Web版ひであき日記

2005年02月

  岐阜市の補助金改革を学ぶ
02/01 (火)

acchi.gif マイクロバスで岐阜市議会事務局。今回の視察の主目的である「補助金改革について」。度々引用したY助役の本会議答弁でも、補助金改革の必要性について言及されているが、岐阜市では三井物産出身の新市長がトップダウンで着手したという。

補助金一覧表では、姫路市でも問題になっている互助会補助を筆頭に市単独補助金全ての内容を外部委員が検討を加え、客観的にその廃止や削減等の見直しについて議論し、改革案をまとめたという。もちろん、実施責任は市長。審議会の提言でも実施しなかったものもある。

昨年の会派視察で訪問した千葉県の我孫子市の補助金一旦白紙・市民審査方式と比較してみると、都市の規模が異なる(岐阜市は姫路市と同じ中核市)ものの、補助金の評価を職員や議員を排除し、利害関係者を除いた第三者有識者だけで行っているのが特徴。

ただし、我孫子市では一旦白紙にした上で、全て新たに申請ということで、これまで補助金の支給がなかった新たな事業にも門戸を開いている。このあたりは、本会議質問でも提案したいが、当市の実情に合わせた両市のいい制度を組み合わせた制度を提案したい。「新たな市民参画としがらみの排除」のための補助金改革。コストカットという論点にとどまらない重要な市政の課題と認識したい。多少、立ち入った質問もさせて頂いた。ご協力に感謝したい。

その後、マイクロバスで岐阜駅。同僚議員と昼食懇談。その後、新快速で名古屋。のぞみで京都。乗り換えて姫路。U議員の車にどうじょうさせてもらい、市役所。たまっていた資料等に目を通す。市バス、播但線で帰宅。山積みの新聞や竹さん通信の返信、送付されてきた資料などが…。

その後、遅い時間に来訪者あり。様々な問題点や改革すべき事項について問題提起など。私に頑張ってもらいたいという。私に期待していただいたことは意気に感じてやるし、そのままにしない。頑張りたい。

  雪の中を
02/02 (水)

yuki.gif 視察中の新聞や資料等に目を通す。雪が止んでから、竹さん通信ポスティング。寒さに今年初めてコートを着る。今日は、田んぼも多い地域。夕方でも雪が残っていた。

今日も配布中、犬の散歩をされていた方から大変厳しい声を頂いた。…。ポスティングは本当の市井の声を聞くいい機会。多くの方に手伝ってもらっているが、やはり自分で配布することが原点。

  姫路駅前捕り物帳
02/03 (木)

acchi.gif 自宅で作業の後、Rと竹さん通信4号ポスティング。何人かの知人と遭遇。昨日に引き続き、厳しい意見を聞いた。昼食抜き。

その後、市役所。同僚議員と懇談。その後、兵庫県姫路労働会館。Y相談役に送って頂く。連合兵庫姫路地域協議会地協委員会。多くの来賓の方々の挨拶を拝聴。その後、神戸から来訪のNさんらと懇談。

帰宅途中、パトカーに追われている人を発見。はじめは自転車で、途中から乗り捨てて逃走。パトカーから降りた警察官が追いかけて、みゆき通り手前で確保。安堵。しかし、私よりかなり年配の警察官の方だったが、その追いかけて走るスピードの速いこと。さすがというべきか。

  「日本を今一度、洗濯いたし申し候」(坂本龍馬)
02/04 (金)

自転車で竹さん通信4号のポストティング。1軒1軒の距離が少し離れているため、自転車の選択が正しかった。その昔、東京の渋谷でポスティングをしたこともあるが、人口密集の関係で効率よく配布できたことを思い出す。

周辺町村との合併で岐阜県の新高山市は東京都と同程度の面積になったという。域内の行政運営も大変だと思う。数年後、合併結果を検証する報道等があろう。「役場が遠くなった」「旧町役場周辺が寂れ、商店も市の中心に行ってしまった」「合併しないほうがよかった」という声を紹介する記事が出るのが目に見える。合併による行政の効率化によってもたらされる負の部分。負の部分ではあるが、誰かが痛みを甘受しないとこの国自体がもたなくなったということだろう。その意味では、国自体のリストラは遅れている。ただし、国のリストラは政権交代がなければ無理。昼食抜き。

