Web版ひであき日記

2005年12月

  質問通告
12/01 (木)

acchi.gif 朝刊にも姫路のホテルが営業休止という大きな見出し。少し寝た後、車で市役所。その後、原稿チェックをしてもらい、質問要旨を通告。HP掲示板にもUP。先に質問予定の議員との重複が予定外に少なく、いつの間にか質問原稿の文字数も膨らんでいたので大幅に削る。どうも今一。その後、第一委員会室。通告後の概要説明。行き違いや勘違いもある。ミスもあった。昼食抜き。今日は夜でも温かい。

  増税が先か歳出削減が先かという議論
12/02 (金)

kocchi.gif 播但線で姫路。市バスで市役所。控室で作業。質問原稿について構成や細部の文言を調整。改めて議会事務局総務課の担当者に再配布を依頼。

その後、控室にある幹部の方が来訪。意見交換。私の主張には行革の視点はあるが、財政的な側面と市民負担という観点が抜けているとの指摘。小泉内閣における増税が先か歳出削減が先かという議論と似ている。政治家に向いている方である。

その後、イーグレミレ。今年初の忘年交流パーティー。菓子博等のコンベンション支援、先日開催された市議会観光にぎわい対策特別委員と観光関係者の意見交換会、指定管理者制度、そのほか様々な案件について意見交換。散会後、Kさんらと意見交換。

  栃木県今市市でも下校途中の事件発生!
12/03 (土)

kocchi.gif 広島に続き、栃木県今市市でも下校途中の小学生が殺害されるという事件が発生。建築確認制度についても新事実が少し判明。質問原稿を少し修正。その後、実家に寄る。

その後、播但線、姫新線を乗り継ぎ本竜野。龍野タクシーで赤とんぼ荘。選挙前からアドバイスを頂いているHさんの後援会発足式に出席。挨拶。太子町議のUくん、上郡町長、相生市議らも参加。帰りはMさんらに送って頂く。感謝。

  質問原稿の最終確認
12/04 (日)

acchi.gif 午前中はTVで政治番組を見る。昼食はチャーハンを作る。最近よく作っている。その後、音楽を聴き気分転換。その後、原稿の最終確認など。

  3度目の本会議質問に登壇!!
12/05 (月)

puri.gif 朝方から、質問原稿の最終確認。時間的にも制約があり、月曜定例の街頭演説は休ませて頂く。車で市役所。五十日のためか渋滞。議会控室。会派総会。来年度予算の市長要望書提出を最終確認。その後、本会議。創夢会のS議員の質問後、11時ぐらいから本会議質問に立つ。当選後3回目。

質問全文と答弁、新聞記事、各種資料など
http://www.takesan110.com/honkaigi/051205/

姫路市における平成16年度の建築物の中間検査の実施率が93.8%、完了検査が73.7%ということや指定管理者制度の公募導入によるコスト削減効果額が約4200万円、朝日橋の落橋は平成23年度に可能となること、特殊勤務手当の明記された条例改正は来年の第一回議会に提出予定であること、行政改革システムプランの来年度の新施策各種も明らかになった。

また、建築確認制度については、再質問、再々質問もあわせて行い、検査を受けていない建築物についての対処策として「公表」を提案しておいた。

Nさん夫妻、Yさんらが傍聴に来て下さっていたようだ。昼食は地下食堂の弁当。午後も他会派議員の質問など。散会後は少し疲れた。少しゆっくりする。取材対応等の後、帰宅。

  本会議一般質問2日目!
12/06 (火)

acchi.gif 朝日・毎日新聞に指定管理者制度についての反響記事。建築確認についても読売・神戸新聞に取り上げられていた。播但線、市バスで市役所。議会控室。市議会本会議一般質問2日目。休憩を挟んで昨日と同じく3人が登壇。14時過ぎまで。昼食はローソンで買い求めた神戸長田TMOと共同開発したという「ぼっかけ焼きそば」。

本会議終了後、記者クラブで懇談。某局長も参加。その後、議会控室。答弁の要約にとりかからんとするもDVD規格の違いから再生できず。

その後、市バスで姫路駅。停留所前で待っている間、ある方とラーメン談議。過日の日記で「一点張」とだけ記載したのだが、これだけで赤坂のラーメン屋と気付いたという。出張の際に食べたこともあるそうだ。かなりのラーメン通である。その後、Kさんの送別会。驚きの情報も。自分の予想が当たっていた。

  姫路市議会、役者登場!
12/07 (水)

puri.gif 播但線、市バスで市役所。会派控室。本会議の質問・答弁内容まとめ。WORDに添付されている音声入力ソフトを実験的に使ってみるが、答弁者の口調にも特徴があり、精度はかなり低い…。

その後、本会議場。一般質問3日目。市民クラブの同僚K議員の質問では美術館の充実施策についての提言や和解問題も触れられていた。創夢会のN議員の質問では、冒頭に桜門橋の木橋での復元を求める署名陳情書が市長に手渡された。原稿を読む形式での質問ではなく、多くに局長ではなく、S助役が答弁に立つなど、姫路市議会の”役者”登場といった感じ。久方振りに緊張感のある質疑応答となったことは間違いない。

その後、休憩時に地下食堂の弁当。本会議は15時前まで。その後、質問答弁まとめ。HPに仮UP。前回に比べてもかなりタイムリーに公表できた。正式な議事録の公表は来年2月頃の予定だが、記録文書以上の価値を持たせようとするなら、鮮度のあるうちに公表しなければならない。議事録の早期作成についての取り組みは、当選した年に03会での議会改革提案として取り上げ、その後も常に取り上げているが、現在のところ、そのニーズを含めても厳しい。

その後、市バス、播但線で帰宅。夜遅く特命任務に取り組んでいるというNさんが来訪。夕食懇談。

  本会議質問の反響について
12/08 (木)

kouji.gif 播但線で姫路。父と一緒の電車。市バスで市役所。議会控室。議会答弁をHPに正式UP。

昨日の本会議で議案が各委員会に付託されたため、本日から各委員会審査がスタート。私の所属する総務経済委員会は明日開会のため、市議会厚生委員会へ。指定管理者等の議案審査の後、現在の懸案 社会福祉法人 亀寿福祉会問題の質疑応答を傍聴。厳しい追及。国会の予算委員会審議や証人喚問等の現場にもいたことがあるが、提供資料等は姫路市議会の方が充実している。昼食抜き。

終了後、同僚議員と意見交換。その後、タクシーで下手野の鬢櫛山荘。懇談会。私の本会議質問についての反響も聞く。前回の質問と比較したり、よく把握されている人にとっては少し甘いのではないかという意見があった。一方で、新聞記事に出た私の名前を見て、向けるべき方向が違うという危惧もあったという。姿勢を変えたつもりはないが、今回一番の問題点であった建築確認について言えば、質問した「完了検査の実施率」をはじめ多くが、議会や市役所1Fの市政情報センターにある資料「市政の概要」でも公開されている内容。

非公表や闇であるなら別として、公表されているものに問題点があるなら、それを指摘しなかった側にも一定の責任があると考えている。議会など代議制のチェック機関ならば尚更。質問に至る調査の過程でそうした事実を確認したため、配慮して質問したのは事実。本会議の質疑応答を傍聴したり、ケーブルテレビ中継を見る人は少ない。こうした背景まで説明するのは中々難しいのだが、HP等を通じて説明できればと思う。

今年度から議会HPでも公開中の「市政の概要」
http://www.city.himeji.hyogo.jp/gikai/gaiyou/top.html
他都市の同様資料のHP公表事例をあげ、姫路市での公表を要望しておいたのですが、いつの間にか公表されていました。対応が早いですね。

一例ですが、建築確認後の完了検査実施率は、冊子の▼ 都市の30ページ目に記載されています。

  市議会総務経済委員会で質疑!!
12/09 (金)

box.gif 車で市役所。総務経済委員会の開会前にホテルヴィアイン姫路の姉歯建築設計事務所の図書改ざんの疑義について、再調査結果を聞く。構造計算書の改ざんがあったとのこと。危惧は現実のものに。資料をHP掲示板にUP。

