Web版ひであき日記

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  国会代表質問−菅代表の勝利
2003年09月30日 (火)

akubi.gif 起床後、新聞チェック。建設委員会で行われた荏原製作所との河川改修工事の契約の継続審査の決定について、各紙言及。別件での談合協力金追徴課税では本契約の解除は難しいようだ。「疑わしきは罰せず」という議論もある。

朝食後、建設の昨日に引き続き予算要望検討会。政務調査費の増額を正式提起。私は聞こえのいい話だけをするパフォーマンス議員ではない、聞こえの悪い話でも主張させてもらう。予算要望として市長部局と交渉すべき問題とも考えたが、現下の経済状況、過去の経緯、他にも見直すべき事項もあるとの話を受け、先輩方に対応等を一任。報酬審で拘束するという旧自治省の行政指導は理解している。著しく高額の場合や議員側の度重なる要望を拒否する手段としては有効だと思うが、姫路市には当たらない。

非二世・非事業家の普通のサラリーマンでも議会に入るようにしたい。家族を路頭に迷わせることを危惧しないようにしたい。政治の将来を考える市民の皆さんには、受益者負担の観点からも、有為の人材を政界に流入させることを理解してもらいたい。

(政治全般)
私は、逮捕される政治家の過去を調べたことがある。どんな人間が多いか?権力の中枢にいる人間か、カネで苦労してきた人間が多かった。政治には金がかかる。個人資産があればそれに手をつければいいだけかもしれない。ただ、金がなければ手をつけてはいけないヤミ献金や賄賂に走る、いや走らざるを得ない政界の現状もあったのだろう。

国会議員は二千万以上の給与がある。ただ、3人の公設秘書給与以外にも平均して10人近い秘書を雇い、皆財政的に苦しんでいる。個人献金の文化がない中で、政党交付金の支給を受けても足りないから、パーティー券の販売や政党を通じた献金で企業の力を借りている議員が多いのが現実だ。

「企業から献金をもらっても企業の言うことを聞きません」というのは、企業が営利集団である以上、道理の通らない話だろう。企業が見返りのない中で献金すれば背任という立派な犯罪なのだ。

私は、10年間の短い政治経験ではあるが、政治資金については、公的負担を拡充しないと絶対に政治はよくならないと思っている。公的負担とは結局、国民(市民)負担である。政治家の仕事で利益を享受するのは国民(市民)。企業や団体、特定の個人に対する献金の見返りとしての利益を配分するより、納税者たる国民(市民)に公平に利益が享受されるのが一番いい方法だと信じる。「企業・個人が個別利益を求めて献金する」以上、政治はよくならないと思う。お金は対価を示す指標。政治家がお金をもらった人のために動いてきた負の歴史がある。逆説的に言えば、公的負担によって政治家は市民のために動くのだ。

検討会終了後、昼食はミートソースのスパゲッティ。その後、前日同様に、K議員運転の車に同乗し市役所。感謝。

久方振りにパソコンチェック。政治とカネという私にも一家言ある掲示板の書き込みに集中。数時間かける。

その後も諸業務あるも一向に進捗せず、大残業(残業手当についてのお尋ねメールもありましたが、そういったものは議員にはありません。念のため)。12月議会の本会議質問者として会派で確認していただいた。何を聞こうか?というのも疑問に思ったことは、すぐ担当課に聞きに行っているからだ。

小泉総理と菅代表の論戦をテレビで見る。命を懸けた論戦の本会議。菅さんは原稿なし。小泉さんの絶叫する郵政民営化など簡保や郵貯の方針は全く議論がない。これから時間をかけて検討するとの答弁に呆れる。

大残業。12時前だが福祉部局にも明かり。驚く。自動車のため、国道312号線沿いのCOCO一番屋で野菜カレー5辛。

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