Web版ひであき日記

2005年11月

  体罰なき高い指導力が求められる時代
11/01 (火)

acchi.gif 事務所で作業。播但線、市バスで市役所。議会控室。作業。同僚議員と打ち合わせ。その後、多くのメールに返信。その後、作業。

その後、市役所北の一粒。同僚議員ほか関係者らと懇談。教育や子どものしつけ問題をはじめ、議会改革の問題等についても意見交換。鉄拳制裁が当たり前の世界で育った方が多く、最近の学校の体罰厳禁の方針や親の反応、それについての報道をみて違和感を覚えるという話もあった。最近の先生は体で教えることができず、言葉だけで指導しなければならないことで、昔に比べて何倍もの指導力がいると思う。難しい時代である。そういえば先日遭遇した恩師にも悪いことをしてビンタされたことはあるが、いい思い出になっている(笑)。このほか、仕事に対する思いや覚悟というものも教えてもらった。年功序列が一般的な世界での人事の難しさも改めて知った。

  様々な意見をきく
11/02 (水)

acchi.gif 自宅で資料精査。車で下寺町の姫路市商工会議所。様々な案件について懇談。市政に関する情報についても聞く。前向きな話より、途中断念や企画ボツなどの話も多く、少し心配する。経済や雇用についての各種指標は上向き。景気回復も言われるが、どこかに閉塞感がある。様々な立場の人から意見を聞くように心がけているが、どこか共通するものがあるのはなぜだろう。

その後、市役所。議会応接室。03会政策懇談会。K議員からキャスティ21計画についての問題提起、元建設局長のH議員より区画整理事業の説明など。関心が高いようにいわれる姫路駅高架関連事業だが、普段、公共交通機関を使わない市民の関心は総じて低いという話も聞かれた。そのほか意見交換。今後の日程の確認など。その後、議会控室に戻り作業。

  町民運動会、野球親子大会、全国陶器市・播磨うまいもん祭りへ
11/03 (木)

kumori.gif 車で母校砥堀小学校。住んでいる砥堀校区の町民の集い(町民運動会)。来賓として挨拶させて頂く。家族も仕事の父をのぞき全員参加。ラジオ体操にはじまり各種競技が行われる。私もムカデ競争に消防団員枠でエントリー。一回こけた。

途中、車で保城グランド。顧問をつとめる少年野球チームの親子大会に参加。保護者・コーチチームと子供たちのチームが試合をするのだが、親子の投打の対決などはどちらも気合いが入っている。まだまだ負けていられないというお父さんの本気ぶりがいい。試合後は、お母さんたちも一緒に仲良くバーベキュー。ここでも挨拶の機会を頂いた。その後、再び小学校にもどり町民観覧席をまわる。多くの方といろんな話をした。少し雨も降ったが、最後までやり終えることができた。

終了後、車でイーグレ姫路。大手前公園でスタートした全国陶器市並びに播磨うまいもん祭り。大勢の人出で大盛況。その後、実家。夕食懇談。その後、帰宅。出張準備の後、24完結編?を鑑賞。「24(TWENTY FOUR)」はアメリカ20世紀FOX のテレビドラマ。テロ対策の連邦捜査官を主役にテロ組織との対決やホワイトハウスの動き、家族をめぐる人間関係を描いている。日本でもビデオレンタルやTV放送されたりしている。結構はまってしまって、結局TからWまで全て見てしまった。


町民運動会は消防団の仲間NさんやUさんのお子さんたちの選手宣誓でスタート


野球はコーチ・保護者チームが勝利!

  小江戸「川越」と市役所派遣官僚OBとの懇談会!!
11/04 (金)

puri2.gif 播但線で姫路。駅構内で天ぷら駅そば。有志の6議員と新幹線のぞみで東京。乗り換えて埼玉は川越。川越市議会事務局のKさんと合流。車で歴史的な趣のある「蔵」の立ち並ぶ通りを見学しつつ、川越市役所。議会事務局。K議長から歓迎のご挨拶。川越市は小江戸と呼ばれており、観光に力を入れ、現在400万人の観光入れ込み客数を1000万人にしたいという。

その後、川越市の進める「歴みち事業」「電線地中化事業」の現場を視察。古い蔵が立ち並んでいるが、現在はみやげ物屋で、そこには平日にもかかわらず多くの観光客が買い物を楽しんでいる。蔵は通行量の多い車道の両側に面し、多くの車で渋滞気味なのだが、そんなことはお構いなしである。また、電線地中化については、新たに地上に設置することが必要になったトランスの設置場所を確保するため、近隣の土地所有者から場所を提供してもらい表通りからは見えない場所に設置したという。

その後、蔵通りの一角にある「川越まつり会館」。市内各地区30の山車・屋台を定期的に入れ替えながら展示しているという。姫路市でも青年会議所等を中心に播州祭り屋台会館の建設要望があるが、ここはいつぞや訪問した秋田の竿灯を展示した「ねぶり流し館」によく似ている。1日200人程度の来客数という。その後、菓子屋横丁。文化や歴史というより首都圏からの日帰り圏内であることと歩いて回れるコンパクトな観光地ということがポイント。姫路市議会に知己がいるという観光課長さんからも大変なお心遣いを頂いた。感謝。その後、遅い昼食。うんとん処春夏秋冬でざるうどん。

その後、タクシーで川越駅。東武東上線・東京メトロ直通電車で永田町。平河町の都市センターホテル。その後、国から姫路市の助役や局長として派遣されてきた経験のある官僚またOBの方々と夕食懇談。よく見れば皆さん国土交通省の技官出身。私の同級生の話や姫路市東京事務所の話、娘さんが増位中出身というローカルな話題も出た。政治討論番組に出演するM代議士を楽しみにしているという奥様がいるという話も。貴重な話も聞けたし、評判と実際に話してみると違っていたということもあり勉強になった。出発前に今回の会合の目的を別の議員から言われていたが、他にもいろいろもあったらしい。いずれにしろ大変勉強になった。

その後、古い友人と四方山話。偶然、ある役所の幹部Oさんと遭遇。名刺をもらって驚いたのだが、TOPから5番目以内の相当な立場になっていた。私が党本部を退職する際には課長だったが、それから4年が経過しようとしているのだから、別におかしくもないのだが、このまま上り詰める可能性が大いにある。今度上京の際は声かけてくださいといわれても行きづらいのだが、覚えてもらっていてありがたい。最後は少し並んで一点張。