予定区域を終え、Rの運転で市役所。同僚議員の情報話を拝聴。その後、各種調査。合併を期に各種データから姫路市を洗い直す。27歳の時に『日本を今一度、洗濯いたし申し候』と書いたのは、かの坂本龍馬だが、百年以上前に彼が主張したことが今の状況でも当てはまる。市の現状を全て把握し、一度客観的に論じる必要がある。財政・税・そして補助金、議会…。

人のせいには出来ない。責任者は選挙で選ばれているからだ。政治に対する関心を高め、有為の人材に選挙に出てもらう。全て人。と、いつの間にか21時。仕事の遅さに本当に腹が立つ。

  お餅つきのボランティア活動に参加
02/05 (土)

kocchi.gif 民主党兵庫県連幹事会を欠席。N労の皆さんと児童養護施設でボランティア活動。お餅つき。もち米は40kg。途中、子どもたちから肩車やおんぶなどを求められ一緒に遊ぶ。

様々な事情で親と離れて生活している子どもたち。きなこやあんこをつけて餅をほおばる子どもたちの姿。まさに、初心に帰る。政治に関わる人間は歪な環境に陥りやすい。常にリセットが必要だ。自分が議員に選ばれたことの意味、その役割を再認識する。子どもたちの未来を明るいものにしたい。不平等な歪んだ社会の再構築。政治の責任は重い。終了後、日赤病院前の錦でうどん。

  松本代議士後援会「たけあき倶楽部」新春の集い
02/06 (日)

puri.gif 先日取り上げた「洗濯」資料の作成。まず情報の入手や調査事項から。まず政治に関わるものの情報公開とその適正化、市民に信頼される"公"のあり方について。鳥取県の片山知事の取り組みが参考になる。彼の主催する塾に行ったことがあるが、理論だけでなく、実行力もある。旧自治省のキャリア官僚出身。彼のような人材はどこにいる。

その後、姫路市美術館。松岡映丘とふるさとの美術。美術館ボランティアの方が運営の協力をしてくださっている。ありがたいこと。

その後、Rの運転で姫路キャッスルホテル。松本たけあき代議士の後援会「たけあき倶楽部」新春の集い。岡山2区の代議士で松本代議士の東大の後輩でもある津村啓介代議士も参加。私の友人Sさんも選挙をお手伝いした33歳の若さ溢れる方。会は、ボランティア登録メンバーの皆さんの「マツタケ(マツモトタケアキの略)サンバ」の披露もあるなど終始和やかだった。

最近、私も苦言を聞くことが多かったが、今日は期待の声を多数頂いた。ありがたいことだ。私が議会でいじめられているという話をする方もいた(苦笑)。確かに、同じ考えの方は少ないかもしれない。「至誠天に通ず」ではないが、信じて邁進するのみ。両親、伯父夫妻も参加。感謝。

  今年は県知事選挙の年
02/07 (月)

puri2.gif R運転の車で姫路駅前。最近、手持ちの資料が極端に多くなっているため、公共交通機関では長距離を動けなくなっている…。紙袋を持つこともすっかり板についた。

山陽電車駅前で民主党朝の街頭演説。県知事選挙について。三位一体の改革でも活躍しているが改革派知事が有名。なじみは少ないが、県知事は本当は重要な役職だ。民主党の推薦云々も軽々には決められない。Yさん、Oさんにボランティアで手伝って頂く。通りすがりのNさんも出張前に立ち寄って下さる。終了後、そのまま街宣車に乗って手柄のM代議士事務所。市政懇談会の時間は取れず。申し訳ない。

K県議、K事務局長、O秘書と民主党姫路総支部運営について打ち合わせ。のちM代議士合流。党大会、党員サポーター募集。その後、O秘書の車に同乗し市役所。同僚議員と懇談。昼食抜き。議会事務局など。その後、某課長と打ち合わせ。その後、再度、市民クラブの同僚議員。その後、合併特例債問題について、各町に約100億円ずつ配分するという趣旨の話があったようだ。新市建設計画に基づいて必要な整備をしていくというのが筋だと思うが、こういう話が出ても驚かなくなった。「合併の潤滑油」という言葉が全て。その後、各種調査など。久方振りに遅くまで。市役所も真っ暗。タクシーで帰宅。