姫路市発表資料
http://himeji.g-serve.net/xoops/uploads/photos/46.pdf

総務経済委員会では、消防局、企画財政局、選挙管理委員会、農業委員会、総務局、産業局の順に付託議案の審査、その後、行政システム改革本部より「行政システム改革プラン」についての報告があった。

消防局では、合併に伴って圏域人口が5万人程度となる「中播消防事務組合」と姫路市消防局の関係、議会の関与方法、総務省消防庁の関わり方等について確認。北は神河町までの消防事務の委託を姫路市が受けることを前提に協議中のようで、何度か委員会でも合併に付随した形で説明があった。事務組合の職員を姫路市が受け入れるという話が出てくる可能性もある。委託料の算定に災害等をどう扱うかという課題もあるだろう。いずれにしろ、市外の消防という人命や治安にかかわる基幹事務の委託を受けるということがどんなことなのかということは丁寧な説明が必要だと考えている。将来の人口予想から考えて、一度委託を受けると、撤退という選択肢は存在しない。国の話云々より、今後の市の将来構想や地域における姫路市のあり方等を説明するような形で市民の理解を得られるようにしておく必要があると思う。

企画財政局では、合併で新たに導入される法定外の目的税「入湯税」が導入されることについて、その対象施設・影響金額・その目的について質問。姫路市としては形式的には約2000万円の増収となるが、対象施設から「日帰り3千円以下の施設」を除外したため、合併する旧町を含めた税収合算では以前よりも若干少なくなるという。現姫路市の鉱泉入浴施設はイーグレ姫路の「播州しらさぎの湯」のみだが、ここは日帰りということで除外されるため、現夢前町の3施設(夢乃井・上山旅館・ウェルサンピア姫路ゆめさき)と香寺町の1施設(香寺荘)の宿泊分が対象となる。これまで徴収されていた安富町の花温泉が新たに除外される。このほか、市街化区域の設定がある香寺町の都市計画税(市街化区域の土地・家屋に対して課す地方税/姫路市0.3%)についても2010年度までの課税免除される。

安富町では入湯税の減免について議論があり、過去に否決されたこともあったようだ
http://www.town.yasutomi.hyogo.jp/gikai/gijiroku/H150307.htm#日程第6

(参考)4町の中では安富町の議会HPが断トツで充実している
http://www.town.yasutomi.hyogo.jp/gikai/

選挙管理委員会では、旧町域で来年4月に行われる増員選挙の候補者ポスターの掲示場数や公費助成の上限が決った。法的に選挙ポスター制度があるのが市以上ということなので、初めてポスターを作成する方も多いだろう。

農業委員会では、合併に伴う農業委員の定員増・選挙等について質疑応答があった。

総務局では、合併に伴う職員定数条例の改正について質問。常勤嘱託職員からの正職員採用や合併直前の採用など、いわゆる駆け込み採用について、情報もあったので、念のため確認。姫路市では合併による大幅な人員増を見越して、平成16年度の募集から行政職の採用人数を半減させるような厳しい採用抑制策をとっている。通常でも高い倍率が尚一層高くなり、難易度も更に高くなっていることから大変優秀な人材が入ってきていることだろう。従来から幾度となく指摘してきたことだが、真面目に試験に取り組んできたような者が報われるようにすることは、公務の公平性の観点からも最低限の責務だと考えている。試験なしの選考や作文・面接で採用されていくことは、一種のモラルハザードであり、個人的にも強い矛盾を感じる。答弁では、そうしたことはない、というものであったが、委員会終了後、12月1日付けで若干の採用を確認したという報告があった。市からは信義に反するとして抗議したという。

民間ベースでは、合併の効果として、得意分野の相互補完や売上高の拡大、市場での占有率拡大等の効果、また、人件費等の固定費削減などのコスト効果がいわれる。地方自治体の場合でも、今回の「平成の大合併」の目的は、特に財政難を解決する手段としての行政の効率化である。

その行政の効率化が第一目的である合併において、まず特別職が効率化(リストラ)の対象となることは、その責任の重さから当然である。結果として、旧1市4町105人の議会議員が49名に半減されるほか、長・助役・収入役の三役や教育委員会をはじめとする行政委員会の委員などの職も大半が失われる。国全体でも、三役と議員だけに限った人件費削減効果で、総額の3分の1が減るという(下記記事参照)。大変大きなリストラである。

ただし3分の1が減っても総額では国全体でも年間約1200億円。特別職のリストラ率先によって、他の分野に切り込む発言権を得たと見なければ、この程度のリストラでは、合併特例債の利息分ぐらいしか回収できない(合併特例債は10年間で9〜10兆円の発行予想−下記参照)。財政再建どころか結果として借金が膨らむことになってしまいかねないのである。

あまつさえ一般職は合併後の現給保証や雇用維持、一定の格付けなどの措置がされていると聞く。民間の合併がリストラを伴うものが多い中で、恵まれた制度であると羨ましく思うほかないが、更にモラルハザードの例が見られたのは残念でならない。民間なら相応の対応となるのだろうが、今回の合併については、過去の事例から判断しても…。しっかりしてほしい。

産業局では、指定管理者制度について、本会議でも指摘した選定委員会だけでなく、その下部機関である選定部会でも委員に利害関係者の該当例が多々見られた。今後の制度見直しに向けて、行政システム改革室と十分に協議されんことを要望。

行政システム改革室では、「行政システム改革プラン」について、本会議で私が指摘した懸念が早速表面化していた。同種の意見は他の委員会でも耳にした。任期の終わりともなると更にこうした意見が出るとの声が委員会終了後もある面々から聞けた。選挙に対する一定の規制を法で設けている意味が理解できる。

各局の質疑応答終了後、全議案を可決。内閣に対する意見書の提出は行わないことで多数決で意見集約。その後、日程調整など。

委員会散会後、職員の面々と意見交換。その後、車で帰宅。

「平成の大合併」特別職給与などの減少、1200億円
麻生総務相は8日の閣僚懇談会で、「平成の大合併」による市町村数の減少に伴い、市町村長、助役、収入役の三役と市町村議の給料・報酬総額が「約1200億円、3分の1減る」と報告した。
 総務省の試算によると、2003年度の三役は9535人、給料総額は780億円だったが、06年3月末には5962人、490億円に減少。議員は5万6533人、報酬総額は2910億円から3万8958人、2010億円にそれぞれ減る見込みだ(読売オンライン2005/4/9)。

今後の合併特例債の発行見込み
「今後の合併特例債の発行見込みでございます。各団体が発行できます特例債につきましては、先ほど申しましたように発行上限額が定められておりますが、最近の地方財政の厳しい状況もございまして、これはまだ私ども詳細には確認はしてございませんが、ヒアリング等行っておりませんが、いろいろ聞いておりますところでは、やはり財政状況から見て、できるだけこれを抑制的に発行するようなことで考えている団体も多いようでございます。また、箱物の整備等につきましては、当然、自後の維持管理費等の負担もありますので、私どももこれについてはできるだけ慎重に対応していただくように申し上げてきていますが、各団体においても、その点につきましては将来のこともいろいろ考えて慎重な御判断をいただいているように承知しております。

こういったような状況を踏まえまして、来年三月三十一日時点で千八百二十二市町村になるという見込みでございますが、それを前提に、大まかでございますが、発行上限の七、八割程度、これもかなり幅のある推計しかできませんが、これで見積もってみますと、発行総額はおおよそ十年間で九兆円から十兆円程度になるものというふうに推測をしております」(2005/4/4参議院総務委員会 荒木慶司総務省総括審議官答弁)

  写真撮影
12/10 (土)

puri2.gif 事務所で作業。昼食はチャーハンを作る。最近、いろいろ試しているが、今回はおからも入れてみた。唸。失敗…。その後、買物ほか所用で友人宅などを回る。

その後、実家。写真撮影を依頼される。妹が年賀状に使うそうだ。雪之介をはじめ、実家の柴犬モカ・モモ親子、妹Rの黒柴モコの4匹の写真も撮る。喧嘩して困惑。そのまま、実家にて夕食懇談。夕食の準備も少し手伝う。料理自体は食べることだけでなく作ることも好きなのだが、片付けは嫌い(苦笑)。


