Web版ひであき日記

2005年07月

  クールビズに扇風機
07/01 (金)

puri.gif 自宅にて作業。その後、車で花田町のヤマダ電機、ミドリ電化。隣接店舗だけに、競争は相当なもの。会派控室用の扇風機を購入。議会控室はクールビズのためクーラーは効いていない。日当たりの良い部屋のため、扇風機で対応することに。

その後、飾磨区は飾磨消防署はす向かいの無添くら寿司。堺市に本社があるチェーン店で、100円均一の回転寿司である。全品タッチパネルで注文可能で、注文した寿司がテーブルに近づくと音声で知らせてくれる。100円定額の回転寿司といえば、大学時代から渋谷センター街脇の築地本店を思い出す。大行列によく並んだものだ。

その後、市役所。控室で扇風機を組み立て設置。その後、先輩議員から最近の市政情勢について教えて頂く。その後、若手職員と雑談。その後、議会図書館。その後、集中豪雨もあり、Rに迎えに来てもらう。

Rの調子も良からず。帰宅途中、コープ砥堀店にて食材を買出し。久方振りに私が夕飯作成。塩ちゃんこ。昨年、上京の際に友人秘書に連れて行ってもらった赤坂のちゃんこ屋食神の物まねをしてみた。鶏がらからダシをとったり、肉団子を作るなど、珍しく手をかけてみた。結果としては、合格。手前味噌だ…。失業したら飲食店を開くしかないかななどとたまに考えている。

そういえば、相撲界では若貴の喧嘩がワイドショーや雑誌で取り上げられている。若こと花田勝氏が実業家として経営しているちゃんこ屋のこともしばしば話題に出ている。大阪北新地にもある「ちゃんこダイニング若」のことである。結構美味しいと評判で、一番人気は塩ちゃんこだそうだ。

  自宅にて
07/02 (土)

ame.gif 降雨。終日、自宅で作業。

  兵庫県知事選挙の投票率は33.3%
07/03 (日)

kocchi.gif 買物の後、R運転の車で支持者宅。多くの皆さんと共に、完工式兼お披露目式に出席。乾杯の挨拶をさせて頂く。すぐにM代議士も合流。相当多くの方を招いて食事したり、懇談することが可能。少し前の時代に、地元とは別に、東京にも自宅を持つような大物代議士が派閥の陣笠代議士や新聞記者を招くという話があった(目白の田中角栄邸が有名。今でもO代議士らは同様の取り組みをしている)。そんな話を思い起こす、立派な家の、結束の強いメンバーの会合だった。私は今賃貸だが、財産もないので、今の仕事だけではこんな家には住めない。あらゆる面で羨ましい。

多くの方と懇談していると、様々な本音の話も聞けた。「『(竹内は)弔電や香典をもってこない』と皆が言っている」という話もあった。他の方は葬式に来てなお、弔電もおくっているらしい…。私の場合でも、葬儀に出席し、香典を持っていかないことはないので、葬式自体で顔を見ないということだろう。出席しても、敢えて前列に座ったり、出席して弔電を重ねておくることもない。この種の話は、立候補前から想定された範囲内の話で、HP上でもこうしたことについて宣言しているが、実際に言われると辛い。選挙を戦う以上、ここでは当面避けて通れない話でもある。若年で当選させていただいた以上、こうした声を受け止めていく役割も果たしていかなければならない。なぜこの点に敢えてふれ、敢えて記すか。他都市の議会の取組状況も調査を終えているが、今多くを述べるのは時期尚早。しかし、こうした生の声を直接聞けることはありがたい。

その後、Rに迎えに来てもらい、砥堀小学校体育館。知事選挙の投票。私たちの場合、投票したかどうか話題になることも多いため、期日前投票より当日投票にした。締め切り時間も近かったが、投票率は低調のようだ。

その後、開票速報など。県内では、民主党が推薦した井戸知事が当選。投票率は全県で33.3%(史上最低)、姫路市で26.71%。演説会の状況や有権者の反応からいえば、30%をきるかもと考えていたが、全県ではなんとか30%を越えた。タレントを活用した宣伝啓発を含め、20億円の選挙費用というが、低下する一方の投票率には抜本的な改革が必要。

兵庫県会東灘区の選挙では公認の井戸候補が当選。別の選挙区では私の応援に行った先輩も当選。東京都議会でも公認候補複数擁立の結果30議席超に躍進。他党だが友人も当選した。一方、加西市長選挙で危惧されていた通り、一期目の現職が落選した。加西市の場合、地元紙を除き、新聞報道の対象となること自体が少ない。市長選挙を前に各紙で取り上げられ、いずれも地域経済の停滞が議題の中心となっていた。このあたりも選挙結果に少なからず影響を与えたと思う。施策や公約の内容から、加西新市長の動向を含め、今後話題が増えるだろう。

  近畿大姫路看護福祉大学 設立へ
07/04 (月)

ame.gif 降雨のため、車で山陽電車姫路駅前。定例朝の街頭演説。3週間ぶり。M代議士、K県議、O秘書、Aさん、Oさん。6月議会と委員会選定理由、若者雇用支援策について。終了後、地下商店街のコンセルボ。朝の市政懇談会。

その後、車で市役所。総務経済委員会の新委員による所管局ごとの事業概要説明会と質疑応答(姫路市議会の場合、定例議会中の委員会日程は、予算の審査を除き、当初から1日と決っている[問題があれば予備日を使う]。付託議案が多い場合でも1日なので、総務経済委員会など案件の多い委員会では、議案以外の一般質疑ができる機会は限られている。議会閉会中に実施されるこの「事業概要説明会」を勉強会と呼ぶ議員も多いが、正式には所管局の事業内容を「調査」するための正式な委員会開催であり、市民の傍聴も可能で、議事録も作成・公表される)

企画財政局を皮切りに、工事技術検査室、会計課、選挙管理委員会、監査事務局、公平委員会、農業委員会、総務局、行政システム改革室、議会事務局と続いた。

私の質疑内容は、企画財政局(観光なびポート借地料の予算計上方法、直近決算の状況を踏まえ結論を出す予定の姫路競馬場の存廃問題、財政健全化調整特別会計の前処理場特会の支援終了後の活用方法[交通事業会計累積赤字の一掃]、工事技術検査室(工事関係の完成評定点数と落札率との関係[昨年も])、監査事務局(包括外部監査契約の委託料、外部評価向上のための監査結果報告に係る措置のホームページ公表)、総務局(契約関係の調査請求、姫路市が係争中の訴訟の状況確認)、行政システム改革室(職員提案制度の予算拡充)、議会事務局(しがらみを守るなら提案済みの二段構えか、猛スピードにしなければならない)。

※質疑応答の内容は、いずれも後日、市議会常任委員会のHPで公表されます。

今日の委員会では、私の指摘自体が既に古く、既に公表をしていた監査事務局の例(監査結果報告に係る措置の公表は既にHPで公開済み)や総務局では、訴えの提起が議会議決事項であることに鑑み、結果の報告も制度化するよう提言しようとしたら、既に別の建設委員会で報告されていたり(03/6/20に本会議で議決した手柄公園内の市有地の所有権確認等請求訴訟の結果−05/4/22大阪高裁判決で勝訴確定−記者発表なし)と、不勉強なところが露呈してしまった。付け焼き刃の発言で、厚顔無恥にもなりかねない。恥ずべきものであり、反省しなければならない。

途中、昼食休憩。地下食堂の弁当。散会後、議会応接室。会派 市民クラブと創夢会の合同役員会(会派内でこの6月から政調会長なる職を拝命している)。賢明女子短大大塩キャンパスの閉鎖と近畿大学弘徳学園による近畿大姫路看護福祉大学(仮称)の誘致について。6月2日に弘徳学園理事長から直接説明を受けていたが、土地売却等の交渉がまとまったようで発表されたようである。文部科学省の認可が下りれば、07年度にも開学するという。

兵庫県内では県内の私立大学で初めての4年制看護大学として「順心会看護医療大学」が来年4月淡路島に開学予定のほか、先日関係者から聞いた話では、08年度にも兵庫大学(加古川市)が4年制の看護学科を新設するようだ(現在の加古川市立看護専門学校は廃止され、合流するという)。姫路市内にも、姫路市医師会看護専門学校がある。この近畿大姫路看護福祉大学(仮称)は通信制を併設しているのが強みらしい。

私の妹は賢明短大の卒業生だが、母校がなくなるというのはどんな気持ちになるのだろうか。その他、議会改革を含めて意見交換。その後、議会事務局。その後、会派控室に戻り、打ち合わせ。その後、市バス、播但線で帰宅。

  郵政民営化法案、衆議院通過!
07/05 (火)

kocchi.gif 自転車で市役所。最初は30分以上かかったが、今日は所要25分。昨日に引き続き、市議会総務経済委員会にて各局の事業概要説明会ならびに質疑応答。