  合併協定調印式、無事終了!!
02/08 (火)

box.gif タクシーで姫路キャッスルホテル。各町との法定合併協議会(香寺町・安富町・夢前町・家島町)の合併協定の調印式。松本代議士や井戸兵庫県知事をはじめ多くの来賓を招き、各市町の議員の多くも出席するなど、歓迎ムードで開催。衆院の選挙区画定について触れた方も…。

最終的に意思決定をするのは議会だが、姫路市議会の情勢としては、今日の調印式に出席しなかった1会派が反対の意思表示を出す可能性があるだけ。賛成多数で可決されるだろう。私が合併を推進するそもそもの理由は行革。特別職の大幅なリストラ、合併特例区という国県市特例区という4層構造にならないことはそれに資すると思う。交渉の経過の中で、姫路市政の問題点がよくわかった。行政の財産や出資、所有する証券類、補助金などほぼ全ての内容も公開された。

その後、行政課などを訪問。各種雑談。その後、姫路の洗濯の続き。民意の反映、市政の参画の基本は選挙や納税。情報が公開されていてなお、変えようとしなければその責任は自らが受けることになる。昼食は市役所南のモスバーガー。

その後、市幹部と市政懇談会。様々な問題点について議論。変えようの実践や大阪市関係の話。給与を高くして人材を確保するという正論も聞かせていただいた。表で堂々とやることには賛成だ。成果や役職・能力に応じ、給与や賞与で報いることは当然。しかし、幹部でもよくわからないこともあるようだ。幹部職員が知らないことをどうして市民が知ることができるのだろうか。情報はどこで止まっているのか。「姫路の洗濯」。前途多難だ。

  行政不信がもたらす損失を回避したい
02/09 (水)

午前中は自宅で作業。車で市役所。同僚議員らと懇談。各種作業など。そう言えば、議会の問題についてHPで公開したが、あまり注目されていない。条例の問題など、議会自らも責任をとらなければならない問題もある。これも初の情報公開だと思う。調査によって、更に重大な問題もあった。議会にも関係する問題は、全て公表する。

私が思うことは、姫路市では議会の力が強いということが言われているが、それは、声が大きいという意味で、実は全てを理解したうえで執行しているのは優秀な職員の方だということだ。条例制定時にチェック機能が働かなかった議会の責任も重い。当然、私にもその責任はある。洗濯…。

議会改革について

自ら批判を甘んじて受けて、中身を取るという覚悟の方もいた。ある意味では男気なのかもしれない。正義を貫くなら素晴らしいことだ。しかし、理解を得られない措置と知っていながら、強行突破をはかるという姿勢は極めて残念。これを最終的に議決するのは政治の責任。議員の責任も問われる。

残念だが、権限を持ったTOPは情報を知った上で決済したのか?もし知っていてそうしたなら、これ以上、どんな改革をしても何も本質的なことは変わらない。権限を持った人が、変えようとしないのに何を変えるのか。

直接市民と接する、税の徴収や滞納整理で苦労している職員や国保や生保の窓口で市民と直接接する若い職員のことを考えた上で、それでもなお、自分たちだけよければいいという選択をしたのか。いくら私が正式な議会で発言しても変わらないのに、一方で報道の対象となると変えようとする。記者会見でも開くほかないのだろうか。

NHKの問題では、数千万円の不正が発覚したことやトップの責任問題で受信料支払拒否が続出した。行政の場合、「納税」は拒否することはできない、義務だからである。納税者に対して更に重い責任があるにもかかわらずお手盛りを残そうとする。労働組合の責任にすることも間違いだ。労組が待遇を上げる要求をするのはその存在意義からして当然。決済した側の責任こそ問われるべきだ。

時に、行政暴力まがいの不当な罵倒をうけ、泣き寝入りしている職員の方がいることも知っている。そんなことに思いを致した上で、今回の措置を決めたなら、それは一つの間違った決断だと理解する。

私は、正義と思えば、政治信念として、しがらみを断ち切って仕事をしてきた。人間として後ろ指をさされるような行為は嫌いだし、自分のことを棚にあげて批判することも嫌だ。ただし、今回の措置は、私のそうした思いをすべて無にする行為だ。