蔵通りの一角にある「川越まつり会館」

  Kくんの事務所でお手伝い
11/05 (土)

acchi.gif ホテルで朝食。他の議員との共通日程を終了し、個別活動。まず、ある財団の担当者と意見交換。資料要請も。

その後、千代田線等で某所。東京時代に大変お世話になったIさんと合流。徒歩で早大時代の仲間Kくんの事務所。TVタックルで有名になったM代議士の秘書見習いの方や慶応大学島田晴雄研究会の学生さんらと共に作業を手伝う。Kくんも元気そうだ。後者は私の話し方から関西出身ですか?と尋ね、関西の学生さんにも「ISFJ(日本政策学生会議)」を宣伝してほしいという。ISFJとは、学生による政策提言から、「日本を変える」ことを目指す学生集団で、政策シンポジウムや政策フォーラムといった企画を通じて、考えを社会に向けて発信しているという。勉強や論文作成、講演会なども開催しているようだ。竹中平蔵大臣の慶大教授時代のゼミ生が始めた会という。宣伝しておこう。

日本政策学生会議(ISFJ)のホームページ

昼食は事務所近所の店でざるそば。その後、I代議士も合流。一定の活動を見届けてから同所を後にする。その後、電車・バスを乗り継ぎ足立区鹿浜。4度目の鹿浜訪問。

  格差社会における政治の役割とは?
11/06 (日)

ame.gif Iさんと新宿、中野、高田馬場など。Kさん宅ほか、昔お世話になったNちゃん、Tやすなどを訪問。早大鵬志会の後輩でもある税理士補Kさんとは税と勝ち組、所得再配分の方法について議論。

家賃が百万円以上もする住居や高額のオフィス料を払う六本木ヒルズの住人・企業経営者をヒルズ族というらしいが、勝ち組・非勝ち組の格差は拡大の一途。結果の平等はおかしいし、努力したものが報われる社会にしなければならないが、その勝ち組の固定化は逆に機会の平等を阻害する要因にもなる。生まれながらにして勝ち組、それが何代も続くという社会に活力は生まれない。相続税や資産についての課税について侃々諤々の議論。私がまるで社会主義者のように言われた(苦笑)。東京と地方では感覚がまるで違う。

東京などでは、子供を私立小学校やインターナショナルスクールに通わせることがごく普通のこととして行われている。子供1人に対する教育費には相当な差があるだろう。大きな政府・小さな政府の議論はよく行われているが、ほぼ結論は出た。そんなことより生まれる格差に対して、いかに対処するか。それを決めるのが政治の役割だと思う。失敗しても再び挑戦する機会をつくること、税によってナショナルミニマムを確保すること。今後、一票の格差の是正が進めば、政治的にも都市部の発言力がぐっと増すだろう。そうした社会を見越しておかなければならない。

そういえば、ポスト小泉の一人である谷垣財務大臣も新聞各紙の大臣就任インタビューでこの手の話をしている。振り子の揺り戻しという単純なものではなく、次のステージの話である。東京駅から新幹線で姫路。R、雪之介に迎えに来てもらい帰宅。新聞、メール等に目を通す。朝まで。

  仙台市シティセールス戦略プラン!!
11/07 (月)

puri2.gif 徹夜のまま6時台の播但線で姫路。神姫バスターミナルで同僚有志議員と合流。リムジンバスで伊丹空港。全日空機で仙台空港。高速バスで仙台駅。行程途中で寝る予定もあまり眠れず。到着後、駅ビルエスパルの地下の丸松。ざるそば。

その後、タクシーで仙台市役所。企画局総合政策部交流政策課のTさんと合流。その後、市議会委員会室。O政策交流課長から仙台市の「シティセールス戦略プラン」についてヒアリング。その後、質疑応答並びに意見交換。

仙台市シティセールス情報館HP
http://www.city.sendai.jp/kikaku/kokusai/city/top.html

仙台市シティセールス戦略プランHP
>http://www.city.sendai.jp/kikaku/kokusai/city/plan/plan-index.html

仙台シティセールスサポーターの会のHP(1日1万HITも)
>http://www.sendai-cafe.com/

「シティセールス」を「都市を売り込むということにとどまらず、仙台のまちを豊かにしていくために、まちの魅力などを外部に効果的にアピールすることで、さまざまな価値 (人、お金、モノ、情報など)をまちに取り込んでいく活動」とし、そのために市の施策を従来の縦割りによることなく実施したり、市民との協働を実施(シティーセールスサポーターの会に約700名の市民が登録)できるようにしているという。具体的には、2002年のWカップイタリアチームのキャンプ誘致、サッカーJ2のベガルタ仙台の支援、フィンランドとの合弁の健康・福祉センタープロジェクト(介護用具等の開発)などの施策で、各戦略には、観光集客交流戦略として「目標:市内宿泊客数14年度実績:380万人⇒18年度に460万人」、産業誘致・経済交流戦略では「目標:製造業・ソフトウェア業の事業所などの立地件数18年度までに30件」など具体的な数値目標とと年次を明記している。

市役所の推進体制としては、シティセールスに関連する産業振興課・経済企画課・観光振興課・文化振興課・スポーツ振興課・スポーツ交流課・広報課・交流企画課(国際交流事務も)の課長をメンバーとする「シティセールス推進検討委員会」をつくり、ここで議論したプランを戦略プランとして市長・副市長らの三役会で直接決定したものという。

戦略として、観光だけでなく、国際交流も、産業振興も、スポーツも、文化も同じコンセプトの元で売り込んでいくという一見当たり前のようにプランだが、実は各課は所属局が異なる。上部部局を巻き込めば、総花的な総合計画と変わらないものになってしまうという危惧もあったのだろう事務局をつとめる交流企画課から指示を出したという(各局の局長には検討委員会の段階で、各課で説明するだけで決裁はない)

このプランや推進体制について、「元々は誰の発案なのか」ということを質問したところ、「議会の提案」という回答で驚いた(大体こうした提案は市長の場合が多い)。市議会委員会の際に、本来同じような目標をもつ担当課が所属局がばらばらなことで、議論に時間がかかったり、齟齬があったりしたことに業を煮やしたということのようだ。シティセールス事業関連の予算は、シーリング外の別枠で認められており、庁内にシティセールスの機運も高まってきたという。市役所の窓口で転居届を出していく人を「本当に残念ですね」、転入届を出していく人を「ようこそ仙台へ」と対応するような意識改革。東北の拠点都市の仙台市と姫路市とではあらゆる面で条件が違いすぎるため、簡単にはいかないが、推進組織や市民参画など参考になる取り組みだと思う。

  会津若松市「七日町通りまちなみ再生」について
11/08 (火)

ame.gif ホテルで朝食。バイキング。案の定、食べ過ぎる。チェックアウト後、タクシーで仙台駅。二階に改札やデッキがあり、そこから商店街等につながる階段がある。デッキ下の一階部分はバスやタクシー乗り場、駅ビル入口など。何度か仙台駅を視察しているN議員は姫路新駅は仙台駅を参考にすべきだと思っているという。関東でよく見かけるタイプである。