今日は、産業局と消防局。毎年この委員会で繰り返し議論される「中心市街地の活性化策」としての商店街支援事業だが、その利用実績、日本青年会議所の全国会員大会の準備状況、(旭山動物園の視察を踏まえて)姫路動物園の整備方針に対する現場責任者の意見、林田町に建設予定の温浴施設の運営主体について質問。

※質疑応答の内容は、いずれも後日、市議会常任委員会のHPで公表されます。

新事実としては、姫路市「(仮称)わかもの雇用・就業支援センター」が市内中心部に9月中旬にオープンすること、林田町の温浴施設の運営主体は非公募型指定管理者(管理運営組合設立予定)となることなどが明らかになった。

私の質問後、他の議員からも、動物園に関する議論が多く出て、移転計画と所管局について、市長の見解を求めるという意見も出された。委員会では最初に私が発言することが多いのだが、私の発言が呼び水になって、ベテラン議員が問題視し、事が大きくなるということもある。今回は計画的なものではないが、私の意見を応援していただけることも多い(もちろん逆もある)。ありがたいことである。

消防局も他町の消防事務委託等を引き受けるなど大変な様子。ということもあり質問せず。市川のハザードマップは今年度中に各戸に配布される見込みのようだ。

委員会終了後、他の議員から、昨日・今日の答弁の状況について話が出ていた。今後1年間の委員会運営を暗示するような話も。他都市では、議会答弁責任のある理事(局長)を針のむしろと感じ、同じ理事でも局の責任者でない理事なら引き受けるという人がいるという話を聞いたことがある。いずれにしろ、今年は、予算編成や選挙を考えれば実質的な最終年度といってもいい。この1年も頑張りたい。

その後、他の委員会の資料等にも目を通す。その後、郵政法案の衆議院本会議のNHK中継を見る。5票差で衆議院通過。議員会館にいる友人とメールをしつつTVを見ていたが、自民党の反対議員は情報より多かった。私も驚いた。

参議院は与野党の差が僅差なので、衆議院よりも否決の可能性が高いという一部解説者もいたが、青木幹事長就任以降の自民党参議院では反対の投票まで行った造反者はほとんど記憶にない。青木氏は竹下元総理の死後、表舞台に出てきた人だが、参議院の特殊構造はこれまでもあまり取り上げられていない。自民でも民主でも衆議院と参議院は権力構造が異なる。選挙一つとっても、参議院の場合、全国区でも全県区でも自民党公認なしでは立候補自体がおぼつかない。こんな広い選挙区で勝てる議員は衆議院のように何人もいるわけではない。自分の身分に直結するということである。今後は法案の推移を注目しつつ、適宜説明を加えることにしていきたい。

その後、ローソン市役所前店。ローソン全店で実施中の横濱カレーミュージアム監修のカレーパン対決に一口乗ってみる。両方食べたが、辛口の方が美味。いろいろな諸課題に対応。苦手な話もある。その後、控室に若い方が来訪。懇談。様々な分野で好奇心旺盛のようだ。いずれ連携して仕事をしたい。その後、自宅まで車で送ってもらう。感謝。

  都議会議員選挙の結果を見て
07/06 (水)

puri2.gif 神姫バスで警察前。本町のN労。K分会長と懇談。四方山話。昼ごろまで。

7月3日に実施された東京都議会の結果を詳しく見ていると、公明党は擁立候補全勝で堅調と変わりないのだが、自民党は微減、共産は退潮、社民は議席なしというはっきりとした傾向が見て取れる。公明党以外の特定団体色の濃い候補もほとんどいなくなった。

民主党は、各党の減少分を吸収し、都議会第二党に躍進した。都議会のように中選挙区の選挙制度でも二大政党の流れが顕著。改選前が19議席で、今回は公認候補を51名擁立(39選挙区=現18・元2・新31/男43・女8)し、35議席を獲得した(他に推薦2名当選)。個別の戦いを見てみると、一人区で敗北しているほか、民主党の最近の世間イメージと乖離している候補が敗北している。現職と新人の区別や当選回数や議会内での立場や影響力といったものが、民主党候補の場合はあまり関係ないということである。世間のイメージのように東京は都市型の選挙だけではない。今後の選挙の結果を暗示していると思う。

言い換えれば、民主党は政権与党になり、国レベルで実績を挙げるまでは、常に新陳代謝を続けなければならないということである。野党イメージの中の実績や国会内での実力などというものは二の次ということである。いま若く新しいイメージがあってもいずれ色褪せる。自民党が公募による若い候補者を立てると、相当な無党派層の票が流れてしまうのである。民主党には党の強いリーダーシップが必要になるときがくる。政権交代まで改革の期待を持たせる人材を擁立し続けなければならない。結果を見ていると、私が初めて選挙を手伝った松原仁代議士(当時都議)の12年前の都議会選挙を思い出した。最近、テレビタックルなどに出たり活躍中のようだ。

徒歩で久保町。花一。鉄道高架関連事業について話す。その後、市バスで市役所。議会控室。同僚議員と懇談。その後、原稿作成。

その後、久方振りに少し遅くまで作業。夜道を自転車で帰宅。播但線高架下など街灯が少なく、危ないところもあった。たとえ少し設置したとしても、昨今の治安状況では、昔のように部活で遅くなっても通学路としては使えないだろう。夜も結構遅くなったが、自宅到着後も汗が引かず。ただし、自転車で7キロを往復するぐらいでは体重は全く減らない…。

  姫路→神戸→明石→姫路
07/07 (木)

kocchi.gif 早朝起床。背広上着・ネクタイをつけて播但線、新快速で神戸。播但線以外の通勤電車に乗ったのは久方振りだが、神戸線はそんなに混雑していなかった。朝一で団体役員の方と面談。大変厳しいご指摘を頂いた。

私ももう10年以上政治の世界に関わっている。片田舎の土着選挙の現場から、政治資金関係のやり取り、国会の中まで、いろんなところを見てきた。今でも日々勉強である。私なりに世の中の動きを予想して、取り組まなければ残された時間はそんなに多くない。考えるところも多々ある。

その後、快速で明石。某所に立ち寄った後、明石駅ステーションプラザ内のこだま。朝食として玉子焼。現地では明石焼というより、玉子焼というようだ。たこが入っただし巻きといった感じ。だしをつけて食べるのだが、我慢できず最後はソースも使ってしまった。これは姫路独特の食べ方らしい。

その後、山陽電車で姫路。JRの車窓とは違った風景。姫路駅周辺の見え方も違う。到着後、以前陳情のあった案件を片付ける。その後、大手前通りのすし宗。あゆの押し寿司。酸味も利いていて初夏らしい味。

その後、市バスで市役所。議会控室。特別委員会を終えた同僚議員から様々な話を聞く。資料集めなど。控室で資料整理。陳情応対。その後、記者クラブ。雑談。

その後、指定管理者の公募日程等の公表あり(別紙)。その後、委員会の中で資料提供等があった林田町の温浴施設や私道舗装補助金制度についての資料をHPにUP。その後、資料作成。今日も少し遅くまで。市バスで姫路駅。播但線との接続が悪く、Rに迎えに来てもらう。

クールビズに慣れてしまっている身だが、自転車や電車に乗ったり、駅前を歩いたりしていると、スーツにネクタイで外回りの営業している人は本当に辛いだろうと思う。そういえば、今朝の神戸新聞朝刊にRや母、妹Rらが出ていた。偶然のようだ。

指定管理者の公募期間等について
http://himeji.g-serve.net/pdf/20050708151852.pdf



あゆの押し寿司

  鉄道高架対策特別委員会!
07/08 (金)

kouji.gif 播但線、市バスで市役所。市議会鉄道高架対策特別委員会の事業概要説明会に出席。コアゾーンの整備についての行政としての関与の方法(地区計画等)、コアゾーン内の住宅建設の経緯(区画整理に伴う換地)、兜P路駅ビル自体の「新駅ビル」に対する考え方、同社に対する姫路市の出資(株主)・役員派遣に伴う意思形成の関与についての整理などについて質問。最初の委員会ということで、意見は言わず、基本的なことのみ質問した。

(私の)新事実としては、度々市民の皆さんやタクシーの運転手さんから御意見を頂いていた姫路駅南口のトイレ設置について、現在閉鎖中の旧駅西歩道橋(エレベーター付近)あたりに設置する方向で折衝中であることが報告された。早ければ今年度中に着工できるかもしれないという話だった。一旦休憩。

昼食は、市役所北のシャンカル。日替りカレー。偶然、関係者A氏と遭遇。当日記を見て、来たという(苦笑)。話していると、ラーメンやカレーに詳しい。どうやら市内を食べ歩いているようだ。好みの分野が似ており驚く。

午後は鉄道高架対策特別委員会の現地視察ということで、マイクロバスに乗り込み、姫路駅周辺を視察。姫路駅ビル屋上にあがり、説明を受けたり、手柄宮前踏切北に新設された歩道橋の上から山陽電車の新軌道を見たりした。

