズ感染など、子供たちの置かれている現実を自らの体験を踏まえて話された。

「子供は、現在のような疲れた大人(社会)を見て、大人になりたいと思わなくなり、将来の希望を失っている。最近、精神が病んでいる子供も増えている。家庭や学校でも『○○しなさい』などと追い込まれて余裕がなくなり、親や教師も心の病のサインを見逃している。不完全な存在だから子供。国は『しつけは家庭で』という姿勢だが、ひどい家庭で育てられた子供はひどい親になる(可能性が高い)。子供は愛情をかけてあげなければならない。肯定的に誉めて育てなければならない」後半の大人の犠牲になって死んでいった子供の話に落涙。その後も止まらず。多くの人が駆けつける理由がわかる。

私も選挙に出馬する前、公約タイトルに「こどもたちの未来のために」というサブタイトルをつけた。このHPのTOPページの左上にこの言葉を載せている。現世利益や今さえよければいいという発想が中心のある意味で利己的な社会から、将来を見据えた社会にシフトさせることが自分の使命の一つだと考えたからである。今日の話で改めて感じた。終了後、市川橋通りのもあい。そういえば、これまで何人かの方からこの店について話があった。相変わらず真っ当な店。

  転出・転入情報に一喜一憂!!
02/27 (月)

kocchi.gif 車で姫路駅前。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。まずM代議士から永田議員の問題について経過説明とお詫び、その他最近の政治情勢などについて話があり、その後、私から市議会の状況や予算の説明、地方議員の擁立等について話す。K秘書、Iさん。

その後、車で市役所。議会控室。最近の議会や市政を取り巻く環境について情報を頂く。議会運営委員会の内容をO会長、K幹事長から少し拝聴。昼食は地下食堂で和そば。その後、質問と直接関係のない案件の調査など。議会事務局の若い方の力も借りた。

夕刻、何人かの方からお別れの挨拶を受ける。民間企業では4月転勤の内示が出る頃らしい。寂しい話である。逆に先日は私の仲間が姫路に戻ってくることになるという連絡もあった。こちらは大変に心強い。年度末は送別会や歓迎会で忙しくなりそうだ。

  残業問題…
02/28 (火)

acchi.gif 車で市役所。来客、相談対応など。昼食はローソンで買い求めた肉まん。その後、会議室で職員団体の方と市民クラブ三役との意見交換。質問本文を作成していると派生調査が数多く発生するなど一向に進捗せず…。

夕刻、証人喚問などを実施している亀寿福祉会の問題に進展情報。再建資金を出すホワイトナイト(改善命令に対する報告書から)が現れ、再建に向けて新体制で動き出すという。元理事長の責任追及は、新体制で引き続き行われるようだ。

その後、市政情報センターで調べもの。そういえば選挙前ここで市政の各種情報を調べた。立候補を考えている人には役に立つ資料やデータ等が揃っている。少し懇談。その後、議会事務局。その後、作業。いつの間にか1問だけで2千字オーバー…。ある方から差し入れ。感謝。その後、諦めて関係者と意見交換。遅くまで。帰宅時、残業帰りの若手職員の方と遭遇。新年度を前に制度改正等で忙しいようだ。私も昔はよく残業した。必要な時間外労働について、きちんと残業手当が支払われるような仕組みをつくりたいという思いは議員になる前からある。ここが守られていない世界がどれほどあるか。大手でも悪質なところは摘発されているが、中小ならなおさらのことである。



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