その後、東北新幹線で郡山。磐越西線に乗り換え会津若松。昼食は改札横の一會庵でそば。唸。会津若松市議会のIさんと合流。マイクロバスで会津若松市役所。趣のある建物。議事堂も見学。歴史も感じさせる。議会委員会室にて商工課のS副主幹より「中心市街地活性化・街並み保存事業」についてヒアリング。質疑応答、意見交換など。

特に『七日町通りまちなみ協議会』について多くの時間を割く。七日町の事例は、先ごろ高松市で行われた全国都市問題会議で発表され、同僚のK議員が興味を持ったということで、今回の視察のメインテーマとなった経緯がある。現在、会津若松商工会議所副会頭を務める渋川恵男氏ら3人を中心に、シャッター通りと化しつつあった同通りの活性化に取り組んだ事例である(下記HP参照)。

この事例の経緯や内容はHPに譲るとして、この事例の成立の絶対要件として「ヒト」があげられる。つまり、渋川氏がいなければスタートすらしていなかったということである。渋川氏らは商店街の一角で商売をしてきた利害関係者ではあったが、当時「よそもの3人組」と呼ばれ、煙たがられていた存在だったという(HPより)。次いで、彼の話を「最後の挑戦」といって賭けてみた他の商店主といったところであろうか。それに、遅れて行政の支援体制がある。

市としては、景観条例のもとで景観協定地区を認定し、補助制度をつくって建造物の修景(トタンやアルミサッシ・新建材などで覆われている建物を木造[風]に)に補助金(2分の1/上限100万円)を出したり、空き店舗対策としてTMO(家賃2分の1/最大2年)制度をつくったりしたという。実際に、現地を見させてもらったが、屋根瓦のコンビニもあった。これから電柱の地下化もはじめるという。ある大学教授の講演で聞いたことがあるが「商店街内部の変わり者が、まず行政の助けを借りずに活性化の努力をするところが成功している」という話にあてはまっている。

成功事例とはいえ、厳しい環境にあることは都市の雰囲気を見てもわかる。都市の規模が少し違うが、努力に報いる形での支援体制というものについて考えさせられるいい事例だった。

渋川氏紹介HP(国土交通省『観光カリスマ百選』HPより)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/07shibukawa.htm

商工ふくしまHP−事例紹介
http://www.chuokai-fukushima.or.jp/jirei/nanoka/nanoka.html

株式会社まちづくり会津(民間主導のTMO会社/三セク)
http://www.aizu.ne.jp/tmo/

ほかに「野口英世青春広場」なども見学した後、ホテルへ。その後、雨も降り、真っ暗だったが、有志で戊辰戦争の際、会津藩の白虎隊が最期を迎えた飯盛山、鶴が城を訪問。地元の方の話では、会津地方で「戦争」といえば、太平洋戦争ではなく、「戊辰戦争」のことをさすといい、官軍といわず、「西軍」というそうである。その後、同僚議員と夕食懇談。

  適応教育の先進都市「宇都宮市」の教育センター修道館へ
11/09 (水)

kocchi.gif ホテルをチェックアウト後、タクシーで会津若松駅。駅舎内で立ち食いそば。唸。その後、快速で郡山。東北新幹線で宇都宮駅。議会事務局総務課のNグループリーダーと合流。車で宇都宮市教育センター「修道館」。S副所長、T総括主査からヒアリング並びに質疑応答。その後、現場見学。更に質疑応答。

教育センターは、教育委員会の附属機関として条例に基づき設置されているもので、教育相談、適応指導、教員研修、調査・研究、情報教育、コミュニティ機能を有している(下記HP参照)。

その機能の中でも、特筆すべきは「教育相談」「適応指導」「情報教育」機能である。例えば、教育相談としては、「学業・学校生活についてや不登校。友人がいない。いじめられる」といったものから「言葉の発音が上手にできない。授業中,じっと席についていられない。特殊学級での支援が受けたい[知的障害,情緒障害,難聴,肢体不自由]。医学的な検査や投薬が必要かどうかアドバイスして欲しい。育て方やしつけに自信がない」などの相談を受け付ける(平成16年度821件 のべ11,112回)。内容によっては、指導主事や教育相談員だけでなく、専門の臨床心理士が担当。日曜でも相談可能な日を多く設けている。また、センター職員や他の来訪者と相談者が顔を合わすことなく、相談室に行けるなど、相談の秘密を堅く守る工夫もされているという(私たちが現場を見せて頂いている時も、実際に相談が実施されていたが、見学は制限された)。

「適応指導」では、ADHD・LD・高機能自閉症等により,学校生活や学習への適応が困難な児童への適応支援として「かすたネット」教室を設置したほか、不登校状態の初期及び軽度の生徒に対して、本人の自立を促すとともに学校生活の適応を図るための援助指導を行い学校への復帰を目指す「とらいあんぐる」教室(平成16年度は中学31・小学1人通級)も設置。

とらいあんぐる教室では、週3日(月火木)はセンター内の教室で学校生活への意欲の喚起と適応を促す指導を、金曜日は体験活動(最近では芋掘り)を通して集団生活への適応を促す指導を行い、水曜日は各自の所属する学校へ通う日にしているという。このほか、学校に行きたくても行けずに困っている子を応援するための相談学級も市内小・中各1校に設置し、集団生活に慣れさせるような取り組みを実施。更に引きこもりに近く、小集団すら苦手で学校復帰が困難な生徒向けには「まちかどの教室」も別に設置している。

また、「Q−U調査」という学級生活満足度を測る調査も今年度全市で導入し、子供たちにの心理状態等を把握したりする取り組みを体系的に行い、指導に役立てるという。教員研修にしても、実施後必ずアンケートを実施し、その結果を研修内容に反映させているのだそうだ。

「情報教育」では、センター職員が直接補佐する形で、市立全小中学校にホームページを開設するよう指示するとともに、転入者にもわかりやすい学校案内を掲載し、平成16年度の『学習定着度調査結果(テスト)』の公開も義務付けている。また、教職員全員にIDを割り当て、連絡は全てメールやオンラインで行っているという。

市会議員になるまで、ADHD、LD等について全くといっていいほど知識がなかったし、今でも詳しいとは言えないのだが、制度に詳しい同僚議員に聞いても、宇都宮市の取り組みは全国的にも先進的な取り組みであるという。最近の家庭環境や社会情勢から判断して、いずれ他の自治体でもこうした取り組みが必要になってくると思う。非常に興味深く話を聞かせて頂いた。