モカとモモ

モコ

雪之介

  通塾率7割という現実!
12/11 (日)

box.gif Rが友人と出かけたため、雪之介と留守番。TVで日曜の政治番組を見る。外出せず家でゆっくり過ごす。普段は家でパソコンを見ることはあまりないのだが、久方振りにネットにも入ってみた。

昨日の塾での小学生殺害事件のニュースも背景等が報道されている。3件立て続けに事件が起こっている。背景は全て異なるようだが、小学生が被害者ということだけが共通している。恐ろしい時代である。

小学生1年生で塾へ通う子の比率は全国平均で約1割で、中学3年生の約7割まで、常に通塾率が上がっていくという(なぜか東アジアの韓国や中国でも同じ傾向)。私は塾に行ったことがないので信じられないのだが、学校の一部には一定以上の入試対策は塾の役割と割り切っているところもあるようだ。手が回らないということもあるのだろう。

日本は予算に占める教育費の比率が先進国最低レベルという話をよく聞く。教育に金をかけない国のように主張する人もいる。しかし、そうではなくて、塾等の費用を可処分所得である家計から支出するため、税からの教育費の投入が安くすんでいるということではないのか。

学校5日制導入の際にも違和感を覚えたが、義務教育費国庫負担における中央・地方の対立という子供にとって関係のない、不毛な議論に無駄な時間をかけるより、もっと本質的な少人数学級の導入方針を立てたり、先生についても単なる偏差値ということでない、優秀な人材確保の仕組みをつくる必要があるのではないか。

通塾率−学習塾等に関する実態調査(1993文部省)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/001/011201f/1101f2_1_6.htm

少し古い資料だが、私が小学校を卒業した昭和62年の頃と比べても、通塾率の高さはすごい。

  都心部まちづくり構想
12/12 (月)

acchi.gif 播但線で姫路。民主党の朝の定例街頭演説。「今朝が一番の冷え込みでは」と演説していたら、私が議会質問のため休んだ先週月曜の方が寒かったという声を頂いた(笑)。演説では議会で質問した建築確認制度等について話す。M代議士、K県議、K秘書、Yさん。今日はビラを取って下さる方がいつも以上に多かった。最近、民主党にとっての追い風要素は特に思いつかないので、今日はハレの日ということにしておこう。

終了後、山陽電車改札下のミスタードーナツ。いつの間にか300円程のモーニングセットが誕生。市政懇談会。本会議中継を見て下さった方の意見を含めご意見拝聴。

その後、市バスで市役所。議会控室で同僚議員と懇談。その後、鉄道高架対策特別委員会。本会議質問では従前の議会答弁で特に成果もなかったので、以前から疑問に思っていた「都心部まちづくり構想」の策定過程について質問。

特に、庁内組織から当初懇話会に提示された都心部まちづくり構想(素案)は、「構想(素案)」→(パブリックコメント)→「構想(案)」→(パブリックコメントコメント)となり、ここで(案)がとれて「構想」となるのではなく「構想 提言書」となった。ということで、一見わかりにくいのだが、構想ではなく提言なのである。

提言であるため、「エントランスゾーンとコアゾーンの整備を優先する必要がある」という記載について本会議で質問しても、「提言の趣旨を踏まえて、庁内組織で今年度内に決める」という答弁になるのだが、これまでの提言書作成までの重厚さと”庁内組織”という名称や構成人員も知られていない決定機関の役割等について確認しておく必要があった。

まず、庁内組織は「都心部まちづくり構想検討委員会」という名称で、助役をトップとして関係局長で構成していることが答弁されたので、市長の意向の反映方法について確認。

また、丁寧な市民意見の聴取という判断だろうか、提言書の提出までにパブリックコメントを2回実施しているのだが、本当に市民意見を聞くということなら、各ゾーンの整備順序など重要な方針が行政の側から示されたものに対して実施すべきものではないのか(私は2回実施することが丁寧だとは思っていない。ドーム系ホール計画の際に、条例まで制定してパブリックコメントを実施した結果は今の状況の通り)ということを指摘しておいた。

構想(素案)が出されてから現在まで1年5ヶ月ほど経過している。懇話会の予定が当初の7回から10回に延びたため、今年中の構想策定が難しくなったため、来年3月末までの早期に構想を策定したいというが、当初の構想素案と提言書を見比べても、大きく変わったのは「エントランスゾーンとコアゾーンの整備を優先する必要がある」ということと、イベントゾーンの機能図から「コンベンション」という表現が消えたほかは、大きな部分での変更には気づかなかった。

懇話会の位置づけとして、提言書の策定をする機関という前提であったにせよ、2度のパブリックコメントを含む提言書形成過程は丁寧な政策形成というメリットと、責任の分散化や事業実施の遅れというデメリットがある。私たちの任期はあと1年。結局”ドーム系ホールを白紙にしてどうなったのか”という批判に耐えられるのか。これは自分の公約でもある。方向性や責任の所在を明確にし、整備順序の変更等を含むような方針転換や時間的な遅れについては明確な説明責任を果たさなければならないと思う。

議員をメンバーとする懇話会を開いても(例え審議会であっても)、パブリックコメントを実施しても、責任は分散されない。審議会や議会のメンバーにしてもその責任の一端を負うものでもない。このことは、前回のドーム系ホールの事例で得た教訓の一つだと思っている。

行政のルールで設置される任意の懇話会等の設置は多いのだが、執行機関の一員として責任を負っていただく経済財政諮問会議の民間議員のような位置づけにするなら別として、懇話会等はお墨付きではない(姫路市議会はこの点で遠慮せず機能している)。

休憩時に、第5会議室。総務経済委員会の答弁や資料等についてヒアリング。厳しく対処しなければ、本当のモチベーションの低下を招くという懸念を表明しておく。その後、市役所北のシャンカル。カレー。M代議士事務所のK事務局長、Nさんと懇談。

午後の委員会終了後、同僚議員と懇談。ドーム系ホール問題については、私と立場の異なる議員も未だに多い。勉強になった。その後、作業。その後、Rの運転する車で手柄のM代議士事務所。明日夜の政調会長就任パーティーについて打ち合わせ。市民クラブの同僚議員の皆さんにも多大なるご協力を頂いた。

  政治資金確保の重要性−パーティーに参加して−
12/13 (火)

puri.gif 少し仮眠した後、昨晩から自分の所属している総務経済・鉄道高架の各委員会の審議内容やその他の内容についてまとめる。朝になっても終わらず。そのまま昼前に播但線で姫路。市バスで市役所。日程調整、庁内訪問など。その後、議会事務局の職員の方と懇談。議員活動の資金の入りと出についても話す。

民主党の衆議院比例四国ブロック・五島正規衆議院議員の辞職願が河野洋平議長に受理され議員辞職した。政策秘書の選挙違反の連座制適用が視野に入っていたようだ。この事例は、俗に運動員買収といわれるもの。選挙運動員には例外を除き報酬を払ってはいけないというのが公職選挙法である。アルバイトで選挙運動を経験したことがある人は結構多いかもしれないが、法は昔からそうした規定である。

選挙事務所の幹部スタッフなどがアルバイトを雇って、選挙運動をさせ、その幹部が逮捕されて有罪となった場合、連座制が適用されて議員の関与の有無に関わらず議員は辞職する。これが公職選挙法。一方、1億円を受け取ってその使途は不明でも処分なし。これが政治資金規正法。いずれも議員等を主に対象にした法律だが、その運用でかなりの差がある。

いずれにしろ、西村真吾衆議院議員の事件を含め、総選挙後、民主党の国会議員の不祥事が続いている。覚醒剤事件は論外だが、民主党が選挙や政治資金に汚いというイメージがつくことを恐れる。大半の議員が政治資金集めに苦労している。大半の真面目な人間が馬鹿を見るようなことはやめてほしい。

その後、姫路キャッスルホテル。帰宅途中のUさんに送って頂く。感謝。松本たけあき代議士の政調会長就任パーティー。政治にお金がかかることは自分が当事者だからわかる。政治資金は活動の全ての源といっても過言ではない。

というのも、高いと思われている議員報酬だが、税法上、事業所得でなく給与所得のため、経費等の控除もサラリーマンとして給与所得控除されるだけで、その他の経費は認められない。一般の給与所得者にはない選挙・事務所・人件費・交際費など政治活動にかかる経費は、全て税引き後の所得から捻出するということになる。報酬以外の政治資金が必要というのはそういった意味である。