市役所に到着して視察は終了。その後、同僚議員と懇談。その後、地域の声を受けて、産業廃棄物対策課のS課長、Y課長補佐から、不法投棄や野焼き対策などについてヒアリング。その後、控室にSさん来訪。懇談。その後、退勤。民間、政治関係らと市政懇談会。遅くまで。一部失念。


写真は偶然通りかかった山陽電車の車両。高架と同時に工事中の新線路を山陽電車が走ることになる。旧龍田紡績跡の東側。

  8月13日解散、9月11日総選挙説?
07/09 (土)

box.gif 体調芳しからず。神戸で開催の民主党兵庫県連常任幹事会を欠席。午後、Rから昨今の状況を聞く。地域の皆さんにもいろいろなところで大変お世話になっているようだ。感謝。

その後、国会関係の友人からメール。郵政民営化法案がもし参議院で否決されたら、8月13日国会会期末に解散、9月11日総選挙との情報が流れているという。郵政民営化法案否決で解散なら政権交代となる可能性が結構高いと思う。さてどうなるだろう。実家の面々と夕食懇談。

  『狙われた自治体』−鹿沼事件−
07/10 (日)

puri2.gif 今日も体調芳しからず。ここのところ少し体調がおかしい。健康診断の再三にわたる再検査要請もそのまま。まさか夏バテでもないと思うが、原因はわからない。いずれにしろ全て自業自得。

今日読み終えた本「狙われた自治体」(著者:下野新聞「鹿沼事件」取材班 発行:岩波書店)
2001年10月に栃木県鹿沼市の職員が帰宅途中で拉致・殺害された鹿沼事件についての本。私としては珍しく一気に読み終えた。その後、犯人が逮捕され、背景が明らかになると、行政の権限に関係する職員を狙った暴力事件であることがわかり、全国的にも大きな注目を集めることになる。本書では、地元紙のきめ細かな取材によって、行政とそれにまつわる利権の構図、市長・議員の関与、行政職員とその派閥など、事件の背景が次第に明らかになってくる様子を描いている。そこには、タブーとされるような事象についても記載されており、行政職員やこれから目指す人にとっても参考になると思う。

他の自治体でも、この事件を契機に対策がとられるようになり、姫路市でも行政暴力対策として、昨年7月に「姫路市不当要求行為等防止対策要綱」を制定し、対応マニュアルも整備された。

  補助金支給審査会??
07/11 (月)

kocchi.gif 播但線で姫路駅。山陽電車姫路駅前で定例の朝の街頭演説。姫路駅バスターミナルから会派行政視察に出発する予定の他会派の議員の方が演説を聴いてくださっていた。同僚議員に聞かれるのが一番緊張するかも知れない。M代議士、T秘書、Aさん、Oさん。

演説会終了後、地下商店街の南極。朝の市政懇談会。シルバー人材センターについてなど。その後、駅南口の喫茶フルフル。打ち合わせ。

その後、市バスで市役所。控室で資料整理など。日程や調査資料、新聞記事等を含め、未整理資料だけで膨大。1人スタッフがいてくれれば「1+1=2」以上の取り組みができたと思うが、これについてはもう諦めた。当選後、実家に住んでいた頃には検討した私費スタッフも、今は収支的にも全く無理になった。個人スタッフには業として様々な業務命令を受けてもらうため、ボランティアではお願いしてはならないという私の考えもある。議員定数半減でもしない限り、その分の費用も公費負担だけでまかなうことは無理。財政上、歳出削減→小さな政府という国の施策の大目的があるが、地方議会の定数削減も今後重要な課題になるだろうが、合併と同じで地方任せでは進まない。自治法自体を改正し大ナタを振るう必要がある。

その後、市議会議員OBのSさんらが来訪。その後も、入れ替わり様々な人と話す。その後、自転車通勤の若手Fくんの自転車をかりて姫路キャッスルホテル。この自転車はハンドルとサドルをつなぐバーが高く、またぐのに一苦労。Fくんのように足の長い人向けのようである。ただし乗ってしまえば6段変則つきで快適だった。

西播磨市町長会が主催する小西砂千夫関西学院大教授の講演「変貌する地方行財政制度への対応」を拝聴。首相官邸や財政諮問会議の話をしておられた。その後、喫茶城陽。カレー&豚カツ。その後、再度市役所。N前市議会議長らと懇談。

その後、財団の補助金継続支給選考会への出席依頼あり。補助金が成果を上げているかどうかを財団が依頼した第三者の大学教授が判定し、補助金を継続するかどうか決めるという。毎年、収支や活動報告書を出せば来年も補助されるという時代ではないようで、数年前に支給中止になったこともあるようだ。受給者側から成果があったという趣旨のプレゼンテーションをして、支給者を納得させなければならないということである。責任は重いが引き受ける。今回は外務省の関係だが、こういった取り組みは姫路市でもそろそろ取り上げていきたい。

その後、控室で少し遅くまで作業。調査依頼等に回答。その後、市バスで姫路。昔は屋台で営業していたという御幸通り・小溝筋の中間の通りにあるねぼけ。懸案だったNさんとの市政懇談会。物事に対する信念やこだわりというものが感じられる。政治関係の仕事の場合、範囲も広範になり、分野によって向き不向きがある。きれいな世界で力を発揮するタイプだと思う。七福軒。

  丸山茂樹!?
07/12 (火)

puri.gif 自宅で作業。取り組みも散漫で進捗せず。おからや冷蔵庫に残っていた夕飯の残りなどで昼食。その後、車でRや雪之介を姫路駅へ送り届けた後、市役所。某所で体調不良云々の声が聞こえる。私のことが話題になっていた(苦笑)。さておき、懸案の雑用を済ませ、毎日新聞で報道された議員生命保険等の調査など。その後、同僚議員と少し話す。

その後、車で姫路に本社のある企業を訪問。その後、一旦自宅。クールビズからスーツに着替える。その後、セブン−イレブンを経由して丸山茂樹さんの待つ会場へ。全国各地で、三線、アコースティックギターと声で演奏活動しているシンガーソングライターで兵庫教育大学の大学院生でもある(プロゴルファーとは別人です)。今日は、芸術家をはじめ有望な若者を支援する活動をしておられる方に招かれて参加。会の冒頭に挨拶をさせて頂いた。人間国宝の照喜名朝一さんから頂いたという三線とよく通る声が印象に残った。

終了後、丸山さんを交え、カレーを食べつつ懇談会。その後、スタッフのUさんやSさん、Tさんら皆さんと市政懇談会。政治全般に関する情報を多く持っておられる。私の評価についてもいろいろ側聞されているようだ。市政の実情と私のスタンスについてよく説明した。私は市民の方の投票によって雇って頂いている。ただそれに報いるのみ。契約期間は4年。いつのまにか23時半。

その後、城内図書館。今日返却締め切りの本を返却ポストに返す。その後、自宅。と、自宅前に帰宅を待っていたのだろうか、相談があるという。引きこもりという大変重い課題。その後、明日からの旭川市視察の準備や様々な業務のため徹夜。

  札幌市就業サポートセンターを訪問!!
07/13 (水)

akubi.gif 徹夜のまま、播但線で姫路駅。子供の頃、実家によく遊びに来ていたTさんと一緒の車両。今年高校一年生になったという。月日のたつのは早いみたいなことをいったところ、「おじさんみたい」と言われてしまった。言われなくてもおじさんなのだが、私も高校生と話すこと自体があまりない。多感な時期でも私らと話してくれるという子も珍しい。若いうちにいろいろ勉強しておいた方がいいと付け加えると、説教くさいとも言われてしまった(笑)。期待しているので頑張ってほしい。

その後、駅前のファミリーマートで青菜おにぎり。神姫バスターミナルの集合場所へ。リムジンバスで伊丹空港。空港内の喫茶室で打ち合わせ。その後、JALで新千歳空港。移動中はほぼ寝ていたので、感覚的にはすぐ到着した気分。姫路よりは涼しいが、暑いことに変わりはない。到着後、空港に乗り入れているJR快速エアポートに乗り換え、新千歳空港駅から札幌駅。到着後、駅ビルエスタのラーメン共和国。最近、ラーメン、カレー、餃子など食のテーマパークが全国各地につくられているが、これもその流れか。道内各地の店舗が集まっている。私とM議員は札幌の山桜桃(ゆすら)。その後、市営地下鉄南北線で北24条駅。徒歩で札幌サンプラザ内の札幌市就業サポートセンター。経済局雇用推進部雇用推進課のD係長、Uさんからヒアリング並びに質疑応答。現場見学。

札幌市就業サポートセンター
http://www.city.sapporo.jp/keizai/koyo/sc/sapocen.html

この施設を視察する目的は、全国で2つ(もう一つは東京都足立区)だけの「官民共同の職業紹介」施設であるということ。つまり、ハローワーク(公共職業安定所=厚生労働省の出先機関)と民間事業者(キャリアバンク/東京リーガルマインドLEC)が同じフロアの同じ部屋内で、職業紹介等のサービスを提供している。求人データベースがそれぞれ独自のものなので、就職を申し込める企業が異なる場合がある。この施設を訪れた札幌市民は、官民どちらでも自分の希望する方を選択し、紹介その他のサービスを受けることができる。もちろん、いずれも無料。