なお、先進事例の時は毎回尋ねるのだが、この事業を最初に主導したのは教育長(現助役)という。副館長からは「是非センターのHPにアクセスしてください」と言われたが、なるほど充実している。学校のHPでも感心するようなHPを見つけた。紹介したい。

宇都宮市教育センター修道館HP
http://www.ueis.ed.jp/

横川中央小学校のHP(県優秀校)
http://www.ueis.ed.jp/school/yokokawa-c/top.htm
学校だよりのほか、各種行事予定や先生の紹介、給食献立表、就学援助申請書、不審者情報、全市共通の「学習定着度調査結果(テスト)」なども公開。「学校経営概要」という言葉に、強いメッセージを感じる。個人的にも大変勉強になる。

その他の全学校HPリンク集
http://www.ueis.ed.jp/school/html/url.htm

「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ−U」(宇都宮市教育センターだより)
http://www.ueis.ed.jp/pdf/dayori_48.pdf

河村茂雄都留文科大学教授の開発した「Q−U調査」(河村教授ゼミHP)
http://www.tsuru.ac.jp/~kawazemi/Q-Upage.htm
佐世保の殺害事件等の影響で、Q−Uへの問い合わせが全国の教育委員会から再び殺到しているという

センター要覧−データ・予算等1.2M 関係者向け
http://himeji.g-serve.net/xoops/uploads/photos/40.pdf

視察後、車で宇都宮駅まで送って頂く。事務局の方が昼食に「餃子」を勧めて下さった。市を挙げて宇都宮市を「餃子の街」としてアピールしているという。この運動も、市民1人当たりの餃子の消費量が全国一というところから出発したらしい。アドバイスの通り、駅ビルの北京。餃子を食べる。美味。その後、お土産屋さんで餃子おにぎり。これは微妙…。その後、東北新幹線のやまびこ、東海道・山陽新幹線のぞみで姫路。播但線で帰宅。

  4分の1カットの白菜!
11/10 (木)

kouji.gif 午前中、視察期間の新聞や送付資料等に目を通す。その後、車で市役所。議会控室。帰宅途中にコープ砥堀店。Rが風邪のため、食材を買い求め、自宅で久方振りに夕飯作成。数少ないレパートリーの一つの鍋。昔は2分の1の白菜でも足りないぐらいだったが、今では4分の1カットでも満腹になる。昔が大食いだったのか、今が普通なのか。うどんで締め。

  旧友来訪!
11/11 (金)

kumori.gif 事務所で作業。視察が連続したこともあり復習にも手間取る。電話での依頼等多し。旧友、大阪出張により、姫路へ立ち寄る。夕食懇談。普段、ハイソな生活をしているとの情報あり。店の選択に困る。転勤もあったようだが、極めて元気そう。何より。

  姫路市農林漁業まつりと白城会総会!
11/12 (土)

hare.gif 車で山田町の市立園芸センター。第14回姫路市農林漁業まつり(姫路市や市農業委員会、JA兵庫西、市漁民組合連合会、姫飾地区生活研究グループ連絡協議会などの実行委員会主催)に来賓出席。I市長やF市議会議長、S総務経済委員長らによるテープカット等の式典で開会。その後、はぎ保育園の園児の皆さんによるマーチングバンド、よさこい踊りが祭りに花を添えた。

その後、センター内へ。姫やさいを中心とする野菜やセンターで栽培された花壇苗の販売コーナーをはじめ、網干の牡蠣などの海産物、新たに合併する各町の特産品 夢そばの販売、家島は坊勢漁協の新鮮な魚などの即売などのコーナーがあった。また、地元婦人会をはじめとする各種団体によるお好み焼き、ぜんざいなどの出店や焼肉、豚汁の無料試食コーナーも。子供たち向けには、市川産の川ガニ釣りも。大変な賑わいで、昼ごろでも多くの車が駐車場前で列をなしていた。大変素晴らしい取り組みである。昼食は神河町(旧神埼・大河内町)の鹿肉串、やきそば、夢そば、フランクフルトなど。食べ過ぎ…。


園芸センター内に広がる「葉ボタン畑」


その後、自宅。その後、タクシーで商工会議所。姫路西高等学校同窓会「白城会」の平成17年度総会に出席。物故者追悼、校長・来賓挨拶、全国各支部の報告や、決算・来年度予算等の承認の後、高校21回生で財務省総括審議官の杉本和行さんの講演「我が国の財政・経済等について」。

今何かと話題の片山さつき衆議院議員の主計官時代の上司というだけあって、そのあたりの時事ネタも含めながら、日本財政の現状や社会のあり方などをわかりやく話して頂いた。これまでの日本社会で見られた結果の平等社会から機会均等の社会へと変化しつつある状況を教育の面で具体例を挙げつつ(東京都品川区の学区制廃止、都立日比谷高校のクラス担任選択制など)、その功罪を含めて鋭く指摘しておられたのが印象的だった。

また、昨日も西高の文化講演会で現役学生に対して講演されたようだ。杉本さんと同級生で、私も在校当時授業を受けたことがあるT教頭先生によると、質問が多く出て時間が足りず、講演終了後も校長室まで追いかけてきて質問する学生もいたという。旧大蔵省時代を含め西高出身の財務官僚は杉本さんが初めてというが、総括審議官とは事務次官になる可能性もある局長級の中枢ポスト。上り詰めてほしいものだ(姫路出身としては松本たけあき代議士の父君松本十郎先生が旧大蔵省の局長[旧制龍野中学出身])。杉本さんの同級生の方も総会に多数出席され、ステージ上で高校時代のエピソードを披露していた。市役所の職員の方もいたが、こういった人脈は新たに形成しようとしてもできない貴重なもの。その後、懇親会。

各界の方が参加されているためか、市政に関する話題や私に対する要望や依頼も多い。商工会議所青年部の方からは「姫路城のテーマメロディ創作コンテスト」に対する支援依頼があった(下記リンクで紹介したい)。姫路獨協大学の大塚健洋新学長からも新しい取り組みについて提案があった。意欲的な方である。また早大の後輩でもある司法修習生のTくんや、姫路が好きでグローリー工業に就職したというKくんら私より若い参加者もいたので、私から先輩方に紹介した。石見市長に挨拶した時は「超緊張した」という。最後に、姫中校歌、西高校歌「友にあたう」応援歌「鷺山に秋の」を全員で歌って散会。楽しい会だった。