政治資金がなければ、本来、個人の可処分所得とされる部分に手をつけ、経費を使うほど所得は減るという構図に陥る。公設秘書の給与や悪いお金に手を出してしまう政治家が続いたのは、活動量と可処分所得が反比例してしまうことにあることと無縁ではない。家業や資産が潤沢にある経済的に恵まれた方だけが政治家になるのではなく、汚い金に手をつける必要もなく、普通の人でも政治家になるために、国を背負うような政治家を多くの人で広く薄く支援することは何よりも大切。それが政治をよくするために絶対に必要である。このたび私を通じて券を購入頂いた方にも、改めて感謝したい。

パーティーで会った面々の中には、昨日の市議会鉄道高架特別委員会の内容を知っている方も。凄い情報網である。また、私の本会議質問に対して「今回はおとなしかった」という声も…。関心をもって頂いているだけでありがたいが、私に期待されるものは何か、今回の意見は今後に役立てたい。

終了後、ホテルのマイクロバスで姫路駅。会社役員のTさんと懇談。いま会社で人を育てることに取り組んでいるという。私にも人を育てる役割をすればという提言を頂いた。もとより先鞭をつけることが自分の役割だと思っている。もうすぐ当選3年になる。常にその視点でものを見ているが、結果が伴っていないのは忸怩たる思い。また、議員を客観評価するのは誰かという質問もあった。直接的な利害関係者が評価している例が多いが、客観性はない。購読している新聞を読んでも誰が仕事をしているかわからないという。難しい問題である。

  証人喚問のTV中継を見て
12/14 (水)

kouji.gif 国会では今日、姉歯元建築士らを招致して証人喚問が行われる。音声のみの静止画中継ではなく生中継という。映像については、与党議員が対象の場合とそれ以外に対するダブルスタンダードがある。勝手な論理だ。全証人一括尋問の時間確保も与党の反対で実現されなかったという。

車で市役所。市議会厚生委員会を傍聴。社会福祉法人 亀寿福祉会の問題について3回目の委員会開催。現理事長、前理事長の参考人招致が決った。国会では毎年、法案審査の際や調査会等に何十回もの参考人質疑が行われているが、地方議会ではそう多くないと思う。いずれにしろ出席は任意であるが、国会の場合と同様に、参考人との日程調整や都合を聞いての日程設定が必要だろう。

その後、証人喚問のTV中継を見る。その後の報道解説などもあわせて見たが、議員の能力の差が如実に出ていた。通常、TVで報道される国会審議は、本会議の代表質問や予算審議等の重要な問題、証人喚問ぐらい。しかも平日の昼間の中継のため、そんなに目にする人は多くないが、TV中継のある質疑応答の場合、野党の党代表・幹事長・政調会長ら三役級の質問者と与党側の各大臣という役者同士のやり取りである。TV中継のない他の委員会の中にはTVはおろか報道関係者がいないような委員会もある。

今回の証人喚問の場合、各党とも、通常のTV中継されるような委員会では質問者になることがまずない当選回数の少ない議員が質問にたっていた。「質問なのに長時間演説をしていた」と批判されている議員がいたが、実は、法案質疑の際にいつも演説しているので、そのまま出ただけである。質問するにしても、事前に調査しておかなければ、軽薄なものに終るし、元々能力がなければ調査はできない。ただそれだけのことである。

姫路市議会でも先進市のようにインターネット中継を導入すればいいのではないか、と昨日ある市政関係者が話しておられた。コストはさほどかからないし、質問の質は格段に上がるだろう。衆人監視のもとで、個人的な利害に関係するような質問にもチェックが働く。抵抗勢力の存在もすぐにわかる。庁内向けの議論もなくなるだろう。昼食は三宅のモスバーカー。匠味。

今日は、他会派のベテラン議員が訪ねて来られた。政治家としての若い頃からの姿勢や今後の方針について教えて頂いた。現在問題になっている案件では参考人招致をはじめ徹底的にやるという。また、議員は勉強しなければならず、また、大人しくなってはダメなのだそうだ。

夜、資料精査、取材対応など。残っていた職員の方と少し懇談。

  高校の同級生と
12/15 (木)

kocchi.gif 播但線、市バスで市役所。頂いていたメールに返信。1日20件程度のメールを頂いていると思う。返事が遅くなる場合が多く大変申し訳なく思う。

その後、調査各種。途中、議会会議室。来訪者と打ち合わせ。昼食抜き。その後、市バスで姫路。徒歩で本町のN労。S副委員長、K分会長と意見交換。その後、みゆき通りのはまもとコーヒー。就職活動の経験者から昨今の状況を聞く。その後、高校の同級生の面々と夕食懇談。当時の厳しい恩師の話もでるなど懐かしい話ばかり。最近、政治姿勢や取り組みについて厳しい指摘も頂いていたが、少し楽になった。感謝。

  金曜日
12/16 (金)

akubi.gif 事務所で作業。Rの運転で市役所。希望軒でラーメン。作業。取材対応。Rに迎えに来てもらい帰宅。ほか失念。

  前原代表の現実路線を支持する!!
12/17 (土)

acchi.gif 昨日から東京で民主党本部の党大会が開催されている。私は本部大会の代議員ではないが、その後の党青年局の会議に出席要請があったので、党大会にもオブザーバーとして出席するように声を掛けて頂いていた。出席するつもりだったが、いろいろあり、キャンセルして他都市の後輩の若手議員に行ってもらった。

大会では前原代表の外遊での発言内容や現実路線に対する質問等が出たようだ。中国が軍事的脅威かどうかをめぐる意見もあったという。沖縄南方の領海内の浅瀬を中国の潜水艦が通過している現実や国境付近の天然ガスの採掘の防御状況、国防費の著しい伸びから判断して、現実には自衛隊の脅威となっていることは間違いない。発言するかどうかはリーダーとしての見識で、前原代表はそうしたリーダーであるということである。

野党の場合、現実から目を背け理想を語ることがこれまでの通例。そうした野党では、政権交代ができないと考えて、現実問題に敢えて発言したのだと思う。野党だから与党と別の外交戦略をとれという議論は正しいとは思わない。良いことは良い。悪いことは悪い。自民党が少し純化した今、民主党も純化の必要があるということが代表の主張の根底にあるのだろう。実は前原代表は新党さきがけ時代に排除の論理を行使した一人でもある。いずれにしろ小泉総理のような取り組みは相当な覚悟が必要だろう。今朝、自民党の関係者とも電話で話したのだが、この前原路線を注視しているという。大連立云々の話は笑い話だが、政権交代のために何が必要か、民主党に問われている。

R、雪之介と外出。降雪という天気予報もあり、経済効率がいいというガスファンヒーターを購入。早速使ってみるとエアコンとは比較にならないぐらい部屋がすぐ暖かくなった。

  日曜の政治番組をみて
12/18 (日)

yuki.gif 昨晩からの雪で市川や対岸の山々も雪化粧。暖冬予想が一転、今年の冬は寒いという。NHKの日曜討論に松本たけあき政調会長が出演。昨今話題の建築物の耐震強度偽装問題と消費税増税、定率減税廃止等の財政問題について。

自民・公明両党は与党統一公約で「サラリーマン増税は行わない」と宣言していたのだが、「定率減税の廃止は増税ではない」という。たばこ税も増税。選挙前に示す公約内容で、敢えて給与所得者に対する負担増導入を否定したように見せておいて、実質的には同じことを導入する。財政状況を調べた人なら何らかの増税が不可避であることはわかる。増税など好まれない政策であっても前もって示しておくのが特に責任政党の与党が果たすべき役割だと思う。

こんなことを責任政党がやっていると、マニフェストの形骸化、政党の不信につながる。松本政調会長も「あとは有権者の判断」と言われていた。まさにその通りだと思う。

連立与党マニフェスト(慶大HPより)
『6.財政健全化の推進−野党が選挙戦略として意図的に喧伝している「サラリーマン増税」は行わないことを明確に宣言する』と明記されている。
http://www.pac.sfc.keio.ac.jp/mani/files/yoto2005.htm