大阪市のカラ残業をはじめとする各種の問題が引き起こした行政に対する不信は、市民参画やボランティア活動、納税に対しても大きな影響を与えているだろう。その損失ははかり知れない。行政不信となる前に自浄作用を発揮してもらいたいと願う私はまだ青いのだろうか。

市民クラブの定例議会の本会議の質問バッターになることも決定。資料等の精査など。市民向けのポーズより本格的な制度改革につながることからは逃げる。大衆迎合なんて言いたくないが、こちらは政治の責任だけに、遠慮するつもりはない。

  井の中の蛙が「天の高さを知る」かどうか
02/10 (木)

puri2.gif 播但線、市バスで市役所。議会事務局など。昼食は市役所南のモスバーガー。その後、同僚市議らと懇談。質問内容についても少し話す。

その後、職員の方が何人か訪ねてこられたので話す。HPの内容等についての意見や疑問について。受益者であっても何も知らない方ばかり。「後ろ指を差されるような仕事はしたくない。きれいにしてください」という若い職員の意見もあった。いずれにしろ、全て洗濯の対象にさせてもらう。

退勤後、市政関係者と懇談会。私より年は若い方ばかりだが、同世代で切磋琢磨しているようだ。羨ましい。政治をよくするという考えも同じ。いろいろな話を聞かせてもらった。公平・公正な社会を構築するにはこういった方々の頑張りが大切だ。私よりはるかに革新的な方も。また、変な話も聞いた。「井の中の蛙」ということわざは有名だが、その後に「されど、天の高さを知る」というフォローの言葉がある場合がある。そのフォローの言葉の有無には天と地ほどの開きがある。

  留守番
02/11 (金)

実家の母、妹2人とRで出かけたため、雪之介と留守番。終日、自宅で作業。市民の方の電話相談なども。

  年金問題勉強会!
02/12 (土)

ame.gif 車で野里大日のコンティニュー。モーニングを食べつつ、市政懇談会。市政の問題点について。改善提案を受ける。その後、姫路駅。M代議士事務所のK事務局長から調査依頼。その後、山電西飾磨駅近くのフロマージュ。懇談。

その後、イトーヨーカ堂近くの夢前会館。連合地協政策フォーラム総会。その後、民主党兵庫県選出の辻泰弘参議院議員を講師として年金問題の勉強会。私も年金問題についてはHPで制度説明をしていたが、昨今論点整理がされ、ようやく問題点が集約されてきた。厚生年金・共済年金・国民年金の制度一元化、少子化対策(出生率向上)、納税者番号制(所得補足)、財源確保(消費税率UP)…。昨年の年金改革ではいずれも着手されなかった。単なる先送り施策でしかなかったということ。

その後、M代議士や党役員、連合役員を交えての懇談会。終了後、議員と懇談会。合併話など。

  意識改革…
02/13 (日)

少しの仮眠をはさみ、徹夜で各種調査、原稿作成など。能率も悪いし、HP検索により、先進事例や新たな課題がどんどん拡大する。このあたりが仕事が遅くなっている原因だし、期限を守れなくなっている理由だと思う。意識改革というのは難しい。

  平成17年度予算発表!!
02/14 (月)

少し仮眠の後、調査継続。その後、車で姫路駅前。定例朝の街頭演説。M代議士が衆議院予算委員会開会のため、持ち時間も多い。合併についてなど。その後、ビラ配りボランティアのYさん、Oさん、Kさんと地下商店街のビードロ。市政懇談会。お子さんの就職未定や学費工面等で大変らしい。

その後、市役所。同僚市議と懇談。その後、議会会議室。平成17年度予算大綱説明会。市長や助役、財政関係の幹部らが出席して、来年度予算の説明があった。

一般会計の総額は1808億円で前年より108億円減(5.6%)、特別会計は1377億円で(3.5%増)、企業会計は1972億円(2.1%減)となっている。一般会計の歳入(家計でいう収入)については、地価下落に伴う固定資産税の減収が続く一方で、企業の納める法人市民税の回復等により市税収入を0.2%増の830億円とし、景気低迷の下げ止まりを予想している。前年度、償還延伸のために発行した借換債の発行(86億)等が減り、市債(簡単に言えば借金)は39.2%減の178億円と昨年に比べ大幅に減少した。

