Web版ひであき日記

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  (未定稿)旧陸軍「城北練兵場」の姫路市への払い下げ価格は安すぎた?!
2008年07月03日 (木)

kocchi.gif 事務所。農協帰りのNさん来訪。ガソリン代が高いので自転車で行ってきたという。地域の防犯灯設置や宅地開発の話題も。また、保育園に通うお孫さんが鉄棒の逆上がりができたということで目を細めておられた。

その後、梅ヶ谷・北平野のAMAL(アマル)で昼食。美味。お薦めである。先だって神戸新聞に大きく登場していた「世界遺産のまち ひめじ国際短編映画祭2008の実行委員のHさんらと遭遇。ヤングマダム多し。

その後、その後、遅れていた「竹さん通信」の編集を再開。その後、21時ごろ営業帰りのTさん来訪。政治談議。

昨日の姫路競馬に関する日記、旧陸軍「城北練兵場」の姫路市への払い下げ価格は、1坪25円、26,267坪で669,808円であることが判明。当時払い下げを実施した大蔵省大阪財務局に対して当時の会計検査院が「著しく安過ぎる(著しく低価に失する)」と指摘!!

『全国に散在する旧軍用地の売渡に当つては、国は一般に財産税課税価格に日本勧業銀行調査の全国市街地価格平均指数を乗じた金額を基準とするものであるが、この指数により算出した価格は物納財産の売渡に当り算出した時価とほぼ同一程度のもので、いずれも一般市価にくらべ相当低いものと認められる。

しかして、元練兵場又は連隊敷地のような広大な軍用地を一括し集団地としてしかも公共団体等に売り渡す場合には、他の場合にくらべ多少低価となるのはやむを得ないとしても、本件売渡価格は右基準価格に対し姫路市渡しの分は17%から32%、若松市渡しの分は19%に過ぎず、(中略)いずれも著しく低価に失するものと認められる。

本件土地は、姫路市渡しの分は競馬場、若松市渡しの分は市営住宅地、又日本繊維工業渡しの分は紡績工場用地として利用するもので、いずれも市内にあり、すべて将来発展の見込があるものと認められ、特に一般の売渡よりも低価とする必要はなかつたものと認められる。」

会計検査院の昭和23年度一般会計検査報告「不当事項-大蔵省 国有財産の売渡価格が低価に失したもの」より

会計検査院の報告書は国会や中央省庁にこそ配られるが、当時の姫路市など自治体の関係者が閲覧したとは考えにくい。また当時の検査院が厳しかったとも思えない。こんなものが今公式HPに公開されているとは驚きである。最近よく取り上げられている「公文書館」は必要かもしれない。実は確認のため、城北練兵場を検索をしていて見つけたのだが、姫路競馬の歴史がまた一つわかって面白い。

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