その後のサンデープロジェクトを見る。姉歯建築士偽装問題の関係構図の最上位に位置する「総研」のしたたかさ。強制捜査が遅れに遅れているが、資産は既に散逸されてしまっているだろう。関連会社の社長を務める妻と証人喚問直前に離婚したという内河氏。政治献金や政治家の口利きとの関係もあわせて、このままウヤムヤにしてはならない。

その後、所用で外出。土山に向かうべきところ花北に行ってしまう。急いで土山に向かうも日陰等で雪がまだ残っており、2回スリップ。人生初の恐い体験だった。その後もお悔やみ。その後、一旦帰宅。

その後、いつも大変お世話になっている団体の方々の忘年会。Rに送ってもらう。挨拶、懇談。若い人が多かったので、説教臭いことも言ってしまった。若い人が頑張っている話を聞くと嬉しくなる。

  市議会閉会!!
12/19 (月)

acchi.gif 車のフロントガラスが凍り付いていたため、バケツでお湯をかける。車で姫路駅前。月曜定例の朝の街頭演説。来年3月26・27日が山陽本線高架・合併という市政の大きな転機になるということと駅前整備の方向性について話す。

その後、市役所。議会控室。会派総会。議会運営委員会の内容報告、委員会審査・請願審査結果、合併問題調査特別委員会の運営についてなど。ファミリーマートで買い求めたカツサンドを食べた後、10時から本会議。

議案審査内容等の委員長報告の後、各議案等の採決など。約1時間。今議会では冒頭可決された職員給与条例改正案をはじめ、公募による9つの指定管理者指定議案、公平委員会委員等の人事議案を含む全議案が可決、成立した。すぐに、審議結果等をPDFファイルでUP。会期終了。

本会議審議結果
http://himeji.g-serve.net/xoops/uploads/photos/50.pdf

昼食を抜き、職員会館。サンテレビの「姫路のひろば」撮影クルーも。新春放送用の撮影があるらしい。今年ももうすぐ終わり。1Fで1年振りの健康診断。身長・体重測定や血液検査、胸部レントゲン撮影など。結果は後日郵送されるということだが、今年はどんな結果になるだろう。その後、記者クラブ。ある刑事事件の捜査について懇談。その後、会派控室。市民クラブのO会長と懇談。ホームページについて。その後、議会図書館。調査。職員の方と雑談。そこに行政経営改革室のU主幹来訪。行政改革プランをパブリックコメントにかけるという。

行政システム改革プランのページ
http://www.city.himeji.hyogo.jp/keiei/gyousei-system-kaikaku/public-comment.top.html
私は先月に全て目を通しましたが、パブリックコメントによって別角度での視点や気付かなかった意見が出た場合は、議会でも質問等で取り上げたいと思っています。

その後、控室。その後、タクシーで姫路キャッスルホテル。議員・理事者懇談会。議員はくじ引きで席を決めるのだが、議長経験者や議会の現役員は最前列の席に決っている。最近、緊張感の高まりが指摘されている議会の状況だけに席の配置にも苦労されただろう。私は最後の参加者だったため、くじはなく、F議員とK局長の間の席に。市長とは雑談の中でいい話を聞いた。ほのぼのとしたいい話なので紹介したいのだが。他党の議員や多くの方々とも政策課題その他様々な話ができた。有意義な会。ホテルの3階では阪神の岡田監督を招いて優勝祝賀会が開催されていた。散会後、徒歩で姫路駅。銀行勤務のNさんと四方山話。

  年末に向けて
12/20 (火)

kocchi.gif 事務所で作業。播但線で姫路。市バスで市役所。車の様子がおかしいというので見に行く。その後、同僚のK議員と某局長室。委員会運営から出先機関のあり方、コンプライアンス制度について意見交換。高校時代の武勇伝も聞けた。その後、他の局長も合流。懇談。

その後、議会控室。同僚議員と懇談。昨日の議員・理事者懇談会の様子など興味深い話も。その後、パソコンデータの移管やこれまで資料整理など。その後、若手職員の某氏が来訪。懇談。少しアドバイス。

その後、これまでの議会改革のデータ整理、個人意見のまとめ。その後、車で帰宅。冷え込みのためかエンジンがかかりにくかった。夕食後、少し仮眠。更に作業。そのまま朝。

  姫路少年刑務所を訪問!!
12/21 (水)

panda.gif 作業を続けた後、少し仮眠。食事の後、車で市役所。市議会の会派控室。皆さん一服中。その後、北玄関。同期当選議員の勉強会「03会」のメンバーと合流。車で岩端町の姫路少年刑務所。

少年院と少年刑務所の区分すらよく知らなかったのだが、少年院は家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対して健全な育成を図ることを目的として矯正教育を行う施設。刑務所は罰則としての懲役刑を執行しつつ矯正する施設。位置付けは相当異なる。

まず、姫路刑務所のA総務部長による挨拶、ビデオによる施設概要の説明など。
この刑務所は、明治10年に兵庫県飾磨郡高岡村に設置された姫路監獄支所にはじまり、明治31年に現在地に移転。神戸監獄姫路分館、神戸刑務所姫路支所などと名称を変えながら、昭和2年に現在の名称になった。判決の確定していない未決囚が入る北条の姫路拘置支所も当刑務所の所管施設。少年刑務所は姫路のほか、函館、盛岡、水戸、川越、松本、奈良、佐賀の全国8か所にある。

現在の姫路少年刑務所の入所者は、ほぼ全員が近畿2府4県で懲役刑が確定した受刑者で、今日現在で443名。年齢は、”少年”刑務所とはいっても、20歳未満の入所者は現在5名と極わずか。平均年齢が24.5歳。原則として26歳未満の受刑者が対象となっているが、厳密な年齢区分はないということである。一方、施設の本来の施設定員は399名。約10%の定員オーバーだが、全国の他の施設に比べればオーバー率は高くない。近年、全国的に女性と外国人の受刑者が多くなっている。姫路は全員男性で女性受刑者は和歌山刑務所で収容されるという。

その後、木工、洋裁、給食調理など実際に入所者が作業中の現場のほか、体育館、雑居房、風呂などの施設も実際に見学。共同生活のできない受刑者等は独房(単独室)、その他の受刑者は6〜8人の雑居房(共同室)に入っている。雑居房の中を見てみると、トイレが1つあるものの、冷暖房設備はない。テレビが1台が備付けられ、辞書や小説等のほか、一部に私費で買った漫画や男性向け雑誌も置かれていた。許可しているという。

入所者は、朝6時35分に起床。懲役刑受刑者のため、日中(7時30分〜16時10分)は作業に従事。定時に朝昼夕の3食が供され、食事内容は主食が米7:麦3の割合(週1回パン食)で、作業内容によって量が異なる。副食(おかず)の材料費は1日3食あたりで417円(今年度)。いずれもおかわり不可。誕生日や正月には特別食もあるという。夕食後は教化時間や自由時間があり、21:00に就寝となる。風呂は週2日(夏3日※給食作業担当受刑者は毎日)で1回15分という。

また、受刑者の処遇には格付け制度があり、4級から1級で定められ、部屋割り名簿にもそうした級が明確についていた。進級によって責任を加重しつつ、処遇を緩和して社会適応を図ろうとする制度という。仮釈放の重要な要素である。雑居房内の睡眠位置などもこれによって差がつけられている。

現在も一部工事中の施設だが、内部は施錠も鍵と指紋錠が併用されるなど厳重な管理体制で、周辺地域との壁も高い。最近の記録の中には脱走を試みたという記録はないという。

現場視察後、刑務所のK所長、A総務部長との質疑応答並びに意見交換。
平成16年度の統計調査によると、当施設の入居者の受刑理由は、窃盗31%、覚せい剤23%、強盗致死10%、傷害9%、恐喝5%など。セット犯罪も多いようだ。平均刑期は3年6ヶ月。神戸の(成人B級)刑務所より若干長いという。刑務所には初の入所という者が約8割だが、過去に鑑別所・少年院・執行猶予等の経験があるものも多い。刑期満期前に仮釈放される比率は約55%だったが、今年は約50%に落ち込んでいる。普通刑務所に比べて若い受刑者が多い少年刑務所では、最近キレる受刑者も一部に見られるという。