こうした官民で同じようなサービスを行っている場合に、官の事業分野を民間に開放するかどうか、競争(実験)させることを市場化テストというが、まさに実践中。大いに驚く。ただし、どの自治体でもできるということではなく、求職情報を官民共同で受け付けることが、職業安定法の守秘義務規定に抵触する恐れがあるということで、特区認定を受ける必要があったという(平成17年4月からは特区の全国適用の対象になったため、労働局長の同意があれば、全国で実施できるようになった)。

札幌市の場合、内容について、市が一方的に決めるのではなく、民間事業者側によるプロポーザル(提案)方式で募集し、全国から8社の応募があったという。選考の結果、就職スキルアップのためのセミナー等を含めた提案のあった上記2社と契約(定額制の契約。もう一つの東京都足立区の民間事業者との契約は出来高払い)。

実は、札幌市の当施設の利用は「女性・中高年齢者」に限定している。つまり若年男性は対象外。それは、若者の雇用支援事業は北海道が別に施設を設けて実施しているからという。兵庫県でも、平成13年から神戸の三宮にヤングワークプラザ神戸という国の施設があり、若者(29歳未満)就職支援を行っている。最近、この神戸のヤングワークプラザはサテライトとして、年に数回、姫路でも相談窓口を設けている様だ(多くの人はそのことを知らないのではないか)。この9月に姫路市が国と共同で設置する若者就職支援施設は対象が34歳未満という。労働・雇用行政を実施する国・都道府県・市町村の区分が不明確なため、事業重複の無駄や取り組みの地域格差がでていると感じる。

質疑応答では、今年度の年間予算が1億円(市単独事業[国部分は別会計]。札幌市人口180万人)。有効求人倍率は全国平均が0.8のころ、0.45と低い。1日来所者数を135人と想定したが、現在160人ペース。設置までの途中経過に関するここでは書けない話も、聞けた。資料等は、また改めて記したいと思うが、こうした制度を知るのが遅かった。しかし、この官民の取り組みが簡単にできるのものではないことは容易にわかる。見学の最後に、この取り組みや特区申請が誰が言い始めたのか、トップダウンかボトムアップ(職員や議員等の提案)なのか聞いてみた。民間弁護士出身の市長本人という。1期目で政治経験もなかったようだが、トップダウンでの取り組みが多いという。職員の皆さんも大変らしい。市営地下鉄南北線で北24条駅から札幌駅。ホテルにチェックイン後、少し仮眠。その後、同僚議員と夕食懇談。


サポートセンター(内部は写真禁止)

  あの”旭山動物園”へ
07/14 (木)

panda.gif ホテルをチェックアウト後、徒歩で札幌駅。数分の列車待ち時間を利用し、駅構内で朝から営業中の味の時計台。味噌バターコーンラーメン。美味。特急ライラックで旭川駅。

旭川市議会事務局のAさんと合流し、道北バスに乗車。旭川市の概要と旭山動物園について概要説明を受ける。白梅で昼食をかきこみ、携帯パソコンで一定のHP内容をUP。その後、再度道北バスで30分、今回の会派視察のメインである旭山動物園へ到着。

旭山動物園に勤務するIさんからヒアリング並びに質疑応答。今年度の来客数は修学旅行客の拡大などで開園日(4月29日)から2ヶ月と少し7月6日で50万人を越えたという。このペースで行けば、年間200万近い来客数となるのではなかろうか。動物園の人気や経済性をはかる一つの簡単な指標として、動物園を設置した自治体の人口が基準になるという話もあった。旭川市の場合、人口は36万人。大変な人気である(姫路市もここ数年平均で40万人超。姫路城の登閣者が約70〜80万人)。

想定以上の来客数のため、駐車場やトイレ(バイオトイレ)を増設するなどの対応も必要になったようだ。現在、官民合計で2000台!の駐車場(民は有料)があるという。観光バスも多数停まっている。今日も、STV(札幌テレビ)の取材クルーも来ていた。事務所の電話も鳴りっぱなしらしい。


その後、動物園内へ移動。Aさんに案内して頂いた。今日もお客さんは5千人程度入っているというが、確かに多く感じるものの、東京ドーム3個分148,681uという広い敷地面積(姫路は30,759u)だけに、そんなに混雑している印象は受けない。飼育動物数は150種805点(姫路市動物園は123種417点)[それぞれ、旭川市視察説明資料05.1.1現在、姫路市動物園年報04.3.31現在から]。敷地が広いため、1種当たりの飼育個体数が多いという特徴もあるようだ。ちなみに入園料は、旭川市(一般580円、動物園年間パスポート1000円、中学生以下無料)、姫路市(一般200円、中学生以下30円[市立幼小中生徒は「どんぐりカード」持参で無料])となっており、大人の料金に差がある。

園内を見て歩くと、最近の施設整備費で約30億円かけたというものの、老朽化たままの園舎もあるし、全てが新しいわけではない。ただし、高さ20mもあるおらんうーたん館をはじめ、建設中のくもざる・かぴばら館をはじめ新しい設備も多数あった。何事にも冷静な同僚議員も結構感動していた。本で読んだ様々なアイデアも見た。撮影した写真であわせて説明したい。


エサを与える時間を知らせる「もくもぐタイム」の案内板。この写真では一部のみですが、下にはもっと多くの時間設定があります。
この案内板のように園内の案内やイラストはほぼ全て手作りです。


「もくもぐタイム」でエサを食べるカバ。飼育員の人が解説してくれます(質問もできます)


氷の中に入ったえさを食べるサル。この他にも頭を使わないとエサが食べられない仕組みが結構あります。


アクリル板を隔てて数センチのところに白くまが泳いでいます。私たちと動物の距離。この距離や仕切りをできるだけなくすという観点がこの動物園の特徴ではないでしょうか。多くのお客さんもいましたが、見るスペースも多く待ち時間なく見れます。

もうじゅう館

トラは眠っていますが、至近距離にいます。近くても、人の気配をトラに感じさせることのないようにアイデアを出したのでしょうね。

あざらし館

アザラシの習性を活かした円柱水槽。とはいっても、常に柱を通っているわけではありません。


アザラシが目の前を通過していくと、観客から歓声があがります。

ぺんぎん館

ペンギン館は大阪の天保山ハーバービレッジの海遊館と同じく、アクリルの海中通路があります。


陸では、よちよち歩きイメージですが、水中では「鳥」のイメージだそうです。気持ちよさそうに泳いでいます。


旭山動物園のホームページ
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/

世間には見世物という批判をする人がいると思う。実際に現場にいて、飼育員さんたちの姿を見ていると、そんな発想で考えられた動物園ではないことがわかる。園のキャッチ『伝えるのは命のかがやき』。これが全てを表しているような気がする。

その他、旭山動物園の経営資料や質疑等の内容もあるが、これらもまた改めて記したい。私たちは姫路動物園を応援していかなければならない。現状は、少しかわいそうである。そのために何ができるか。今回は本当にいい勉強になった。

その後、議会事務局の方が、旭川の観光振興に積極的で、民間の施設にもご案内いただいた。ただでは帰らせないという発想(笑)は、民間の旅行業者のような商売人の発想である。面白い。

その後、ホテルにチェックイン。A議員やAさんと市内中心部を歩く。1時間以上歩いた。中心市街地の活性化は、姫路市の課題たが、ここ旭川でも大きな課題のようだ。道都札幌市への人口流入や経済の集中が止まらないという。旭川も道内では第2位の都市なのだが、市場原理の中で、一極集中や寡占が進んでいるということだろう。

その後、同僚議員と夕食懇談。なぜか2年前の選挙や回転寿司の話題で大いに盛り上がる。回転寿司に行ったことがない人もいた。その後、Aさんと山頭火で塩。

  旭川→江別→札幌→伊丹→姫路
07/15 (金)

kocchi.gif ホテルをチェックアウト後、徒歩で旭川駅。ホームで駅弁大雪弁当を買い求め、特急ライラックに乗車。岩見沢駅で乗り換え。と、特急列車内に切符を忘れる。というのも、JR北海道の指定車両には座席に切符ホルダーがついている(睡眠中の車内検札にも対応)。そこに入れたままにしていた。臨席のN議員が気づいて下さり、事なきを得た。冷や汗もの。

その後、区間快速いしかりライナーで江別駅。江別市介護保険課のY係長と合流。マイクロバスで国のモデル事業「高齢者筋力向上トレーニング事業」を委託実施中の社会福祉法人すばるを訪問。概要説明や現場見学、質疑応答など。

ここでは、専用のトレーニングマシンを使い、軽い負荷で、使われなくなった筋肉の力を回復させるパワーリハビリを実施している。介護認定の度合いが改善するなど一定の効果を上げているようだ。年々、膨れ上がる介護費用に歯止めを掛けるために「介護予防」の重要性がいわれているが、その柱としてパワーリハビリが期待されているらしい。理学療法士のYさんから具体的な話を伺う。パワーリハビリを提唱した国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁教授を心酔しておられるようだ。実際のパワーリハビリによる改善効果のビデオ等も見せて頂いた。