その後、徒歩でイーグレ姫路。その後、姫路駅。播但線で帰宅。

姫路城のテーマメロディ創作コンテスト
http://www.hime-melo.com/

  作為的ともとれる「財政再建の方法論」の対立
11/13 (日)

puri2.gif TVで日曜朝の政治番組を見る。最近、消費税をめぐって、谷垣財務相や与謝野経済財政担当相を中心として「消費税率アップの法案を07年度に国会提出」とか「財政再建のためには消費税率UPが不可避」という話が出ている。それに対して、竹中総務相や中川政調会長から「消費税率UPの話は時期尚早」「増税よりまず歳出削減」という反論が出ている。

今日の「サンデープロジェクト」でも、与謝野・竹中両大臣が時に大きな声を出して財政再建について侃々諤々の議論をしている。民主党で同じような議論をすれば「バラバラ」という批判が出るのだろうが、自民党に対してはそういった論評にはならない。これが自民党の強みである。

その昔、衆院が中選挙区制度であったころ、政権を担えるだけの候補者数を擁立する野党は存在しなかった。同じ選挙区内に同じ党の議員がいた自民党候補は、それぞれ異なる派閥(一種の政策集団)に所属し、派閥が党中党として、路線の異なる多様な意見が正当化される下地があったといえる。しかし、現下の小選挙区制のもとで、このような状況が度々生まれることは、ある意味では不幸な状況ではないか。郵政民営化に対する賛否は、自民党内部での政争とか権力闘争というものであったが、今回の財政再建の方法論の対立は半ば人為的につくられ、煽っているような気がする。総理や官邸が立場を明らかにしていないことがこの対立の構図に拍車をかけている。党内に2つの選択肢があれば野党の存在も不要である。

抵抗勢力を敵に見たて、それに対して戦っている姿を国民にアピールするという小泉内閣で徹底されてきた戦術と似ている。国民の意識や感覚を意識的に扇動する手法は衆愚政治と言われかねないものである種の危険性をはらんでいる。こうした時、野党はTVの出演依頼でもない限り蚊帳の外。街頭やインターネットで叫んでもその影響力はごく僅かである。そうしたことの認識や危惧を持ち、その論評に高い客観性を持つことをメディアの役割として期待したいのだが、方向性としては逆に向かっているのかもしれない。

というのも、当選当初はその奔放な発言で物議をかもした杉村太蔵代議士の人気が最近うなぎのぼりで、選挙応援依頼までも多数来ているという。先日も沖縄の宮古島まで応援に行っていた模様がTVで放映されていたが、視聴率の取れる人なのだと思う。ワイドショー的なメディアによってタレントのように政治家が人気を博す。本来政治が取り上げられることに賛成だが、政治家としての資質等とあまり関係のない視聴率(関心の高さ)だけを価値基準とすることは心配だ。最近の不祥事の頻発でNHKの民営化などを言う人もいるが、公共放送として残すべきだと思う。早期に信頼を取り戻してほしいものだ。

その後、車で市立砥堀公民館。踊りなどの日頃の活動成果の発表会。I館長さんから写真を頂く。感謝。その後、参加者の方を乗せて仁豊野方面へ。車内では「あなたのおじいさんを知っている。おばあさんも知っている。色白やった」という話から「竹内さんのひいおばあさんに世話になった。米屋で妹と一緒に働かせてもらった」という話も。曾祖母が面倒見がよかったという話は結構耳にしたことがあるが、50年前の話だけに恐縮。バス停の話や道路の問題なども聞かせて頂いた。その後、Rが風邪のため、雪之介の散歩。春川公園やその裏山、実家周辺など。途中、畑作業中のIさんから「珍しいな!」なるお声掛け。皆さんよく見ている(苦笑)。

  冷え込み始まる!
11/14 (月)

puri2.gif 播但線で姫路。山陽電車姫路駅前で朝の街頭演説。姫路駅の高架事業問題について演説。今日は多くの方の声掛けや笑顔を頂いた。毎週同じ時間に同じ場所に4年近くもいると、通行される方の顔はほぼ覚えているし、朝の表情が日によって違う人がいることもわかる。ビラの受け取り状況と党のおかれた状況がリンクしていると感じるときもある。これから冷え込んでくるが、今年の冬もコートなしで元気に頑張りたい。M代議士、K県議、K秘書、Yさん。フェスタ地下街の喫茶ブラジル。懇談。

その後、南口の新興書房。その後、市バスで市役所。議会控室。同僚議員から最近の市政の水面下の動きについて教えて頂く。勉強になる。その後、来客対応など。12日の神戸新聞で取り上げられていた「ブラックガム」のメンバー某氏も来室。どうやらメンバーであることを誰からも気づかれていないようだ。「ブラックガム」とは加西市を拠点とする男性6人によるアカペラ合唱チーム。『寄席かお笑い芸能人のライブ会場かと一瞬疑ってしまうほどユーモアあふれる歌を真剣に歌い、そのギャップが一層笑いを誘うという。二〇〇〇年、加西市を拠点に「気軽に男声合唱を楽しめるステージをつくりたい」と三十―四十代で結成。一度聞いて、目が覚めるような合唱を―と、その名も「ブラックガム」にしたという。お寺や老人ホーム、幼稚園からの依頼が多く(中略)毎回、会場へ足を運ぶ“追っかけ”もできた(神戸新聞)』という。

その後、視察の復習。今回の視察では知らなかった法律や制度が多く、調べれば調べるほど、更に調査する必要が出てきた。データだけで100ページ以上印刷…。最近の仕事の仕方も相変わらず非効率。抜本的な解決策はないものか。昼食抜き。

その後、集金業務。その後、ある女性の方が来訪。所用を済ませると、憲法問題で話があるという。談論風発。納得してもらうまでには至らなかったが、貴重な時間だった。

その後、徒歩で手柄のM代議士事務所。民主党幹事会。簡単な国県市政報告の後、最近の党勢についてM幹事から厳しい問題提起。日程の決まっている政治スケジュールもある。次を睨んだ取り組みをしなければ大変なことになるという現状認識で一致。終了後、市政関係の件でヒアリング。好ましい方向に進んでいないらしく方針転換したいとの話も。その後、鉄道高架事業について関係者からヒアリング。駅ビル問題などの状況も伺う。最近、この問題を耳にすることも多いのだが、主体(責任)が曖昧になっていることが一番気になる。後顧の憂いとなる前に一度本会議質問か何かで整理しておいた方がいいかもしれない。

その後、O秘書の車で姫路駅。久方振りに父と2人で懇談。政治活動の中で、父の話題が出ることもあるのだが、そうした話を伝えておいた。最近、朝晩の散歩と豆乳で健康診断の数値もよくなったという。市内各地で歩いている人をよく見かけるが、やはり健康にいいようだ。

「ブラックガム」(神戸新聞05.11.12)
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/rensai/200501harimanigiwai/32.html