受刑者の約4割が暴力団等の構成員。アルバイト、作業員など仕事をしているものもいる一方で、3分の2が無職だったという。学歴的には中学校卒業が約6割。高1中途退学が約3割。高卒以上は1割未満。また、出所時に連絡する家族等の身寄りのない入所者が約1割いるという。入所期間中も外部の面会等もないということだろう。

最近、性犯罪等で再犯率が高いことが報道等で言われているが、処遇類型別指導としては、暴力団離脱指導や薬物使用防止教育のほか、臨床心理士や宗教家、犯罪被害者の会等による心理学習、贖罪教育を行い、退所後の生活に備えた各種資格取得のための通信教育や国語・算数等のプリント学習も取り入れている。また、来年の監獄法改正施行により更に受刑者処遇に力を入れた運営になるという。

コスト面では、10年前には概算で受刑者1人年間100万円と言われたこともあるらしい。刑務所運営にかかるランニングコストとは、入居者の食費や被服費のほか、多くが刑務官等の人件費という。

民間活力の観点では、刑務所内の監視モニターで監視していたのは、民間の委託業者の方。これには驚いた。受刑者が増えているものの、刑務官等の人員は増えていない。公務員全体の定員減の縛りがあるなかで、警察や法務省所管施設だけを例外として増員することは縦割り社会の中ではより難しいということもある。刑務所の民間委託や民営化を行っているアメリカやイギリスなどの外国の例はある。

最近、報道等でも取り上げられている再犯率という観点では、個人犯歴を把握できる範囲が限られ、データの統一的な取り扱いができないため、正確に把握できないという。覚せい剤や性犯罪は刑務所で二度としないと約束しても再犯する人間が多いのが現実。感覚的にはタバコや酒がやめられないことと同じく中毒性があるということだろうか。本心から改心させるのは専門家であっても難しいという。

意見交換では、03会側から「二度と刑務所に戻らせたくない」と思わせなければならないという声が出た。一方で刑務所内の人権問題が取り上げられる時代になり、学校の先生と同じように、体罰ができない時代になってきたということもある。難しい時代になった。

私はアメリカの刑務所を視察し、死刑囚や死刑執行台も見たことがある。日本の刑務所はアメリカとはまるで違う。日本の刑務所が軍隊のような規律があるのに対し、アメリカはそんな雰囲気ではなかった。そういえば、日本ではカメラ等の持ち込みは厳禁なのだが、アメリカでは施設内の写真撮影もできた。文化の違いだろう。

施設見学終了後、一旦自宅。少し作業。その後、播但線で姫路。少し時間があったため、フェスタのジュンク堂書店。うとうとしてしまう。その後、施設見学後の意見交換と今年の忘年会を兼ねて日高。今回の施設見学会が百聞は一見に如かずで非常に勉強になったという声が全員から出た。日本の国会でも法務委員会の刑務所の視察は知っているが、所管の異なる市議会の視察を受け入れて下さったことに感謝したい。

その後、市政や市議会の話に。03会には民主・自民・公明・共産・新社会と市議会に存在する全政党所属議員がいるのだが、市政や長に対する評価や姿勢は、実は選挙の時の構図とあまり変化がない。

  姫路にまたも積雪!!
12/22 (木)

yuki.gif 早朝起床した際には積もっていなかった雪が、9時ごろに外は一面の銀世界。播但線もダイヤが乱れている。タイヤチェーンは装着の経験はおろか持っていない。午後にどうしても車で向かわなければならない所用もあったため、自宅で作業。

松本たけあき代議士の後援会報「たけあき通信」が郵送で届く。選挙から政調会長就任までの経緯やその後の取り組みなどが日記風でわかりやすく記載されている。読み物としても面白い。ホームページも独自ドメインを取得されたようだ。

昼食はチャーハンを作る。最近なぜかこればかり食べたくなる。大学の頃、周富徳さんがTVで簡単な作り方を説明していたのだが、それを真似しているだけ。その後、雪も一段落。車で外出せんとするも、車に10センチ程度積もっている。交通量の多い国道312号線でも日陰では雪が残っている。一本入った道ではかなりの量。そんな中をFくんのいる野里へ。その後、自宅へ戻り、雪之介を連れて実家。その後、自宅。その後、M会計事務所のMさん、Yさん、Tさん、Sさん、Kさんと事務所1階で打ち合わせ。皆さんには雪中遠方まで足を運んで頂いた。いつの間にか血液型の話になっていたのはなぜだろう。その後、Rの友人の方が自宅に来訪。

松本たけあき代議士のHP
http://www.m-takeaki.jp/

  ゴミ問題
12/23 (金)

kocchi.gif Rが外出したため、留守番。議会事務局を通じて協力依頼のあった「議会の機能と議会改革に関するアンケート」に回答。同志社大学大学院総合政策科学研究科長の新川達郎教授と法学部の市川喜崇教授を代表とする地方自治研究会からの調査依頼。30万人以上の人口の都市の議員が対象という。03会でも話題になっていた。

その後、資料整理など。夕方、Hくんをはじめとする若者数人と久方振りに少し話す。その後、コープ砥堀店。Rの夕飯の買物に同行。マイバッグでの買物を推奨し、レジ袋を使う場合は1枚5円の有料制。現実に大半の人がマイバッグになっている。姫路市の指定袋制は10月スタートだが、概ね順調のようだ。丁寧な説明会が奏功しているという説明。そういえば、ゴミ収集の有料化を実施する自治体が増えてきている。有料化を導入しても、モラルの低いところでは、不法投棄が増えるという。モラルの向上。難しい話である。

  クリスマスに思い出す
12/24 (土)

puri2.gif 播但線で姫路。新快速で神戸。普通に乗り換えて元町。徒歩で民主党兵庫県連。今年最後かつ新執行部発足後初の常任幹事会。不肖私も前年に引き続き辻泰弘新代表から常任幹事に任命された。

冒頭から大いに議論。新執行部の下に、選対、財政、組織、男女共同参画の各委員会の設置を決定。合併に伴う三木市長選挙では多選等を理由に推薦を見送り。その後、某若手議員とヒソヒソ話。終了後、三宮高架下の瓢たん。その後、センタープラザの吉兵衛。相変わらずの行列。カツ丼。美味。クリスマスイブのためか、元町・三宮周辺は若いカップルや家族連れで大混雑。トゥーストゥースなど有名ケーキ屋の路面店でもサンタに扮した店員が店頭販売をしている。場所こそ違え私も同じような経験がある。ちょうど8年前の今日。販売ノルマもきつかった。懐かしい思い出。大丸地下のシーキューブ。その後、三宮まで戻り、新快速で姫路。山陽百貨店。その後、山田経由北条行きの神姫バスで東砥堀。ダイナマイトに立ち寄った後、帰宅。

その後、車で母や伯母を迎えに行き、飾磨。M代議士をはじめその支持者や婦人会関係者など大勢の人の姿も。雪が振って以降、私の周辺では多くの喪がもたらされている。今回同席した議員も同じ状況という。自然の摂理。まざまざと感じる。


セブン−イレブン時代

  石見地絵のご逝去
12/25 (日)

眠っていたが、消防車の通る音。少したって消防団の招集サイレン。自宅すぐ近くの店舗が火事。消防団の服に着替えて現場に行く。市消防署の消防車3台ほどと消防団の車。ところが誤報であったという。安堵。起きてしまったので、そのまま朝方まで事務作業。

少し寝た後、飾磨。石見地絵さんの告別式。姫路市連合婦人会長、兵庫県連合婦人会長を歴任されていたこともあり、松本たけあき代議士ほか、県知事や市長も参列されていた。葬儀等については当HPには記載しない方針にしているが、民主党姫路総支部の副代表を務めて頂いたほか、個人的にも市議の選挙に際して推薦人になって頂いたり、結婚式に参列頂く等大変お世話になっていた。敢えて記してご冥福をお祈りしたい。

その後、姫路駅前。小溝筋の赤心。その後、イーグレ姫路。保育園児の描いた絵が展示されている「母の微笑み展」。その後、R、母、妹Mと地下市民ギャラリー。Mさんの個展を鑑賞。美術振興について関係者の方から陳情を受ける。その後、買物に同行など。