歳出(支出)を目的別に見ると、人件費、扶助費などの義務的経費が11.3%減の762億円。道路等社会資本整備にかかる投資的経費は8%減の340億円となっており、今後の厳しい財政運営に備えた緊縮型の予算編成となっている。その他、特別会計や企業会計では、合併に伴い中播農業共済事務組合へ移行する「農業共済特別会計」が廃止されるほか、交通事業もバス事業の一部路線廃止に伴い規模が縮小した。

私の公約に関連する事項で言えば、中学校給食は現在3校の実施校が、来年度は9校で追加実施される。また、市民1人あたりの市債残高(借金)は約82万4千円(市債残3956億円/市民4,801,020人)となり、緊縮型予算とはいえ、現在のところ市債残を減らすというところまではいっていない。これについては、国の施策が大変遅れており、地方自治体だけが市債発行を抑制しても意味がないという考え(インフレ施策対策)のほか、更に地域経済が冷え込むのではという意見、また当初の市債償還計画に沿った次世代との負担均衡を求める意見もあること、高金利の前倒し償還が契約上難しいことも原因としてあるようだ。国保料の上限も51→53万円となるようだ。

互助会への予算投入も約1億円減るらしい(具体的な事業内容の精査は終っていないものの、来年度の予算枠を決めたようだ)。1年かけて見直し、再来年度から見直すという方針が市長の指示や新聞報道もあって転換がはかられたということだろう。トップダウンやマスコミ。権力構造という観点で言えば、当然のことだが、改めて勉強になった。

その他、市役所の機構改革も発表された。企画局が廃止され、「企画財政局」を新設。この下に政策経営部(旧政策審議室)、財政課(政策経営部の下へ)、税務部や情報化推進室を置き、企画部門と財政部門を統合するという大都市ではあまり見られない、エンジン・ブレーキの双方を1人の局長が責任を持つという大変な大型局が出来たということだ。”スピード感”が重要視された機構改革と見るべきで、ある意味で民間企業と同じだが、複式簿記で単年度実質収支が問われる民間企業と違い、財政が単式の公共会計では歯止めがかからなくなる場合もあり、大きな都市ではあまり採用されていない(姫路市では同様の理財局というものが昔あったらしい)。つまり、この企画財政局長は極めて強い力を持つということ。人材は豊富ということなので期待しよう。あわせて、行政システム改革本部も新設される。民間助役の出番もあるようだ。山特で見せた手腕というものを見せて頂こう。

午後、職員団体の方から各種説明を受ける。その後、市政記者クラブ。予算の中身について懇談。その後、控室に戻って「洗濯」調査など。ある案件については、2、3の案件を残してほぼ調査修了。納税者として立腹するようなことも多かったが、地方行政全体にその不信が広がり愕然とした。納税者がどれだけ無駄な税金を納めてきたか。

最近思うことは、国会レベル(720人/1億2千万人)でようやく、政治主導が形だけでなく内容を伴って進みつつあるということ。真の政治主導のバロメーターは行政側の若い官僚(職員)が議員に転じるかどうか。公のためにもてる力を発揮したいという原点は同じとして、官僚(職員)の方が権力が多い、年をとって出世して権限を持ちたい、選挙はしんどい、生活の安定を望む、家族が反対する。いろいろあるが、地方議会全体が夜明け前。連日、モチベーションの下がることばかりが判明し多少疲れた。



http://himeji.g-serve.net/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=112&forum=10

  体調不良
02/15 (火)

acchi.gif 車で北条の喫茶店(名前失念)。市政懇談会。2時間。その後、市議会の本会議質問について項目整理。今回は時間を議会改革HPで提言どおり、時間を細分化して質問する予定。取捨選択が課題。体調不良。昼食抜き。その後、同僚議員と懇談。最近、各種の問い合わせやメールも多い。体調不良本格化。Rに迎えに来てもらう。

  体調不良続く
02/16 (水)

kocchi.gif 発熱。体調不良。雪之介をワクチン注射に連れて行く。その後、市役所。請願について来客対応。その後、議会事務局。調査依頼など。その後、質問要旨まとめ。その後、自宅。その後、仁豊野の友人宅。その後、ガスト。市政懇談会。その後、豊富。体調不良続く。