  紀宮様ご成婚
11/15 (火)

hare.gif 事務所にて作業。電話相談、資料作成など。遅れていた当日記挽回にもメド。その後、車で市役所。今年一番の冷え込みだろうか。議会控室も冷え込んでいる。

他会派の先輩議員と懇談。戸谷市政時代の話から堀川市政までについて、議会と行政の関係を中心に教えて頂く。勉強になった。この後、大手前通りに行き、紀宮様ご成婚記念の提灯行列に参列するというので、少し作業の後、私も現地に行く。500人ほどの参加者であったろうか。提灯は各自持参、現地集合・現地解散というルールで実施されたようだ。多くの提灯と日の丸の小旗が掲げられていた。そういえば、上京した年にも皇太子様がご成婚され、パレードがあったことを思い出す。


「奉祝 紀宮様ご成婚-網干魚吹八幡神社氏子中-」の垂れ幕を先頭にみゆき通りを練り歩く提灯行列

  一段と冷え込み厳しく
11/16 (水)

acchi.gif 午前中、事務所で作業。M代議士事務所関係の陳情対応など。その後、Rと市民会館近くの力餅。卵とじうどん。

その後、市役所。議会控室。その後、車で亀山。その後、市役所。再度議会控室で作業。その後、関係者の面々と懇談。その後、自宅。作業。その後、市政や捜査分野の関係者の面々と懇談。難しい話も出ず、親睦を深めることができた。狭い人間関係が判明するなど驚くような話もあった。Kさんには遅くにもかかわらず遠方まで車を出して頂くなど配慮して頂いた。感謝。一段と冷え込みが厳しい。風邪も流行っているというから気をつけねば。

  問題提起と結果の検証・公表
11/17 (木)

kocchi.gif 事務所で作業。車でR、雪之介を連れて姫路駅。その後、市役所。議会控室。日程調整など。昼食は市役所南の完熟トマト。パスタランチ。

その後、来訪の若い方と議会改革について懇談。改革の方法について背景を含めてアドバイス頂いた。その後、他会派訪問。その後、いくつかの局を訪問。

その後、控室で次期議会に向けた準備など。その後、市役所をあとにしてほの華。Nさんらと市政改善提案について打ち合わせ。問題提起だけでなく、結果の検証や公表が大切だという意見も頂いた。その他、最近の市政を取り巻く状況についても意見交換。期待に応えたい。

  姫路市シルバー人材センター創立30周年!!
11/18 (金)

puri.gif 事務所で作業。その後、播但線で姫路。市バスで市役所。議会控室。資料をピックアップ後、タクシーで文化センター。(社)姫路市シルバー人材センター創立30周年記念式典。

私が今31歳。昨今、多くの自治体でシルバー人材センターが設立されているが、姫路は初期に取り組むなど歴史があるという。設立当初の名称は「(財) 姫路市高年者働くしあわせの会」であったという。

「豊田流日本明倫会」の詩舞をオープニングに式典は開会。永年会員の表彰や優良事業所への感謝状の贈呈、市長や松本たけあき代議士をはじめとする4人の国会議員ら多数の来賓の挨拶など。私もステージ上で紹介して頂いた。

その後、バスに乗車。辻参議院議員のM秘書と党県連運営について意見交換。その後、下寺町の商工会議所。シルバー人材センターの新旧役員や来賓の皆さんと懇談。初対面の市役所OBの方から「市政改革は進んでますか?」という話で始まる微妙なニュアンスの話もあった。OBの方からは苦言や激励を頂くことも多いのだが、現役以上に政治的な話が多い。他党の国会議員さんからも声を掛けて頂いた。バッジの重さ、価値というものを改めて認識。

終了後、徒歩でイーグレ姫路。その後、市政関係者との懇談会。後半、驚くべき話が続出。どうしたものか。その後、一人某所。冷静に事実を振り返ってみる。カルボナーラ。

  M代議士の代理で神戸へ
11/19 (土)

acchi.gif 播但線で姫路。新快速で三宮。センター街のジュンク堂書店で買物。その後、センタープラザ地下のかつ丼「吉兵衛」。案の定の行列に並ぶこと15分。行列の長さの割には回転が速い。美味。ソースカツ丼も新メニューに加わっていた。接客も行列店にありがちな無愛想ではない。食の嗜好が私と似ている方でB級グルメの方にはお勧め。

その後、徒歩で神戸市教育会館。水岡参議院議員のT秘書とふれあいフェスタin 神戸。東野健一氏による子供たち向けの紙芝居の模様を見学。一般的な紙芝居ではなく”巻物”の紙芝居。

その後、徒歩で民主党兵庫県連。姫路総支部代表であるM代議士の代理として総支部代表者会議に出席。土肥代表の辞意表明を受けて、新代表はじめ諸役員を選出しなければならないのだが、それに向けた話し合い。議論は集約されているが、県連大会でその最終結果が出る。私的にはぐっと我慢の会議だった。

その後、徒歩で三宮。駅高架下のQUASYS。その後、新快速で姫路。人身事故で遅れる。その後、市バスで市役所。その後、一旦自宅。その後、播但線で姫路。N社に勤務するKくんと鳥こまち。夕食懇談。業績好調が伝えられ、少し前は多忙という話だったが、それも一段落し在庫調整もはじまったという。先日「現在は景気的には好況にあり、戦後2番目の長さになりつつある」という話を聞いたのだが、そろそろ落ち込む頃だろうか。

  市立美術館へ
11/20 (日)

puri2.gif 朝からTVで政治番組を見る。宮澤元総理の痩せ方が尋常でない。話の内容は聡明のまま。今日は民主党の前原代表も出演していたが、NHKの武部幹事長や世耕幹事長補佐の「政と官」の関係や小さな政府についての話を聞いていると、民主党の主張かと見紛うほど。この流れがいつまで続くかわからないが、路線自体が間違っているとは思えない。本当に実績を上げていけば、野党としては非常に厳しくなる。

昼食はセブン−イレブンで買い求めたカップラーメン札幌すみれ。車で本町の市立美術館。ケーテ・コルヴィッツ展を鑑賞。まさにプロレタリアートの芸術といった感じ。「種(子供)を粉に挽いて(戦死)はならない」という反戦が貫かれていた。その後、常設展「画家たちの旅
―所蔵風景画名作選」。小磯良平、尾田龍らの作品が多数展示されていた。今後も美術館が所有するの多くの館観品を順次展示していく方針という。美術についての造けいは全くといっていいほどないのだが、子供の頃、小磯良平の展覧会を見た記憶が強烈に残っている。いい作品はどんどん見せてもらいたい。

その後、みゆき通り。はまもとコーヒー。カロッシ&クロックムッシュ。美味。その後、車で実家。伯母と一緒にM代議士後援会の会合へ。別の伯父も参加していた。M代議士から最近の永田町情勢、憲法改正問題への民主党のスタンスなど多くの話があった。その後、質疑応答や意見表明など。