  姫路市議会、百条委員会を設置へ
12/26 (月)

kouji.gif 車で姫路駅。山電姫路駅前で朝の街頭演説。月曜定例分としては今年最後。M代議士、K県議、H秘書。学校の安全対策について話す。「学校は”地域”で守る」が自治体レベルでの一般的な方針。一方で「学校選択性や通学区域の弾力化」が政府の規制改革・民間開放推進会議の方針。後者は主に競争性・効率性の観点から示されている(過去には閣議決定も)が、これらが簡単に両立するだろうか。

居住地は、今後、経済的観点からの都心回帰の傾向と、本格的な人口減社会により過疎地域が更に拡大することになる。また、少子化によって1人の子どもにかける期待が大きくなり、投資を惜しまない層も出てくる。一方で、社会構造の変化や外国人労働力の導入で治安は更に悪化する可能性がある。緩やかな社会構造の変化ではなく、急激なものであるために、ひずみが特に大きく出ているのが日本の現状ではないか。こうした中での学校の安全対策。保育園のような自己負担型スクールバスの導入、英米のような通学責任の原理化(自己責任)などが近い将来に本格的に言われるようになるのではないか。残念な話である。

このほど国の来年度予算内容が固まったが、警察官の増員という予算が原案では認められず、復活折衝でようやく認められたという。日本はそれほど厳しい財政難に追い込まれているということである。空き交番の問題や凶悪犯罪の増加など治安対策という最低限の予算確保が難しくなっているような財政難の国にした原因はどこにあるのか。租税など国民負担が低かったからではなく、戦後復興に借金したわけでもない。借金増の主な原因は、バブル以降の景気対策などの無駄な投資である。この政策の責任は誰もとっていない。このバラマキ型景気対策を主導した人たちの一部はどこかに行ってしまったが、擬似政権交代がおこっただけ(政策的には竹中平蔵大臣の入閣が全て。手法は小泉総理)。今年度は当初の公約に戻り、新規国債発行を30兆円未満に抑えている。こうした点は否定的に捉えるわけにもいかない。責任野党を名乗る以上、評価するのは難しいところ。

90年代以降に急激に増加する公債残高(平成17年9月財務省HPより)

http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014/sy014d.htm


終了後、Yさんに教えて頂いた旧新興書房向かいのポルコンサンチスタ。コーヒー。その後、市役所。市議会厚生委員会を傍聴。社会福祉法人亀寿福祉会問題についての参考人質疑。K前理事長、U現理事長ともに代理人や書面を通じて欠席を伝えてきたという。国会でも参考人日程は参考人の都合を聞くなど日程を調整し実施するのが通例。姉歯氏のように本人が法令違反の偽装を認めている場合であっても事前に日程を調整している。政治家や公務員以外の一般人について、承諾のない参考人質疑は聞いたことがないので、出席しないという選択肢は当然ながら想定された(法的には出席の義務はない)。

ということで、健康福祉局に対する質疑。捜査機関との協議の結果、刑事事件としての立件や市としての告発は難しいという。結局のところ、社会福祉法人の設立時に契約された寄附契約の確認と過剰支出とされる給食費や理事長給与、それ以外の前理事長の支出や現物寄附で疑義のある案件のうち、法人に被害があるとされるものについて補償や損害回復が必要ということである(市は以上のような点を11月29日に命令済み。来年1月13日が期限)。質疑の中で、公的資金への言及が一部に聞かれたり、姉歯事件と同じように捉える向きもあった。似ているのは、責任回避の姿勢と議会(政治)が追及していること。全く異なるのは、姫路市の社会福祉法人の問題の場合、補助金(公金)が入っていることと、全ての契約や支出の責任が全て個人にあるということ。特に後者は経済的に責任を追及する場合、全て”無限責任”になるという点。法人のような倒産は関係なく、道義的ではなく法的に、契約や債務負担について個人の責任を追及できるということである。

その意味では、市の出した命令に基づいて、現在の理事会が、指摘された前理事長の給与や賞与をはじめ他の支出行為の回復措置を求めたり、現理事とされる方の寄附の履行義務をはたさせることが最優先である。その上で、市の命令によってもなお、現理事会に損害回復等をする意向がないということであれば、現理事会の「役員の解職を勧告(社会福祉法第56条第3項)」するということがその次の段階での方による解決法である。

少し気になるのは、当該寄附契約を履行する義務があるとされる人がこの契約は無効と主張していることである。法人の設立認可は県の事務であり、条件としての寄附についても、県が正当として認めたものである(県の利子補助の対象)。今回の議論で、現段階で公的資金云々の話が一部で聞かれる以上、この寄附契約に関する問題については県の責任の範囲内で対応するということも忘れてはならないだろう。

厚生労働省の関係者に聞いてみると、埼玉県の社会福祉法人でも少し似たような事例があるようだ
http://prosv.pref.saitama.lg.jp/scripts/news/news.exe?mode=ref&yy=2005&mm=12&seq=46

質疑終了後、参考人が出席しなかったということで、百条委員会の設置を発議することに決まった。これまでの委員会を傍聴してきたが、証拠資料は決算書や贈与契約書にいたるまで提出され、全容を把握されている方もいる様子だったため、市が出した措置命令に対して現理事会の対応を待つという想定だったが、当初から百条委員会を設置することだったようだ。設置に向けた資料もすぐに出てきた。

百条委員会とは、国会の証人喚問(日本国憲法第62条に明記される国政調査権)と同じように、地方議会の調査権を行使するための委員会(地方自治法第100条)。同委員会の調査事項は、市の事務に属することと範囲が限定されているとはいえ、正当な理由なく出席を拒否したり、虚偽の証言があった場合、刑事告発できる権限も有している。警察の場合でも、通常は司法(裁判所)に証拠を示し逮捕状を請求しない限り、調べは任意であるが、この百条調査権に基づく出頭要求には、証拠は必要なく、司法の関与も不要。それほど重い権限である。施設入居者のことを考えると正月前に決めるということが重要という議論もあったし、議会の参考人要請を欠席したから早期に設置すべきということもあった。しかし、個人的にはもう一度参考人を要請し、出席しなければ百条委員会に証人として出頭要請するなどの付帯条件をつけたりしたほうがよかったのではないかと思う。もとより百条委員会は法で認められている権限である。ただ、自虐的かもしれないが、議員提出条例がほとんどない地方議会全体の状況やコンプライアンスの観点、議事録の状況など、地方議会を体感する中であらゆる面で大幅な改善が必要と思っている。その中で、こうした強い強制力を伴う権限を簡単に行使していいのだろうかと感じるからである。何しろ常人監視の国会の証人喚問があの状況。この制度が政争の対象となってきた例もある。地方議会がこの権限を行使することは慎重でなければならないと思うが、全会一致で決まった。決まればそれに従うほかない。先日の厚生委員会で過去に姫路で起こった福祉関係の問題一覧という資料が出ていた。そもそも福祉を金を稼ぐ道具だと考えることや、食い物にするようなことは絶対に許してはならない。そんな輩が多いことが根本にある。

委員会終了後、市民クラブ会派総会。構図としても危険な要素を多く孕んでいる。その後、郵便局や銀行。年末にかけて、高額の請求書がいくつも来た。選挙時の借入れ金の請求や奨学金も。銀行も郵便局も長蛇の列…。その後、自宅。

夕食後、消防団の砥堀分団事務所。今日から消防団の年末警戒が実施されるということで市長巡視の予定。分団車庫前で待っている途中、雪がチラホラ。そういえば姫路市は、毎年、市長・2助役・収入役の4人で姫路東・姫路西・飾磨・網干の4消防団を順番に巡視しているという。選挙直前の02年の雪の積もった日は、故H前市長が来られた。雪のせいで遅れ気味だったのか、市長選直前で対立の構図があったのか、団員から相当意見が出ていたと記憶している。今回、市長本人が来るということで皆驚き、握手したいという話も出ていた。私も消防団の制服を来て、ヘルメットをかぶって整列していたが、市長も驚いたようで、笑って握手してくださった。