  会派質問打ち合わせで激論!
02/17 (木)

acchi.gif 車で市役所。市議会合併問題調査特別委員会(閉会中調査)。まず企画局長から2月8日に協定書調印に至った経過説明など。その後、質疑応答。ガラガラ声で「合併特例債約500億円の使い途」について新聞報道(会見内容)「各町に約100億円ずつ配分」の真意を確かめておいた。縷々説明があったが、報道とは少し違うらしい。これから決めるというもののようだ。

しかし、市民へ伝わるのは新聞等のメディアを通してがほとんど。記者会見が重要な役割を果たすのは言うまでもない。行政の側が「会見のニュアンス」を大切にしたいというなら、市長会見ネット公開(姫路市の姉妹都市松本市)の取り組みも考えてみたらどうだろう(記者さんには嫌われるだろうが…)。

松本市市長会見のHP

委員会は私の質問の後、すぐに終了。その後、急いで本会議質問要旨を作成。昼食抜き。その後、車でウエルサンピア姫路夢前。市民クラブ予算・代表質問打ち合わせ会。意見交換。夕食後も、議会の報酬・視察改革について議論。議論百出。会派内でも世代間の感覚の差は大きいと感じる。どこの世界でも同じことかな。ライブドアの堀江社長の企業買収の手法がやり玉にあがっているが、私は彼のやり方がおかしいとは思わない。そういう時代がいずれ来ると思うから。彼がこの窮地を如何にこなしていくか。興味を持ってみている。

  ひなまつり発表会
02/18 (金)

puri2.gif 朝食後、車でH保育園のひなまつり発表会。今回で3回目だが、園児離れした演技に毎回感動させられる。M代議士夫人、秘書さんらのほか市幹部の奥様とも一緒に観劇。

挨拶では「市会議員を先生と呼んでちやほやしたり、ヨイショしたりする人もいる。私はそんなことが嫌いだが、浸かっていると感覚まで麻痺してしまうかもしれない。ここで子供たちの純真な気持ちの演技を見て、思いを新たに、議員になった初心を確かめて頑張ろうと思うのです」と挨拶した。今回はと備えたが不覚にも落涙。最近、洗濯と称して様々な状況を調査しているが、憤るようなことが多い。まじめに頑張っている人が報われる社会にするために、私も頑張らなければならない。

保護者のMさんから熱大丈夫ですかと心配された。HP日記を見て頂いているのだろう。ありがたいことだ。が、体調は不良そのもの(苦笑)。その後、市役所。各種打ち合わせ。その後、議会控室で作業。その後、自宅。

  体調不良長引く
02/19 (土)

acchi.gif 終日、自宅で調査作業。発熱はおさまったものの、喉の調子が悪化。咳・痰に悩む。Rの友人が遠方から来訪。あの寝屋川中央小の出身の方も。驚く。部屋にこもって朝方まで調査継続。

  下草刈り・消防団放水訓練・防犯灯の交換
02/20 (日)

kocchi.gif 8時から地域自治会の下草刈り作業。久方振りに鎌を使った。その後、消防団の放水訓練。防犯灯の交換作業も。私の住んでいる地区では防犯灯の交換作業も消防団の業務。

終了後、消防団の仲間と312号線沿いのジョイフル。私が小学校6年の時、1年生で毎日小学校に連れて行ったIくんが新たに消防団に入ってくれた。消防団の若年層の加入状況は都市部になればなるほど低下しているという。ありがたいことだ。消防団の申込書で改善すべき点が見つかった。

その後、実家。その後、自宅。体調芳しからず。夜から調査の予定も寝てしまう。ここまで回復が遅れているとは情けない。

  市長の掲げる情報公開の姿勢を支持する
02/21 (月)

kocchi.gif 車で山陽電車姫路駅前。定例朝の街頭演説。M代議士、K県議。終了後、みゆき通りのドトール。Oさんと朝の懇談会。

その後、市役所。同僚議員と懇談。その後、本会議場。平成17年第1回定例会開会。3月25日まで会期は33日。市長の所信表明演説、議案の提案理由説明など所信表明では「生活安全監」なるポストの新設が発表された。平常時は市民局等の総括をし、市民の健康や安全を脅かす事態の発生時には関係部局を統括して指揮にあたるという。機構改革の時に発表がなかったことから推測するに、機構より人ということだろうか。