しかしながら、こういったパワーリハビリが定着するのだろうか。介護総費用の節約になるかという観点でも正直疑問である。というのも、一般に軽度とされるマシン負荷レベル等の調整も民間のフィットネスクラブでも可能で設備的に大差がないようだ。パワーリハビリの内容から判断すれば、対象は65 歳以上 75 歳未満の前期高齢者がほとんどということになろうが、介護保険で健康な人でもサービスを受けられるようになればどうなるだろうか。この江別市では、介護認定において「非該当」「要支援」「要介護1〜2」と判断された65歳以上の方を募集したということだが、実際の参加者を見ると、ほぼ半数が介護認定すら受けていないという状況である。施設間の競争でも始まると、理学療法士や作業療法士がインストラクターのようになる施設も出てくるかもしれない。これが自己負担率1割である(1回あたり、自己負担300円、市負担2620円)。すべて個別送迎を実施しているという(自己負担に含まれる)。歯止めをかけておかないと、どうなるのか想像もつかないと思う。

実は、江別市でも昨年度実施した1・2回の事業で定員割れし、3回目を追加募集するなど、人気があるとはいえない状況である。それも、3回目は1・2回で仲間ができた方々が申込者の大半だったという話である。病院が高齢者の社交場になっているという話があるが、それとあまりかわらないことになってしまう。モデル事業の成果をきちんと検証し、本当に必要な「要支援」「要介護1〜2」などの対象の方に集中するなどの必要性がある。保険支払い義務年齢の引き下げの話もよく聞くが、サービスの拡大にまず歯止めをかけないいけない。介護保険が、過去の負担状況を考慮しないままの、著しく平等性を欠いた制度であることは忘れられている。将来的に破綻の危機を迎え、現役世代に否応なく負担させる構図は、人口構成上、避けて通れない。そんな非活性化された社会を少しでも和らげるために、今、将来にツケを残さない政治運営を考えてほしい。政治家は現世利益を志向する生き物である。それも著しく近視眼的である。もう少し、若い人も声をあげなければ、いいようになってしまう。「今さえよければいい」という政治家を少なくするために、投票に行ってもらいたい。私のHPを見た永田町の友人秘書氏からメールをもらった。「選挙ビラの作成を命令された」という。[郵政法案否決→解散→政権交代]の可能性がある。いつ来るにしても、次の選挙は野党民主党としては最後の選挙となるような気がする。

終了後、マイクロバスで大麻駅。区間快速いしかりライナーで札幌駅。快速エアポートに乗り換えて新千歳空港駅。ファミレスで昼食。その後、日本航空機で伊丹空港。なんとも言えぬ蒸し暑さ。バスで神姫バスターミナル。みゆき通りの薬局で買物の後、播但線で帰宅。たまっていた新聞等を読む。教育関係で不祥事の報道。こういった事案の報道が姫路市に多い気がするのだが…。夕食はファミリーマートで買い求めたパスタ。



パワーリフティングの器具。A議員によると、民間とほぼ同じもののようだ。

  ちょっと一服
07/16 (土)

kocchi.gif 午前中はお休み。視察後の片付けや資料整理など。朝昼食抜き。夕刻、車で姫路駅。Rを迎え、久方振りに夫婦で夕食懇談。

  HPを見て頂いていることに感謝!
07/17 (日)

mail.gif 朝から用事。消防団活動は欠席。車で外出。野里大日のグランブルー。昼食懇談。一つの区切りの日のため、先方も私も機嫌がよかった。いいことだ。

その後、姫路駅前。浜本コーヒー。私のHPを口コミで拡めているありがたい人がいるらしく、意外な方から「旭山動物園はどうだったですか?」と聞かれた。そういえば、先日うちの父が、ある中学校の生徒さんから、私のHPのことを聞かれたという。「市会議員は何をやっているの?」という身近な疑問から、「最近市議会の様子はどう」などという市議会に興味をもっている方など多くの人に、わかりやすさと、継続して見てもらおうという観点から、最近では写真をまじえて更新している。食べ物については賛否両論あるが、遊び心と個人的趣味として記載している。いずれにしろ、読んで下さる方が多いことは、ありがたいことである。と、「昭和60年代から姫路市立動物園には移転の話がある。というのも、現在の場所では、文化庁の許認可上、大規模な改修や施設の新設ができない」という話もしておいた。会話がひろがったりすると嬉しくなる。クロックムッシュ。美味。

その後、イーグレ姫路。展示会など。少しリフレッシュ。その後、書店。本を購入。その後、理容M。ここでも私のHPのことが話題になったようだ。Mさんのように私のことを子どものころから知っている人でも、その人の記憶の中にあることは断片的で、HPにおける情報量は違う(HPではいい話だけだが)。私が自分のことを自分のHPで調べることがあるほどだから、日記を含めて、私より私のことに詳しい人もいるかもしれない。その後、西庄のおとと。夕食懇談。

  手柄山周辺へ
07/18 (月)

acchi.gif 車で、飾磨の「みなとドーム」。平成17年度「海の日」記念式典。功労者表彰のほか、来賓挨拶など。その後、祝賀会。私たち市議会総務経済委員のほか、K、A議員ら浜手在住の方が参加していた。

終了後、市役所。通常業務は休みだが、視察中のたまっていた書類や調査資料などをピックアップ。想定どおりのデータも出ている。

その後、手柄山公園。戦災被害者慰霊塔の維持費が工面できないという報道や昨日も「非核平和展」がスタートしたという報道もあったので「姫路市平和資料館」へ。実は、併設の駐車場に車を入れるまでに1時間弱待った。が、中に入ると、常設展などは、私の先に人はなく、後にも1家族が入場しただけ。山頂付近にあるもう一つの駐車場も満車だったが、どうやら市民プールにいくために利用しているようだ。

広島、長崎の原爆被害の様子など特別展(無料)と、姫路大空襲の被害状況がまとめられている常設展も見学(200円)。子供の頃を含めて訪問した記憶がないので、初めての可能性が高い。展示資料を見ていると、「姫路市の空襲死者数は514人。慰霊塔を設計したのは早大出身の高谷隆太郎氏でコンペ方式で案を募った」とかいろいろ勉強になった。併設の資料室では、陸軍第10師団歩兵第39連隊の戦史等を発見。大叔父さん(祖母の弟)が戦死した日支事変における同部隊の作戦や行軍経路についても記してあった。

その後、資料館隣の回転展望台「喫茶手柄ポート」。ミートソース。何回転しただろうか。市民プール、姫路球場、その他市内のいろんなものが見えた。と、同僚のA議員が折に触れて充実を訴えている「姫路球場」で白球を追っている若人の姿が見えた。丁度、姫路東高校の試合があるとのことなので、手柄山を下って、姫路球場へ。

尼崎稲園高校との対戦を観戦。姫路球場の中に入ったのも、高校時代の”東西対抗”以来だろうか。これもまた懐しい。と、応援席には姫路東高の先生方やPTA役員、市役所の職員の方など、知った顔が多い。西出身なのになぜ着たのとも聞かれた(苦笑)。野球とは全く関係のない、陳情の話も頂いた…。三塁側で日差しがまともに当たるところだったが、同校プラスバンド部の皆さんの軽快な演奏をバックに一緒に応援させてもらった。7回コールドで勝利。とせっかくの機会なので、平成15年度から導入された「単位制」の様子など東高の様子を聞いてみた。姫路・福崎学区の居住制限が一部外れたことによって、学区外の優秀な生徒も集まってきているという。特に、西播磨から進学してくる生徒が多いようだ。龍野高校が影響を受けているかもしれない。姫路に下宿している子も多いようだが、一宮町から2時間半かけて通っている子もいるという。そういえば、一宮町から龍野高校に通うのに下宿していた人を知っている。すごい根性だと思う。帰宅後、自転車で外出。少しだけ人助け。



大勢の人出で賑わう”姫路市民プール”。妹Mの習字教室の子どもたちに聞くと、満足度が高いらしい。


姫路球場。いつのまにか電光掲示板になっていました。阪神戦などのプロ野球の公式戦を誘致するなら、大規模な改修が必要で予算もかなり必要になるようです。野球が盛んな姫路。少し、私も勉強してみたいと思います。

写真はいずれも手柄山の回転展望台から撮影

  視察結果のまとめなど
07/19 (火)

kocchi.gif 自宅で視察結果の簡単なまとめや写真、資料整理など。時間が過ぎるのも早く、昼食をとるのも忘れてしまった。18時ごろまで。仕事が遅い。締切や期限から逆算する方式で業務に取り組むことが多いだけに、期限のないものはどんどん先送りになってしまう。

その後、なんとか区切りをつけ、自転車で砥堀駅。播但線で姫路。送別会兼市政懇談会。民間からの転職にまつわる話や、食生活の話など話は多岐にわたった。驚異的な知識量に驚く。