終了後、伯母を送り、一旦自宅。その後、タクシーでHさん宅。多くの方々と懇談。政治活動についてのアドバイスも頂く。ご馳走になる。感謝。Uさんに自宅まで送って頂く。多謝。

  一般会計と特別会計の財政状況−国と地方は逆
11/21 (月)

acchi.gif 車で姫路。月曜定例の朝の街頭演説。M代議士が民主党が提案した国の特別会計の統廃合について話をされたので、私も姫路市の特別会計について話す。国における一般会計と特別会計との関係は「母屋(一般会計)でおかゆを食って、離れ(特別会計)ですき焼きを食っている」(塩川正十郎元財務大臣の国会答弁)といわれる。慢性赤字状態の一般会計に比べて、特別会計の中には、潤沢な財源を確保し、多額の剰余金を確保しているものや規模自体も大きくチェックの働かない放漫財政のところがある。

一例をあげれば、細野豪志代議士(民主党役員室長)が指摘した「電源開発特別会計」。電気料金の上乗せ分を一部財源とする特別会計だが、原子力発電を紹介するホームページの制作費として、年間3億、3年で10億円の予算を計上していることが判明した。信じられない話である。一般会計との統合や廃止なども検討されているが、地方の場合は逆で、特別会計は総じて赤字傾向にある。赤字会計の整理統合は一般会計の負担になるばかりか受益者負担の概念が崩れて逆にモラルハザードを招きかねないという側面もある。

姫路市の場合、現在14の特別会計があるが、一般会計からの繰入金で赤字を回避している会計もある。国にしろ地方にしろ情報公開が大切。T秘書、M代議士の支持者の方もボランティアでビラ配りに参加。

終了後、神姫バスターミナルのカフェサンタマリア。若くして会社役員に就任したNさんと懇談。役員は1年の契約更新という。成果主義だと緊張感も違うようだ。指定管理者制度についてなど。

その後、車で市役所。教育企画課。最近、市立幼稚園の閉園についての話を耳にすることが何回かあった。確認すると噂だったのだが、入園者の減少など実態を含めて地域の中で話題に上ることが多いということだろう。幼保一元化の流れが今後加速するという前提や官民の役割分担のあり方など世情の流れを加味した幼稚園教育振興計画の実施計画が策定されるだろうが、総論賛成・各論反対というよくある話にならないように普遍的なルールを策定してほしい。

その後、議会控室。同僚のK議員と質問について打ち合わせ。その後、資料作成。昼食抜き。その後、先輩議員と懇談。その後、作業。屋外だけでなく部屋の中も寒い。控室の暖房は明日からだそうだが、クールビズならぬウォームビズは導入されないらしい。

その後、議会事務局など。職員の皆さんと雑談。カラーシャツを着ていたのだが、Uさんほか何人かの方から似合わないという指摘を頂いた。その後、少し資料に目を通したり、黙考したり。退勤後、市バスで姫路。第三喰舎。市政関係者の方々と懇談。ざっくばらんな話ができた。鋭い人物譚も聞かせてもらった。

  12月議会の議案内容判明!
11/22 (火)

puri.gif 播但線、市バスで市役所。議会控室。議会運営委員会が開催され、11月29日開会の本会議で審議される議案が配布されたので目を通す。期末手当等の支給基準日の変更議案も。指定管理者の指定候補も決ったようだ。

昼食抜き。その後、会派市民クラブの総会。まず議会運営委員会の報告と議論。その後、議会改革協議会の結果報告など。報道対象となるような大きな事案ではないが、興味深い話も。終了後、職員組合のF委員長、S副委員長と懇談。旅費の見直しについては、先日の新聞報道の通りのようだ。民主党についての議論も出た。他の同僚議員からも話が出ていた。

今日開催された民主党本部の常任幹事会では次期衆議院選挙に向けた第一次内定候補者が決定された。兵庫県では、元・前・新をあわせて7区の石井登志郎さんだけだった。北海道のI先輩も内定。会社経営をしているか余程の資産家でないと、サラリーマンを辞めて出馬したような人は、党からの資金がなければ現実的には活動できない。落選経験のある某代議士によると、始末しても毎月150万円の活動費がかかったという。落選していると秘書の人件費も全て自弁…。「路頭に迷う」という言葉が大袈裟ではない。本部にいた時は事務局員として陪席していた常任幹事会だが、今日の会議では、松本たけあき政調会長から来年度予算の民主党案の取りまとめについて説明があったという。実務家でもあるだけに政調事務局の職員は緊張の連続だろう。

本会議質問のバッターになることが内定したため、少し準備。本会議はケーブルテレビ中継されるだけでなく、概略ではない全文の議事録も残る会議。この点でも大切である。

その後、夕方配布された広報ひめじ12月号にも目を通す。姫路駅の高架見学会の募集をはじめ、今日の議案とも関連する情報公開の点でも前進が見られる。全てでなくとも着実に前進すれば、私も少しは役に立っているのかなと思う。その後、姫路駅。R、雪之介を迎え自宅。その後、明洋軒。知人に遭遇。

  民主党兵庫県連の新代表に辻泰弘参議院議員!!
11/23 (水)

hare.gif 朝から混乱。播但線で溝口駅。車窓から景色を眺めていると、香呂駅前では「こうでら朝市の会」がかなり大規模に開催されていた(本来は毎週土曜日の朝に行われるらしい)。その後、溝口タクシーで姫路市船津町の市立ふれあいの館。偶然、付設のグランドでは少年野球チームの増位ベアーズと神南ホープスが試合をしていた。監督コーチ陣と少し話す。

その後、北部地域づくり推進協議会の合同研修会。F市議会議長らと来賓出席。「学校における青少年の現状と課題について」をテーマに、増位・神南・豊富の各中学校、砥堀・船津・山田・豊富の各小学校の各校長先生から各校の事例について発表があった。朝の読書教育、米作り体験学習、外国人との多文化交流教育、不登校対策、保護者意識の変化など各校の現場の話を伺うことができた。各校長先生の学校経営方針の特徴も垣間見えた。出席者は各校区の自治会長の皆さんだったが、私にとっても非常に勉強になった。

質疑応答に入ったところで途中退席。タクシーで溝口駅。香寺町と船津町は市川をはさんで隣同士。合併でより近く感じるようになるだろう。運転手さんとは各町ごとに行われる市会議員の増員選挙の話をしたが、まだ盛り上がりはさほどでもないそうである。