[参考]社会福祉法(一般的監督)
第56条 厚生労働大臣又は都道府県知事若しくは指定都市若しくは中核市の長は、法令、法令に基づいてする行政庁の処分及び定款が遵守されているかどうかを確かめるため必要があると認めるときは、社会福祉法人からその業務又は会計の状況に関し、報告を徴し、又は当該職員に、社会福祉法人の業務及び財産の状況を検査させることができる。

2 所轄庁は、社会福祉法人が、法令、法令に基づいてする行政庁の処分若しくは定款に違反し、又はその運営が著しく適正を欠くと認めるときは、当該社会福祉法人に対し、期限を定めて、必要な措置を採るべき旨を命ずることができる。

3 社会福祉法人が前項の命令に従わないときは、所轄庁は、当該社会福祉法人に対し、期間を定めて業務の全部若しくは一部の停止を命じ、又は役員の解職を勧告することができる。

4 所轄庁は、社会福祉法人が、法令、法令に基づいてする行政庁の処分若しくは定款に違反した場合であつて他の方法により監督の目的を達することができないとき、又は正当の事由がないのに1年以上にわたつてその目的とする事業を行わないときは、解散を命ずることができる。

5 所轄庁は、第3項の規定により役員の解職を勧告しようとする場合には、当該社会福祉法人に、所轄庁の指定した職員に対して弁明する機会を与えなければならない。この場合においては、当該社会福祉法人に対し、あらかじめ、書面をもつて、弁明をなすべき日時、場所及びその勧告をなすべき理由を通知しなければならない。

6 前項の通知を受けた社会福祉法人は、代理人を出頭させ、かつ、自己に有利な証拠を提出することができる。

7 第5項の規定による弁明を聴取した者は、聴取書及び当該勧告をする必要があるかどうかについての意見を付した報告書を作成し、これを所轄庁に提出しなければならない。

  政治にどの程度比重を置くか
12/27 (火)

puri2.gif セブン&アイ・ホールディングスがミレニアムリテイリングの株式を取得し経営統合するという報道が続いている。セブン&アイ・ホールディングスとは、私の過去に勤めていたセブン−イレブン・ジャパンの持ち株会社。セブンの鈴木会長とミレニアムの和田社長が意見交換する中で、経営戦略に一致点が多く見られたという。商品ラインは異なるとはいえ、ミレニアムのメーカーに対する交渉力は格段に高まるだろう。セブングループとしては初の百貨店進出と一部で報道されていたが、既にロビンソン百貨店という百貨店3店舗を経営している。他に報道されない観点では、社風が全くといっていいほど違うということである。百貨店をセブンの社風で染めるつもりなら、ついていけない社員が相当出るだろう。

事務所で作業。少し雪がちらつく。寒い。自宅でピザの昼食。その後、播但線で姫路。山陽百貨店で買物。その後、市バスで市役所。議会会議室。創夢会・市民クラブの合同役員会。議会運営について。議席(政治)にどの程度比重を置くかは、人によって違う。サラリーマンなら会社の合併等で思わぬ変化があるかもしれないが、政治家の場合、その差は選挙前から変わらないのだろう。今回特にそう思った。

その後、市政懇談会。市議会は少し荒れ模様だが、世情はそうでもない。1年を振り返って、実績を残した若手や夢を追いかけて転職した人、1ヶ月で7キロのダイエットに成功した人、何事も楽しく前向きに生きている人。私も前向きにいきたい。

  市役所、仕事納め!!
12/28 (水)

kocchi.gif 実家の母を迎えに行き、Rと買出しの後、Hさん宅で開催されている餅つき大会へ。Fくん、Yさんらとともに参加。年末の恒例行事ともいうべきイベント。もち米をセイロで蒸し、木の臼と杵で餅をつく。何年か前は腰が入っていないとかいわれたものたが、多少なりともうまくなっているか。つきたての餅ほど美味なるものはない。大根おろし、きなこ、あんこ味。私は専ら大根おろしである。その後、参加者の皆さんと昼食懇談。

その後、車で市役所。議会控室。すぐに議会の混乱を心配する方が来訪。正当な理由なく出席しなかっただけで罰金や禁固刑に問われるという大変強力な権限のある百条委員会の設置について、今後の同委員会の頻発を危惧する声があるという。高潔とされる議会とその構成員をよく知っておられる方だけにご意見を真摯に拝聴。こうした危惧を持つ方が他にも関係者に多いことは想像に難くない。

国会の衆・参議院は1億2千万人の代表でそれぞれ480・242人。市議会は48万人の代表で43人。証人に対する調査権についてはほぼ同じ権限が行使される。法律があっても行使するかどうかは議会が判断すること。議員とその議員を選ぶ良識。全て現在の民主主義の結果である。もし、その結論としての良識を一般的なもの、普遍的なものにしたいと思っておられるのなら、その良識を判断する人数を多数にして、普遍化しておくぐらいしか方法はないと思っている。つまり、政治家1人あたりの有権者の数を増やすこと。この観点でできることは定数削減だけであろう。

その後、仕事納め式の市長訓示を拝聴。当選以来欠かさず聞かせて頂いている。掲示板にも記載したが、一番言いたかったのは、「感度を高く、アンテナを高く」という部分ではないだろうか。趣旨としては、勤務時間外でも市民生活その他に興味や関心を持ってもらいたいというもの。昨年の訓示とほぼ同じである。市主催のイベントなどでも業務や動員参加こそよく見るが、自主的な参加者は少ないという。聞くと特に若い人に顕著らしい。少し寂しい話ではないか。

その後、議会控室の机を整理。棄てられない性格だけに片付いたとはいえない…。その後、一年間大変お世話になった議会事務局の面々にご挨拶。仕事納めだが、鳩首会談が開かれていた…。その後、徒歩で手柄のM代議士事務所。議員党費等の納入。その後、K事務局長と懇談。姫路駅まで送って頂く。その後、Rに迎えに来てもらい帰宅。

  今年もあとわずか
12/29 (木)

事務所で作業。年末に向けた準備や片付けなど。珍しい書類が出てきて見入ってしまうなど、なかなか進捗せず。当日記の壁紙が冬らしい雪だるま模様になっている。Nさんが変えて下さったようだ。感謝。今年もあとわずか。

  消防団の年末警戒!!
12/30 (金)

acchi.gif 自宅で片付けなど。車で山陽電車姫路駅前。M代議士と15時から今年最後の街頭演説。通行者層が月曜朝とは全くと言っていいほど異なる。ビラを受け取って下さる方が多い。今年は、衆議院総選挙があったが、民主党姫路総支部にとっては厳しい結果を頂いた。来年は反転攻勢の年にしたい。

その後、自宅。その後、Rとコープ砥堀店。年末の買い出し。その後、砥堀小学校横の分団本部。姫路東消防団砥堀分団第三班の年末警戒担当日。第一陣として分団の消防車に乗り、校区内を巡回。今年はテープが用意されていた。選挙等で細かい道を知っている私がナビを担当した。その後、後輩の若い消防団員を含め多くの方と懇談。19時から朝の4時ごろまで。今日は姫路東消防団のT団長も巡視に来られた。

消防の年末警戒は今日で5日目。年末の恒例行事だが、私の父が消防団にいた頃は、各町ごとの班でも大晦日まで毎日警戒していた記憶がある。今でも分団長や一部班は交代制でなく毎日。5日連続ともなれば睡魔不足だろう。大変なことである。火事のないことを祈りたい。

  大晦日は何時の間にか寝てしまう…
12/31 (土)

kocchi.gif 起床。Rがおせち作りの手伝いをするため実家へ。私も姫路郵便局に行ったり、広峰のガソリンスタンドで洗車など用事をこなす。その後、実家へ。伯父来訪。その後、姫路サティ。買物。知人を5人ほど見かけた。

夕食後、紅白歌合戦、K−1ダイナマイト、PRIDEなどを交互に見つつうとうとしているとそのまま寝てしまう。結局、紅白の勝敗や「曙Vsボビー・オロゴン」「吉田秀彦Vs小川直也」なども見れないまま。年越しそばもだしを自分で作るなど用意していたが、食べれずじまい(苦笑)。今年をゆっくり振り返る時間もなかった。昨日の年末警戒が効いたかな。



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