  セブン−イレブンの店をみて、思いを新たに
07/20 (水)

box.gif 自宅にて資料作りや取材対応など。その後、車で外出。公共料金の支払や振込みなどの雑用を済ませ、市役所方面へ。

市役所南のセブン−イレブン飾磨三宅店。本部直営なのか本社事務所下店舗である。フェイスアップ(棚上の商品を最前列に揃え、お客様向けにきれいに整列して陳列すること)の取り組みなど驚異的。おにぎり100円セール中ということなので、明太子おにぎりと野菜ジュースを買い求め、車で食べる。

何人かのFCと呼ばれる本部の社員が厳しい顔つきで大きな鞄を持って歩いている。1年だけだったが、私にとってこの会社に勤めたことが多大な影響を与えている。政治信念の形成や現在の活動のモチベーションにも。

この会社は直近の決算でも社員4815人で1782億8百万円の経常利益をあげている。社員1人あたりにすると経常利益は3700万円(私が在職した頃が3000万円程度。経常利益とは人件費等の経費をすべて処理した上での税負担前の利益。トヨタ自動車で1330万円程度)。企業規模から考えても、極めて高水準である。ビジネス誌等でも賛美の声ばかりのようだが、この背景に何があるのか。独創的な荒利分配方式をとるフランチャイズシステム(ビジネスモデル)と徹底したトップダウン。それに従わなければ生きていけない上意下達の組織。これらが同業他社をはるかに凌ぐ業績を誇る理由の主なもの。ここでは詳しく書かないが、小売業のように参入障壁が低い業界で、利益を人並み以上に出すということは簡単ではない。こういうところで懸命に働いている多くの人がいる。

一方でそうして得られた利益から税が納められ、個人の給与からも源泉徴収される。極めて厳しい労働環境で汗水流して働いて納めてもらった税金という意識がある。これをどうして無駄に使えるのか。私も議員に当選してタックスイーターになった。視点を常にタックスペイヤーの側にもっておかなければならない。セブン−イレブンの店をみて、身の引き締まる思いがした。

その後、市役所。会派市民クラブのパソコンがウイルスに感染したという。最近、私にも毎日多数のウイルス感染メールが届いている。嫌な時代だ。パソコンの修復を少し。WIN98でCPUやメモリー容量も十分ではない。会派で新パソコンの購入を検討するようだ。

その後、来訪者や同僚議員と懇談。家島町宮区会の夏祭りの案内が姫路市議にも届いたという。合併まで「あと250日」。

その後、議会事務局。他市の市議会の委員長から姫路市視察受け入れの御礼を頂いた。手配頂いた事に感謝。その後、同僚議員と打合せ。その後、経理課。落札率と完成工事評定(検査点数)のデータ確認など。

最近、国や道路公団、他都市などで談合の立件や契約の適正化についての報道が相次いでいる。適正化にしても議会主導では進みにくい分野(一般市議会では特に厳しい)。施策の転換についても他都市の先進事例もあるとはいえ、政治マターである。他都市では”天の声”を発して逮捕されるようなこともあった。

ただし、入札改革という対症療法だけでなく、まずコンプライアンス制度や文書化要綱などの普遍的な透明化・行政職員保護施策を導入しておいた上で、行政として取り組むべき課題ではないだろうか。契約関係を更に一元化して室制とし、直接の責任者を部長級の室長にするなどの組織改革もいずれ検討しなければならないかもしれない。いずれにしろ、市場原理の更なる導入には多くのハレーションをうむ。しがらみを排除する強い信念がなければとうてい実施できるものではない。

その後、議会控室。その後、市バスで姫路。姫路におけるある分野の第一人者と市政懇談会。従前からこの方との懇談会が懸案事項であったが、ようやく時間が取れた。政令指定都市制度やキャスティ21計画、姫路駅高架問題等について意見交換。できるかぎり実情を含めてお話させていただいた。お会いしたのは初めてだったが、大学の話などでも盛り上がり、お店の人から閉店時間を言われるまで時間を忘れるほどだった。満天。

  市政懇談会で勉強させて頂いた
07/21 (木)

kocchi.gif 自宅で作業。クールビズとはいえ、議会控室の温度設定は28℃。自宅でクーラーを効かせた方が快適。冬場は、コートも着ないし、暖房もそんなに必要ないが、逆に夏場に弱い。体重が増えて以降、そんな体質になった。とはいえ、SOHOという訳にもいかない。議会内外では入ってくる情報量が違う。すみれのカップラーメンの昼食。

その後、播但線で姫路駅。時間があったので、高架の工事状況を見学。その後、市バスで市役所。昨日残した作業を継続。その後、控室に管理職某氏が来訪。部屋に入るやいなや私を見て、指摘あり。散髪した日曜以来髪型を少し変えていたのだが、要は似合わないということらしい。いい話をして頂いたので、多少内緒の話もしておいた。苦言こそ歓迎である(笑)。

その後、姫路市の「国や県に対する予算編成要望書」に目を通す。地域の方からも要望頂いている国道312号線拡幅等の工事延伸も記載されている。姫路市にとって最重要の案件のみ記載しているということなので期待したい。この312号線にしても県管理の国道であるが、住民の方が全て、道路の管理主体が国・県・市にわかれているということを知っているわけではない。基礎自治体やその議員が一定の窓口になるということは、権限云々の問題とは別としてある種の義務のようなものと認識しなければならない。

その後、市役所の館内放送で光化学スモッグ注意報が発令との情報。市政記者の皆さんとも話したが、どうやらこの事務は県の管轄のようだ。平成14年以来3年ぶりの発令らしい。Kさんと四方山話。私が市政懇談会で使った店のオーナーが同級生という。世間は狭い。

その後、日程調整など。来週も他都市の議員受入れ、姫路→東京→鳥取出張その他きつい日程だ。その後、同僚議員と懇談。その後、市バスで姫路。小溝筋手前ののんたくんた。二段ベッドを活用したような客席。関係者某氏と市政懇談会。意見交換や情報交換。市政から国政・県政まで幅広い情報収集と高い見識、人脈も豊富。権力や強いものに対しては批判的なスタンスである。昔気質のところもある。今日も時間を忘れ、閉店時間を知らされるまで大いに懇談。改めて、この方を敵に回すと恐いと思った。

終了後、徒歩で京口は幸町。長浜。旧知の店員から「テレビで見ました。ラーメン食べてましたね」と。姫路ケーブルテレビWINKの「今、輝いています」という番組のことようだ。先週まで希望軒が取り上げられていたが、市役所前店の取材時に映っていたらしい。同じラーメン業界のいずれも人気店。ライバル視しているのかもしれない。しかし驚いた。

  星空を見上げて−砥堀小天文教室−
07/22 (金)

puri2.gif 午前中は自宅で作業。教育関係者からの支援依頼に対応。個人的な相談にも対応。また、電話で資料請求など。

その後、播但線で姫路。市バスで市役所。市民クラブOBのU元議員、同僚議員らが懇談中。皆さん暑くてしょうがないと口々にこぼしている。シャンカルで日替わりカレーの昼食。

その後、建設局街路建設課を通して、昨日も触れた県管理の国道312号線の拡幅等の事業進捗状況を念のため確認。昨年も同じことを聞いた。実は10年も前からの懸案で、結局のところ進捗していない。今日は、役所外の関係者をはじめ複数の方から総合的に話を聞いたが、最終的には「公共の福祉」と私権の問題に行き着いた。今後の社会のあり方としては前者重視となるのだろうが、ことはそう簡単ではない。ただし、通学路の問題でもあるだけにこれ以上待っているわけにもいかない。

その後、議会事務局調査課。いろいろ。私は4年任期で市民と契約していると思っている。成果に理解を得られなければ再契約はない。2年を切った議員任期の中で結果を残さなければならない。

その後、Sさん、Kさん、Tくんらと雑談。政治・経済だけでなく家庭や学生さんら様々な方と出会ったり話したりするが、最近ではTくんが一番印象に残る人だ。その後、ホームページ一部修正。その後、車で自宅。着替えた後、播但連絡道を使って福崎町。関係者をはじめ多くの方と一緒。

その後、一般道で姫路方面へ。友人をピックアップし砥堀小学校。20時より砥堀公民館の主催で国立明石天文台学芸員Iさんを講師とする「星を見る会」。ほとんどが親子づれで参加。木星やベガなどの一等星をはじめ、北斗七星などを解説つきで観測。Iさんは新たな星を発見し、自ら命名もしている。自身も子供の頃、ここで天体を見て、その道を志したという。

小学校は昨日から夏休み中だが、夜間の開催だけに、学校の先生方やPTA役員、自治会役員の方々の警備等の協力で実施できたようだ。ありがたいことである。Iさんの話では「姫路科学館は明石にひけをとらない全国レベル」という。石見市長にも是非力を入れてほしいと語っておられた。市長が京大の宇宙物理学科出身らしく、天文の世界では大変な権威があるということなのだそうだ。確かに名前を聞くだけでも凄い学科である。新聞取材もあった。