播但線、新快速を乗り継ぎ三ノ宮。ポートライナーに乗り換え、ポートピアホテル。民主党兵庫県連大会に代議員として出席。兵庫県のS副知事、神戸市のY市長、H連合会長らの来賓挨拶の後、運動方針等各種議案の議決など。最後に、2007年の参議院選挙の公認候補にも内定している辻泰弘参議院議員が新代表に選出された。ユーモアあふれる話で笑いを誘いつつ、最後は固い決意で県内12小選挙区で全敗した衆院選からの再起を誓った。その他、代表代行には12区の山口壮衆議院議員が選出された。他の役員は辻代表が中心となって決めることになり、私も常任幹事を退任。その後、Rをはじめ他の参加者の皆さんと共に電車で姫路。米八。懇談。その後、播但線で帰宅。

  大手門前に架ける「桜門橋」の構造は?
11/24 (木)

puri2.gif 播但線で姫路。市バスで市役所。某議員と懇談。姫路城大手門前に新たに架かる予定の「桜門橋」について”木造”での建設を求める6千名あまりの署名を市長に提出したという。まだ増えるようだ。その後、議会控室。作業。

その後、今日開催された市議会建設委員会の内容を同僚議員から聞く。建設委員会の委員もその内容や専門家の検討会の存在や内容を知らなかったらしく、議論もかみ合わなかったぐらいという。桜門橋の資料等はHP掲示板にUP。昼食抜き。

その後、今回の本会議で審議予定の指定管理者制度指定議案について勉強。久方振りに議会事務局調査課にも調査依頼。最初が肝心。

その後、同僚議員と懇談。議会内外で様々な懸案事項があり、”内憂外患”という。詳細は不明。その後も作業。昨日に引き続き夜に関係者が来訪。雑談。その後、市バス、播但線で帰宅。普段から2つのカバンを持ち歩いているが、急に書類が増えて入りきらなくなってきた。大きな紙袋を持ち歩くと恥ずかしいのだが…。

  姫路市行財政構造改革推進会議を傍聴!
11/25 (金)

徒歩で砥堀駅。電車を待つ方々と懇談。播但線で姫路。市バスで市役所。議会控室。作業。昼休みに市役所1Fロビーで開催のロビーコンサート。アコースティックギターとパーカッションの2人組。いつの間にか27回目の開催だそうだ。すっかり定着している。

その後、市役所別館。姫路市行財政構造改革推進会議を傍聴。丸2時間。「行政システム改革プラン」(素案)について説明並びに意見交換。いろいろ思うところあり。この会議やプランについても位置づけを含めて本会議で取り上げたい。

その後、先輩議員と情報交換。その後、資料精査など。その後、関係者が来訪。雑談。その後、荷物が多くなったので、Rに迎えに来てもらい帰宅。昼食抜き。

  旧新宮町の東山公園の紅葉!
11/26 (土)

hare.gif 午前中、久方振りにゆっくり過ごす。昼過ぎ、HPで紅葉の名所を探し、R、雪之介を連れて外出。播但道・山陽道を通ってたつの市へ。旧新宮町の東山公園。国民宿舎志んぐ荘に隣接している。HP以上にきれいだった。久方振りの家族サービスかもしれない。龍野の旧街づくりを少し見て帰宅。その後、車で本町。高校時代のM元校長先生に久方振りにご挨拶。すばらしい挨拶も聞けた。その後、Rと議論。

  大阪市長選挙は関氏が再選!
11/27 (日)

kouji.gif 午前中、TVで日曜の政治番組を見る。昼食はチャーハンを作る。本会議質問の準備に入らんとするも今日も散歩に行く。というより、駆り出される。

大阪市長選挙は関氏が当選。投票率は33.92%で前回比0.6%増という。任期途中での辞任による選挙とはいえ、30%代の選挙…。これで政治がよくなるわけはない。と、

夜から本格的に作業。下調べだが、中々進捗しない。そのまま徹夜。

  質問原稿作成続く…
11/28 (月)

kocchi.gif 徹夜のまま車で姫路。車のガラスに霜少し。山陽電車駅前で定例朝の街頭演説。M代議士、K県議、H秘書。29日開会予定の市議会で質問することについて演説。12月5日の昼前に登壇する可能性が高い。

その後、山陽電車改札横のサンロード。演説を聞きに来てくれていたKさんと懇談。その後、市役所。議会控室。質問原稿の下調べなど。インターネットで検索すると便利なのだが、他の問題にまで拡がってしまう。昼食抜き。

  またも福祉関係の問題が…
11/29 (火)

定例議会招集日。播但線で姫路。市バスで市役所。10時からの本会議に出席。提出議案の説明の後、給与改定条例の委員会審査を省略し可決。

その後、会派市民クラブK議員と質問内容の重複がないように打ち合わせ。その後、陳情対応、調査依頼の回答等について終日混乱。折衝も多くの方と。

午後からの市議会厚生委員会も傍聴。社会福祉法人の不正経理発覚。姫路では福祉関係でなぜか問題が発生することが多い。私が議員になってこうした内容の委員会審議が何度あったことだろう。他の議員から、そうした事件発生についての資料要求も出ていたが、どこに問題があるのか。市の監査の内容や議会答弁を聞いていると、市側はきちんとしている。どこかおかしい。「福祉を食い物に…」という大きな声も響いていたが、人助けが基本の福祉においてなぜおかしなことばかり発覚するのか。

その後、タクシーで姫路キャッスルホテル。市役所白城会に出席。この場でも質問に関連する事項について何人かと話す。行政の円滑な運営についても話を伺った。ビンゴゲームにも参加。4等が当たった。終了後、マイクロバスで姫路駅。その後、魚民。市政懇談会。F、Nさん。懐かしい話も。

  建築確認問題が姫路市を直撃!
11/30 (水)

kocchi.gif 車で市役所。10時から会派市民クラブ総会。本会議質問要旨の確認。Y、A議員ら同僚議員から学校の安全対策についてアドバイスをもらった。また政治的配慮も。その後、来年度予算の市長ヒアリングに向けた会派要望の内容確認。一応会派の政調会長という役職を頂いているが、会派担当のAさんに丸投げ。感謝。その後も終日、本会議質問原稿を作成。何人か問い合わせに来られた。

三位一体改革に関連して、中央と地方が対立していた生活保護の国庫負担率削減がなくなったことで、補正予算議案とも関連させた約10分程度の質問が全て飛んだ…。代わりに姉歯建築設計関係の案件が夜に判明…。今回は会派市民クラブで2人が質問するのだが、会派順は2番目で会派内順序は1位ということで、全体でも2番目の登壇。これまでにはなかった時事問題も取り入れなければならない。ということで入れ替え。市役所に来た友人の昼食にも同行できなかった。遅くまで。



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