その後、議会会議室。新人議員勉強会03会の打ち合わせ。その後、地下食堂の弁当。その後、各種調査の要請並びに回答の精査など。その後、車で県立姫路労働会館。県・市予算の説明や議案の説明など。質疑応答。

選挙。情報の選別。心の琴線に触れかけた。その後、再度、市役所。調査回答等の精査。市長は情報公開を施策の基本に掲げており、それを私も支持する。情報公開で先行する岡山市長の記事も新聞に載っていた。情報公開が民主主義の基本と。全く同感。加えて誠実であることも大切。

しかし、今日は怒り心頭だった。行政不信がもたらすデメリットを回避するために、様々な努力をし、多くの我慢もしている。それを斟酌しない。自分のことを棚にあげる。市民の信を考える人はいないのか。いずれ、その影響を享受することになるのは誰か。今日も悪い咳が残る。これだけ続くのは初めてだ。

  請願受付に対応
02/22 (火)

kocchi.gif 自宅で作業。電話で各種やり取り。毎日新聞の社会面に姫路市の退職金かさ上げ先送りの記事。姫路版だけでなく西日本全域に配られるという。一度書くと自ずからネタが集まるという。次はいい記事であるといいのだが。

その後、車で市役所。同僚議員と懇談。昼食抜き。市民の方の請願受付に対応。アドバイスしておいたのだが…。さてどうなるだろう。その後、他会派のベテラン議員が来訪。少々お怒りの様子。その後、別の会派の方も。これまた珍しい。こちらは本会議でガツンといくらしい。

その後、ある職員の方と善後策を打ち合わせ。その後、控室で作業。その後、記者クラブ。人事異動の方も。一目置かれる存在の猛者がまた一人いなくなる。…。その後、控室。質問の方針を決定。項目精査に入る。

  人事異動の季節…
02/23 (水)

kocchi.gif Rの車で市役所。質問作成など。昼食抜き。午後も作業。その後、ジャーナリストと懇談。姫路を離れるという。世話になった。最近寂しくなるような話ばかり。新天地て是非頑張ってほしい。一旦自宅。その後、地域の方と懇談。M中学の戦後の混乱期の話も。喧嘩の話などは私の頃と一緒。体調不良を心配される。咳が若干残る。

  一般質問は私一人に…
02/24 (木)

puri.gif R運転の車で市役所。質問前調査依頼ほぼ終了。資料作成など。その後、M代議士のT秘書来訪。打ち合わせ。その後、岡山県のSさん、同級生Yくん来訪。懇談。その後、夜遅くまで作業。残業中の方々と話す。結局、最後から2人目だった。Rに迎えに来てもらう。

会派の一般質問が当初の想定人員から結局私だけになってしまった。持ち時間はトータルで75分。国会ならありえない時間だ…。急遽、いくつかの質問を追加。少し市民参画に偏りがあり、バランスをとるために少し改編。帰宅後、更に作業。そのまま徹夜。仕事の遅さに我ながら辟易する。

  本会議の質疑通告のため、藻谷氏講演に出席できず…
02/25 (金)

akubi.gif 徹夜のまま質問原稿調整。急遽質問を追加したため、バランスを欠いたか。自ら運転し、市役所。12時の質疑通告締切になんとか間に合う。誤字やミスも多い。

その後、通告に基づく当局側のヒアリング。今回の質問で、自浄作用があるかどうかがわかる。なければ、私がやるしかない。念のため2問の時間も確保したい。信頼は音を立てて崩れるか。まずは信じるところからはじめたい。そう伝えておいた。

その後、会派で代表質問に立つK議員と懇談。その後、議会事務局。四方山話。某女性記者が転勤の挨拶にきていた。またもや転勤。希望のところに行けるという。顔が明るい。その方がいい。最後は静かに異動するようだ。その後、会派控室で意識を失う。来訪者に目を覚ますも、明晰ならず(笑)。