産経新聞姫路版050724


その後、再度自宅。更に外出。久助。話したいことがあるということだった。内容や大きさは違うかもしれないが悩みはある。何かしらの役に立てればと思う。今度は更に深く聞きたいと思う。

最近、メールや手紙等でご意見や質問を頂いていますが返答が遅れているものがあります。順次鋭意取り組んでいますのでご理解よろしくお願いします。

  姫路でおもてなし
07/23 (土)

hare.gif 播但線で姫路。山陽百貨店で開店と同時に買い出しなど。葬儀のため、東京から今朝来姫した大学同級生のGくんと山陽電車姫路駅で待ち合わせ、白浜の宮駅。Iさん、Nさんとタクシーに乗り合わせ、ヤマサ海の家。夏恒例の姫路早稲田倶楽部ビアパーティー。

OBのほか家族の皆さんや会社の家族の皆さんなど多くの参加で盛況。ビンゴゲームでは、運良く運動靴が当たったのでGくんに進呈。いろんな世界の方と話をした。

終了後、徒歩で佐川急便を経由して白浜の宮駅。山陽電車で姫路。ハマモトコーヒー。その後、イーグレ姫路の姫路城天然温泉播州しらさぎの湯に案内。「裸で世界遺産が見えるところは全国でもないだろう」と風呂から姫路城が見えることに結構感動してくれた。観光客らしいお客さんはあまり見受けられないが、結構お勧めである。その後、播但線で一旦自宅。的野。Gくんとは、日頃の四方山話のほか、東京の話も聞かせてもらった。実は芸能関係でも大変お世話になっている。大河ドラマ義経のロケ現場のタッキーこと滝沢くんの話も聞けた。こういう分野は人脈が全て。ありがたい。

  姫路でおもてなし2日目
07/24 (日)

acchi.gif 自宅で朝食など。Gくんと自宅にて少し懇談した後、昼ごろに車で姫路駅前。小溝筋脇の南風。東京にはないものをオーダー(ホルモンうどん、たこ焼き、そば飯)。その後、お土産の買物等に同行。フェスタなど。その後、見送る。夫婦共に大変お世話になった。その後、自宅。少し調べもの。と眠ってしまった…。

その後、TVで「ウルルン滞在期」、続いて「情熱大陸」。いずれも毎日放送製作。後者は大阪フィルの朝比奈隆さんの死後、後継指揮者を任された大植英次さんが取り上げられていた。各界で活躍中の人を追いかけた現在進行形の伝記のような番組。葉加瀬太郎の音楽もいい。頑張ろうという気にさせる。

  河田恵昭京都大学教授の防災講演を聞いて
07/25 (月)

kocchi.gif 車で姫路駅前。山陽電車姫路駅前で定例の朝の街頭演説。M代議士、K県議、K秘書、Aさん、Yさん。M代議士の東大の後輩という岡山2区の津村啓介代議士の秘書Nさんもビラ配りを手伝ってくれた。津村事務所では、地元6名の秘書全員がこの7月中に全国に散って先輩議員のもとで勉強するという(津村代議士のHPより)。当選1回の事務所だけにOJTといったところだろう。いい発想だと思う。

今日は、先日中間発表された多目的ドーム系ホールの代替施設問題について。市民の方から言葉がわかりにくいとの声を頂いたので、「ドーム(形状)」「ホール(会館)」と「コンベンション(会議)」という外国語の使い方について少し説明。同じ名詞だが、施設の形状と目的を表す言葉が混在している。言葉の使い方と説明責任、政策転換が必要である。全て現在の政治で大切だとされており、これらを丁寧に行って施策を進めていくことが王道だと思う。パブリックコメントはお墨付きではない。新しい発想や知恵が出て初めて効果があるといえる。旧ドーム系ホールの時にも実施したパブリックコメントでは、多数意見が結果には何の影響も与えなかった。

終了後、車で駅南大路沿いの喫茶クレヨン。懇談。その後、市役所。会派市民クラブのO会長、K幹事長と来年度予算要望等について打ち合わせ。これまでの進捗状況を全て確認し精査した上で、再来月に委員で合宿研修をする予定。予算要望の方法については私にも腹案がある。

その後、車で姫路キャッスルホテル。昼食弁当を食べつつ、医師会役員の某氏と懇談。私が総務経済委員会の役員を交代したことを知っておられた。その後、播磨政経懇話会の例会。今回の講師は河田恵昭京都大学教授。

昨年の台風被害の状況や地球温暖化による海温上昇との関係をはじめとして、南海地震や山崎断層直下型地震について、播磨地域の実情に即してわかりやすく説明された。最近の河川にしても、堤防の手入れ放置の状況や河床上昇、中洲域の木によるダム化などの問題を抱えているほか、気候変化によるそもそもの計画高水量の見直しが必要という指摘も(どこかにも当てはまるたような話)。

また、中央防災会議で示されたという震度や津波のシミュレーションなどは、認識の甘い私などにとっては衝撃的だった。その他、災害後の復興事業などでも先進的な意見提案も多く、非常に勉強になった。

先日も大阪市長に呼ばれて市長室で直接進言したと語っておられたが、播磨政経懇話会は経済界の出席者がほとんどで、話を聞き参考になると思ってもそれで終わってしまう。専門的かつ高度な知識に裏付けられながら、話が具体的でわかりやすいので、姫路市防災会議の研修や日頃直接事務を担当していないが、災害時に担当する方などに対して意識を高めるためにお呼びしたら大変にためになると思う(今回も姫路市消防局の担当者は出席されていた)。

その後、再度市役所。来訪者などと懇談。悩み相談も。傍観していたが、直接介入する時期が近づいているようだ。その他、窓口の現場の声を聞くなど知識集約。

その後、手柄のM代議士事務所。民主党姫路総支部の幹事会。冒頭司会。M代議士からは郵政民営化法案の行方、すなわち解散について現状説明があった。いずれにしろ、準備をしておくということで幹事一同で一致。その他、政治的な争点についても議論。今朝の演説ではないが、キャスティ21計画についても多くの意見が出た。心配する関係者には政治的な状況を説明しておいた。時間は限られているが、物言えば次は厳しくなる。政治的な判断として次のはもう少し待ちたい。

  宇都宮市議の先輩から学ぶ!
07/26 (火)

mail.gif 自宅で作業。その後、播但線で姫路。みどりの窓口で切符を購入。その後、市バスで市役所。三井住友銀行。政治勘定口座の取引履歴をみて驚く。勘定の収入といってもほぼ全て議員報酬が原資だが、相当な支出過多になっている。このままでは先が思いやられるし、他人を誘うときのネックになりかねない。

その後、新人議員勉強会03会。今回はオフレコ約束の市政懇談会。大変勉強になったし、前向きないい話も聞けた。是々非々の立場にいる私も、是の方に立ちたいのが本音。昨日も書いたが、しばらく見守りたい。

その後、外部の方と日程調整など。その後、職員の方が控室に来訪。議会について職員からは見えない部分について話す。その後、知人と立ち話。怒っていた。

その後、議会の委員会行政視察のため来姫中の宇都宮市議会議員と合流。懇談。党は違ってしまったが、大変真面目な元代議士秘書で大学時代からお世話になっている。家庭のことを含めていろいろアドバイス頂いた。

議員としての成果の上げ方、職員の方や報道機関との接し方など参考になる話も。温厚そのものの方だが、市役所内で怒鳴ったことが2回だけあるという。これには驚く。次回はお子さんをつれて浴衣祭りの時に来たいということだった。自宅にて遅い夕食。

  永田町へ
07/27 (水)

kocchi.gif 播但線で姫路。新幹線で東京。丸の内線で国会議事堂前。永田町のキャピトル東急ホテル。キャピトル東急といえば、総理官邸や国会議員会館のすぐ裏にあり、隣は旧竹下派やA自民党参議院議員会長の個人事務所のあるTBRビルというような永田町のホテル。最近では郵政民営化反対派の会合も開かれたりする国会議員御用達のホテルの一つである。当日インターネット予約プランで偶然空きがあったため少し安く宿泊。

ホテル内には小泉総理の通う村儀理容室もある(小泉総理の場合、2週間に1度散髪に来るという。そう言えば、私も議員会館の地下散髪屋で散髪している時に、当時の羽田総理が偶然来て真横で散髪したことがある。SPも理髪室には入らなかった。唯一といってもいいほどのリラックスタイムなのだと思う。ちなみに議員会館の散髪は3000円だった)。ホテル前に”黒澤”という映画監督黒澤明の息子さんが経営する蕎麦屋があるのだが、今日は小泉総理とマスコミ各社の政治部長経験者の夕食懇談会があるということで、マスコミの皆さんが取材の準備をしていた。


部屋から総理官邸を望む


永田町天竹前で待ち合わせ。議員会館で働く知人秘書が結構通っていった。行き先は大体わかっている(笑)。自民党のN国対委員長もとある料亭に消えていった。タクシーで赤坂の一龍。学生時代や旧党時代からお世話になっている民主党本部の先輩方と夕食懇談。民主党の現状から個人的な事柄まで。最後は私に対して”気合”をいれて頂いた。いつも節々でアドバイスを頂いている。感謝。その後、友人の代議士秘書と合流。遅くまで懇談。事務所でトラブルが発生したようで、珍しく意気消沈していた。揚州商人。

  (独立行政法人)国際交流基金にて第三者評価を受ける!
07/28 (木)

hare.gif ホテルをチェックアウト。徒歩で衆議院第二議員会館。同級生の代議士秘書Aちゃんと待ち合わせ、衆議院の第一別館。I先輩も合流。今日は衆議院拉致問題特別委員会が開会中。韓国に亡命中の元北朝鮮工作員安明進氏が参考人として出席するということでマスコミも注目の委員会。最近テレビタックルによく出ている安住淳代議士や野田聖子代議士の姿も。

その別館内の「茜」。茜は国会内では美味しいということで有名なカレー専門店。枝豆カレーを食べつつ懇談。仕事の話だけでなく赤ちゃんの育児の様子など近況も聞けた。地方出身で共働きというAちゃんだが、実はほとんどの国会議員事務所には出産休暇制度などない。国会議員には出産休暇が認められたのだが秘書にはないまま。今後もないままだろう。今は保育園とベビーシッターさんを併用しながら夜遅くなっても仕事をこなしている。理解ある代議士と同僚秘書のおかげという。共通の知人で退職した同級生秘書の話もあった。社風と言うより事業所の規模が大きく左右していると思うが、自己責任というより、いかにこの差を埋めるかが政治に課せられた課題ではないだろうか。国会議員事務所などまさに個人商店で零細企業と同じ。衆院選挙関係の資料ももらった。

その後、奥田事務所時代よく使った衆議院第一議員会館の和(かず)。I先輩と様々な問題について懇談。I先輩には独身時代から公私共に大変にお世話になってきた。その後、参議院議員会館。民主党のI参議院国会対策委員長の事務所。郵政法案の野党側の陣頭指揮をとっている議員だけに、フジテレビの記者が取材していた。政策秘書のHさんと久方振りに懇談。以前より増してお元気そうである。何事にも前向きがいいらしい。

その後、永田町を後にしてタクシーで六本木。アーク森ビル。(独立行政法人)国際交流基金の日米センター事務所。(財団法人)日本国際交流センターの補助事業のプログラム評価のための意見交換会。補助金支給の存廃を決めるために、第三者評価を含めた事業の評価がされる。今回は日米安保の専門家でもある同志社大学の村田晃嗣教授が第三者評価委員を務めるということで、私を含めた11名と意見交換を行った。私の党本部時代の後輩でもあるM代議士も参加。代議士会でも目立っているという話や新聞の政治面でも名前が載ったりしているが、久方振りに会ったが元気そうで風格も出ていた。自民党のH女史ら友人をはじめ、Iさんら政令市議ら、民主党からは西村真吾、長島昭久代議士秘書やW山形県議、M愛知県議、公明党からはI公明新聞論説副部長らが参加。教授からはメリット・デメリットや派遣後の日米交流について質問があった。

私からは質問されたこととは別に、特に政党推薦枠以外に1名程度の公募枠を設けてはどうかという提案と、国際交流というより民主主義の供給源としての日米関係という観点から、アメリカ派遣にかかる資金の出し手を公的資金で担保しておくべきという意見を出しておいた。海外派遣だけではなく、民間や個人でのヒモなし献金がほとんどない日本においては、政治資金の公費負担によって透明化を担保し、一度政治浄化をして国民の政治不信を解消する必要があると思っている。終了後、参加者と日本国際交流センターのY女史、Mさん、国際交流基金のスタッフを交えて夕食懇談。その後、タクシーで東京駅。寝台特急出雲に乗車。鳥取へ向かう。


寝台特急「出雲」

  昨年に引き続き、「鳥取自立塾」へ入塾!!
07/29 (金)

acchi.gif 特急出雲(ブルートレイン)のB寝台は上下二段。向かいにも寝台があるため満員の場合1セルに4人が入ることになるが、最近は新幹線のスピードアップや飛行機の利用が増え、寝台の人気は低調らしい。上段には誰も乗っていなかった。私のようにどんなところでもすぐに寝る人間でも途中何回か振動で目を覚ました。その後、6時すぎに城崎温泉駅で途中下車。駅にほど近い駅舎温泉さとの湯。駅舎温泉とは旧駅舎を模したということらしい。休憩所でパソコンを使わせて頂き、少し作業。その後、駅で駅弁かにずしを買い求め、普通列車に乗車。余部鉄橋を越え鳥取へ。


コンクリート橋になってしまう「余部鉄橋」(工事中)


到着後、鳥取市最大の商店街である鳥取本通商店街を歩く。鳥取駅前から鳥取城跡・県庁まで約1.5kmの若狭街道の両脇にアーケード付きの商店街が続いている。金曜日の昼前だが、歩いている人はまばら。市役所や県庁前に近づいてようやく昼休みの職員がちらほらといった感じである。シャッターが閉まっているところはさほどないが、公共部門で働いている方がいなければ大変なことになるだろう。途中、今年4月にオープンしたばかりの「パレットとっとり」なる施設を発見。JAの農産物直売所と飲食店、市民交流室が施設内にあるということで、外観を含めて旧姫路ひろめ市場に非常によく似ている。客はまばらで飲食施設の一つに回転寿司屋さんがあったが、卵焼きしかレーンに回っていなかった。ということで入れなかった…。市も支援しているようだが、地方都市の中心市街地の再活性化が難しいことがわかる。

そのまま、鳥取県庁。高校の同級生も一人ここで働いている。優秀なリーダーのもとで働くということは、逆に職員にとっては辛いことも多いはず。いまそういう時代。第二庁舎最上階の県庁食堂。鳥取城跡や甲子園に出場する鳥取西高(旧制鳥取中学)を見ながらカレー。食堂のメニューに玉子料理が多いのだが、全て鳥取県産の玉子。地産地消ということらしい。

その後、隣接の県民文化会館。片山善博鳥取県知事を塾長とする鳥取自立塾。昨年の第一回にも参加させて頂いた。私も改革派知事と呼ばれる知事や市長の取り組みや実績をこれまで多く見聞きしてきたが、片山知事が最も優秀であると思うし尊敬している。会場も満席。通常の行政視察は相互主義もあり、費用という概念はないが、この勉強会は参加費を払って参加している。それが全国から800人余り。

片山知事の開会挨拶の後、まず山口二郎北海道大学教授の基調講演。社会のあり方、方向性についての政治学の観点からの理論を学ぶ。大いに勉強になる。その後、改革派市長として先進施策の導入で有名な石田芳弘犬山市長の教育改革の分科会を選択。「市(町村)でも教育を変えられる」と宣言し、それを実践しておられる。人口7万4千人の市が独自の教育改革に取り組むことができた理由について、経緯や取り組みを実例を交えて説明していただいた。非常に勉強になった。その後、質疑応答など。1日目のスケジュールはこれで終了。その後、バスでホテル。その後、笹すし。偶然遭遇の日本銀行鳥取事務所長らと懇談しつつ、のどぐろ、岩がきなどを食す。

地域の自立と再生をめざす「第2回鳥取自立塾」の概要(公式HP)
http://www.pref.tottori.jp/kikakubu/jiritu/H17jiritujyukugairyaku/

山口二郎北海道大学大学院法学研究科教授の基調講演資料・竹内メモ
http://takesan.cocolog-nifty.com/uproad/yamaguchi.pdf

石田芳弘愛知県犬山市長による「教育改革」分科会資料・竹内メモ
http://takesan.cocolog-nifty.com/uproad/ishida.pdf

地元紙 日本海新聞の報道
http://www.nnn.co.jp/news/050730/20050730002.html

  鳥取自立塾2日目!!
07/30 (土)

puri.gif ホテルをチェックアウト後、タクシーで県民文化会館。鳥取自立塾2日目。パネルディスカッション。片山知事、山口北大教授のほか、新たに増田寛也岩手県知事、石原多賀子金沢市教育長、福嶋浩彦我孫子市長がパネリスト参加。

全国知事会の会長選挙にも立候補した増田知事の林業についての取り組みや、金沢市という中核市で、様々な軋轢を乗り越えて、教育改革に取り組んでいる元大学教授(政治任用)出身の石原教育長(女性)の取り組みの話が中心だった。いずれも下記ファイルの通りだが、非常に勉強になった。責任者のよりよくしようという”意欲”が全てという。意欲がなかったり、現状を肯定するだけの立場にいては、何もできないということだった。全く同感である。

パネルディスカッション(2日目)竹内メモ
http://takesan.cocolog-nifty.com/uproad/discussion.pdf


地元紙 日本海新聞の報道(2日目)
http://www.nnn.co.jp/news/050731/20050731005.html



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