  でんすけ丼
02/26 (土)

kocchi.gif 312号線沿いのガスト。ある案件で打ち合わせ。その後、Rのお母さんが昼ごろ来姫。安田の一粒。でんすけ丼。でんすけとは瀬戸内でとれた大きな真アナゴのメスという。温麺もついてお得。

その後、手柄の文化センター。華道容真流いけばな展。友人Mさんの作品をはじめ、何人かの知人も出品しておられた。抹茶を立てて頂く。少し心が落ち着く。R曰く「姫路はお茶を立てて頂く機会が多い」。確かに、東京ではほとんどなかった。様々なイベント等に顔を出すからかもしれない。少し本格的に作法を習っておいたほうがいいかもしれない。と毎回思いつつ具体的行動に移さない。

その後、一旦自宅。雪之介とお母さんの初顔合わせ。その後、私の実家の面々と夕食懇談。

  家老屋敷跡の公園整備〜
02/27 (日)

acchi.gif 大手前公園で開催のとれとれ朝市に顔を出したかったが、民主党姫路総支部の幹事会に出席。昼まで。打ち合わせ。その後、N労出身の幹事のIさん、Yさんと懇談。少し本会議の質問内容や姫路市の実情を報告しておいた。

その後、自宅。ワクチン接種から一定期間が経過したため雪之介を初の散歩に連れていく。姫路城、三の丸広場、家老屋敷跡公園など。関係ないが、家老屋敷跡の公園整備はストップしたまま…。今回は質問しないが、このままではいつまでもあのままだろう。

その後、お母さんを見送る。その後、自宅で各種資料などに目を通す。なんと、神奈川1区選出の佐藤謙一郎代議士の秘書Sくんが自宅を訪問してくれたようだ。近くに立ち寄ったという名刺が置いてあった。水臭い。

  公益通報と職員ヘルプライン
02/28 (月)

kocchi.gif 早朝起床で本会議質問ならぬ別の原稿に推敲。その後、車で姫路駅前。定例朝の街頭演説。K県議。本会議質問の内容である市民負担についての説明責任と自らの襟を正すということについて。

その後、ビラ配りボランティアのYさん、Oさんとみゆき通りのサンマルクカフェ。懇談。その後、手柄のM代議士事務所。その後、市役所。議会事務局で作業。委員会答弁と各種調査結果を精査したところ、一部齟齬も見られた。が、後日、事実確認と方針が丁寧に説明されていたので、この件についてはこれで終わり。

今回はたいした内容でもないが、市議会委員会の答弁についての重さも認識していただかねば。その場限りの話も全て記録に残り、後でその責任は重くなる。一回や二回のことではない。

その後、本会議質問とは別の資料の修正など。昼食はファミリーマートの天そばドン兵衛大盛、豚まん。

その後、会派議員と懇談。私の質問の自ら襟を正す内容について、事実確認を求める声が他会派の議員からもあるという。議会の議決が不要な規則ならいざ知らず、条例に明確に規定されている内容。制定時在職した議員にも責任の一旦はある。

ただし、それは結果責任といわれるような軽微なものであって、そういった事実を議員が知っていたなら賛成しなかったと推測できる。今回は提出者の責任こそ重い。

その後、電話取材等に対応。内部の声がまたもや脇にそれて出ている。公益通報の整備も課題。先日、ある民間企業で内部告発者に対する差別的待遇について、損害賠償を認める判決があった。独立的な立場にある者を窓口にすることが必要。鳥取県に職員ヘルプラインといういい例がある。

過去にも、不正に名簿を入手した第三者から、名簿を買い取れと要求された事件もあった。こんな取引材料に使われたりすれば大変なことになる。不正や外に出したくない事件も自発的に公表し、まず自ら謝罪することで、逆に自浄作用を発揮して信頼を高めたところもある。危機管理の一つであり、規律保持やコンプライアンスの徹底のためにも必要だ。

その後、自宅。「あの太田市の課長たち」という本に目を通す。群馬県太田市の課長が全体朝礼として1人ずつ朝の庁内放送で1分スピーチをするという制度から、いい話を抜粋し、成果として出版した本。私と全く同じ発想の滞納整理課長の話もあった。先進的な取り組みで知られる同市だか、一見古く原始的な取り組みかもしれないが、意識改革には相当の効果かがあったようだ。これも本会議で提案したい。



[ホームに戻る]